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- はじめに
- トイプードルの性格や特徴は?
- トイプードルのしつけ方は?
- 必要なケア
- トイプードルの餌はどうすれば良い?
- トイプードルを飼うといくらぐらいかかるの?
- トイプードルの運動頻度は?
- トイプードルがかかりやすい病気
- トイプードルの可愛い写真
- まとめ
はじめに
小さくてモコモコ……まるで、ぬいぐるみのような可愛さが人気のトイプードル。可愛いだけでなく賢い犬種のため、はじめてでも飼いやすい犬種といわれています。
しかし、飼いやすいとはいえ、実際にトイプードルを迎える際は心配や不安も出てくるものです。
今回は、トイプードルの性格や特徴を紹介しながら、詳しい飼い方について解説します。ぜひ、トイプードルと生活する際のヒントにしてみてください。
トイプードルの性格や特徴は?
トイプードルにあった飼い方やお世話をするには、性格や特徴を事前に把握しておくことが大切です。まずは、トイプードルの性格や特徴をみていきましょう。
性格
トイプードルは、明るく活発で友好的な犬種です。温厚な性格をしています。一緒に暮らす飼い主や家族に対しての愛情表現も豊かです。
賢くて人の指示をよく聞けるため、しつけもしやすいと一般的にはいわれています。他の犬ともうまく接することができるため、多頭飼い向きの犬種です。
飼い主に従順な性格のトイプードルですが、相手をみて立ち回る面もあります。可愛いからといって甘やかして育ててしまうと、わがままになってしまうため注意が必要です。
トイプードルを飼う際は、主導権は犬ではなく飼い主が持ち続けなければいけません。子犬の頃から、ダメなものはダメと分別をつけて接すると良いでしょう。
特徴
プードルは大きさによって4種類に分類されます。トイプードルはその中で最も小さい犬種です。
プードルは細く尖った顔つきをしていて、耳は垂れています。手足は細く、筋肉質な犬種ではありません。
体高23〜28cm、体重は3kg前後が一般的なトイプードルの大きさになります。毛色は、ブラック・ホワイト・ブラウン・アプリコットなどバリエーションが豊富です。
毛質は巻き毛でフワフワしています。抜け毛や体臭は少ない犬種ですが、被毛は伸びたら定期的にトリミングが必須です。
カットのやりかたで雰囲気も変わるため、飼い主の好みに合わせた変化が楽しめるのも、トイプードルを飼う楽しみといえます。
室内飼い?外飼い?
トイプードルは、室内で飼育する犬種です。寒さに弱いため、室内で体温調節をしてあげる必要があります。
特に冬場は外に出しっぱなしだと、寒さで体調を崩してしまう可能性があるため、室外での飼育は難しいでしょう。
また、トイプードルの巻き毛は汚れやすく、こまめな手入れが必要です。土埃や雨など水気に接する割合が多いため、トイプードルは室外で飼うには向きません。
また、トイプードルは人とのスキンシップが大好きで、甘えん坊な犬種です。1匹の時間が多くなると。ストレスを感じてしまいます。
外飼いだと、どうしても飼い主とのスキンシップが少なくなるものです。1匹で過ごすストレスで、無駄吠えなどの問題行動が出てしまう可能性が高くなります。
また、トイプードルは、人懐っこい性格をしているため、外に出したままだと盗まれるケースもあるのです。トイプードルは、室外ではなく室内で暮らせるように準備をしましょう。
トイプードルのしつけ方は?
