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- はじめに
- アメリカンショートヘアの値段の相場はいくらなの?
- アメリカンショートヘアの値段が異なる理由とは?
- アメリカンショートヘアを購入するのに安い時期はある?
- ネコを選ぶ際に注意したポイント
- アメリカンショートヘアを飼うにはどんな人が向いている?
- アメリカンショートヘアを飼うのにかかる生涯費用まとめ
- まとめ
はじめに
アメリカ出身のアメリカンショートヘアはしっかりした体つきに目がくりんとしてとても可愛らしい猫種です。
明るく好奇心旺盛で人懐こい性格をしているため迎え入れたいとお考えの方も多いのではないのでしょうか。
本記事では、アメリカンショートヘアを購入するにあたっての価格の相場や、購入場所などをわかりやすくご紹介します。
アメリカンショートヘアの値段の相場はいくらなの?
猫種や購入元によって販売価格はさまざまです。
アメリカンショートヘアの場合、値段の相場が6万円〜40万円ほどと差が出てきます。
シェルターや里親からの譲渡費用相場
シェルターや里親から購入する場合は、子猫とは限らず成猫や老猫などもいます。
基本的に子猫の方が高値で取引されることが多いので値段はさまざまです。
また、譲渡の際に色々な基準が設けられています。その基準を満たさない限りシェルターや里親からの譲渡はできません。
アメリカンショートヘアは人気が高い猫種なのでシェルターや里親からの譲渡はタイミングや運次第といえそうです。
ペットショップでの購入価格相場
ペットショップで購入できるアメリカンショートヘアは、契約ブリーダーや自社(自家)繁殖など、多くが生体市場経由で仕入れられたものになります。
相場は15万〜30万ほどで、平均的に20万円前後です。
ペットショップでの購入の場合、購入後に育て方やしつけなど相談しやすいことがメリットといえます。
初めての猫の飼育でわからないことが多い方は、必要なものを購入する際にいつでも質問しやすいのでおすすめです。
しかしペットショップでの購入の場合は、親猫が見られないケースがほとんどなので、購入予定の子猫がどのように育っていくかの予測はつけにくいのがデメリットといえます。
ブリーダーからの購入価格相場
ブリーダーとは、血統書付きの猫を産んでもらう親猫の飼育をしたり猫種の繁殖をしたりして販売する職業です。
特定の猫種にこだわりを持ち繁殖していることが多い分、その猫種についての知識が豊富です。
ブリーダーからの購入価格は6万〜20万円ほどが相場で、平均的に15万円くらいでしょう。ペットショップに比べ、中間費用がかからない分安く抑えることができます。
ブリーダーで購入するメリットは、ペットショップより費用を安く抑えられることと、親猫の様子を見られることです。親猫を見ることによって、子猫がどのような見た目や性格に育っていくかの予測がつきやすくなります。また育ってきた環境を見させてもらえる場合もあるため、迎え入れる際の参考にもなるでしょう。
子猫の価格は公開していないことが多いので直接問い合わせてみてください。
優秀なブリーダーの見分け方
ブリーダーは動物取扱業の登録と動物取扱責任者の資格が必要です。
その中でも知識に大きな差があります。
アメリカを拠点としているTICAとCFAの2つのどちらかの認定を受け登録ナンバー証のある純血猫のブリーダーを行っている方を「キャッテリー」といいます。
色々なクラブから発行される血統書ですが、全世界に認められている正規の血統書はキャッテリーしか発行できません。
購入する際にキャッテリーかどうか確認することもブリーダーを選ぶときの目安にしてみてください。
このほか見分け方として、住所や経歴などの身元がはっきりしているか、飼育環境を快く見せてくれるか、購入後のサポートはしっかりしているかなどがあります。
最低限の条件しか満たしていないから知識が少ないとか、キャッテリーなので優れているとは一概にいえません。
どのようなブリーダーなのか最低限調べた上で購入するようにしましょう。
アメリカンショートヘアの値段が異なる理由とは?
アメリカンショートヘアの値段は、毛色の違いや血統書がついているかなどがあります。
血統書がついている
血統がはっきりしていないと、病気にかかりやすかったり先天性の障害をもっていたりする可能性がでてきます。
血統書がついているということはその辺りがはっきりしているという証拠になるため価格が高くなるのです。
また、血統書にはスタンダードという定められた基準が設けられています。
スタンダードとは、品種ごとに毛並みの良さや、目の形などさまざまな角度からチェックされた理想的な基準です。猫の美しさを審査するキャットショーでも、スタンダードを基準としているので、スタンダードに近ければ近いほど高い評価がされるのです。
毛色の違い
アメリカンショートヘアの定番の毛色は、シルバークラシックタビーです。
このほかにブラウンタビーやブルータビーなどがあります。
代表的なタビー系(渦巻き柄)が6万円〜20万円ほどで、タビー系+ホワイトが30万円〜40万円ほどとホワイトのポイントが入ると高くなります。
アメリカンショートヘアを購入するのに安い時期はある?
