ラブラドールレトリバーはどうやって飼うのが正解なの?性格や特徴・日々のお世話を徹底解説

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はじめに

盲導犬や警察犬、災害救助犬など私たちの生活の様々な分野で活躍しているラブラドールレトリバー。

友好的で賢く物を回収するのが得意な性質が、ラブラドールレトリバーを人にとって得難いパートナーにしてきました。

その歴史は古く、すでに16世紀頃のニューファンドランド島ではラブラドールレトリバーは漁師たちの漁の手助けをしています。

人との共同作業が好きなラブラドールレトリバーは、今でも私たちにとって身近な相棒なのです。

ラブラドールレトリバーの性格や特徴は?

性格

昔から人の手伝いをしていたラブラドールレトリバーは、躾もしやすく非常に賢い犬種です。

彼らの最大の魅力は、なんといっても優しく穏やかで人懐っこい性格でしょう。

人好きで犬好きなラブラドールレトリバーはとにかく遊ぶのが大好き。

人と関わるのが好きな彼らはトレーニングもしやすく、盲導犬や救助犬など重要な局面でも活躍しています。

活発で頭のいいラブラドールレトリバーは家族としてだけでなく、社会においても欠かせない仲間です。

しかしラブラドールレトリバーは、攻撃性の低い性格と人懐っこさで番犬にはむいていません。

従順で賢い彼らはまさに私たちのパートナーと呼べる存在なのです。

特徴

ラブラドールレトリバーのオスは体重29㎏〜36㎏で体高は56〜57cmと大柄で、メスはオスよりもほっそりとした印象で体重も25㎏〜32㎏、体高は54〜56cmの個体が一般的です。

欧米では中型犬とされることもあるラブラドールレトリバーですが、日本では大型犬とされています。

横幅の広い頭部と垂れ耳、骨太で筋肉質の体は高い身体能力を持ち、とくに泳ぎが得意な個体が多く、個体差はありますが指と指の間に小さな「水かき」があることも。

短毛のカラーは「ブラック」「イエロー」「チョコレート」の3色で、ブラックやチョコレートの個体は活発な性格の傾向があり、イエローの個体は穏やかな性格の個体が多いなど、カラーによって性格が異なるといわれています。

室内飼い?外飼い?

犬の室内飼いというと小型犬を想像する方もいるでしょうが、2022年にペットフード協会が行った「全国犬猫飼育実態調査」によると、実に9割近い家庭の犬が室内で飼育されています。

室内飼いと外飼いどちらにもメリットデメリットがありますが、実際には室内飼いのメリットの方が大きいといえるでしょう。

室内飼いのメリットとしては「愛犬と触れ合う時間が増えることで、信頼関係が築きやすい」「体調管理がしやすい」「躾がしやすい」など愛犬と良好な関係を構築できます。

反面デメリットとしては室内飼いなのに構ってあげられなかったり、散歩を十分にしてあげたりできなければラブラドールレトリバーにとってもストレスでしょう。

飼い主にとっては「家の中が汚れる」などのデメリットもあります。

外飼いのメリットとしては運動量が多く、やんちゃなラブラドールレトリバーに「家の中の物を壊されない」「家の中が汚れない」「広い庭があれば運動不足解消になる」などです。

しかし「健康管理の難しさ」「室内飼いよりも構ってあげられない」などのデメリットは、人とのコミュニケーションが大好きなラブラドールレトリバーには大きなストレスになりかねません。

飼育環境は各家庭で異なるのは仕方ありませんが、ラブラドールレトリバーの飼育にはコミュニケーションの取りやすい室内飼いがおすすめです。

家族の一員として迎え入れてあげましょう。

ラブラドールレトリバーのしつけ方は?