トイプードルは賢い犬種で飼い主が正しいしつけをすれば、すぐに理解して行動してくれます。幼少期から正しくしつければ、問題行動に悩まされる可能性も低くなるでしょう。
ただし、しつけというのは簡単ではありません。トイプードルのしつけは、厳しすぎても甘すぎても良くないです。
トイプードルと楽しい生活を送るためにも、トイプードルのしつけ方法を知っておきましょう。
した方が良いこと
トイプードルに限ったことではありませんが、犬は子犬期に必要なしつけを済ませておく必要があります。生後3ヶ月〜6カ月頃の間に、基本的なしつけをしましょう。
トイレトレーニングなどの基本的なしつけは、家に来てすぐから始めても良いです。トイプードルは賢い犬種で、一度覚えたことはしっかりと記憶できます。
トイプードルのしつけで特に重要なのは、褒める行為です。愛犬の性格や場面にあわせて、上手に褒めてあげるようにしてみてください。
触られることが好きならたくさん撫出てあげましょう。触っても喜ばない子なら声けや、おやつなどのご褒美を与えても良いです。
また、トイプードルと適度なスキンシップを図り、主従関係を築きやすくしておくことも忘れないでください。
子犬時代から、さまざまな人・物事に慣れさせて人の社会に順応させることが大切です。しつけの合図は短くわかりやすく、家庭内で統一しておくと犬も混乱せずにすみます。
してはいけないこと
トイプードルが家に来てすぐは、慣れない環境で戸惑う子も少なくありません。最初の一週間は、遊ぶときや食事の時間以外はハウスに入れて、十分な休みを与えてあげましょう。
トイプードルにやってはいけないことを教える際は、「イケナイ」「ダメ」など短い言葉で行動を止めます。厳しく叱る・怒鳴る・叩くという行為は逆効果です。
恐怖を与えるしつけでトイプードルが恐怖を感じてしまうと、余計にいうことを聞かなくなります。
時間が経ってから注意をしても、犬にとっては何がダメかわからなくなるため、意味がありません。ダメなことをしたら、その場ですぐに何がいけないのか教えましょう。
名前を呼んで注意をすると、「名前=叱られる」と認識してしまいます。そのため、注意をする際に名前を呼ぶのもNGです。
トイプードルなどの小型犬は、叱りすぎるとストレスで体調を崩してしまうため、厳しすぎないように気をつけてください。
トイプードルを甘やかしすぎてしまうと、わがままに育ってしまうため注意が必要です。甘やかしすぎず、叱りすぎないように上手にしつけをしましょう。
必要なケア
トイプードルは、さまざまなデザインにトリミングできる点が魅力的です。トイプードルの魅力を最大限に引き出すためには、日々のケアが鍵になります。
トイプードルを飼った際に、自宅で続けてほしいケア方法をみていきましょう。
ブラッシング
トイプードルの毛は抜けにくいですが、やわらかくて細いため絡まりやすく、小さなホコリやゴミが絡まると毛玉になってしまいます。
毛玉になると、簡単にはほぐせません。できてしまった毛玉をカットすると、トリミングで可愛くしたスタイルが崩れてしまいます。
さらに皮膚病やアレルギー発症の原因となる可能性があるため、毎日こまめにブラッシングをして、ゴミを取り除き毛の絡まりをほぐしてあげましょう。
毛玉をみつけたら、ブラシで引っ張らず指でほぐします。無理そうならハサミでカットしてください。
歯磨き
犬も人間と同じで、食べかすがたまったままだと歯周病や歯肉炎になります。トイプードルの健康を維持するためにも、歯磨きの習慣を付けましょう。
歯のトラブルの原因である歯垢は食べかすが原因です。歯垢は放っておくと2〜3日で歯石になってしまいます。
歯石になると、簡単に取り除くことができないため、可能であれば毎日歯磨きをして口内を清潔に保ってあげてください。
犬の歯磨きグッズは、愛犬にあった物を選ぶと良いです。歯磨き粉は愛犬の口に入るものですから、品質をよく確認してから使用しましょう。
シャンプー
トイプードルのシャンプーは、プロの手で行うのが望ましいです。しかし、汚れてしまった場合など、自宅でシャンプーをしなければならない場合もあります。
自宅でのシャンプーのやり方も覚えておくと安心です。トイプードルのシャンプーに必要な道具は下記の通りです。
- 犬用シャンプー&リンス
- タオル
- ブラシ
- ドライヤー
シャンプーの前は、ブラッシングをして毛を整えましょう。先にブラッシングをすることで、毛の絡まりがほぐれてシャンプーの泡立ちも良くなります。
シャワーは35〜38℃のぬるま湯に調節してください。顔と体をぬるま湯で濡らしてから、シャンプーを使います。
頭部と顔周りを濡らす際は、耳・鼻・口にお湯が入らないように気をつけてください。洗い終わったら、シャンプーが残らないように、しっかり流します。
シャンプーが終わったら、タオルで水分を吸い取りましょう。ゴシゴシ拭くのではなく、優しく水分を吸い取ります。
最後はドライヤーで乾かしてください。生乾きの状態だと、皮膚トラブルや毛玉の原因になるため、自然乾燥はNGです。
ドライヤーで乾かしながらブラッシングしてあげると、ふんわり仕上がります。
