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【獣医師監修】犬が食べていいものや与える際の注意点を解説

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はじめに 

愛犬と一緒においしいものを楽しみたい、健康を考えて体によい食べ物を与えたいと考えている飼い主さんは多いでしょう。

その反面、愛犬に安心して与えられる食材には何があるのか、どのようなことに注意して与えれば良いのかわからない、とお悩みの飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そこで、今回は犬が食べて良い食材や、与える際の注意点についてご紹介していきます。

犬が食べて良いもの【肉類・魚介類】

犬にとって肉類や魚介類は重要なたんぱく源として、健康維持に重要な役割を果たしてくれます。

一般的に犬が肉を食べることには、特に問題がないと考えられがちですが、肉の脂身は肥満や消化不良のリスクがあること、魚の骨は食道を傷付けてしまうおそれがあるため、取り除いてから与えてください。

また、どちらも、生のまま与えることは避け加熱して与えるようにしましょう。

鶏肉

鶏肉といえば、高タンパク、低カロリーで知られており、特に皮膚や粘膜の健康維持に役立つビタミンAは牛肉の約10倍、豚肉の約3倍以上とかなり豊富に含まれています。

特にささみや胸肉はやわらかく、シニア犬など年齢問わず与えることができます。ほかに、レバー、砂肝、手羽先なども好んで食べてくれますし、与えても問題ありません。

ただし、鶏皮だけは、高カロリーで注意が必要なので、できれば取り除いてから食べさせてあげてください。

豚肉

豚肉は犬に必要な必須アミノ酸が含まれているほか、糖質をエネルギーに変換するのに欠かせないビタミンB1や、カリウムやリンなどのミネラルも豊富に含まれており、活動的な成犬の健康維持に特に役立ちます。

基本的にはどの部位を与えても良いですが、バラ肉は脂身が多いため、脂を取り除くか少量にとどめておくことをおすすめします。

牛肉

牛肉は多くの犬が特に好んで食べる肉ですが、良質なタンパク質を多く含み、鶏肉や豚肉に比べ、健康サポートに役立つ亜鉛が約2倍、鉄分が約3倍、ビタミンB12が約4倍含まれています。

栄養価が高い反面、カロリーも高いため、多くのエネルギーを消費する成長期の犬や、活動量の多い成犬に特におすすめです。

与える部位はどこでも構いませんが、脂身は脂肪の摂り過ぎにつながるため、取り除いて与えるようにしてください。

馬肉

馬肉といえば、高タンパク、低カロリー、低脂肪が特徴で、牛や豚と比較してタンパク質は約2倍、カロリーは約1/2、脂肪分は約1/5しかありません。

また、馬肉の脂は魚に近く、ほかの肉にはほとんど含まれていないオメガ3が豊富に含まれているのも特徴です。

アレルギーも起こしにくいといわれており、消化吸収にも優れているため、アレルギーを持った犬や、シニア犬などには特におすすめです。

ラム肉

ラム肉は、高タンパクで、ミネラル、ビタミン、脂質のバランスも良く、必須アミノ酸を多く含んでいます。

ほかの肉に比べ脂質はやや高めですが、不飽和脂肪酸が豊富なため、血液の健康維持に役立ちます。

成長期の子犬や、体重がやや少なめの成犬などに適しています。

七面鳥

日本ではそれほど一般的ではない七面鳥ですが、栄養価が高く、低カロリーでもある優秀な食材です。

ほかの肉に比べ、圧倒的に低カロリーでありながら、高タンパクで、脂質が低い特徴があります。

フードに混ぜることもできますが、七面鳥の肉は、ターキースティックなどの犬用おやつとして多く販売されています。

食いつきも良く、ほどよい硬さが特徴的で、歯やあごの健康維持にも役立つため、おすすめです。

アヒル肉(ダック)

アヒル肉のタンパク質は、ほかの肉に比べて消化吸収力にすぐれており、風味が豊かで嗜好性も高いため、食欲が不安定な子や、食の細い子でも食欲をそそり、しっかりと食事を摂ってくれることが多いのが特徴です。

