ラブラドールレトリバーの平均寿命はどのくらい?長生きのコツを解説

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はじめに

「ラブラドールレトリバーの平均寿命と最高寿命について知りたい」

「長生きするコツを知りたい」

愛犬家なら誰しもこのような思いを抱いているのではないでしょうか。

さて、今回は、犬種の中でもラブラドールレトリバーについて、その平均寿命と最高寿命、長生きの秘訣や病気のことについてまとめてみました。

本記事を読み進めることで、ラブラドールレトリバーの寿命について理解でき、長生きのポイントをつかむことができます。

ぜひ、参考にしてください。

ラブラドールレトリバーの平均寿命と最高寿命について

愛犬を長生きさせるためにはまず、寿命について理解を深めることが必要です。

ここからは、ラブラドールレトリバーの平均寿命と最高寿命について解説していきます。

ラブラドールレトリバーの平均寿命は何歳?

ラブラドールレトリバーの平均寿命は10歳~12歳くらいと言われています。

大型犬の平均寿命は10歳〜13歳くらいとされており、ラブラドールレトリバーは、大型犬種の平均的な寿命であることが分かります。

ラブラドールレトリバーの最高寿命は何歳?

ラブラドールレトリバーの最高寿命は、ギネスによると27歳と98日という記録があります。

また、最近のSNS等では16歳や18歳まで生きてくれたなどの発信もあり、平均寿命よりも大幅に上回る年齢で生きている子たちが見受けられます。

どのようにして最高寿命を伸ばすことができるのか?

愛犬の最高寿命を伸ばすことはできるのでしょうか。

愛犬の様子を観察しながら適切なケアをしていくことで寿命を伸ばすことは可能です。

愛犬の体重に適している食事の内容や食事量、快適な環境作りなど、飼い主にできることはたくさんあります。

寿命を伸ばすためには健康管理やストレス軽減など、細かな配慮が必要になってきます。

ラブラドールレトリバーの長生きの秘訣

ラブラドールレトリバーの長生きの秘訣は、食事管理や体重チェック、予防接種やストレスの軽減などと様々あります。

1つずつ解説していきます。

適切な食事と栄養摂取

ドッグフードには、動物性原料と植物性原料の2種類があり、犬の短く活発な腸の働きの特徴から、動物性原料の消化が得意です。

動物性原料とは「肉や魚」などで、植物性はとうもろこしや小麦、米などが原料となっています。

ドッグフードには様々な種類がありますが、高たんぱくで低脂質のものを選ぶといいでしょう。

ラブラドールレトリバーは食欲が旺盛なのでつい甘やかしてしまいますが、食事の与えすぎは体に悪影響です。

フードの種類によってカロリーは変わってくるので、愛犬の体重に合わせた適切な食事の量を与えていきましょう。

適度な運動と適切な体重管理

盲導犬などに適しているラブラドールレトリバーは、知力と体力のある犬種として知られています。たくさん仕事をこなすことができ、とても賢い犬種です。運動には、その仕事をこなす力を充分に満たしてあげるだけの、適切な運動量が必要になってきます。

ただし、子犬の時は体力もそれなりなので、1日15分程度のお散歩を1回~2回してあげることで充分でしょう。。

成犬になったら朝と夕方1回ずつ、30分~60分の散歩が理想です。

運動大好きな子の場合は、お散歩に加え、知育などの遊びをしてあげると良いでしょう。

平均体重はオス29kg~36kgでメスは25kg~32kgくらいです。

ラブラドール・レトリーバーに限らず、肥満になると、様々な病気にかかりやすくなります。色々な病気の原因になるので、小まめに体重を測り管理していくことが重要になってきます。

定期的な健康チェックと予防接種

定期的な健康診断と予防接種は非常に大切です。

狂犬病のワクチン接種はもちろん、混合ワクチンも受けていきましょう。

混合ワクチンは、コアワクチンとノンコアワクチンと分かれており、致死率が高い感染症を予防できるのがコアワクチンで、すべての犬が接種すべきとされています。

ノンコアワクチンは、飼育環境により接種すべきかどうかが変わってくるので、病院の先生と相談するといいでしょう。

定期的に健康診断を受けることも長生きさせるためには必須です。

動物病院では、様々な検査に対応しているので、かかりつけの病院の先生によく聞いて、健康診断を受けてみてください。

年に1回は受けさせてあげるようにしましょう。

また、シニア期やその子が持っている病気によっては、狂犬病の注射やワクチン接種は反って命の危険にさらされてしまうため、獣医に相談して接種を取りやめてもらうようにもしましょう。