アメリカンショートヘアを購入する季節や時期などで価格が安くなるということはありません。
アメリカンショートヘアの価格は「月齢」がポイントとなります。成猫より子猫の方が人気です。生後半年くらいたつと子猫とは言えない大きさになるため人気が落ち着いてきます。そのため半年くらいまでの子猫のほうが高いことが多いのです。
ネコを選ぶ際に注意したポイント
アメリカンショートヘアに限らず、ネコを選ぶ際には注意したいポイントがあります。
どのようなことに注意してネコを選べば良いのでしょうか。
ネコの健康状態
長く一緒に生活していく大切な家族です。少しでも長く一緒に生活するために、健康面もしっかりチェックしましょう。
まずは見た目でのチェックが重要です。
健康なネコの目は、透明で光沢感があります。目をチェックしてみて、輝いているか、目ヤニがたくさんついていないか、充血や傷がついていないかなどを確認してみてください。
少しくらいの目ヤニの量は普通ですが、膿状や乳白色の物がたくさんついている場合は何らかの病気の可能性があります。
皮膚や被毛は、毛にツヤがあるかフケが出ていないか、脱毛症の症状がみられないかをチェックしてみましょう。
毛がたくさん抜けていたり、汚れていたりする場合は病気の可能性があります。
歩き方を見て、四肢がしっかりしているか、歩く時にふらついていないかをチェックしてみてください。直接足を触ってみて痛がらないかも重要なポイントです。
このほかに、遺伝子検査というものもあります。猫に遺伝的な疾患や欠陥がないかをチェックする検査です。
遺伝子検査がされていない場合、親猫を確認すると遺伝的疾患があるかないかの参考になります。
猫種によって特有な疾患が少なく体の強い猫は比較的健康上のトラブルが少ない傾向です。
選ぶ際に、猫種も参考にしてみると良いでしょう。
ネコの特性や性格
猫種によって、特性や性格が違います。
一般的に長毛種は温厚で、短毛種は活発な傾向にあるといわれていますが、個体差もあります。
おとなしい性格のネコと静かに暮らしたい、活発なネコとたくさん遊びたい、甘えん坊なネコとたくさんコミュニケーションをとりたいなど、どのようなネコが自分のライフスタイルに合うかしっかり考えて選ぶことが大切です。
アメリカンショートヘアを飼うにはどんな人が向いている?
アメリカンショートヘアは人懐っこく遊ぶのが大好きな猫種です。
かつてねずみ捕りのワーキングキャットとして活躍していました。活発で運動量も多く運動神経も良いため、少しやんちゃな面もみられます。
コミュニケーションを求める猫種なので、一緒にいる時間を作ってあげられる人や、最低でも1日5分〜10分遊んであげられる人に向いています。
運動神経が良いので、高いところに飛び乗ったり走り回ったりとやんちゃな面が見られます。アメリカンショートヘアと一緒に暮らすなら、その辺りをしっかり注意しながら飼わなければいけません。全体的に骨太で、筋肉もよく発達しています。簡単に怪我はしないので遊ぶ時にも安心して遊べるでしょう。
アメリカンショートヘアは賢く協調性に優れています。
猫に人間の言葉はわかりませんが、賢いアメリカンショートヘアは人がしゃべっている話し方や声のトーンで飼い主の言いたいことの意図を読み取り理解できる猫種です。
名前を呼ぶとすぐに反応してくれます。
話しかけることはコミュニケーションの1つです。アメリカンショートヘアはコミュニケーションをとることをとても好むので、たくさん話しかけたり遊んだりできるネコとの生活を望んでいる人にとても向いているといえるでしょう。
アメリカンショートヘアを飼うのにかかる生涯費用まとめ
アメリカンショートヘアを迎え入れるということは、1つの命を預かるということになります。可愛いだけの生半可な気持ちで迎え入れることは不可能です。
しっかり相手をしてあげることはもちろんのこと、色々な金銭的な負担も理解しておく必要があります。
アメリカンショートヘアの平均寿命は12年〜13年くらいで個体差もあるため、それ以上生きる個体も少なくありません。
アメリカンショートヘアを飼うには生涯でどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
餌などの日常品にかかる費用は?