筋肉の成長や、修復にも大きな役割を果たし、少量でも必要な栄養補給が可能なため、毎日の食事にムラがある愛犬にも最適です。

鴨肉

カモ肉はビタミンB群や鉄分、不飽和脂肪酸などが鶏肉よりも多く含まれている、大変ヘルシーな食材です。

また、アレルギーリスクも低く、鶏肉アレルギーを持っている犬でも、鴨肉は別種のタンパク質であるため、食べることができます。

マグロ

マグロは犬が食べても問題ない魚で、マグロを使用したドッグフードも数多く販売されています。

特に赤身にはタンパク質が多く含まれ、低脂質であるほかに、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸や筋肉増強に欠かせないアミノ酸を豊富に含んでいるため、積極的に摂取するとよいでしょう。

健康的な食材ではありますが、注意点として、生食はできるだけ避けること、大型の魚には水銀が含まれているため、毎日たくさん与えることは避ける、などがあります。

鮭はタンパク質が豊富に含まれているため、犬に与えても問題はありません。

オメガ3脂肪酸も豊富で、血液の循環を良好に保ってくれるため、シニア犬にもおすすめできます。

しかし、生で与えてしまうと寄生虫が付着しているおそれがあるため、しっかりと加熱してから与えてください。

ちなみにサーモンと表示されているものは鮭と思いがちですが、こちらはニジマスのことを指しています。

とはいえ、鮭とサーモンはどちらも栄養素は豊富で、犬に与えても問題はありません。

ブリ

ブリには血液をサラサラにする効果のある、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多く含まれており、犬の健康をサポートしてくれるため、与えても問題ありません。

ただし、アニサキス中毒の心配があるのでしっかりと加熱したものを与えるようにしてください。

サバ

サバはタンパク質や、オメガ3脂肪酸であるEPA、DHAのほかに、ビタミンDやビタミンB2・B12など多くの栄養素が含まれており、犬が食べても問題ありません。

そのなかでもビタミンDは、小腸や腎臓でカルシウムやリンの吸収を促進して、歯や骨を丈夫にするためのサポートをおこないます。

また、ビタミンB12は、神経機能の正常化や貧血予防に役立ちます。

さんま

さんまはタンパク質のほかに、オメガ3脂肪酸のDHAやEPA、ビタミンDやビタミンB12を多く含み、犬が安心して食べることができます。

DHAは脳の働きをサポートし、EPAは血液をサラサラにしてくれます。

ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートして骨を丈夫に保ち、ビタミンB12は貧血や認知症予防に役立ちます。

カツオ

カツオに含まれるビタミンB12は、神経機能や睡眠リズムの正常化のほかに、鉄分とあわせて、貧血予防にも役立ちます。

また、カツオの血合いはレバーに匹敵するほど栄養価が高いため、積極的に与えるとよいでしょう。

アジ

アジにはタンパク質やカルシウム、DHA、EPA、セレンなど豊富な栄養素を含んでいます。

特に、セレンには抗酸化作用や認知症予防の効果が期待できるほか、脂質も少ないため積極的に摂取することをおすすめします。

イワシ

イワシは高タンパクで低脂質な食材で、EPA、DHAも豊富に含まれています。ドッグフードの原材料として知られているサーモンと比べてもEPA、DHAともにイワシの方が多く含まれています。

ほかにもビタミンDが豊富に含まれており、カルシウムの吸収サポートの役割を果たしてくれます。

調理法次第で、骨や内臓まですべて摂取できることもイワシの特徴といえるでしょう。

タラ

タラなどの白身魚は、青魚や赤身の魚に比べて、アレルギーを起こしにくく、タンパク質が豊富でありながら、低脂質、低カロリーのヘルシーな食材です。

また、筋肉を増加させる効果も期待でき、特に老化により減少する「速筋」の肥大に効果が期待できるため、シニア犬に特におすすめです。

タイ

タイはタンパク質が豊富で、エネルギー源となるほかに、皮膚の乾燥予防や、脂肪をエネルギーへと変換する働きのあるナイアシンが含まれています。

与える際の注意点として、ほかの魚に比べ、骨が硬く太いため、取り除いてから与えてください。

ヒラメ

ヒラメは白身魚の代表格で、赤身や青魚と比べてもアレルギーを発症しにくいため、愛犬の体に優しい食材となっています。

ほかにもカルシウムやEPA、DHAを豊富に含んでいるので、おすすめの食材といえます。

カレイ

カレイはカルシウムやビタミンB群、カリウムなど、犬の健康維持に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。