した方が良いこと

ラブラドールレトリバーは覚えが良く、トレーニングのしやすい犬種です。

しかし子犬の頃は好奇心が旺盛でやんちゃなため、個体差はありますが2〜3歳頃までは飼い主にも覚悟が必要かもしれません。

悪戯されて困る物は保管場所の工夫が必要です。

躾の基本は飼い主と愛犬との間に、しっかりとした信頼関係を築くことでしょう。

飼い主をリーダーとして認めれば躾もしやすくなります。

躾の基本は褒めることで、失敗したからといって頭ごなしに怒るばかりでは、信頼関係は築けません。

愛犬が何をしたら喜ぶかを理解して、成功した時は思いっ切り褒めてあげましょう。

おやつやおもちゃを利用するのも有効です。

家庭にラブラドールレトリバーを迎えた日から必要になるトイレのトレーニングは、静かで排泄に集中できる場所にトイレを設置してあげるなど環境を整える必要があります。

また子犬の頃は歯がむず痒いため甘噛みする個体も多いですが、大型犬のラブラドールレトリバーの場合、子犬の甘噛みだと放置せずに小さい頃から噛み癖を躾なければいけません。

嚙んでもいいおもちゃを与え、それ以外は噛まないよう躾ましょう。

してはいけないこと

ラブラドールレトリバーに飼い主がリーダーだと認めさせることはとても重要です。

しかし威圧的に振舞ったり、力で押さえつけたりすると愛犬を委縮させてしまいます。

甘やかしすぎても主従が逆転するため、飼い主は態度を一貫させて犬からの信頼を得られるようにしましょう。

同じことをしても日によって飼い主の態度が違うと犬は混乱してしまいます。

褒めるときは褒め、叱るときは叱るといった一貫した躾をする必要があるのです。

またラブラドールレトリバーに出すコマンドが頻繁に変わるのもよくありません。

他にも「後になって叱る」のも愛犬は何を叱られているのか分かりませんし、「高い声で叱る」ことも言葉の分からない犬には分かりにくいといえます。

「叱るときは低い声」「褒めるときは高い声」と犬が分かりやすい態度を取ることも大切です。

必要なケア

愛犬の健康維持のためにも毎日のケアは欠かせません。

基本的なケアについてお伝えします。

ブラッシング

毎日散歩の後のブラッシングを日課にできれば理想的です。

犬は毛の生え方によりシングルコートと、ダブルコートの2種類に分けられます。

ダブルコートの犬種は硬く太いオーバーコートと、柔らかいアンダーコートの二層の毛が生えており、生え変わりの季節にはアンダーコートの毛がゴッソリと抜け落ちるのです。

ラブラドールレトリバーはダブルコートの犬種のため抜け毛が多く、ソファやベッドにつく抜け毛対策としてもブラッシングによるこまめなケアが重要だといえます。

また短毛のため普段のケアにはラバーブラシなどで構いませんが、換毛期にはスリッカーブラシを使用するなど状況に応じて使い分けるといいでしょう。

シャンプー

どのくらい外遊びをするのかなど、身体の汚れ具合は個体差があります。

一般的にシャンプーは月に1回程度で、むしろ頻繁にシャンプーすると皮膚が乾燥してフケなどの皮膚トラブルを引き起こすのです。

ラブラドールレトリバーは水辺で漁の手伝いをしていたという犬種であり、そのためか生まれつき皮脂の分泌が盛んで皮膚にべたつきのある個体も多いのですが、それ自体は病気ではありません。

しかし痒がったり皮膚に赤みがあったりするときは皮膚炎の可能性があるため、獣医師を受診しましょう。

また人の頭皮が弱酸性であるのに対して、犬の皮膚は弱アルカリ性であるため、人用のシャンプー等は利用せず犬用のシャンプーを使用し皮膚を傷つけないようにします。

シャンプー後はしっかりとタオルドライして、皮膚に負担を掛けないようドライヤーの冷風でしっかりと乾かすと、皮膚炎や皮膚病、臭いの予防になります。

歯磨き

ある保険会社の調査によると全体の 76.3%の犬に歯垢の沈着・歯石が見つかっています。

加齢により口内トラブルは増加傾向にあり、3歳以上になると 80%以上に歯垢の沈着・歯石が確認され「歯周病の予備軍」であることが分かっています。

人と同様に歯周病予防には歯磨きが重要であり、多くの獣医師が「1日1回の歯磨き習慣」を推奨しているのです。

歯磨きのアイテムとしては「歯ブラシ」「歯磨きシート」「歯磨き手袋」などがあげられます。

初めて歯磨きをする愛犬の場合、歯ブラシを使用するのは難しいでしょう。

愛犬の健康のためにも、子犬の頃から歯磨きに慣れさせておくことが大切です。

爪切り

ラブラドールレトリバーは爪切りが必要なのでしょうか?

