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アレルギー対策済みのおすすめドッグフード10選|選び方から予防法まで

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はじめに

犬も人間と同じようにアレルギーが出ることがあり、アレルギー症状に悩む愛犬家の方は多数いらっしゃるかと思います。実際にどんなドッグフードが愛犬のアレルギーに適しているのかが分からず、おすすめのドッグフード選びに奮闘していませんか?

そこで今回は、大切な愛犬のアレルギー症状に合ったドッグフード選びのために、その対策法とおすすめのアレルギー対策済みドッグフードを10個厳選しています。ドッグフード選びの参考になれば幸いです。

犬のアレルギーはドッグフードから!?

犬がアレルギーを発症するのには、さまざまな要因があります。具体的に挙げるとすれば、食べ物やハウスダスト、カビ、花粉、ノミ、ダニなどのアレルゲンがその原因となります。中でも毎日与えている食べ物、つまりドッグフードなどの原材料にアレルギーの原因となるものが含まれているのです。

ドッグフードの原材料を要チェック

それでは、どんなドッグフードの原材料がアレルギーを引き起こしやすいのかを実際に紹介していきます。犬がアレルギーを起こしやすいドッグフードの原材料は、穀類が多いものや肉類、卵、乳製品です。次では具体的にアレルゲンとなる原材料をお伝えします。

牛肉や大豆・とうもろこしなどは注意

ドッグフードでアレルゲンとなりうる原材料は、肉類の場合、牛肉や鶏肉などが挙げられます。穀類の場合、とうもろこしや大豆、米、小麦、大麦などで、そのほかには、鶏卵や牛乳・人間用のチーズ・バターなどの乳製品などに注意が必要です。小麦や大麦はグルテンが含まれているため、ライ麦なども避けた方が無難です。

アレルギーが起きにくい原材料は何?

それでは逆にアレルギーが起きにくい原材料はどういったものがあるのかを見ていきます。一般的にアレルギーとなりにくいとされている食べ物は、魚や馬肉・鹿の肉(ベニソン)・子羊(ラム)肉です(ラム肉はアレルギー反応を起こすワンちゃんもいるので危険性は半々)。

グルテンや穀物を含まないグルテンフリー・グレインフリーもアレルギーが起きにくいようなので、おすすめです。

消化しやすい原材料を選ぼう

ドッグフードの中でも消化しやすい原材料を使用したものは、犬の腸内環境にも良い為、アレルギーを引き起こしにくいと考えられています。それでは消化しやすいおすすめの原材料を具体的に見ていきましょう。

消化しやすい原材料

タンパク質を多く含む原材料の中でも良質なものは消化しやすく、アレルギーを引き起こしにくいとされています。良質なタンパク質の原料は、サーモンや青魚、十分に加熱したささみ、馬肉、鹿肉などがおすすめです。ただし生肉であったり、一度にたくさん与えすぎたりすると消化不良を起こしやすいので注意が必要です。

食物繊維が豊富な野菜なども消化を助けてくれます。さつまいもやキャベツ、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーを使ったドッグフードもおすすめです。

添加物には気をつけよう

合成着色料や合成保存料、酸化防止剤などの石油系添加物や化学合成物質もアレルギーを引き起こす可能性はあるので、気を付けておくに越したことはありません。賞味期限の長いものには使用されている可能性が高まりますが、全てがあてはまるわけではありませんので、見極めも大切です。

そのほかにも、香料や甘味料、BHA、BHTなども犬にとっては不要なものですので、これらの添加物が含まれていないものを選んであげましょう。

そもそも犬種やライフステージに合わせたドッグフードをあげよう

ワンちゃんはそれぞれに犬種や体格、年齢なども異なります。犬種や年齢の節目(ライフステージ)、体のサイズに合ったドッグフードを与えてあげることが大切です。次はそれぞれの犬種やライフステージにおいて、どのように工夫すればよいかを紹介していきます。

粒の大きさは犬の大きさによって調整する

ドッグフードの粒の大きさは、犬のサイズやライフステージによって調整の必要があります。超小型犬に粒の大きなドッグフードを与えたり、運動量の多い大型犬に粒の小さなドッグフードを与えたりはしないものです。

大きな犬には運動量や筋肉量に合わせた粒の大きいドッグフードを、小型犬には体のサイズに合った小さめの粒のドッグフードを与えるようにしましょう。

犬の年齢によってドッグフードを調整してあげよう

犬の年齢(ライフステージ)によっても与える量や大きさ、栄養バランスなど調整が必要です。大別すると3つに分かれ、成長段階の「子犬用」と成長期を過ぎた「成犬用」、体力の衰えた「老犬用」となります。

