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- はじめに
- ミニチュアシュナウザーの価格の範囲はどのくらいなのか?
- 価格の決め手は何か?
- ミニチュアシュナウザーを飼うのに向いている人は?
- ミニチュアシュナウザーの飼育にかかる生涯費用は?
- ミニチュアシュナウザーの飼育に必要な費用は?
- ミニチュアシュナウザーの医療費と予防接種費用は?
- ミニチュアシュナウザーの飼育費用を計算してみよう
- ミニチュアシュナウザーの食費とトイレ用品の費用は?
- おもちゃやグルーミング用品の費用は?
- ミニチュアシュナウザーの飼育に必要な準備
- ミニチュアシュナウザーの値段についての注意点
- まとめ
はじめに
人気の犬種ランキングでは常に上位のミニチュアシュナウザーですが、
そのルーツはドイツにあり、ネズミ退治の為に飼育されていたことから使役犬に分類されています。
この記事ではミニチュアシュナウザーを飼いたいけど迷っている人の為に、ミニチュアシュナウザーの価格の相場、相性の良い飼い主の特徴、飼うにはどんな準備が必要なのか?ブリーダーを見分ける方法などについて解説しています。
ミニチュアシュナウザーが気になっている人はぜひ参考にしてください。
ミニチュアシュナウザーの価格の範囲はどのくらいなのか?
犬を飼いたいと思ったらまず、飼いたい犬種の価格が知りたいですよね。
犬の販売価格に定価はないので一定価格ではありませんので、ミニチュアシュナウザーの価格は「毛色」「血統」「性別」で変わってきます。
ペットショップでは約20万円で販売されていることが多いですが、価格相場は低くて約15万円10万円〜高額だと約40万円ほどです。
販売者が様々な条件から自由に価格を決めているので平均価格以下ということもあれば、平均価格以上ということもあります。
価格の決め手は何か?
価格の決め手になるのは先ほども少し触れた「毛色」「血統」「性別」です。
ペットタイプの子なのか、ショータイプの子なのかによっても違いますが、
犬の価格はほとんどこれらを基準にして決定されています。
まず「毛色」で言うと公式で認められているのは「ブラック」「ホワイト」「ブラック&シルバー」「ソルト&ペッパー」の4色です。
もう1色、非公認ではありますが「ウィートン」という色もあります。
ほとんどの人が「ミニチュアシュナウザーと言えば?」と思い浮かべる時に想像する毛色はソルト&ペッパーの姿で、グレーのように見えるのですがブラックとホワイトが混ざった色です。
毛色の他に男の子か女の子かでも価格が変わります。
ミニチュアシュナウザーは基本的には活発な犬種なのですが、女の子の方が大人しい性格の子が多い為、比較的飼いやすいと言われており、出生率は女の子の方が低いので高い場合が多いです。
ですが、性格というのはその子によるので必ずしも女の子の方が大人しくて飼いやすいというわけではなく、男の子でも控えめな性格の子もいれば、女の子でもとても元気でやんちゃな子もいます。
血統はミニチュアシュナウザーだけではなく犬全体に言えることなのですが、その子の親や親よりも上の世代に「チャンピオン犬」「タイトルホルダー犬」がいるとその血統により価格が高くなることがありますので、血統が気になる人は確認が必須です。
ミニチュアシュナウザーを飼うのに向いている人は?
ここからはミニチュアシュナウザーはどんな飼い主さんと相性が良いのかについてお話ししていきます。
犬が好きならどんな子ともきっと楽しく暮らせるとは思うのですが、飼うかどうか迷っている人はこちらも参考に考えてみてください。
ミニチュアシュナウザーと相性の良い飼い主の特徴は?
ミニチュアシュナウザーは元々、ネズミ駆除の為に飼われていたルーツがあり、使役犬として分類されています。
小柄ですが体がとても丈夫で筋肉も発達していますし、元気に遊ぶことが大好きです。
運動不足になってしまうとストレスになることはもちろん、肥満の原因にもなり、健康を損なう可能性を高めてしまうので、よく運動させてあげることが大切になってきます。
散歩は1日2回が望ましいです。
ドッグランなどにも連れて行ってあげ、よく遊んであげることができる人だとミニチュアシュナウザーにとってストレスが少なく生活させてあげることができるので、相性が良い飼い主さんと言えます。
ミニチュアシュナウザーの性格に合っている人はどんな人か?