特にカリウムは利尿作用があり、余分な水分を排出して、血圧を下げる効果が期待できます。

スズキ

スズキは低脂肪、高タンパクで、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンD、鉄分、カリウム、DHA、EPAなど豊富な栄養素を含んでおり、愛犬の健康サポートの面からも積極的に与えたい食材です。

鰻は動物性タンパク質のほかに、カルシウム、ビタミン、オメガ3脂肪酸など豊富な栄養素を摂取することができます。

また、人間同様に滋養強壮効果も高いので、体力が落ちている愛犬にも与えるとよいでしょう。

注意点として、鰻の血液に含まれている「イクチオヘモトクシン」という成分が中毒を引き起こす可能性があります。

加熱すると中毒成分が無毒化されるので、鰻を与える際にはしっかりと加熱をして与えてください。

ホタテ

ホタテはタンパク質やビタミンB1が豊富に含まれており、愛犬に与えても大丈夫ですが、生のホタテにはビタミンB1を分解してしまう「チアミナーゼ」という酵素が含まれているため、必ず加熱してから与えてください。

与える部分も、貝柱と貝ひも部分のみとしてください。

犬が食べて良いもの【果物】

果物に含まれるビタミンなどの豊富な栄養素は、人間同様、犬の健康維持にも大変役立ちます。

犬が食べても良い代表的な果物を、以下にまとめました。

いちご

いちごには、ビタミンCが多く含まれており、抗酸化作用や疲労回復への効果が期待できます。

また、免疫力を高める効果のあるポリフェノールや、整腸作用のあるペクチンも含まれています。

ヘタを取り、小さくカットするほかに、すりつぶして与えてもよいでしょう。

バナナ

バナナは栄養価の高い果物で、特にブドウ糖はエネルギー源となる成分で、疲労回復に効果的です。

また、水溶性の食物繊維であるペクチンやオリゴ糖が腸内環境を整えて、排便を促してくれ便秘の改善にも役立ちます。

みかん

みかんには抗酸化作用のあるビタミンCのほか、「βクリプトキサンチン」という成分が含まれており、骨粗しょう症やがんなどの予防にも良いといわれています。

また、食物繊維であるペクチンも含まれ、便秘予防にも効果が期待できます。

多少、消化に悪い面もあるので、子犬やシニア犬に与えるときには、果汁を絞って与えると良いでしょう。

メロン

水分と糖分を多く含んでいるため、夏の暑い日のおやつなどに適しています。特に赤肉のメロンに多く含まれている「βカロテン」は抵抗力をサポートします。

ただし、体質によっては、タンパク質に反応して、喉がイガイガしたり、口内が痒くなったりするアレルギー反応を起こすことがあるので注意してください。

スイカ

スイカは全体の90%が水分なので、低カロリーであり、夏の水分補給に最適です。

また、カリウムも豊富なので、利尿作用があるため、余分な塩分を排出してくれます。

水分が多いため、多めに与えても大丈夫ですが、お腹が緩くなることがあるので複数回に分けて与えてあげるとよいでしょう。

柿は抗酸化作用のあるβカロテンやビタミンCが豊富に含まれており、ほかに食物繊維も多く含まれていることから、とても健康的なおやつになります。

ただし、熟していない硬い柿や、渋柿などは食べることができないので与えてはいけません。

桃はビタミンCとカリウムが豊富で、整腸作用のあるペクチンも豊富なため、健康的なおやつといえますが、桃の葉や茎、種には中毒成分が含まれているため、注意が必要です。

特に、種には有毒成分である「シアン化合物」が含まれているため、誤食を防ぐためにも必ず取り除いてから与えてください。

パイナップル

パイナップルにはビタミンCやビタミンB1、食物繊維が豊富に含まれており、消化促進や免疫力の向上が期待できます。

皮や芯は腸に詰まるおそれがあるため、必ず取り除いてから与えてください。

キウイ

キウイには抗酸化作用のあるビタミンCのほか、タンパク質分解酵素の「アクチニジン」が含まれており、消化吸収を助けてくれます。

また、大半が水分であるため、水をあまり飲まない犬の水分補給としても役立ちます。

梨は大半が水分のため、水分補給に役立ちますが、ほかにエネルギーの代謝調整に効果的なカリウムや、腸内環境を改善させる食物繊維、タンパク質の消化をサポートする酵素であるプロアテーゼなどを含んでいます。