子犬の場合は消化不良を起こしやすいので、哺乳期には犬用のミルクを、離乳期ぐらいまでの子犬には子犬向けのドッグフードをやわらかくふやかして与えましょう。成長期には少しの量でも栄養価が高いものを、成犬用なら子犬ほどの栄養は必要ないので、肥満や病気にならないよう運動量などにも合わせた成犬用ドッグフードを選びます。

7歳以上の老犬は体力や毛並みも落ち、消化機能や歯も衰えていきますので、半生タイプや小粒に切り替える必要がありますし、良質なタンパク質を含み、食物繊維も多く、低カロリーのドッグフードなどが老犬用向けです。

小型犬か、中型犬か、大型犬かによって成長段階は個体差があり、子犬用は小型犬の場合、生後10ヶ月位まで、中型犬は1歳位、大型犬になると1歳半ぐらいまでです。成犬用は小型犬が10ヶ月から6歳ぐらいまで、中型犬が1歳から6歳ぐらいまでを目安と考えます。

アレルギー対策済みのドッグフードTOP10

商品名値段容量1日あたりの金額おすすめ度(10段階評価)食いつき(10段階評価)主原料ライフステージ原産国市販orオンライン特徴
1.UMAKA5,478円 (税込)1.5kg331円(税込)3.93.3鶏肉・鰹節全犬種日本オンライン国産華味鳥を使用
2.モグワン4,708円(税込)1.8kg円(税込)4.854.67骨抜き生チキン・生サーモン全犬種イギリスオンライン動物性タンパク質50%以上・グレインフリー
3.このこのごはん3,850円(税込)1kg円(税込)4.24.5鶏ささみ・鹿肉・マグロ全犬種日本オンライン小型犬の悩みに対応・食いつき抜群
4.カナガンドッグフード5,412円(税込)2.0kg円(税込)3.894.67鶏肉・さつまいも・えんどう豆全犬種(生後2ヶ月から)イギリスオンライン高タンパク・食物繊維配合・グレインフリー
5.ブッチ3,300円(税込)2.0kg円(税込)3.95.0ビーフ・ラム・チキン全犬種ニュージーランド一部のペットショップやペットサロンでも販売素材が新鮮・グレインフリー・人工添加物不使用
6.ペトコトフーズ7,090円(12パック・税込)150g×12パック300~800円4.04.5国産鶏肉・スケトウダラ全犬種日本オンライン米国獣医栄養学専門医がレシピを開発・保存料着色料不使用
7.安心犬活3,100円(税込)800g508円4.15.0牛・鶏・馬・魚肉・豚レバーの生肉全犬種日本オンラインタンパク質・ビタミン・鉄分をバランス良く配合
8.馬肉自然づくり3,480円(税込)1kg262円3.34.5馬肉・鶏肉・玄米全犬種日本オンライン高タンパク・抗酸化作用食材使用で涙やけ・下痢予防に良い
9.ドッグフーズおさかな6,600円(税込)2kg(1kg×2袋)302円4.6焼津産のカツオとマグロ全犬種(4ヶ月~)日本オンライン焼津で水揚げされた刺身用鰹と鮪を使用・グレインフリー
10.ネルソンズドッグフーズ8,580円(税込)5kg165円4.0チキン50%・サツマイモ・バターナッツスカッシュ全犬種イギリスオンラインしっかり噛める粒の大きさ

1.UMAKA(うまか)

九州の銘柄鶏「華味鳥」を100%使用した高タンパク・低脂質でヒューマングレードのドッグフード。値段は5,478円 (税込) で、容量は1.5kg、1日あたりの金額は331円(税込) 、主原料は鶏肉・鰹節で、全犬種向け、原産国は日本、オンラインのみの販売となっており、国産華味鳥を使用しているのが主な特徴です。

SNSでの反応は「フードの中には横を向いて食べ始めるのに時間のかかるものもありましたが、『うまか』のにおいや食感に抵抗なく食べ始める事ができました」Amazonレビューより

2.モグワン

食いつきの良さと犬の健康を重視した獣医師推奨のドッグフード。値段は4,708円(税込)で、容量は1.8kg、1日あたりの金額は◯円(税込)、主原料は骨抜き生チキン・生サーモンで、全犬種向け、原産国はイギリスで、オンラインのみの販売となっており、動物性タンパク質50%以上・グレインフリーが主な特徴です。