ミニチュアシュナウザーは活発で遊ぶのが大好きで、更に性格の特徴として知っておいてもらいたいのが、とても人懐っこく愛情深い部分があるということです。
ミニチュアシュナウザーは警戒心が強く番犬としても受け入れられています。仲良くなるのに時間がかかる所もあるのですが、仲良くなってしまえば家族が大好きなので、かまってもらわないと愛情不足が元でストレスになってしまいます。
以下にまとめたものに当てはまる部分があるとミニチュアシュナウザーと相性の良い飼い主さんになれる可能性が高いです。
- 利口なので繊細な部分も持ち合わせていることを理解できる
- お散歩の時間もしっかり確保ができる
- 毎日スキンシップをとってあげられる
ミニチュアシュナウザーの飼育にかかる生涯費用は?
ペットと生活するには最初の準備や飼うその時だけではなく、毎月のランニングコストもかかってきます。
ご飯や服、トリミング、病院・・・これらは安いものではありませんし、ペットを飼う前に事前に生涯幾らかかるのかということを考える人は意外と少ないです。
ですが、知っておけばそれに沿って準備もできますし心構えも違ってきます。
飼えるのか飼えないのかの判断基準の1つとして、事前に生涯費用について考えてみることはかなりおすすめです。
ミニチュアシュナウザーの飼育に必要な費用は?
まず、ミニチュアシュナウザーの飼育に必要な費用を見ていきます。
必要になるのがワンちゃん自体を迎え入れる為の迎え入れ費用、飼育グッズなどの準備費用、シャンプーなどのケア用品、年間の医療費、トリミング費用、日々のご飯やおやつ費用などです。
こちらでご紹介する費用金額はフードの種類や購入するものによるので、少しだけ多めに見積もっています。
もう少し安く抑えることも、もちろん可能です。
1つ見落としがちなのが登録費用で、犬の飼い主には飼い犬を市区町村に登録することと交付された鑑札を犬に装着させることが義務付けられています。
その登録に必要な費用は3,000円です。
これを登録しないと鑑札が無いワンちゃんは捕獲対象となってしまい、飼い主が20万下の罰金に処せられる事があります。
ミニチュアシュナウザーの平均寿命は12年~15年です。
迎え入れ費用+年間費用×12~15=生涯費用となります。
ミニチュアシュナウザーの医療費と予防接種費用は?
医療費は健康なワンちゃんでも1歳以降は年間で約4万円〜5万円かかります。
ペットの医療費は100%自己負担なので、高くて驚く飼い主さんも多いです。
まず、生後6〜8週の時に1回目のワクチン接種、生後16週過ぎるまで2〜4週に1回摂取することが推奨されています。
狂犬病ワクチンは生後91日以上になったら1回目の接種をし、それ以降は年に1回接種することが義務付けられていますので受けることは必須です。
費用はおおむね3,000円〜4,000円ほどになります。
任意で受ける混合ワクチンは種類によりますが約3,000円〜1万円です。
- 年間の医療費:4~5万円
- 最初のワクチン:3,000円~4,000円
- 任意で受けるワクチン:3,000円~1万円
ミニチュアシュナウザーの飼育費用を計算してみよう
一緒に生活する前に実際にかかるミニチュアシュナウザーの飼育費用を計算するのがおすすめです。
ワンちゃんの飼育にはけっこうなお金がかかります。
小型犬、中型犬、大型犬、犬種や多頭飼いなどでかなり違ってきますが、ミニチュアシュナウザーは小型犬です。
食費、トイレ、おもちゃやグルーミング用品などの月々かかるランニングコストについてご紹介します。
ミニチュアシュナウザーの食費とトイレ用品の費用は?
ミニチュアシュナウザーの1ヵ月の食費はご飯とおやつ、合わせて約3,000円〜約8,000円です。
購入するフードのブランドにもよりますし、おやつを合わせるとだいたい高くても1万円いかないくらいが相場となっています。
今はかなり購入しやすい金額のドッグフードもあるので費用を抑えることはできますので、ホームページなどで品質を確認しながら購入するのがおすすめです。
トイレは約2,000円〜5,000円で購入できます。
トイレシートは約2,000円〜約4,000円です。
洗って繰り返し使えるシートにすると年間で考えた場合、節約できるかと思います。
- 1ヵ月にかかるご飯とおやつの費用は3,000円~8,000円
- 1ヵ月にかかるトイレシートは2,000円~4,000円
おもちゃやグルーミング用品の費用は?
