豆知識

ラブラドールレトリバーはどんな性格をしている?オスとメスの性格の違いもご紹介

ペットスタートマガジンでは「ペットとの暮らしを始めるすべての人に」をコンセプトに、ペットにまつわる様々なお役立ち情報を、これからペットとの暮らしをスタートする方へ向けて提供しています。ペットにまつわる全ての情報をペットスタートマガジンで御覧頂けるように日々コンテンツを発信していきます。

はじめに

ラブラドールレトリバーは、賢くて人懐っこいことから、しつけがしやすいことで知られている犬種です。

ラブラドールレトリバーの性格はとてもフレンドリーで、人間に優しく従順であることから盲導犬や介助犬として活躍している犬も少なくありません。

また、ラブラドールレトリバーの性格は性別によっても違いがあります。これからラブラドールレトリバーを飼いたいと考えている方は、オスとメスどちらが自分と相性が良いかチェックしてみましょう。

本記事では、ラブラドールレトリバーの性格やオスとメスによる違い、飼うときの注意点についてご紹介します。

ラブラドールレトリバーの性格

ラブラドールレトリバーは、体高約60cm、体重30㎏ほどの大型犬です。

元々は狩りの獲物や道具を回収する能力が優れている犬として飼われていましたが、フレンドリーで優しい性格から、人間とすぐに仲良くなる犬種としても知られています。

まずは、ラブラドールレトリバーの性格について解説します。

フレンドリー

ラブラドールレトリバーはとてもフレンドリーで、飼い主の指示にすぐ従ってくれる素直な性格が特徴的です。

人間の子どもと遊ぶことも大好きなので、お子さんのいる家庭や犬好きな家庭にとても向いている犬種といえるでしょう。優しくて穏やかな一面を持っているので、初めて犬を飼う人でもすぐに仲良くなれます。

嬉しくなると興奮してはしゃいでしまうゴールデンレトリバーですが、飼い主の指示にすぐに従ってくれるお利口な一面も持っています。

しつけがしやすい

ラブラドールレトリバーは、大昔から人々の仕事の手伝いをしていた犬として有名です。

賢くて従順なラブラドールレトリバーはしつけがしやすく、盲導犬や介助犬、警察犬としても活躍しています。初めて犬を飼う人でも、すぐに指示に従ってくれるでしょう。

ただし、ラブラドールレトリバーは優しい性格であるため、番犬には向いていないともいわれています。番犬を家に迎えたい方よりも、犬と仲良くなりたい方にマッチしている犬種であるとイメージしておきましょう。

しつけをするときは、どういった行動をするときは褒める・叱るかをはっきりさせておくのが重要です。飼い主の気分によって褒める・叱る基準が変わってしまうと、犬が混乱してしまうため注意しましょう。

感受性が豊か

ラブラドールレトリバーは、とても感受性が豊かな犬種としても知られています。

ラブラドールレトリバーは寂しさを感じると、ストレスが溜まってしまいやすいため注意が必要です。

ストレスが溜まると、物を噛んで壊すなどのいたずらが増えてしまいます。ボール遊びやタオルの引っ張り合いなど、愛犬のストレス解消に付き合ってあげましょう。

また、愛犬に新聞を持ってきてもらうなどのお手伝いをさせてあげることも効果的です。ラブラドールレトリバーは飼い主さんの役に立ちたい気持ちが強いので、特に喜んでもらえます。

オスとメスでの性格の違い

ラブラドールレトリバーの性格は、性別によっても違いが現れます。

オスはマイペースで甘えん坊、メスは繊細で優しい一面があります。初めてラブラドールレトリバーを飼う方・多頭飼いを考えている方は、オスとメスどちらが飼いやすいかチェックしてみましょう。

ここからは、ラブラドールレトリバーのオスとメスそれぞれの性格についてご紹介します。

オスの性格と特徴

ラブラドールレトリバーのオスは、体高が60cm前後、体重が30kg前後とメスより大きく筋肉質な体格を持っています。

性格は、メスに比べるとマイペースで、やんちゃな傾向があります。神経質な部分は少なく、嫌なことがあっても引きずらずにケロッとしているのが特徴的です。

また、ラブラドールレトリバーのオスは甘えん坊で、人間にとても従順といわれています。縄張り意識が強いため、飼い主や家族との絆を大切にしてくれるでしょう。

メスの性格と特徴

ラブラドールレトリバーのメスは、体高が55cm前後、体重が25〜30kgとされています。オスよりも体が小さいため、初めて大型犬を飼う方でも安心です。

性格は、オスと同じようにマイペースですが、落ち着いていて繊細な一面があります。

神経質なところがあるため、嫌なことがあったり叱られたりするとしばらく落ち込んでしまうこともあるようです。

ラブラドールレトリバーのメスは、落ち着いていて穏やかなためオスよりもクールな印象があります。犬とゆったり過ごしたい方・高齢者の方は、メスの方が飼いやすいでしょう。

