豆知識

パグはどんな性格をしている?オスとメスの性格の違いもご紹介

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はじめに

愛嬌のある顔が人気なパグを飼いたいと考えている方も多いでしょう。ラテン語で「握りこぶし」を意味するパグは、その名の通りくしゃくしゃの表情が愛らしく、くるんと巻かれているしっぽが特徴的であり犬の中でも人気な犬種です。無駄吠えも少ないため、犬を初めて飼う方にとっても飼いやすい犬とされています。

パグを飼いたいと考えている方が、気になるのは性格でしょう。そこで今回は、パグの性格に着目してオスとメスでは違うのか、パグの飼い方のコツについて紹介します。パグを早く飼いたいと思う気持ちを少しだけ我慢して、どのような性格なのかしっかりと把握しておきましょう。

パグの性格

ここからは、パグの性格について解説していきます。パグを飼育しようと考えている方や、パグを最近飼い始めたといった方も、ぜひこの記事を参考に愛犬がどのようなことを考えているのか理解するヒントにしてみてください。

活発な性格

パグは基本的に活発な性格であり、元気に飼い主さんと遊ぶのが大好きです。室内でも飼育できますが、走り回るのが好きなので定期的に散歩に行ったり思う存分身体を動かせる環境を作ってあげると喜びます。一緒に遊んでくれる飼い主さんが大好きなので、おもちゃなどを使ってパグとコミュニケーションを取ってあげましょう。

パグは比較的小さい身体を持っているため、大きな活動量は必要としませんが適度な運動やコミュニケーションを取るのが大好きです。1人で遊ぶというよりかは、家族との時間を大切にするので室内犬として愛されています。元の性格は遊ぶことが好きな犬種なので、積極的に外で遊ばせてあげるなど運動する機会を提供させる必要があるでしょう。

人懐っこい性格

パグは人懐っこい性格であるため、信頼関係を築いた相手には忠実に従います。懐いた相手には愛情表現を示し、その姿を見た飼い主さんを喜ばせるでしょう。特に飼い主さんや家族に対しての愛情が深いので、一緒にいる時間が長い相手には絆を強く結ぼうとします。

飼い主さん以外の人にも恐怖心なく接することができるので、子どもがいる家庭でも安心して飼うことができるでしょう。また、甘えん坊でもあるため留守番が苦手である面もあるので、仕事で留守にしていることが多い家庭ではよく注意して飼うようにしてください。

陽気で愛嬌がある

パグは人やほかの犬に対しても攻撃性が低く、陽気で愛嬌があります。些細なことでパニックになることもなく、恐怖心も感じにくいため無駄吠えが少ないです。もちろんしつけは必要ですが、噛みついたり吠えたりすることがあまり見られないので穏やかな性格といえるでしょう。

また、甘えん坊でもあるため、飼い主さんに対してはかまってほしいという表現を度々表す可能性があります。人と過ごすのを好む犬種なので、常にそばにいてあげられる人がいる家庭に迎えられるのが望ましいでしょう。

オスとメスでの性格の違い

パグは活発で人懐っこい性格であることがわかりました。パグを飼おうとしている方の中には、「オスとメスで性格に違いはあるの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。ここからは、パグのオスとメスの性格の違いについて解説していきます。飼い主として、どちらの性別のパグを飼うのが最適なのか考える参考にもなるでしょう。

オスの性格と特徴

パグはオスとメスで大きな性格の違いはありません。しかしながら、オスはメスよりも甘えん坊であると言われています。飼い主さんの後をついて行ったり、かまってほしいとアピールする姿がよく見られるでしょう。

また、オスはメスと比較してなわばり意識が強いため少し気が強いともされています。外にお散歩に行くときは特に落ち着きがない様子が見られ、マーキングも多いです。なわばり意識の強さから、散歩の際に他の犬に吠えたりすることもしばしば見受けられます。

メスの性格と特徴

一方、メスはゆったりとしていておとなしい性格のパグが多いです。メスも人懐っこいため、飼い主さんや家族と遊ぶことで喜びを表現するでしょう。また、オスよりもマイペースである反面、頑固でドライな性格を持つ犬が多いようです。

また、なわばり意識もオスよりは低いので他の犬ともフレンドリーに接することができます。メスの方が落ち着いており、マーキングも少ないので飼いやすくオスよりも人気が高いです。