おもちゃは特に最初の頃はたくさん買ってしまうのが愛犬家の心情です。
可愛くて、お家に来てから楽しんでほしくて、どれが気に入るかもわからないからどんどん買ってしまう・・・その気持ちはとてもよく分かります。
一緒に生活するようになってしばらくすれば気に入るおもちゃの傾向も分かるようになるので必要以上に買うことは減ると思いますが、費用を抑えることを考えているのであれば結局後々増えていくものなので、特にワンちゃんを迎え入れる最初の準備段階のお買い物では買いすぎに注意です。
多く見積もって500円〜3,000円以内になります。
考え方としては、費用は100均でもたくさん売っていますので購入しやすい金額のものが多いですが、毎月必ず購入するものではないので数か月に1回これくらいの費用が発生すると考えておくのが良いです。
グルーミングは健康状態を確認する為のケアのことで、ブラッシングや耳掃除、爪切りや歯磨き、肛門腺絞りなどを行うものになります。
健康状態の維持ということでは毛をカットするトリミングもグルーミングのうちの1つです。
サロンに行くとトリミングだけだとシャンプーやカットのみで、グルーミングだけのコースやトリミングとグルーミングを合わせたコースなどがあってそれぞれ料金が違います。
トリミングの相場は約8,000円です。
グルーミングですと、ミニチュアシュナウザーは小型犬ですので5,000円ほどが相場になります。
サロンに行く頻度としては月に1回がおすすめです。
ミニチュアシュナウザーの飼育に必要な準備
ミニチュアシュナウザーをお家に迎え入れる時に必要な「食事」「ベッド」の準備についてご紹介します。
食事も飼育グッズも本当にたくさんの種類のものが販売されています。
ミニチュアシュナウザーのための食事やベッドの準備は?
食事もベッドも成長に合わせて購入しますが、ミニチュアシュナウザーは小型犬ですので基本的には小型犬用のものを準備します。
ベッド
相場は2,000円〜5,000円です。
子犬のうちから迎え入れるのであれば、子犬用のベッドを用意します。
可愛いあまり最初から高額なものを購入してしまうとワンちゃんが気に入らなかった場合、無駄になってしまうので購入しやすい金額のものから試してみてどんな形のものが気に入るのかを把握するようにするのがおすすめです。
ベッドは汚れたり、噛んだりして壊れてしまうということを最初から考慮しておけば、買い替える時の気持ちも楽になります。
ドッグフード
選ぶポイントとしてはこの3点を重視して選んでください。
- 成長に合った成分、形状
- 原材料の内容
- 価格
ドッグフードは1ヶ月数千円で購入できます。
更にミニチュアシュナウザーの場合は太りやすく、尿路結石にもなりやすい犬種です。
以下のポイントも意識してドッグフードを選ぶことをおすすめします。
- 低脂肪のもの
- 尿路結石を予防する成分が配合されているもの
もし迷っていたら以下のサイトをご覧ください。
満足度や信頼度も高く購入しやすい金額のドッグフードが数種類掲載されています。
ミニチュアシュナウザーのしつけグッズや保険の準備は?
ミニチュアシュナウザーはとても利口で、従順な性格からしつけがしやすい犬種です。
警戒心も強くて最初は「もしかしたらこの子は気難しいワンちゃんなのかな?」と思ってしまう可能性もあります。
ですが、これからご説明する4つのしつけのポイントを覚えておけば大丈夫です。
愛犬のしつけを始めるのは早ければ早いほど良いので、お家に迎え入れたその日から始めていきます。
1.噛み癖
子犬の頃は歯が生え変わる時に違和感があったり、ムズムズしたりして何でも噛んでしまい、人の手も噛むことがあるので、噛みたいという欲求を満足させてあげることが大切です。
本来ならきょうだいや親とじゃれて遊んで噛むことの力加減などを覚えていくものですが、それができない場合、噛み応えのあるおもちゃや歯ぶらしガムなどをあげて、遊んであげたりすると満足します。
2.いたずら
いたずらを見つけたらすぐに短い言葉ではっきりと叱ってください。
叩いたりせずに「こら!」「だめ!」という言だけで大丈夫です。
ミニチュアシュナウザーは利口な犬なので飼い主の態度でいけないことなんだということをだんだんと理解していきます。
3.トイレ
トイレトレーニングはワンちゃんの排泄のタイミングを知ることが大切です。
失敗したら叱ってダメなことを覚えさせるのではなく、環境を整えてあげて成功体験を多くしてあげることが飼い主さんの役割となります。