SNSでの反応は「長く与えていたフードが手に入らなくなったので いくつか試しましたが、食付きも良く、便の具合も良いので決めました」出典元:Amazon

3.このこのごはん

小型犬の健康と食いつきに配慮して開発された国産ドッグフード。値段は3,850円(税込)で、容量は1kg、1日あたりの金額は◯円(税込)、主原料は鶏ささみ・鹿肉・マグロで、全犬種向け、原産国は日本で、オンラインのみの販売となっており、主な特徴は小型犬の悩みに対応した点と食いつきが抜群という点です。

SNSでの反応は「ご飯を『このこのごはん』にかえてもすぐに完食し、うんちの臭いも気にならなくなりました。今後も『このこのごはん』を活用してあげたいと思います」出典元:Amazon

4.カナガンドッグフード

新鮮チキンを50%以上使用し、野菜やハーブもバランス良く配合した栄養豊富なドッグフード。値段は5,412円(税込)で、容量は2.0kg、1日あたりの金額は◯円(税込)、主原料は鶏肉・さつまいも・えんどう豆で、全犬種(生後2ヶ月から)向け、原産国はイギリスで、オンラインのみの販売となっており、特徴は高タンパク・食物繊維配合・グレインフリーです。

SNSでの反応は「13歳の大型犬がいつものドッグフードを食べなくなり買いました。食いつきもよく食べてくれました」出典元:Amazon

5.ブッチ

ニュージーランドの最高等級の原材料だけを使った無添加ペットフード。値段は3,300円(税込)で、容量は2.0kg、1日あたりの金額は◯円(税込)、主原料はビーフ・ラム・チキンで、全犬種向け、原産国はニュージーランドで、一部のペットショップやペットサロンでも販売しており、素材が新鮮で人工添加物を使用しておらず、グレインフリーという点が主な特徴です。

SNSでの反応は「お肉のパテのようにジューシーで、とてもよい香り。天然の海藻を保存のために使っており、保存料や添加物なども入っていないので安心です」出典元:Amazon

6.ペトコトフーズ

新鮮な国産素材をメインに使用。ヒューマングレードのフレッシュペットフード。値段は7,090円(12パック・税込)で、容量は150g×12パック、1日あたりの金額は300~800円、主原料は国産鶏肉・スケトウダラで、全犬種向け、原産国は日本で、オンラインのみの販売となっており、主な特徴は米国獣医栄養学専門医がレシピを開発した点や保存料・着色料を使用していない点です。

SNSでの反応は「お友だちのワンちゃんの誕生日プレゼントで購入。もともと食が細かった子がこのごはんだとモリモリ食べていたときいて私まで嬉しくなりました!」出典元:Amazon

7.安心犬活

食物アレルギーに配慮した国産で無添加・グレインフリーのドッグフード。値段は3,100円(税込)で、容量は800g、1日あたりの金額は508円、主原料は牛・鶏・馬・魚肉・豚レバーの生肉で、全犬種向け、原産国は日本で、オンラインのみの販売となっており、タンパク質・ビタミン・鉄分をバランス良く配合している点が主な特徴です。

SNSでの反応は「友人が糖尿病の疑いがあるという事で即購入してあげました。300以上あったのが160下がったと聞き嬉しく思っています」出典元:Yahoo!ショッピング

8.馬肉自然づくり

新鮮な熊本育ちの馬刺しを中心とした高タンパクで低脂肪、栄養バランスも良いドッグフード。値段は3,480円(税込)で、容量は1kg、1日あたりの金額は262円、主原料は馬肉・鶏肉・玄米で、全犬種向け、原産国は日本で、オンラインのみの販売となっており、高タンパク・抗酸化作用食材使用で涙やけ・下痢予防に良い点が主な特徴です。

SNSでの反応は「初めての購入で試しに少し与えてみたところ、ためらいもせずバクバク食べてくれました」出典元:Amazon

9.ドッグフーズおさかな

創業100年以上の焼津の鰹節屋が作るお魚100%のアレルギー対応ドッグフード。値段は6,600円(税込)で、容量は2kg(1kg×2袋)、1日あたりの金額は302円、主原料は焼津産のカツオとマグロで、全犬種(4ヶ月~)向け、原産国は日本で、オンラインのみの販売となっており、主な特徴は、焼津で水揚げされた刺身用鰹と鮪を使用している点やグレインフリーという点です。

SNSでの反応は「17歳のおばあちゃんワンコでもともと嗜好が強くフードジプシーでしたが、この商品は良く食べてくれます」出典元:Amazon

10.ネルソンズドッグフーズ

中型犬・大型犬におすすめできる粒大きめでグレインフリーのドッグフード。値段は8,580円(税込)で、容量は5kg、1日あたりの金額は165円、主原料はチキン50%・サツマイモ・バターナッツスカッシュで、全犬種向け、原産国はイギリスで、オンラインの販売と成っており、しっかり噛める粒の大きさが主な特徴です。