爪切り
トイプードルの爪は、伸ばしっぱなしにしないようにしてください。爪が伸びたままだと、歩きにくくなり、関節に負担がかかります。
伸びた爪が肉球に食い込んで傷になるなど、トラブルの原因になるため定期的に爪を切ってあげましょう。
トリミングサロンや病院でも爪を切ってくれます。しかし、トイプードルは爪が伸びるのが早いため、2週間に1回は爪を切るようにしてください。
犬の爪には血管が通っており、爪が伸びると血管も一緒に伸びてしまいます。そうなると、爪切りができなくなってしまうため注意が必要です。
上手に爪を切るためには、血管の位置を把握しておきましょう。爪が白い子はうっすら血管がみえるため、わかりやすいです。
一方、爪が黒い子は、血管がみえにくいため、先端から少しずつ切っていきます。爪の断面を観察して、白い部分がみえてきたらストップしましょう。
もしもの時のために、止血剤を用意しておくと安心です。爪を切った後はヤスリをかけて仕上げをします。
最初から一気に爪切りをするのは難しいため、まずは爪切りに慣れるところからはじめましょう。
耳掃除
トイプードルのようなたれ耳の犬種は、内側に湿気がこもりやすいです。耳垢が溜まりやすくなっています。
病気を防ぐためにも、週に1回は耳をめくって汚れを拭きとりましょう。耳の中の掃除も、定期的に行ってください。
最初は耳にイヤーローションを垂らして、犬が頭を振ると汚れが出てきます。出てきた汚れをコットンで拭き取ると良いです。
綿棒を使った掃除は、慣れてから行うようにしましょう。
また、耳掃除は、強くこすらずに優しく行います。目でみて確認できる範囲のみの掃除で問題ありません。あまり奥の方は掃除をしないようにしましょう。
トイプードルが嫌がるなど自宅での耳掃除が難しい場合は、無理をせずトリミングサロンや病院でやってもらうと安心です。
耳の掃除をするためにも、毎日、耳の状態のチェックも兼ねて、慣らしていくと良いです。炎症や腫れが起きていないか、チェックを習慣にしましょう。
肛門腺しぼり
肛門腺は肛門の左右にある分泌腺のことです。肛門嚢ともいい、その中には強力な臭いの分泌液が生産され、溜まっていきます。
イタチやスカンクが身を護るために噴出する臭い分泌液のようなものです。中・大型犬は自分で排出できる子も多くいます。
しかし、トイプードルなどの小型犬は自力で出しにくいためケアが必要です。
肛門腺に分泌液をためたままにすると、お尻がムズムズしますし、まれに細菌が繁殖して炎症を起こすこともあるため、気を付けてあげてください。
シャンプーの際に、ついでにやってあげると良いです。
尻尾を片手で持ち上げて肛門嚢を親指と人差し指で抑え、そのまま上に押し上げるようにして絞り出します。
ただし、肛門腺絞りは初心者には難しいため、不安な場合は、無理をせずプロにお願いしてください。
トイプードルの餌はどうすれば良い?
愛犬に元気でいてもらうため、食べるものにも気をつけたいものです。トイプードルにはどんなドッグフードを選ぶと良いのでしょうか。
ここでは、トイプードルや年齢別におすすめのドッグフードを紹介します。
年齢別のおすすめのドッグフードの種類
トイプードルのドッグフードは、年齢で判断しましょう。子犬期は、筋肉をつくるためのタンパク質が豊富な子犬用ドッグフードを選びます。
成犬は子犬に比べて活動量も多く食欲も旺盛です。しかし、子犬の頃と同じ感覚で高カロリーの餌を与えると、肥満や病気を招きます。
1歳を過ぎて成犬になったら、高たんぱくだけどカロリーが少ない、成犬用ドッグフードを選んでください。
もちろん、タンパク質以外にも犬の成長に必要な栄養素はあります。ただし、穀物は取り過ぎると胃にガスが溜まって、消化不良や胃捻転を起こす可能性があるため注意が必要です。
原材料の記載は、使用量が多い順になっているため、魚や肉が最初に書かれているドッグフードを与えると良いでしょう。
高齢期は愛犬の状態によって変わりますが、若い頃より消化・吸収能力が落ちるため、シニア用のドッグフードが安心です。
また、犬種ごとに分けられたドッグフードもあります。犬種の特徴や、起こりやすいトラブルに考慮された成分が配合されているため、おすすめです。
ドッグフードの種類は、ドライ・ウェット缶詰などさまざまですが、主食はかならず「総合栄養食」を選びましょう。
1日の食事頻度
トイプードルの食事頻度や量は、年齢で異なります。生後2〜3ヶ月までは1日70gを3〜4回に分けて与えましょう。
生後4〜5ヶ月は80g、6〜7ヶ月は100g、8〜9ヶ月は90g、10〜12ヶ月は80gを1日2回に分けて与えます。1歳から10歳までの成犬期は、70〜120gを1日2回が目安です。
10歳以降は50〜100gを1日2回与えます。前述の食事量や頻度は、あくまで目安です。トイプードルの運動量によっても変わるため、様子をみながら調整してください。
下記のページでは、犬種別にあったドッグフードのランキングが確認できます。あわせて読んでみてください。
トイプードルを飼うといくらぐらいかかるの?