心地よい環境とストレスの軽減

ラブラドールレトリバーは、スタミナが非常にあるため、適度な運動量が必要になってきます。

毎日のお散歩はもちろん、ドッグランなど広い場所で思いっきり遊ばせてあげることも必要です。

運動量が少ないとストレスが溜まってくるので、飼い主さんはしっかりと運動ができる環境や、仕事を与えてあげましょう。

また、ラブラドールレトリバーは、暑さに弱いのため、空調管理ができる室内で飼うことをおすすめします。

室内も狭い所ではなくて、のびのびと移動ができる広い空間と、自由に遊べる広い庭があると心地よく過ごせるでしょう。

ラブラドールレトリバーのかかりやすい病気

病気を予防するためには、愛犬の犬種によるかかりやすい病気について理解していくことが必要です。

ここからは、ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気について解説していきます。

骨関節疾患とその予防策

股関節の炎症は、大型犬に多い疾患です。

この疾患は遺伝的要因が高いと考えられていますが、環境的要因からも影響があるため、観察を怠らず、気をつけていきましょう。

環境要因としては、カルシウムの過剰摂取や、激しい運動などに素因があります。

手作りご飯にすると、知らないうちにカルシウムを多く含む食材を使ってしまったり、栄養素が偏ったりするので初心者にはおすすめしません。

予防方法としては、肥満にさせないことが1番大切なので、栄養バランスの取れた食事を心がけていくことが大切です。

軽度の時は症状がほとんど現れないので、歩き方や座り方に違和感がある時は見逃さずに

病院に連れていくようにしましょう。

皮膚病とアレルギーの注意点

皮膚病は犬に多い疾患です。

皮膚に異常がある時は、痒そうにしていたり、引っかいたり、噛んでいたりといつもとは違う行動をしているので、そのようなしぐさが見えたら、動物病院へ連れていきましょう。

また、皮膚病予防には、シャンプーやブラッシングが効果的です。

なるべく皮膚を清潔に保つようにしていくことで予防できます。

皮膚病はストレスでも発症する可能性があるので、適度にお散歩に連れて行き、ストレスをためないようにすることが効果的です。

部屋で飼育している場合は、こまめに部屋を掃除してハウスダストを溜めないようにするといいでしょう。

アレルギーにも注意が必要で、花粉の時期のお散歩は、花粉が少ないところを選択して、愛犬の肌を守りましょう。

ノミアレルギーは適度にブラッシングすることでノミを排除できるので、散歩後は必ずブラッシングを欠かさずしてあげましょう。

肥満と肥満による健康リスク

ラブラドールレトリーバーは肥満になりやすいと言われている犬種なので、食事と運動量の管理は必須です。

肥満になると、関節炎、心臓病、糖尿病などを引き起こしてしまい、関節炎はヘルニアになる可能性も高まります。

心臓病になってしまうと、激しい運動に注意しなければいけません。

肥満の場合はダイエットが必要ですが、心臓病を患ってしまうと運動のやり方も考えなくてはいけないので大変になってきます。注意していきましょう。

糖尿病も発症してしまうと治療に時間がかかり、定期的に投薬や注射をしなければいけないので、愛犬も飼い主にとっても負担になります。

最近のペットフードは良質で高脂質なものも多く、また、お菓子もたくさん種類があり、愛犬可愛さからついついをたくさん上げてしまったりと、肥満になる要素がたくさんあります。

人もそうですが、犬にとっても肥満は恐ろしい病気につながってしまうため、食事の管理、適度な運動をして予防していきましょう。

ラブラドールレトリバーの死因ランキング

ラブラドールレトリバーの主な死因について解説していきます。

愛犬のためにチェックしていきましょう。

がんとその予防と早期発見の重要性

人も犬も、昨今ではがんが死因の病気として知られています。ただし、早期に発見すれば、完治する可能性は非常に高くなります。ぜひ、定期検診を受けて早期発見につなげていきましょう。

人でもそうですが、やはり、高齢になるとガンを発症する確率は高くなります。7歳以上のシニア犬になったら、健康診断の内容も超音波やX線検査などを追加していきましょう。

目に見えて分かるしこりもあるので、普段のスキンシップで体に異常がないか念入りにチェックしていくのもおすすめです。

避妊・去勢手術することで予防できるガンもあります。

バランスの良い食事、ストレス軽減するための環境を整えるなどをして、予防していきましょう。

心臓病と血液疾患の予防策

心臓病は種類が多くあり、その中でも多いのは拡張型心筋症です。

心臓の筋肉が広がり収縮機能が低下する疾患で、全身に血液を送れなくなり、色々な症状がでてきます。

心臓病になった時は、呼吸困難や、運動をしたくなくなる、食欲がなくなる、痩せてくるなどの症状があるので、いつもの様子と違和感がある時は迷わず動物病院へ連れていきましょう。心筋症は遺伝の要因が多いため、定期的に検診して変化がないかを確認していくことが重要になってきます。

腎臓疾患のリスクと対策

高齢になると多い病気が腎臓病です。

腎臓病になると、腎臓の機能低下で老廃物の排出が難しくなり、老廃物が体に蓄積されやすくなります。

また、腎臓病には急性と慢性があり、急性は数時間から数日で機能低下が起こり腎不全になり、慢性の場合は長い経過を共にして腎不全になることが多いです。

急性の場合は命を落とす危険性があるため、早く動物病院に連れて行きましょう。

慢性の場合は気付いた時には進行している可能性もあるため、日頃の定期検診やケアが重要になってきます。定期的に血液検査や尿検査などをして異常が無いかを見ていきましょう。