ラブラドールレトリバーの特徴

ラブラドールレトリバーは、大きくてがっしりとした体格が特徴的です。また、「カワウソの尾」とも呼ばれるしっぽは泳ぐときに役立つことから、昔は漁の手伝いをする犬としても活躍していました。

ここからは、ラブラドールレトリバーの身体的特徴についてみていきましょう。

骨量が豊富で力強い外見

ラブラドールレトリバーは、骨量が豊富で体が大きく、がっしりとした体格が特徴的です。

パワフルな体を持つラブラドールレトリバーは、災害救助犬としても大活躍しています。

ただし、ラブラドールレトリバーの大きな体格は股関節の病気を引き起こしやすいとされています。特に、太りすぎると関節への負担も増大するため、フードの与え過ぎには十分注意しましょう。

ラブラドールレトリバーが歩くときに足を引きずっている場合は、股関節に痛みがある可能性があります。異変を感じたら過度な運動をさせずに、かかりつけの動物病院に相談することが大切です。

ちなみに、同じような大きな体を持っているゴールデンレトリバーは、名前は似ていますが違う犬種です。性格も、ラブラドールレトリバーが穏やかで真面目な性格であるのに対し、ゴールデンレトリバーの方がより陽気で活発、サービス精神豊富な性格といった違いがあります。

カワウソの尾

ラブラドールレトリバーのしっぽは、根元から太い見た目から「カワウソの尾」と呼ばれています。

この特徴的なしっぽは、水に入ったときの浮力を調節し、泳ぐときに大活躍します。

また、ラブラドールレトリバーの毛は水をよく弾き、冷気を通さないようにできています。そのため、泳ぎが得意な犬として大昔から漁師の仕事を手伝っていたとされています。

そんなラブラドールレトリバーは水遊びが大好きです。暑い時期は犬用のプールで遊ばせてあげるのも良いでしょう。

ラブラドールレトリバーの飼い方のコツ

ラブラドールレトリバーは、昔から変わらず最も人気のある犬種の一つとして知られています。

ラブラドールレトリバーを飼う前に、飼い主の暮らしの環境や生活スタイルについて今一度振り返っておくのも非常に重要です。

特に、ラブラドールレトリバーは食いしん坊な犬種であるため、フードの調節としっかりした運動で、愛犬の健康管理をしっかり行いましょう。

ここからは、ラブラドールレトリバーを飼うときのコツについてご紹介します。

日常の運動と散歩の重要性

大きな体を持ち、動くことが好きなラブラドールレトリバーは、毎日の運動や散歩が必要な犬種です。

1日30分〜1時間程度を目標に、毎日散歩に連れて行ってあげましょう。

また、ドッグランやペットを連れていけるアウトドアを利用することも効果的です。お気に入りの運動方法を見つけて、愛犬に喜んでもらいましょう。

ラブラドールレトリバーは、遊ぶことが大好きです。特に、子犬から2歳頃まではやんちゃなところもあり、部屋の中を荒らしてしまうかもしれません。飼い始めの頃からしつけをしっかり行い、噛んだり傷つけたりして欲しくない物は愛犬の側に放置しないことが大切です。

さらに、ラブラドールレトリバーは身体を動かす遊びだけでなく知的な遊びも喜んでくれます。そのため、日常生活のちょっとしたお手伝いを遊びに取り入れることもおすすめです。

食事や健康管理の注意点

ラブラドールレトリバーは、犬の中でも食いしん坊な傾向にあるといわれています。そのため、愛犬がフードを食べ過ぎて肥満になってしまわないよう注意が必要です。

ドッグフードは、子犬用・成犬用・シニア犬用など、犬の年齢ごとに必要となる栄養素の量を変えています。1日に与えるフードの量を調整して、愛犬の年齢にあった食事管理を行いましょう。