アメリカンショートヘアを飼う上で、日常的に費用がかかるものは餌とトイレ関係です。
餌は種類によって変わってきます。入っているものにこだわっている種類などは価格も高めです。トイレの砂も定期的に購入しなくてはいけません。
1ヶ月間の場合
餌は種類にもよりますが、1ヶ月分で4000円くらいかかります。
それに加え、おやつもあげる機会があるのでそれ以上の費用がかかってくるでしょう。
トイレの砂も1ヶ月1袋くらいは必要なので、500円以上は見ておかなくてはいけません。
そのほかに、消耗品の爪研ぎや、おもちゃなどの費用もかかってきます。
生涯の費用
最初に揃えるものだけでもたくさんあり、3万円以上はかかるといわれています。
それに加えて、育てる際にかかる餌代、トイレの砂代、おもちゃ代などいろいろなことにお金がかかってきます。
月の餌代を4000円で計算したら、1年で48000円です。それにおやつの代金も合わせると年間50000円くらいはかかる計算になります。
トイレの砂も500円で計算して1年で6000円です。おもちゃや爪研ぎも定期的に買い足す必要があるものです。
しかし、この金額は最低の金額でしかありません。
餌も色々な種類があり値段もさまざまです。食べてくれる餌が高い種類のものしかなかったり、病気になり食べられる種類が高い餌になったりする場合もあります。
トイレの砂に関しても、最低限の金額です。頻繁に砂を綺麗にしてあげないといけないデリケートな性格のネコの場合もっと砂を買う頻度は上がってきます。
日常的にかかる費用だけでもこの金額×寿命と考えると結構な金額になるのです。
トリミングや予防接種にかかる費用は?
日常的にかかる費用以外にも、トリミングや予防接種にかかる費用もあります。
トリミングとは、毛のカットや被毛全体のお手入れのことをいいます。しかし日本では、シャンプーやブラッシング、爪切り、耳掃除といったカット以外のグルーミングも合わせてトリミングと呼ぶことが多いです。
ネコにトリミングは必要ないと考えている方も多いかもしれませんが、長毛種や皮膚に疾患がある個体には必要な時もあります。
自宅でトリミングやグルーミングをする場合は、節約になりますが大変です。
サロンに移動するとなると少なからずネコへの負担になります。自宅でできるならネコが嫌がらないように子猫の頃から少しずつ慣らしながらやる必要があります。
ブラッシングは長毛種だけでなく、短毛種にも必要なことです。
日頃からブラッシングは気持ちいいものだと感じてもらえるよう優しく行いましょう。
猫は水を嫌う動物なのでシャンプーをするとなると大変な作業です。耳に水が入らないように気をつけて短い時間で終わらせましょう。
三種混合の予防接種の値段は5000円程です。
このほかに、オスの去勢手術に20000円ほど、メスの避妊手術には30000円ほどかかるといわれています。
医療費も初診に1000円〜2000円ほどで、これに加えて診察代や薬の代金にかかってきます。
1ヶ月間の場合
長毛種で毛玉が気になったりする場合は、プロに任せるのがおすすめです。
プロに任せた場合サロンによって差もありますが、短毛種で5000円前後、長毛種で6000円前後かかってきます。
しかし、犬に比べて猫のトリミングは一般的に浸透していません。そのため猫を迎え入れてくれるところは少ないのが現状です。
生涯の費用
自宅でトリミングをする場合にも、シャンプーや爪切り、耳掃除の道具、グラッシング用ブラシなどいろいろなケア用品に費用がかかってきます。
費用はさまざまですが、それぞれ1500円程度くらいで購入できます。
1回購入したからといって一生涯使えるわけではありません。どれくらいの頻度で買い換えるかなどにより生涯でかかる費用に差が出てきます。
ネコにストレスを与えることなく、長生きしてもらうためには大切な出費です。
基本的にネコは病気になりにくい動物です。しかし病気になった時には初診代、診察代、薬代に加えて手術代もかかってくることがあります。
病気にならず全く病院代がかからなかったという場合もありますが、万が一病気になった時に費用を気にせず治療を受けさせてあげられるようにペット保険に入っておくのも良いでしょう。
まとめ
アメリカンショートヘアを迎え入れるには、どこで購入するかで金額の差が出てきます。
どこで購入しようとも出会って迎え入れるということは運命です。
「この子に決めた、一生大切に守る」という気持ちと共に、命を預かる分の費用もかかってくることを理解しなくてはいけません。
しっかり気持ちと費用の準備ができた時がお迎えの時です。
アメリカンショートヘアと楽しく過ごしていきましょう。