トイプードルをお迎えするとなると、当然お金がかかります。トイプードルにかかる費用相場をみていきましょう。
トイプードルの価格相場
トイプードルの相場は10〜30万円ですが、条件によって変動します。トイプードルは、その性格や可愛さで人気があるため、値段も高くなりがちです。
顔が整っていて、サイズが小さい子は高額になります。親がドッグショーのチャンピオン犬だったなど、血統の良い子は更に高額です。
価格が高いトイプードルには、前述のような理由があります。しかし、高いからといって病気にならないわけではありません。
トイプードルが安くなるケースは、身体的に心配なことがある場合や毛色が単色の場合です。また、子犬のほうが売れるため、成長すると安くなるケースもあります。
金額だけでなく、トイプードルの状態や性格などを確認して、ご自身で納得のいく子を選ぶのがいちばんです。トイプードルを迎える際は、信頼できるところで買いましょう。
飼う際に打っておいた方が良いワクチン
愛犬に長く元気でいてもらうためには、必要なワクチンを接種することが大切です。犬のワクチンには、狂犬病のワクチンと混合ワクチンの2種類があります。
ペット保険に入る場合、ワクチンで予防できる病気にかかった際に、接種してないと補償されない可能性があります。
ドッグランやペットホテル、トリミングサロンを利用するならワクチンの接種をしておくほうが安心です。
狂犬病のワクチンは1回3,000~4,000円、混合ワクチンは種類によって4,000〜1万円が目安になります。犬を飼い始めると、役所に登録料3,000円とともに届けが必要です。
他にも、フィラリアやノミ・ダニの予防薬も必要になるため、さらに1万5,000〜3万円の金額が上乗せされます。
トイプードルの月間費用
トイプードルにかかる月間費用は、最低でも2万円ほどです。内訳は、食事代・保険・トリミング・日用品・病院代などになります。
食事代は、平均で3,000〜5,000円ほどです。ドッグフードのブランドによって金額は異なります。食事代の一部として、おやつ代なども必要です。
また、後述で詳しく解説しますが、保険・トリミング・日用品にも費用が必要になります。健康維持のためのワクチンや健康診断、病気になったら医療費もかかるでしょう。
トイプードルの生涯費用は、200万円前後かかるとされています。トイプードルを買う場合は、もしもの時のために貯金をしておくことが大切です。
保険の月間費用
ペット保険料は、保険の内容によって異なります。保険料の相場は、2,000〜3,000円です。
ペットが病気やケガをした際の治療費は、人間のような健康保険がないため実費になります。治療によっては、高額な費用がかかるため、保険に入っておくと安心です。
ペット保険に加入しておけば、治療費の補償を受けることができます。予算や保険の内容を考慮して、保険を選びましょう。
トリミングの月間費用
トイプードルには、定期的なトリミングが欠かせません。毛のカットやお手入れのため、月1回ほどの頻度でトリミングを行う必要があります。
トリミングをサロンで行う場合、だいたい7000円〜1万円ほどが目安です。お店やメニューで費用が異なるため、予算を考慮して決めましょう。
日用品の月間費用
ペットシーツや服などの日用品にも費用がかかります。サプリメントや消臭スプレーなど、意外と必要なものが出てくるものです。
消耗品を含めて日用品代は、3,000円前後かかります。予算との兼ね合いで、上手に節約してやりくりすると良いでしょう。
トイプードルの運動頻度は?
