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パグが可愛い理由ってなに?ぶさかわの魅力を解説

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はじめに

個性的な顔立ちで「ブサかわいい」という異名が付いた小型犬パグは、どこか憎めない愛らしさが人気です。

こちらの記事では、そんなパグの外見的特徴や性格、飼う時のポイントについて、詳しく解説しています。さっそく見ていきましょう。

パグの外見の特徴

パグの外見の大きな特徴は、顔のしわ、潰れた鼻、とても小さな耳です。この3点の外見的特徴について、詳しく紹介しているので早速見ていきましょう。

しわが愛らしい

パグの外見的特徴のひとつが、顔中に入ったしわです。目の周りや口元に深いしわがあるので、子犬でもおじいちゃんやおばあちゃんに見えます。眉間にはしわが寄っているので、困っているような表情にも見えるところが面白いです。眉間のしわとつぶらな瞳と相まって、放っておけない可愛らしさがあります。

しかし、しわには垢や汗、ほこりがつまりやすいです。それが原因で臭くなったり、皮膚の病気になったりする可能性があるので、ペット用ウェットシートや綿棒などを使って、定期的にしわの間を拭いてあげましょう。

短い鼻が特徴的

パグの外見的特徴のふたつ目は、潰れた鼻です。トイプードルや柴犬などの長吻種(鼻が長いワンちゃん)と比較すると、鼻に立体感がありません。その鼻がかわいらしさのポイントですが、鼻の穴に隙間がないので、空気の通りが悪く呼吸がしづらくなります。

そのため、パグは寝ているときのいびきが大きくなりがちです。人間のようないびきをかくことも珍しくありません。

いびきが大きいと思わず笑ってしまいますが、小さな体で大きないびきをかいている姿はとても愛らしいです。

可愛い耳の形

パグの外見的特徴のふたつ目は、耳の形です。パグの耳は、とても薄くて小さいという特徴があります。またとても柔らかいので、触ると気持ちが良いです。

顔の比率に対して耳がとても小さいので、女の子が短い髪を二つ縛りしているようにも見えます。

パグの耳の形は2種類で、後ろ側に反っているのがローズ・イヤー、前に垂れているのがドロップ・イヤー(垂れ耳)です。

パグの仕草の魅力

パグは手足が短くて体が丸いので、赤ちゃんのような可愛らしさがあり魅力的です。小さな肢体で一生懸命に動く姿は、母性本能をくすぐられます。

その中でも、特に走り方、寝顔、尻尾の振り方が可愛くて癒されるので詳しく見ていきましょう。

小走りしている姿が可笑しい

パグの魅力的な仕草のひとつとして、走り方が挙げられます。パグの走り方は「パグ走り」と呼ばれるほど特徴的です。急に勢いよく走り出すので、見ている人は思わず笑ってしまいます。

また、パグは体がまるくて重たいです。そのため、全力で走っていても小走りしているような印象を受けます。このように、鈍くさく見えるところも癒しポイントのひとつです。一生懸命走っているように見えるところが、母性本能をくすぐるのかもしれません。

寝顔が癒しの一端

パグ好きの方が悶えてしまうのは、無防備な寝顔です。目をつぶっていると、目と顔のシワが一体化してしまうほど顔が崩れてしまうのですが、その「ブサかわいい」表情に癒されます。

また、鼻が低いので、パグはいびきをかきやすいです。隣で寝ていると、パグのいびきがはっきりと聞こえてくることもあるでしょう。犬が人前で眠るのは、その人に心を許している証拠なので、パグが自分の隣でいびきをかいて寝ていると、「自分に心を許しているんだ」と癒される人が多いようです。

尻尾をブンブン振る様子が愛らしい

パグの可愛い仕草のひとつが、尻尾を振っている姿です。犬が尻尾を振るのはうれしい時なので、自分を見て尻尾を振っていると思うとキュンとする人が大半でしょう。

また、パグの尻尾はクルンと丸まっていて少し短いという特徴があります。短い尻尾をぶんぶん振っている姿は健気に見えるので、より可愛らしく感じるでしょう。

パグの性格の魅力

パグは見た目だけでなく中身も含めて人気があります。なぜなら、パグは友好的でおっとりしていて、誰にでも優しい犬種だからです。

そんなパグの性格を、より詳しく見ていきましょう。

友好的で人懐っこい

パグは明るい性格の犬種で、犬の中でも特に人懐っこい性格です。また、褒められるのが大好きで、人を喜ばせたいというエンターテイナーな一面も持っています。そのため、飼い主が喜んだことを覚えていて何度も同じ行動をすることも珍しくありません。