SNSでの反応は「どれもそれなりに以前よりは改善したが、ネルソンズにしたらピタリと臭くなくなった。とりあえずこれを与えていると耳が臭くならない」出典元:Amazon

アレルギーの種類について

犬のアレルギーにもいろんな種類があり、最も多いのは食物アレルギーですが、そのほかにも「アレルギー性皮膚炎」や「花粉症」などがあります。それぞれの症状がどういったものかを紹介していきます。

アレルギー性皮膚炎

犬のアレルギー性皮膚炎は、食べ物によって引き起こされるものと環境中のアレルゲンが原因となるものがあり、環境中のアレルゲンは、花粉やカビ、ノミ、ダニなどです。アレルギー性皮膚炎になると、アレルゲンが引き金となって皮膚のかゆみや赤み、フケやかさぶた、脱毛などが現れ、頻繁に体を噛んだり舐めたり、体や頭を家具にこすりつけたりします。

そのような症状が見られたら、さらに悪化するのを避けるため、動物病院にすみやかに相談するのがおすすめです。

花粉症

犬にも花粉症はありますが、症状は人間と違います。犬の花粉症はどちらかというと皮膚炎の症状(かゆみ・発疹・炎症)がメインです。人間のようにくしゃみや鼻水の症状もあるにはありますが、多いのは皮膚の症状で、かゆがったり、発疹が出たり、舐めたり引っ掻いたりが多くなったら花粉症の疑いがあります。

気付いてあげられるのは飼い主さんだけなので、ワンちゃんが痒そうにしていたら早めに気付いてあげましょう。

アレルギーの予防法や検査方法は何がある?

アレルゲンによって引き起こされる症状・病気について分かったところで、今度は犬のアレルギーを予防するための方法や検査方法について紹介していきます。

予防法

犬のアレルギーを予防するには、「ストレスをできるだけ与えないこと」「食事を改善すること」「運動させてあげること」が有効です。では、それぞれ分かりやすく解説していきたいと思います。

ストレスをできるだけ与えない

犬のアレルギーの症状が治りにくくなってしまう原因の1つに、ストレスもあります。いわゆる「心因性」のものです。この場合は、ストレスの元となるものを排除することが大切といえます。たとえば、音であったり、環境であったり、要因はそれぞれですが、愛犬の欲求不満や不安を取り除いてあげるようにすることで解決できるかもしれません。

食事改善

犬がアレルギーを引き起こす原因の1つに食べ物が挙げられますが、原因となっている原材料に気を付けて、その原材料が使われていないものを選ぶようにします。アレルギーの元となる原材料を見直すのはもちろんのこと、消化しやすいものに変えてみたり、犬種やサイズ、ライフステージに合った餌を与えてみたりすることが大切です。

運動

運動不足がアレルギーの症状を悪化させている可能性もあります。適度に運動をさせてあげることで免疫機能が上がり、アレルギーの反応を抑える機能の働きが活発になれば、体質の改善につながります。ただし、花粉が原因である場合、花粉量の多い日や時間帯を避けて散歩させるなど工夫が必要です。

また激しい運動をさせると、ストレスになってしまって免疫機能が低下することもあるので、運動量も見極めが必要となります。

検査方法

犬のアレルギーを検査する方法としては、「リンパ球反応検査」と「アレルゲン特異的lgE検査」が挙げられます。それでは、これらが実際にどんな検査なのかについて見ていきましょう。

リンパ球反応検査

体の中の免疫細胞の1つであるリンパ球がどの食材に反応するのかを知ることができるのがリンパ球反応検査で、この検査を行うことは、アレルゲンとなる食材や原材料を避けたドッグフード選びにつながります。

リンパ球反応検査は、食物タンパクと血液検査で採取したリンパ球とを反応させてリンパ球の数を調べるという方法です。この検査では愛犬の免疫力もみることができます。

アレルゲン特異的IgE検査

こちらの検査では環境アレルゲンを特定することができます。食べ物以外にアレルゲンとなりうる花粉やカビ、ダニ、ハウスダストなど、どの環境アレルゲンに反応するかどうかでアレルギーの有無がワンちゃんの血中濃度で分かる検査です。

アレルゲンが特定できれば、その原因となるアレルゲンを避ける手立てが見つかり、適切な治療も受けられます。アレルギー反応が出なければ、それはそれで安心です。

まとめ

アレルギーに対応したおすすめのドッグフードと対策について紹介してみましたが、ピンときた内容はありましたか?すべてのワンちゃんに当てはまるわけではありませんが、もし原因となるものや気になるものが見つかれば幸いです。

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