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はじめに
ジャックラッセルテリアは可愛い見た目が魅力的な比較的小さな犬種です。
ジャックラッセルテリアを飼いたいけれど、どんな性格かわからないので飼うのを迷っている方もいると思います。
ジャックラッセルテリアは初心者には飼いにくいと言われることもあり、余計に迷うはずです。
ただ、ジャックラッセルテリアは活発で飼い主に従順なので、新しく犬を飼う方におすすめできます。
この記事で解説しているのは、ジャックラッセルテリアの性格や特徴です。
実際の飼い方のコツや購入方法まで詳しくまとめているので、今後ジャックラッセルテリアの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ジャックラッセルテリアの性格
まず、ジャックラッセルテリアの性格を解説します。
ジャックラッセルテリアの主な性格は下記の3つです。
- 飼い主に従順な犬種
- 陽気で好奇心旺盛な性格
- 頑固で負けず嫌い
それぞれ詳しく紹介しますので、自分の飼いたい犬の性格と合っているか確認しましょう。
飼い主に従順な犬種
ジャックラッセルテリアは飼い主に従順な犬種です。
しつけをしっかり行っていると、飼い主の指示に従う賢い犬に育ってくれます。
ただ、ジャックラッセルテリアは好奇心旺盛で刺激にすぐ飛びついてしまうため、しつけができていないと吠えたり興奮状態になったりするので注意しましょう。
好奇心旺盛な性格をコントロールするためには、「待て」をしっかり覚えさせるのが重要です。
また、しつける際には毅然とした態度で、一貫性のある内容で叱りましょう。
ジャックラッセルテリアは興奮状態になると飼い主のしつけを守らない可能性があるので毅然とした態度が必要なのです。
そして、ジャックラッセルテリアは賢い犬なので、一貫性のある内容でしからないとやっても大丈夫だと考えてしまいます。
子犬の内からしつけると感情をコントロールできるようになるので、甘やかさずにしつけましょう。
陽気で好奇心旺盛な性格
次に、ジャックラッセルテリアは陽気で好奇心旺盛な性格です。
元気を与えてくれるので、家族もジャックラッセルテリアと過ごす生活を楽しめます。
一方で気になるものがあると興奮状態になってすぐ飛びついてしまい、なかなか落ち着いてくれません。
見知らぬ人や動物に吠えたり追いかけたりするので、しつけをしっかり行う必要があります。
ジャックラッセルテリアが吠えたり追いかけたりする理由は、優秀な狩猟犬の性質を受け継いでいるためです。
また、優秀な狩猟犬の素質により、勇敢な性格や高い反射能力・運動能力を持っています。
ジャックラッセルテリアを他の動物と一緒に住ませる場合は、注意しましょう。
さらに、ジャックラッセルテリアは好奇心で家具を噛んで壊す場合があります。
電気コードなど命に関わるものは、ジャックラッセルテリアが噛まない位置に配置するか、噛み防止用の塗布剤を塗ってください。
頑固で負けず嫌い
最後に、ジャックラッセルテリアは頑固で負けず嫌いな性格です。
散歩で自分の行きたい場所へ頑なに行こうとしたり、嫌いな食べ物は食べなかったりする場合があります。
ジャックラッセルテリアは自分の意見が通らないと攻撃行動に出る場合もあるのです。
そのため、飼い主の指示に従うように、子犬の頃からしつけましょう。
また、ジャックラッセルテリアは負けず嫌いな面も見られます。
勝ち気な性格なので、性格の合わない犬と出会うと、激しい喧嘩に発展してしまうのです。
初めて出会う犬には注意し、ジャックラッセルテリアとの相性を確認しましょう。
オスとメスでの性格の違い
次に、ジャックラッセルテリアのオスとメスでの性格の違いについて解説します。
ジャックラッセルテリアを飼う際に、オスとメスどちらが良いかあらかじめ決めておきましょう。
オスの性格と特徴
ジャックラッセルテリアのオスは、縄張り意識が高く、他の犬と喧嘩する可能性が高いです。
去勢手術をしていないと、苛立ちを多く見せたり、メスに発情して興奮状態になりやすかったりします。
オスはメスよりもジャックラッセルテリアの性格や特徴が顕著です。
身体的特徴はメスとあまり変わらず、体高25〜30cmが体重約5〜6kg程度であり、12年〜15年ほど生きます。
メスの性格と特徴