友好的な面が前に出すぎてしまうと、はしゃぎまわって転んだり、勢いあまって突進してきたりすることもあります。

その楽しそうな姿に、飼い主が心を鷲掴みにされてしまうことも多いようです。

穏やかでおっとりとした性格

パグは穏やかでおっとりしていて、少しマイペースなところがあります。そのため、他の犬に吠えたり、攻撃したりすることはありません。

また、空気を読む能力に長けていて、飼い主の表情や空気を敏感に読み取ります。そのため、飼い主が落ち込んでいるときは、隣で寄り添ってくれることも少なくありません。

パグは人間のような感性を持っていて穏やかなので、一緒に生活すると安心感があります。

子供や他のペットにも優しい

犬はたいていそうなのですが、特にパグは人懐っこく、飼い主以外の人にもすぐに心を開くので、子供やペットがいる家庭でも安心です。

また、とても辛抱強くて無駄吠えをしないので、赤ちゃんが寝ているときに吠えだすということは基本的にありません。赤ちゃんをおとなしく見守り、兄もしくは姉の立ち位置を全うします。

このようなことから、赤ちゃんのいる家庭やマンションなどで飼われることが多い犬種です。

パグとの生活の楽しみ方

パグとの生活を楽しむためには、散歩やおもちゃ遊びでのコミュニケーションが大切です。具体的には、どのようにコミュニケーションをとると、より楽しい生活を送れるでしょうか。

調べたことを記載しましたので、さっそく見ていきましょう。

散歩が楽しいコミュニケーションの一環

パグとの生活を楽しむために、きちんと散歩に連れて行きましょう。

飼い主との散歩は、パグにとってコミュニケーションを取る時間であり、ストレス発散にも繋がる大切な時間です。パグは我慢強い性格なので、貯めこんでしまったストレスは散歩で解消してあげましょう。

広い公園に行って遊んであげると、より深いコミュニケーションが取れるので、愛犬とのきずなも深まります。

また、パグは太りやすい体質なので、健康管理のためにも毎日散歩する必要があります。散歩は1日2回、時間は15分〜30分程度がベストです。体重は6㎏〜8㎏が理想なので、それ以上に増えてしまったら、散歩時間を少し増やすなどダイエットをしてください。

遊び好きな一面を活かしたおもちゃ遊び

パグとの生活を楽しむ方法として、おもちゃを使ったコミュニケーションが挙げられます。パグは陽気な性格で遊ぶことが大好きです。おもちゃをあげると、尻尾を振ってとても喜びます。

具体的には、コミュニケーションが取れるおもちゃを使ったおすすめです。たとえば、ロープやぬいぐるみを使って飼い主と引っ張りあう遊びなら、コミュニケーションを取りながら遊べるのでパグはとても喜びます。

パグとのぬくもりあるひとときを過ごす

飼い主が傍にいてあげることで、パグは幸せを感じられます。なぜなら、パグはとても寂しがり屋だからです。

飼い主がトイレに行くと付いてくることもありますが、これも寂しがり屋な性格ゆえの行動です。飼い主が座ると、膝に乗ったり寄り添ったりするので、飼い主は常にパグのぬくもりを感じながら過ごすことができます。

パグの飼い方のポイント

パグはとても飼いやすいと人気の犬種ですが、初めて飼う方場合は「パグを飼うときは何に気を付けたらいいの?」と不安になる方も多いと思います。

大切なのは、運動、食事、トイレ、健康チェックです。具体的にどう気を付ければよいか、さっそく見ていきましょう。

適度な運動を心がける

パグを飼うときに最も大切なのは運動です。パグは太りやすい体質なので、適度に運動をする必要があります。しかし、パグは寒さに弱い犬種なので、冬の寒い日に連れまわしすぎるのは体によくありません。冬は、洋服を着せたり、日差しの出ている時間帯を選んで散歩をしたりしましょう。

また、家の中にいるときはおもちゃを使って遊ぶなど、体を動かすように促してあげるとよい運動になります。

食事やトイレの管理に気を配る

パグの太りやすいという体質を考慮して、食事管理は徹底しましょう。人間の食べ物をあげると、より太りやすくなってしまうので、ペットフードをあげてください。子犬の場合は、食事の回数は1日に3.4回ですが、成犬になれば1日2食で問題ありません。

また、パグは忘れっぽい性格なので、子犬のうちにしっかりトイレトレーニングをしましょう。実は、パグは頑固な一面があり、一度覚えるとそのやり方をなかなか変えられません。万が一、車の中で排泄する癖がついてしまったら、どこにも連れて行けず愛犬は色々な経験ができなくなっていまいます。