トイプードルは、身体が小さいため運動頻度も少ないと思うかもしれません。しかし、トイプードルの運動量は、意外にも多く必要です。
プードルは狩猟犬で、トイプードルもその性質を受け継いでいるため、家の中の遊びだけでは、 1日に必要な運動量に満たせません。
散歩は1日2回、1回15〜30分が適しています。ただ同じ犬種でも個体差があり、活発な子はもっと長い方が喜ぶでしょう。
1日中家の中にいる生活は、トリプードルにはストレスになってしまいます。愛犬の健康のためにも散歩は毎日欠かさず行いましょう。
トイプードルがかかりやすい病気
トイプードルも人間と一緒で、病気になることもあります。もしものときのために、トイプ―ドルがかかりやすい病気を知っておきましょう。
膝蓋骨脱臼
大腿骨の溝におさまっている膝蓋骨(膝の皿)がずれてしまう病気が、膝蓋骨脱臼です。
膝蓋骨脱臼の原因は、ベッドやソファーから飛び降りたり転んだりした際の怪我や、遺伝などで、もともと大腿骨の溝が浅くて外れやすいことが原因になります。
膝蓋骨脱臼には状態によって4つのグレードがあり、グレード2になると足を浮かせて歩くような状態になるため、飼い主が気が付くことが多いです。
治療はグレードと歩行の状態、年齢や体重にあわせて内科療法課か外科手術かどちらが良いか総合的に判断します。
改善させるためには、できるだけグレードの低いうちに治療を行うことが重要です。愛犬の様子をよく観察しておきましょう。
水頭症
水頭症は脳脊髄液が脳内に溜まって、脳が圧迫されることで損傷や神経・行動の問題を引き起こす病気です。先天性と後天性の2種類があります。
水頭症は骨髄液で脳が圧迫されるため、圧迫されている場所や強さによって神経症状の出方が異なるのです。
例として、よく眠る・指示が通りにくい・急に攻撃的になる・歩き方に異常がみられるなどがあげられます。
水頭症はトイプードルなどの小型犬や短頭種に多く見られる病気です。水頭症が疑われる場合、精密検査を行い、最初は内科治療から始めます。
症状が軽度〜中度なら、脊髄液の過剰分泌や炎症を抑える薬が処方されますが、内科治療で改善がみられない場合や重度の場合は、外科治療が必要です。
水頭症が後天的なものなら、根本的な原因を特定して治療を行います。
外耳炎
外耳炎は鼓膜の手前にある耳道に起こる炎症のことです。外耳炎は、細菌感染、マラセチア(真菌の仲間)や耳ダニなどの寄生虫・アレルギー・耳掃除のやりすぎなどが原因で起こります。
犬が耳をよく掻いたり、頭を振るときは外耳炎になっている可能性があるため、注意をしましょう。
トイプードルは耳が垂れており、耳の中にも毛がたくさん生えているため、耳道が塞がりやすくなっています。そのため、耳の中の環境も悪くなりやすいです。
定期的に耳の状態をチェックし、正しい方法で耳のケアをしてあげてください。
治療方法は、症状や原因で異なりますが、点耳薬や内服薬の処方が主です。治療期間は1〜4週間が目安ですが、長期化や慢性化することも珍しくありません。
流涙症
流涙症は、目の周りが常に涙で濡れて周りの毛が茶色く涙やけする病気です。涙の量が増えたり、うまく鼻腔に排出できないことが理由で起こります。
原因は、鼻涙管が塞がっている・逆まつげ・異物が入った・アレルギー性の結膜炎・角膜の傷などがあげられ、原因にあわせた治療が必要です。
鼻涙管が塞がっている場合は、全身麻酔をして洗浄を行うこともあります。
目の周りの毛が原因で流涙症が起こっている場合は、目の周りの毛を短くカットしましょう。鼻涙管の異常が原因の場合は、予防は難しいため動物病院で相談をしてください。
トイプードルの可愛い写真
トイプードルの可愛い魅力が詰まった写真を、いくつかピックアップして紹介します。
トイプードルと赤ちゃん、可愛いどうしのふれあいが愛おしいです。
遊んでほしそうに見上げるトイプードル。あざと可愛い表情にメロメロです。
つぶらな瞳が可愛らしいトイプードル。少し眠そうにしているところもチャーミングです。
ぬいぐるみのようなプードルの子犬。お洋服で少しオシャレしています。
じゃれ合うトイプードルの子犬たち。元気いっぱいな姿に癒されます。
まとめ
トイプードルは、飼い主のことが大好きで賢いため人気の高い犬種といえます。また、子犬の頃から正しいしつけをすれば、きちんと答えてくれる犬種です。
身体を動かすことも大好きなトイプードルですが、寂しがり屋で甘えん坊な一面もあります。お迎えする場合は、愛情をたっぷり注いであげましょう。