実際に大型犬で散歩量の多いラブラドールレトリバーは、散歩中にアスファルトなどの固い地面で爪が削られるため、爪切りをしていない飼い主も多くいるようです。

ただし散歩の時間が短かったり、芝生など軟らかい地面を歩いたりする場合は爪が削られていないこともあるので、定期的に爪をチェックしてあげましょう。

また犬には5本目の指(狼爪)がありますが、生まれてすぐに切除されている個体もあるので、愛犬に狼爪があるのか確認してみましょう。

狼爪は地面に接しないため定期的なケアが必要です。

爪切りは自宅で行うこともできますがケガの危険もあるため、飼い始めたばかりなら動物病院で爪切りしてもらうことをおすすめします。

耳掃除

垂れ耳のラブラドールレトリバーは、耳の形状で通気性が悪く耳の中が蒸れやすいため耳垢のケアが必要で、ケアを怠ると外耳炎になってしまうこともあります。

外耳炎を患うと、人で例えるならば歯の痛みや頭痛のような痛みを引き起こすといわれます。

トラブルに気がつかず放置していると、症状が悪化したり慢性化したりするので、飼い主は定期的に耳の状態をチェックしてあげましょう。

チェックポイントとしては耳の中の色や臭い、耳垢のべたつきや臭いが強くなっていないかを確認します。

他にも頻繁に耳を搔いたり頭を振ったりする、耳に触られると嫌がるなど普段の様子も観察し早めにトラブルに気づいてあげましょう。

肛門腺しぼり

肛門腺は肛門の付近にある、強いにおいを放つ液体を分泌する器官です。

個体特有の匂いがするため、犬同士のコミュニケーションツールの一つといえます。

この肛門腺が発達しやすく詰まりやすい犬種は、便の匂いが強くなったり肛門嚢炎などの肛門周辺のトラブルが生じたりするのです。

肛門線が溜まってくると犬は床にお尻をこすり付けたり、肛門を舐めたりします。

ラブラドールレトリバーの肛門腺は発達しやすく詰まりやすいため、定期的なチェックやケアが必要です。

愛犬の様子を観察して肛門腺が溜まっているようなら肛門腺しぼりを行いますが、自宅でのケアが難しいと感じれば動物病院やトリミングサロンに依頼する方法もあります。

ラブラドールレトリバーの餌はどうすれば良い?

家族の一員となった愛犬ですが、子犬期から成犬期、老犬期では積極的に与えたい栄養も変わってきます。

人と同じように犬にとっても日々の食事は健康に直結するものです。

愛犬の状況に合わせて、餌を選んであげましょう。

年齢別のおすすめのドッグフードの種類

ラブラドールレトリバーをはじめ犬は雑食性の肉食動物です。

そのため植物性の餌よりも動物性の餌の方が消化しやすく体への負担も少なく済みます。

餌を選ぶときは以下の3つに注意しましょう。

  1. 動物性たんぱく質が主成分
  2. 軟骨成分が含まれている
  3. 脂肪分が多すぎない

また月齢によってもおすすめの餌が異なります。

離乳食が終わったら徐々にドッグフードを与えていきますが、成長期の子犬は体重の増加も大きいため、こまめに体重を計って必要な給餌量を与えてください。

成長期の子犬は成犬の2倍のカロリーや多くのタンパク質やカルシウムを必要とするので、消化吸収の良い餌を選ぶ必要があります。

成犬になると健康維持のために、栄養バランスの良い動物性たんぱく質主体の餌を与えましょう。

ラブラドールレトリバーは肥満になりやすい犬種なので、餌を与えすぎて肥満にならないように注意します。

老犬期になると多くの個体は以前ほど餌を食べられなくなります。

高たんぱくでバランスの良い餌を選び、少ない給餌量でも栄養が採れる様に工夫します。

運動量の低下による肥満や胃腸の働きも弱ってくるため、低カロリーフードや負担の少ない無添加フードを選ぶなど、愛犬の状態を見て与える餌を見きわめてあげましょう。

愛犬の状態に合わせた、安全で安心な餌をチョイスできるサイトもご紹介します。

1日の食事頻度

離乳食を終えた、2ヶ月~3ヶ月頃の子犬には1日4回餌を与えます。

餌の量は体重によって異なるため、定期的に体重を計り、与えるドッグフードの推奨する量を守るようにしましょう。

3ヶ月を過ぎた頃から1日の餌は3回になります。

6ヶ月を過ぎた辺りから子犬の成長曲線も穏やかになるため、餌の回数も1日2回程度にしましょう。

フードのパッケージに体重毎の給餌量の目安が記載されていますが、運動量や年齢、避妊・去勢しているかどうかによっても、必要なエネルギー量は変わるため、正確な数値が知りたい場合は動物病院で確認してみましょう。