腎臓病を予防するためには、塩分を控え、新鮮な水を十分に摂取させることが必要です。

いずれにしても、早期発見がとても大切なので、いつもより水を飲む量や尿の量が増えた場合は迷わずに動物病院に連れて行きましょう。

ラブラドールレトリバーの注意点と気をつけたいこと

長生きには病気予防も大切ですが、日々の生活でも注意するべきポイントがあります。

次からは、ラブラドールレトリバーと生活していくうえでの注意点と気を付けることを紹介していきましょう。

高温多湿な環境での熱中症予防

ラブラドールレトリバーは暑さに弱いので、熱中症には気をつけましょう。

部屋の中ではエアコンで温度管理はもちろん、車内での注意も必要です。

窓を開けて風通しを良くしても、熱中症になることがあるので、冷房をつけて対応していきます。

真夏のアスファルトは高温で、裸足で歩く犬には足の裏や肉球を火傷してしまうことはもちろん、熱中症の原因にもなりますので、散歩は早朝や日が沈んでからにしましょう。

お散歩の時も十分な飲み水を持っていく事は必須です。

最近は犬用のクールグッズが多いので、活用しながら熱中症対策していくのもいいでしょう。

食べ物や物を飲み込んでしまうことへの注意

ラブラドールレトリバーは、大きな物まで飲み込んでしまうことがあります。

犬用やお子様用のおもちゃ類、布類など、飼い主さんが「大丈夫だろう」と思っていても飲み込んでしまう可能性があるので油断は禁物です。

拾い食いにも気を付けないといけません。

部屋の中の食べ物、散歩中の拾い食いは、かなり危険です。そこで拾い食いをさせないためのトレーニングも検討しましょう。

万が一誤飲してしまった場合、ご飯を食べなかったり、元気がなくなったり呼吸が浅くなるため、いち早く以上を察知して、動物病院へ連れて行きましょう

子どもとの接触時の注意事項

犬は噛む習性があることを理解しておきましょう。

賢くて穏やかと言われているラブラドールレトリバーでも、間違って噛んでしまう可能性があります。

子どもは、愛犬が触られたくない部分、機嫌の悪い時などを理解できません。

突然触り、愛犬がびっくりしてしまうこともあります。

事故を起こさないようにするためにも、子どもと愛犬だけで遊ばせないように、必ず大人が間に入って安全管理しましょう。

ラブラドールレトリバーの健康管理のためのアドバイス

ラブラドールレトリバーの健康を保つためには、どんなことをすれば良いのでしょうか。

すぐにできるのは定期的な健康診断や予防接種、環境を整えていくことです。

細かく解説していきます。

定期的な健康チェックと予防接種の重要性

定期的な健康診断と予防接種は、愛犬の健康を維持するためには欠かせません。

1歳以上になった時からは年に1度は健康診断を受けていきましょう。

健康診断は病院や内容によって金額は変わりますが、5,000円~30,000円位で受けられます。

健康診断で事前に病気や怪しいところが発覚すれば早期に対処でき、愛犬を守ることが可能です。

体調が悪くなってからでは遅いので、長生きさせるために定期的に健康診断に行きましょう。

また、予防接種も重要です。

予防接種を受けることで愛犬の命を守れます。

予防接種は種類が多いので、飼育環境を見ながら適切な予防接種を受けていきましょう。

ただし、シニア期や持病を持っている子は、予防接種や狂犬病注射が命の危険へとつながる可能性もあります。かかりつけの獣医と相談しながら、接種していきましょう。

プロフェッショナルのアドバイスを受けることの重要性

飼育や病気について悩むことがあれば、プロのアドバイスを受けるといいでしょう。

しつけが上手くいかない場合は、トレーナーのもとに話を聞きに行ったり、少しでも健康面に心配があれば、動物病院に行ったりとアドバイスを常に受けられるような体制にしておくことが非常に大切です。

しつけが上手くいかず愛犬にストレスを与えることもあります。

プロに相談することで、あっという間に問題解決でき飼い主さんも愛犬もストレスが軽減するので利用するといいです。

少しでも体調に気になる点があれば病院へいきましょう。

いつでも相談できるように、愛犬と相性のいいかかりつけの病院を決めておくことをおすすめします。

愛情と温かい環境でのケアの大切さ

愛犬を長生きさせるための重要なポイントは、愛情を持って接してあげ、スキンシップの時間をたっぷり持つことです。

愛情ホルモンがでてストレス軽減につながり、スキンシップして触れることで、怪我や病気なども早めに発見できます。

飼い主と触れ合ったり遊んだりすることで筋肉が衰えにくくなり、老化予防になるので、愛情を持って接していきましょう。

まとめ

ラブラドールレトリバーの長生きの秘訣や病気等についてまとめてきました。

長生きさせるためには、適度な食事管理や体重管理、予防接種など、まめに健康チェックすることが非常に大切になってきます。

愛情たっぷりに接してあげたり、快適な環境を整えてあげたり、お散歩してあげたりすることで長生きにつながるため、また、普段の愛犬の観察により病気の予防にもつながります。、飼い主が細かく愛情深くお世話をしてあげることが大切になってきます。

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