トイレを我慢出来る時間が短い子ならまずは行動範囲を狭くして、覚えるまでは行動範囲を狭くし、失敗を減らして成功したら褒めるということを繰り返す事がポイントです。
4.ハウストレーニング
ワンちゃん用のケージやサークルなどを用意するかと思いますが、その場所がワンちゃん自身にとって安心できる場所だと教えてあげるトレーニングです。
これを必ずお家に迎え入れた日から行い、子犬のうちから慣らしておくことで病院や旅行に行った時など、ハウスに入った時のストレスを緩和することができます。
しつけの手順としては、ハウスが置いてあることにまず慣れさせ、自由に行き来できるようにしておき、おやつやおもちゃで誘導して中に入る練習をしながら楽しい場所だと分かるようにするのがポイントです。
ミニチュアシュナウザーは警戒心が強いので「ここは嫌な場所だ」という認識を持たせてしまうと、ハウスに入ってくれなくなってしまいます。
慣れてきたらハウスの中でおやつを食べている間にそっと扉を閉めて、最初は食べ終わる前に扉を開けます。
ハウスから出てきた時にはたくさん褒めてあげることがとても重要です。
これを繰り返すことで「ハウスは楽しい場所だ」「安心できる場所なんだ」という認識を作ってあげることができます。
そして、保険の事は前向きに検討することがおすすめです。
ペットの医療費は100%自己負担なので、想像以上に高額になることがあります。
万が一大きなケガや病気となった場合、費用の準備が間に合わないということが起きてしまう可能性があるのでなるべく入っておく方が安心です。
ミニチュアシュナウザーの値段についての注意点
子犬の金額設定はその「犬種」や「クオリティー」などで決まってきます。
そして販売価格は「仕入れ金額」「相場」「事業所の判断基準」を目安に決定されるのですが、これは主にペットショップの場合です。
ブリーダーから直接購入する時の価格設定はまた違ってきます。
ブリーダーから直接購入する場合は仕入れ金額が無くなるのでその分、低価格でワンちゃんを購入できる可能性があります。
ですがかならずしもそうではなく、価格の違いというのはブリーダーから直接購入する事とペットショップで購入する事の違いというよりも、その販売する事業者の方針による違いなのです。
そして、安価なワンちゃんは健康状態が悪かったりする場合があります。
安価なミニチュアシュナウザーは質に問題がある可能性がある
安価な金額で販売されているワンちゃんは「パピーミル」と言われる、医療費をかけなかったり、掃除もしないで子犬をたくさん産ませるなどの乱繁殖をしたりなど、劣悪な環境で生まれた子がいて「質」に問題がある事があります。
ですが、たとえ病気があったり容姿端麗でなくとも生まれてきた子はみんな可愛いです。
しかしワンちゃんを購入する場合、払う金額は安いものではありませんから「顔が可愛い子がいい」とか「健康状態がしっかりしている子がいい」とか希望があるのは当たり前です。
必ずしも安いから悪い、高いから良いというわけではありませんが、相場よりもかなり低い金額の子がいた場合は希望する「質」に問題が無いかどうかしっかりと確認しないと後で大変な思いをすることになってしまいます。
ブリーダーの信頼性とミニチュアシュナウザーの健康状態を確認しよう
ブリーダーさんから直接購入する場合は、そのブリーダーさんの信頼性とお家に迎え入れたいと思ったミニチュアシュナウザーの健康状態をしっかりと確認することが大切です。
良いブリーダーさんを見分けるポイントを紹介します。
- 動物取扱業の登録をうけている
- 獣医から健康チェックを受けている
- 飼育環境が清潔
- 飼育環境が頭数に対して適切な広さ
- 健康に問題がある子の治療をしている
悪質なブリーダーを見分けるポイントは上記と逆の場合に加え犬種の取り扱い数が多い、子犬のお渡しが期間が異常に早いなどの場合は「おかしいかも?」と疑問を持って、その際にはどうしてそんなに早く受け渡しが可能なのかをよく確認することが大切です。
まとめ
ミニチュアシュナウザーは家族が大好きで可愛いらしい性格だけではなく、おしゃれな見た目で根強い人気のある犬種です。
これからもその人気は上がってくると言われています。
気になっているようでしたらご自身との相性と生活スタイルに合うかどうか、生涯費用なども検討してからお店やブリーダーの元へ行くのがおすすめです。