老犬になると胃腸が弱ってくるため消化器官に負担を掛けないよう1日に与える餌を2回〜3回に分け、1回の量を減らしてもいいでしょう。

2ヶ月~3ヶ月1日に4回
3ヶ月1日に3回
6ヶ月~1日に2回
成犬1日に2回
老犬1日に2回~3回

ラブラドールレトリバーを飼うといくらぐらいかかるの?

ラブラドールレトリバーを家庭に迎え入れようと決めた時、知っておきたいのは購入価格だけでなく、愛犬の一生にかかる金額ではないでしょうか。

愛犬が健康で幸せな一生を送れるように、実際にかかる費用を知っておきましょう。

ラブラドールレトリバーの価格相場

ラブラドールレトリバーの一般的な価格は20万円程度とされていますが、親の血統によっては30万円を超えることもあります。

もちろん購入する場所の地域差や、どこから購入するかによっても価格が大きく変わるため、ペットショップで購入するのか、ブリーダーから購入するのかをよく検討しましょう。

家庭犬向けの個体を扱うペットショップでは20万から30万の価格になりますが、ブリーダーでは家庭犬だけでなくショードック向けの個体も扱っているため、値段に大きな差があるのです。

飼う際に打っておいた方が良いワクチン

生後1ヶ月半を過ぎた頃から、母犬の初乳の免疫が徐々に減っていき感染症のリスクが高まってきます。

そのため2ヶ月頃からはワクチン接種が必要です。

とくに外遊びが好きなラブラドールレトリバーには、感染症対策から身を守るためにもワクチン接種を行いましょう。

現在、混合ワクチンは2種~11種まであり、含まれるワクチンが多いほど副作用のリスクもたかまるので、どのワクチンを接種するかは獣医師と相談して決定します。

※一般的には5種以上の混合ワクチンが推奨されています。

またペットショップやブリーダーから購入する際、すでに幾つかのワクチンを接種済みという場合もあります。

子犬を迎え入れる前に、どのワクチンを接種しているのかを確認し、その後のワクチン計画を獣医師と相談しましょう。

ラブラドールレトリバーの餌代・おやつ代月間費用

餌代はどの様な商品を選ぶかによって差が出ますが、一般的な餌代として月に1万円前後かかることが多いようです。

その他にもおやつ代として2千円ほどかかるといわれているため、月間で餌代とおやつ代が1万2千円ほどかかります。

保険の月間費用

新しく子犬を家族に迎え入れる場合は、3千円前後の保険料の保険会社が多いようです。

当然ですがペット保険の費用は愛犬の年齢によって変わってきます。

例えば1歳のラブラドールレトリバーの保険料が月に3千円の場合、8歳になると4千円を越えてしまいます。

保険期間なども検討し、条件にあう保険会社を見つけましょう。

トリミングの月間費用

地域差や利用するトリミングサロンによっても値段が変わってきますが、月に1回8千円ほどトリミング代に掛かることが多いようです。

トリミングサロンでは飼い主が行うのは難しい爪切りや耳掃除もしてもらえるので、月に1回のケアとして利用するのもいいでしょう。

日用品の月間費用

トイレシーツやペット用ウェットシート、デンタル・ケア用品、おもちゃ、それに月々のノミ駆除剤などもあわせて1千円〜6千円の費用が掛かることが多いようです。

ラブラドールレトリバーの運動頻度は?