ジャックラッセルテリアのメスは、オスと比較すると優しい性格です。
オスほど縄張り意識が高くないため、性格も穏やかですが、ジャックラッセルテリアの特徴は持ち合わせているため、好奇心旺盛で負けず嫌いな性格はあります。
身体的特徴はオスとほぼ同じであり、体高25〜30cmで体重約5〜6kg程度であり、平均寿命は12年~15年です。
ジャックラッセルテリアの特徴
次にジャックラッセルテリアの特徴についてまとめます。
- 比較的病気になりにくい犬種
- 細身ながら身体の筋肉が発達している
それぞれの特徴を詳しく解説しているので、実際に飼う前にチェックしましょう。
比較的病気になりにくい犬種
1つ目の特徴は、ジャックラッセルテリアは比較的病気になりにくい犬種である点です。
なぜなら、ジャックラッセルテリアは他の犬種と比べて丈夫な体をしているためです。
ただ、病気になる可能性もあるので、ジャックラッセルテリアが注意すべき病気を覚えておきましょう。
- 糖尿病(多飲多尿、体重減少など)
- 白内障(目の水晶体が白くにごり、視力が低下してしまう)
- クッシング症候群(多飲多尿、息が上がりやすくなったり、皮膚が薄くなったりする)
- 皮膚炎(かゆみ・赤み・脱毛が見られる)
- レッグペルテス病(足を痛がっていて足を引きずる)
- 膝蓋骨脱臼(膝の骨が正しい位置からズレて足を痛がる)
犬の異変を少しでも感じたら、内容を詳しく伝えて医師に相談してください。
細身ながら身体の筋肉が発達している
2つ目の特徴は、細身ながら身体の筋肉が発達している点です。
ジャックラッセルテリアは筋肉質であり、丈夫な身体をしています。
狩猟犬の素質を受け継いでいるため、運動能力や反射能力も高いです。
そのため、ジャックラッセルテリアには運動が欠かせません。
散歩だけでなくドッグランやボール遊びなど、ジャックラッセルテリアができるさまざまな活動をさせましょう。
筋肉質な身体を使い、エネルギーを発散すると、ジャックラッセルテリアは満足し、興奮状態が収まりやすいです。
ジャックラッセルテリアの飼い方のコツ
次にジャックラッセルテリアの飼い方のコツを紹介します。
- 日常の運動と散歩の重要性
- 食事や健康管理の注意点
- 快適な居住環境の提供
それぞれ詳しくまとめているので、実際にジャックラッセルテリアを飼う際は必ず行いましょう。
日常の運動と散歩の重要性
まず、ジャックラッセルテリアは日常の運動と散歩が非常に重要です。
ジャックラッセルテリアには毎日の運動が欠かせません。
ジャックラッセルテリアは大型犬と同じくらいの活動量が必要と言われているため、定期的に運動させていないと、ストレスが溜まってしまいます。
運動不足が続くと、攻撃的になったり吠えたりするので注意しましょう。
具体的には室内飼いの場合、毎日朝晩30分以上の散歩をさせてください。
室内飼いは運動不足が続きやすいため、毎日の散歩が非常に重要です。
また、可能な日にはドッグランに連れていき、ジャックラッセルテリアの好奇心旺盛な性格を満たしてあげましょう。
さらに、ボール遊び・宝探し・かくれんぼなどいつもと違う方法で遊んであげると、ジャックラッセルテリアは遊びを楽しんでくれます。
食事や健康管理の注意点
次に、ジャックラッセルテリアは食事や健康管理にも十分注意する必要があります。
ジャックラッセルの筋肉質で丈夫な身体を維持するためのドッグフードを選びましょう。
例えば、主原料が良質な肉や魚を使用しているドッグフードがおすすめです。
肉や魚は多くのタンパク質や栄養素を保有しているため、ジャックラッセルテリアに必要な筋力を維持できます。
その中でも、動物性原料が50%以上を占めているドッグフードだとなお良いです。
また肥満予防のために、カロリーや脂質などに配慮したフードを選びましょう。
さらに、活発に運動するジャックラッセルテリアには丈夫な骨や関節が必要なので、それを補える成分のドッグフードをおすすめします。
具体的には、コンドロイチン・グルコサミン・メチルスルフォニルメタンなどがあるか確認してください。
ジャックラッセルテリアに合っているドッグフードを選んで、食事や健康管理を徹底しましょう。
快適な居住環境の提供
最後に、ジャックラッセルテリアには快適な居住環境の提供が重要です。
快適な居住環境があると、ジャックラッセルテリアはストレスなく生活できます。