また、ラブラドールレトリバーを飼い始めたら、食事をコントロールするためのしつけをすることも大切です。

「待て」や「おすわり」の訓練をして、フードを食べ過ぎないように指示をする・人間の食べ物に興味を持たせないようにしましょう。

快適な居住環境の提供

犬は、汗をかいて体温を発散させることがとても苦手です。口を開けてハアハアとしていたら、部屋の中が暑くなっているサインといわれています。

特に、ラブラドールレトリバーは、暑さに弱いという特徴があるため、居住環境を快適に保つことが重要です。室内の気温を調整し、体調を崩さないように気をつけてあげましょう。

また、ラブラドールレトリバーは成犬になると体がかなり大きくなるため、広い家で飼うのが理想的です。

家の中の物を噛んでしまうことも多いので、犬が飲み込むと危険な物は、近くに置かないように心がけましょう。家の中で犬に入ってほしくない場所がある場合は、しっかりとした仕切りを設置することがおすすめです。

ラブラドールレトリバーのおすすめの購入方法

ラブラドールレトリバーを買うためには、ブリーダーから買う方法かペットショップで買う方法、犬のレスキューやシェルターから譲り受ける方法から選ぶ必要があります。

特に、ブリーダーからラブラドールレトリバーを買う場合は、ラブラドールレトリバーを専門に扱っているブリーダーを探しましょう。ラブラドールレトリバーについての知識が豊富なブリーダーとの関係を築いておくと、犬を迎え入れた後も相談がしやすいため安心です。

ブリーダーからの購入

初めてラブラドールレトリバーを飼う方にとって、ラブラドールレトリバーの飼い方について相談できるブリーダーは頼もしい存在となります。

良いブリーダーさんから購入すると、血統や健康面の情報が分かりやすく、両親の特徴からどんな性格の犬であるかも教えてもらえます。また、犬を飼い始めた後も分からないことや不安になったことがあれば、ブリーダーに相談できるため安心です。

ただし、近年では悪質なブリーダーも増えています。ブリーダーから犬を購入する前に、ブリーダーの評判についてもよく調べておきましょう。 

ペットショップからの購入

ラブラドールレトリバーを飼うときは、ペットショップから購入するという方法もあります。

ラブラドールレトリバーの価格は、約20〜30万円とされています。お店によっては病気のチェックやワクチンの予防接種についても価格に含まれている場合もあるため、店員さんへ確認しておきましょう。

ペットショップの最大のメリットは、何といっても気軽に犬を見に行くことができることです。いくつもお店を巡ってみて、自分にぴったりのラブラドールレトリバーを探してみましょう。

ペットショップにいったら、犬が清潔な環境で育てられているかしっかりチェックしましょう。また、犬を迎えた後の体調不良など、気になることがあったときに相談できるお店が理想的です。

レスキューやシェルターからの譲渡

ペットレスキューやシェルターから、ラブラドールレトリバーを譲渡してもらうという方法もあります。

レスキューやシェルターからの譲渡では、お金を払わずに里親になれる場合と、ワクチン接種代などの譲渡金が必要になる場合があります。犬を見に行く前に、譲渡の際にかかる金額について確認しておきましょう。

レスキューやシェルターでは、事情があって手放された犬や繫殖し過ぎて飼いきれなかった子犬が集められています。

ラブラドールレトリバーを探している方は、インターネットの里親募集や里親譲渡会で迎え入れたい犬を探すのも良いでしょう。

里親譲渡会は、インターネットや市役所などで探すことができます。譲渡の条件にマッチするためには、自宅から近い場所で開催されている譲渡会を探すのがおすすめです。気になる譲渡会があれば、問い合わせをして足を運んでみましょう。

まとめ

フレンドリーでお利口なラブラドールレトリバーは、大昔から人々に愛されてきた犬種として知られています。

性別による性格の違いは、オスの方がマイペースで甘えん坊、メスの方が穏やかでクールな傾向があります。初めてラブラドールレトリバーを飼う方は、オスとメスどちらが自分との相性が良いかイメージしてみましょう。

また、ラブラドールレトリバーを飼うときは、犬が快適に過ごせる居住環境や、散歩や遊びでたくさん運動できる場所を用意してあげることが大切です。

ラブラドールレトリバーを家族に迎える前に、飼い方の注意点をしっかり確認しておきましょう。

RECOMMEND
あわせて読みたい関連記事
RANKING
人気記事ランキング