外遊びの大好きなラブラドールレトリバーは1日2回、しっかりと散歩に連れて行ってあげましょう。

時間は1回につき30分〜60分を目安に、距離は2キロ〜4キロほどが最適です。

また年齢によっても運動量は異なるので、愛犬のライフステージに合わせた散歩を心がけてください。

子犬であれば最初は15分〜30分程度にとどめ、外の世界に慣れさせてあげましょう。

老犬になり脚や関節が弱くなってきたら長時間の散歩は控えます。

外に連れ出すのは良い刺激になるので、歳をとったからといって散歩を止める必要はありませんが、あくまでも愛犬のペースに合わせ無理をさせない範囲にするべきです。

ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気

股関節形成不全

股関節形成不全は成長期の股関節の変形や、関節の緩みなどの異常によって、骨盤と後脚の骨が嚙み合わず様々な症状を引き起こす疾患です。

症状にも個体差があり、跛行(不自由な足どりであること)や走るのを嫌がったり、横座りしたりなど症状が現れる場合から、ほぼ無症状の場合もあります。

ラブラドールレトリバーは股関節形成不全の多発品種であり、発症リスクは遺伝要因が7割、環境要因が3割といわれているため、骨の形成か完成する1歳~2歳頃にレントゲン検査を受けるといいでしょう。

白内障

ラブラドールレトリバーが遺伝的な要因で、発症しやすい病気に白内障があります。

白内障の原因は先天性のものや外傷、他の疾患から発症したものなど様々ですが、近年は犬の高齢化により6歳以上の犬に見られる加齢性白内障も増えています。

白内障の根本的な治療は、現時点で手術のみとなっており、点眼薬では治りません。

ただし、手術ができない場合や適応外となった場合は、合併症の予防や治療のために点眼薬を使用することがあります。

そのため早期発見・早期治療が白内障治療には第一であり、定期的に健診を受けることが重要です。

皮膚疾患

皮膚病は愛犬にとって非常にストレスの多い疾患です。

ラブラドールレトリバーは遺伝的に、アトピー性皮膚炎に罹患する個体が多いことでも知られています。

犬のアトピー性皮膚炎の原因は現在でも完全には解明できていません。

皮膚のバリア機能などに問題があり、ハウスダストなどの原因抗原が皮膚から侵入し、引き起こされると考えられています。

強い痒みを伴い、生後半年~3歳頃に発症することが多い疾患です。

治療法としては投薬とスキンケアの併用が一般的であり、治療法にはそれぞれ一長一短あるため、獣医師と相談のうえ行いましょう。

他にも犬の皮膚疾患は多く、ノミやダニの寄生虫予防や食物アレルギーのある個体にはアレルギー源の混入しない食事を心がけたり、カビや細菌が繁殖しないよう温度や湿度の管理を行ったりすることで皮膚病を予防できます。

外耳炎

外耳炎とは耳の内部の通気性が悪くなり雑菌などが繁殖しやすくなるため、耳の入り口から鼓膜までが炎症を起こす病気です。

原因として、アレルギー、寄生虫、異物が入ってしまったなどがあり、二次的に細菌やカビの増殖が見られます。

とくに垂れ耳のラブラドールレトリバーは外耳炎のリスクが高い犬種です。

外耳炎になると耳に痒みや痛みが起こるため、耳を掻いたり耳を床に擦りつけたり、耳を触られるのを嫌がったりします。

また耳が赤くなったり異臭がしたり、茶色や黒褐色の耳垢や緑色の膿が付着したりすることもあるので、日常的なケアの際に耳内をよく観察しましょう。

外耳炎になってしまうと一般的な治療法は、耳垢溶解剤や洗浄液で耳内のカビや雑菌を洗浄し、点耳薬を投与します。

愛犬が痛みを伴う外耳炎になってしまうのは可哀そうです。

耳を清潔に保ち、日常的に耳内の観察をすることで外耳炎を予防しましょう。

ラブラドールレトリバーの可愛い写真

ラブラドールレトリバー5

水辺にいるラブラドールレトリバー。

ラブラドールレトリバー2

飼い主と雪山にいるラブラドールレトリバー。

ラブラドールレトリバー4

ラブラドールレトリバー1

餌を食べるラブラドールレトリバー。

ラブラドールレトリバー3

外遊び中のラブラドールレトリバー。

まとめ

ラブラドールレトリバーについてお伝えしました。

友好的で賢いラブラドールレトリバーは、私たちの家族であり良き友人です。

躾やすい反面、子犬の頃はやんちゃで悪戯好きな一面もあるラブラドールレトリバーの特性を知ることで、家族として迎え入れた後もスムーズに生活できるのではないでしょうか。

大切な家族になった愛犬と暮らすためには、病気やケアについて理解を深めていくことが重要です。 

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