快適な居住環境を作るために必要なのは、下記の3つです。
- 広めの飼育スペース
- 床材
- おもちゃや知育玩具
まず、好奇心旺盛に活動できる十分なスペースを提供しましょう。
飼育スペースが広ければ、ジャックラッセルテリアの好奇心旺盛で活発的な行動にも対応できます。
また、すべりにくい床材を敷いて大きな段差を無くし、関節への負担をなくしてあげましょう。
ジャックラッセルテリアは活発に動き回るので、床材を敷いていると、すべって怪我したり関節がダメージを受けたりするのを防いでくれます。
さらに、ジャックラッセルテリアを迎える前に犬用のおもちゃや知育玩具を多く用意しておきましょう。
ジャックラッセルテリアは好奇心旺盛なので様々なおもちゃや知育玩具で遊んでくれます。
ジャックラッセルテリアの性格や特徴を考え、ストレスのない環境を準備しましょう。
ジャックラッセルテリアのおすすめの購入方法
次に、ジャックラッセルテリアのおすすめの購入方法を紹介します。
おすすめの購入方法は下記の3つです。
- ブリーダーからの購入
- ペットショップからの購入
- レスキューやシェルターからの譲渡
それぞれ詳しく紹介しますので、自分にあった方法はどれか確認しましょう。
ブリーダーからの購入
1つ目の購入方法は、ブリーダーからの購入です。
ブリーダーとは、動物を育て繁殖させる仕事に従事している人であり、インターネットから探せます。
ジャックラッセルテリアをブリーダーから購入したい場合は、「犬種名」と「ブリーダー」を入力して検索しましょう。
ブリーダーを選ぶ際は、下記3つの条件を満たしているブリーダーがおすすめです。
- 販売実績が豊富にある
- 子犬の情報が詳しく記載されている
- 居住エリアの近くに登録がある
価格で選んでしまうのではなく、上記の条件を満たしているかチェックしましょう。
また、ブリーダーのページにはジャックラッセルテリアの子犬の情報がいくつか掲載されています。
下記4つの条件の中で、何を重視するのか、どのような優先順位かあらかじめ決めているとスムーズな購入が可能です。
- 価格
- 誕生日
- 性別
- 毛色
ペットショップからの購入
次に、ペットショップからジャックラッセルテリアを購入する方法もあります。
ペットショップから購入する場合は、ペットショップが下記4つの条件を満たしているか確認してください。
- 店内の清掃が行き届いている
- ワクチン接種の情報がある
- 展示されているペットが健康である
- 動物取扱業者標識が掲示されている
有名なペットショップだからといって、ペットの管理が行き届いているわけではありません。
ペットショップではすぐに犬を購入できますが、子犬にストレスがかかりやすい環境だったり、子犬の詳細な情報を得られなかったりします。
自分と人生をともにする子犬を購入するため、信頼できるペットショップを選びましょう。
レスキューやシェルターからの譲渡
最後に紹介する購入方法は、レスキューやシェルターからの譲渡です。
飼い主がいなくなってしまった犬は、レスキューやシェルターなどの保護団体に引き取られています。
ジャックラッセルテリアが保護されている場合は、保護団体からの譲渡が可能です。
実際に引き受ける場合は、下記の3つの方法から選びましょう。
- 譲渡会に参加する
- 保健所を訪れる
- 里親募集サイトをチェックする
譲渡会は保護団体が定期的に開催しており、飼いたい犬をじっくりと選べます。
保健所では、公的機関で一時的に犬を保護していますが、一定の条件をクリアできないと犬を引き取れない点に注意しましょう。
里親募集サイトでは、個人とのやり取りのため、トラブルが起こらないように注意が必要です。
まとめ
ジャックラッセルテリアは、好奇心旺盛で負けず嫌いな性格の犬種です。
活発で興奮状態になりやすいため、子犬の頃からしっかりしつける必要があります。
ジャックラッセルテリアは小柄で可愛い見た目ですが、筋肉質で運動能力や反射能力が高く、病気にかかりにくいです。
ジャックラッセルテリアを飼う場合は、性格や特徴を考えて生活環境を整えましょう。
具体的には、毎日運動させる・筋肉を補うための食事管理をする、活発に怪我なく活動するための広い飼育スペースや床材を用意する・好奇心をくすぐるおもちゃで遊ばせるなどです。
ジャックラッセルテリアが好む環境を整えて、愛犬との快適な生活を過ごしましょう。