ブルーベリー

ブルーベリーには活性酸素の働きを抑制し老化予防や、目の疲れにも効果があるアントシアニンや、白内障予防など目の健康維持に役立つルテイン、アンチエイジングに効果的なビタミンEや腸内環境を整える食物繊維など、たくさんの栄養素が含まれています。

マンゴー

マンゴーは、成分の多くが水分ですが、ほかに、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維などさまざまな栄養素が含まれています。

甘みも強く、愛犬も喜んで食べてくれますが、糖分の摂り過ぎには注意してください。

栗はエネルギー源となる炭水化物を多く含んでいるほか、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンA、食物繊維、カリウムなど愛犬の健康維持に効果的な栄養素を、豊富に含んでいます。

犬が食べて良いもの【野菜】

人間にとって野菜は欠かせない食材ですが、犬にとっても野菜は健康をサポートする栄養素を含んだものがたくさんあります。

犬が食べて良い野菜は以下になります。

キャベツ

キャベツの代表的な栄養素はキャベジンとも呼ばれている「ビタミンU」で、胃粘膜の修復に作用し、荒れた胃を整えてくれます。

ほかにも食物繊維は便秘解消にも効果が期待できます。

ブロッコリー

ブロッコリーは豊富なタンパク質で、犬の成長から発達、免疫系などすべての部分に関わっているほか、「スルフォラフォン」という成分は抗酸化作用があり、病気予防や老化防止に役立つといわれています。

ほかに、ビタミンAやビタミンC、カリウムなど豊富な栄養素が含まれています。

きゅうり

きゅうりの成分はほとんどが水のため、水分補給をおこなうのに大変適していますが、カリウムも含まれており、体内の余計な塩分を排出してくれる効果が期待できます。

また、食物繊維が含まれているうえ、低カロリーなので、ダイエット中のおやつに与えてもよいでしょう。

大根

大根は、90%が水分で構成されており、水分補給に役立つほか、葉の部分には強い抗酸化作用を持つβカロテンやビタミンC、骨を強くするカルシウムなどの豊富な栄養素が含まれています。

枝豆

枝豆は、愛犬の健康に役立つ栄養素を豊富に含んでいます。

犬の成長や健康維持のすべてに関わっているタンパク質が豊富で、体内の過剰なナトリウムを排出するカリウムや、整腸作用のある食物繊維など多くの栄養素を摂取することができます。

かぼちゃ

かぼちゃは大変栄養価の高い野菜で、愛犬の健康維持におすすめです。

ビタミンB1、B2、ビタミンEのほかに、βカロテン、炭水化物、食物繊維とあらゆる栄養素が備わっている、愛犬の健康にとって大変有効な食材です。

にんじん

にんじんはβカロテンが豊富で、体内でビタミンAに変換されて、目や皮膚の粘膜を健康に保ちます。

また、抗酸化作用があり、免疫力の向上や老化防止にも役立ちます。

にんじんに含まれている食物繊維は便通を促し、便秘改善に効果的です。

ほうれん草

ほうれん草にはビタミンBやビタミンEのほかに、βカロテンなどが含まれていますが、そのなかでも鉄分が多く含まれています。

鉄分は赤血球の成分となって酸素を運ぶ役割を果たし、貧血予防にも有効です。

ピーマン

ピーマンにはβカロテンやビタミンC、ビタミンBなどさまざまな栄養素が含まれていますが、なかでもピーマンの緑色色素であるクロロフィルはビタミンCの酸化防止に加え、消臭や抗菌にも効果があります。