正しくない場所でトイレをすることを覚えてしまうと厄介なので、トイレトレーニングはしっかり定着するまで行いましょう。

パグは褒められることが大好きなので、トイレが成功する度に褒めてあげれば、いずれ覚えるようになります。それまでは、根気強く見守ってあげてください。

定期的な獣医の健康チェックが大切

可愛い愛犬とずっと一緒にいるためには、獣医による健康チェックが大切です。

パグがかかりやすい病気として、以下の2つが挙げられます。

  • 短頭種気道症候群(たんとうしゅきどうしょうこうぐん)
  • 壊死性髄膜脳炎(えしせいずいまくのうえん)

短頭種気道症候群とは、短頭種の先天的疾患です。

外鼻孔狭窄、軟口蓋過長、喉頭小嚢の外転、喉頭虚脱、気管低形成などが含まれ、これらの内ひとつもしくは複数が組み合わさり症状を呈します

呼吸や体温調整がしづらいので熱中症になりやすいというリスクがあります。

呼吸をするときに鼻をグーグーならす、呼吸が荒い、鼻水をよく飛ばすなどの症状があり、ひどいと呼吸困難になってしまうこともあるので、上記のような症状があるときは、一度病院で診てもらいましょう。

壊死性髄膜脳炎は、別名パグ脳炎とも呼ばれるほどパグに起きやすい脳の病気です。大脳に原因不明の炎症が起きて、大脳から小脳、脳幹へと壊死が進行していきます。

初期症状の例は以下の5つです。

  • 突然の痙攣発作
  • まっすぐ歩けない
  • よだれを垂らす
  • 同じところをぐるぐる回る
  • 壁に頭を押し付ける

壊死性髄膜脳炎は、生後4か月〜3歳までの若い犬が発症しやすい病気なので、愛犬が若い時期は初期症状が起きていないか、観察するようにしましょう。

残念ながら、現在完治できる治療法が見つかっていません。しかし、早期発見の場合は、ステロイドやてんかんの薬で進行を抑えられるので、小さな異変を見逃さないようにしましょう。

愛犬の小さな異変に気がつけるよう、病気の初期症状を知っておくことがとても大切です。また、定期的に病院に通って獣医の検診を受け、愛犬が健康に長生きできる環境を整えてあげましょう。

パグとの幸せな暮らしの秘訣

穏やかで愛嬌のあるパグは一緒にいると、とても癒されます。そんなパグと幸せに暮らす秘訣は、穏やかなコミュニケーションを取ることと、パグの好きなことを楽しむ時間を作ることです。具体的な内容を紹介しているので、見ていきましょう。

日常の穏やかな時間を過ごす

パグと幸せに暮らす秘訣は、穏やかな時間を過ごすことです。前述にもありますが、パグは温厚な性格なので、一緒に日向ぼっこをしたりお昼寝をしたり、のんびり過ごすスタイルが性に合います。

ときどき優しい口調で話しかけたり、背中を撫でてあげたりすると喜ぶでしょう。

パグの好きなことに一緒に楽しむ

パグは遊ぶことが大好きなので、音のなるおもちゃやぬいぐるみなどを使って、遊んであげると幸せを感じられます。公園でボールやおもちゃで遊べば、運動にもなるので、一石二鳥です。

また、食べることも好きなので、「おて」や「おすわり」を教えながら、ご褒美に餌をあげるのも、パグにとって楽しい時間になるでしょう。

パグとの絆を深めるためにコミュニケーションを大切にする

パグと幸せに暮らすには、コミュニケーションを大切にしてください。パグはとても寂しがり屋なので、家でひとりぼっちにされるのが苦手です。仕事や遊びで家を長く空けてしまった場合は、帰ってきてからたくさん構ってあげると安心します。

パグは飼い主が大好きなので、短い尻尾をぶんぶん振って喜んでくれるでしょう。

また、たくさん話しかけることもパグとの生活で大切なことです。言葉は通じませんが、感情を読みとる能力は長けているので、目を見て話せば感情の共有ができるでしょう。

まとめ

こちらの記事では、パグの外見的特徴、魅力的な仕草や性格、飼い方のポイント、パグとの幸せな暮らし方のコツについて記載しました。パグの魅力が伝わったでしょうか。

パグは愛嬌のある顔立ちや健気な仕草が人気ですが、それだけでなく誰にでも懐く性格や穏やかな気性も人々の心をつかむポイントです。

一方で忘れっぽい性格なので、しっかり躾をする必要があります。また、呼吸器系の病気になりやすいという特徴もあるので、パグの特性を理解して飼うことが大切です。

パグとの生活には癒しがたくさんあるので、飼うと日々幸せをくれる存在になるでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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