レタス

レタスはほとんどが水分で構成されていますが、少量ながらビタミン類や、食物繊維、カリウム、鉄分、カルシウムなどの栄養素がバランスよく含まれているのが特徴です。

じゃがいも

じゃがいもには、炭水化物が豊富に含まれており、体を動かすための重要なエネルギー源となっています。

また、食物繊維も多く、便秘の改善など、腸を整える役割が期待できます。

犬が食べて良いもの【穀物】

穀物には食物繊維やでんぷんが多く含まれており、胃腸を刺激して、消化吸収の促進や整腸作用が期待されます。

とうもろこし

とうもろこしの主成分は炭水化物で、疲労回復や、重要なエネルギー源として健康に役立っています。

少量でも必要なカロリーを摂取できるため、食欲不振の際のエネルギー補給に役立ちます。

納豆

納豆はタンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維のほかに、原料である大豆の栄養素の「大豆イソフラボン」、血糖値の上昇を抑える「ポリグルタミン酸」、血栓の主成分を溶解する「ナットウキナーゼ」など多くの栄養素が含まれています。

ご飯のトッピングやおやつとして与えることで、多くの効果が期待できます。

豆腐

豆腐は原材料である大豆の栄養素をたっぷりと含んでおり、高タンパク・低カロリー食品として愛犬の健康維持におすすめです。

抗酸化作用のある大豆イソフラボンのほかに、ミネラルなども豊富なため、愛犬におすすめの食材です。

犬が食べて良いもの【その他】

ここまでご紹介した物以外でも、犬におすすめの食材があります。

代表的な食材をご紹介していきます。

卵には、ビタミンCと食物繊維以外の栄養素がすべて備わっているため「完全栄養食」と呼ばれています。

タンパク質のほかに、犬が体内で合成できない10種類の必須アミノ酸すべてを備えています。

また、エネルギー源として貴重な脂質も豊富に含まれており、特に必須脂肪酸であるオメガ6脂肪酸のリノール酸が多く含まれています。

はちみつ

はちみつは、体内に入ると胃腸に負担をかけずに、すみやかに吸収される特徴があり、元気のない犬に対して、素早いエネルギー補給が期待できます。

また、オリゴ糖やグルコン酸には善玉菌を増やし、腸内環境を整える役割があります。

きのこ

きのこは低カロリーながら、食べ応えもあるので手作りご飯の具材としてもおすすめです。

食物繊維によって便秘の解消や、腸内環境を整える役割も期待できます。

犬が食べていいものを与える時の注意点

犬に問題のない食材でも与え方には注意が必要な場合があります。

特に注意すべき点についてご紹介いたします。

食物アレルギーに注意

食物アレルギーは、免疫機能がタンパク質に過剰反応することで発症します。

タンパク質を含んだ食材は、アレルギーを引き起こす可能性があるので、初めて与える際には少量にとどめておき、過去にアレルギーを発症したことがある場合には。与えないようにしてください。

与えすぎない

犬は毎日の食事で「総合栄養食」と記載のあるドッグフードを食べていれば、必要な栄養素を摂取することができます。

そのため、今回ご紹介している食材はあくまで、おやつやトッピングとして与えることが望ましいため、与え過ぎずに少量にとどめてください。

細かく刻んで与える

犬は、与えられた食べ物が大きくても、そのまま丸飲みしてしまうことがあります。のどに詰まらせてしまうと窒息する可能性もあり大変危険です。

与える際には、細かく刻んで食べやすいサイズにしてから与えてください。

持病のある犬は獣医師に事前に確認

健康な犬であれば、食べても問題のない食材でも持病を持っている犬に対しては有害なこともあります。

そのため、飼い主さんが自身で判断するのではなく、与える前に獣医師に確認してから与えるようにしてください。

まとめ

犬が食べて良い食材について解説いたしました。

私たちが日頃口にしている食材のなかにも、愛犬に与えることができる食材がたくさんあることがご理解いただけたかと思います。

しかし、本来は総合栄養食であるドッグフードを食べることが大切だということをご理解ください。

その上で、今回ご紹介した食材は、愛犬にメインで与えるものではなく、毎日の食事に加えてトッピングやおやつとして与えることが望ましいです。

当記事を参考に、愛犬の健康維持に役立つ食材を与えてみてはいかがでしょうか。

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