パグの特徴

パグの性格はオスとメスで大きな差はないものの、なわばり意識やマーキングの多い少ないの違いがあることがわかりました。ここからは、性格以外からわかるパグの特徴について解説していきます。

クリクリとした瞳

パグは、大きなクリクリとした瞳が印象的です。きらきらとした目で見つめられたら心がときめく方も多いでしょう。犬の中でも比較的大きな目を持つパグは、立体的で輝いている目が特徴ともいえます。

また、目の形が丸いため顔全体が柔らかい印象を持たせます。この大きく丸い瞳が人々に親しみやすさを与えているのでしょう。

鼻ぺちゃ

なんといってもパグといえば、特徴的な鼻です。少し潰れ気味のぺちゃっとしている鼻は、顔の表情の豊かさをもたらします。パグと似ていると言われることが多い、ブルドッグもこの「鼻ぺちゃ」が特徴です。

真剣に餌を食べていたり、毛づくろいをしている時もパグの親しみやすい表情を見て思わず笑顔になる飼い主さんも多いでしょう。パグの表情は喜んでいるのか、悲しんでいるのかわかりにくいとされていますが信頼関係を築くことで、愛犬が何を考えているのか把握できるようになるでしょう。

鳴き声が小さい

パグは犬の中でもおとなしい性格なので、あまり大声で鳴くことは少ないでしょう。ほとんど鳴かないとも言われているパグは、マイペースなので些細なことでは過敏に反応することはありません。

また、パグは鼻が短い犬種なのでたとえ鳴いたとしても鳴き声が小さく、甲高い声で鳴くことはありません。また、続けて鳴き続けることもできないので鳴き声に不安を抱いてしまうマンション住みの方にも飼いやすいとされています。

パグの飼い方のコツ

パグは愛らしい特徴から人気が高いだけでなく、鳴き声も小さいため飼いやすい犬種であることがわかりました。ここからは、パグの飼い方のコツについて解説していきます。初めてパグを飼う予定の方は、どのようなことに注意すべきかよく理解しておきましょう。

日常の運動と散歩の重要性

中型犬であるパグですが、1日の運動量が大して多いというわけではありません。しかし、先述のように活発で身体を動かして遊ぶことが好きな犬種なので、犬の年齢に応じて適切な量の運動をさせてあげましょう。

散歩の時間についてですが、子犬であれば1日1回15分程度、成犬であれば1日20分〜30分程度の散歩を行ってあげてください。また、パグは短頭種であるため呼吸機能があまり強くありません。そのため、呼吸の間隔が短くなっていないか、舌が紫になっておりバテていないかなど体調をよく見るようにしましょう。

パグは暑さや寒さに弱いため、気温に応じて散歩の場所や時間を変更させる必要があります。夏の暑い日には夕方などの時間帯や陰が多い場所を選んだり、反対に寒い日は犬用の服を着せたり気温が高い時間帯を選ぶなど工夫して散歩してください。

食事や健康管理の注意点

パグは、犬のなかでも太りやすい犬種であるといわれています。筋肉質の身体を持っているため、運動を怠っていたりおやつを食べ過ぎてしまうと筋肉が脂肪となってしまい肥満となるでしょう。

健康的な体型を維持するために肉や魚を中心とした食事を与えてください。また、ドッグフードに関しては脂質の低い肉や魚が使用されているものや全体の約50%〜70%が低脂肪の原料が使用されているものが望ましいです。

与えるフードの量は種類によって異なりますが、成犬は1日2回に分けて与える様にしましょう。また、子犬は消化機能が未熟であるため1日3回に分けて与えるのが好ましいです。

快適な居住環境の提供

短毛でダブルコートの毛を持つパグは、暑さにも寒さにも弱い犬です。室内で飼う際は、部屋の温度について細心の注意を払います。パグのような短頭種は熱気を排出しにくく、体内に留めてしまうので暑さが気になる時は、夏バテしていないかよく観察する必要があるでしょう。

暑い夏はクーラーや、犬専用の暑さ対策のグッズを使用すると熱中症を防ぐ効果が期待できます。また、車の中に長時間放置するのは、飼い主として絶対にやってはいけないので暑さに弱い犬を飼うにあたって心得ておきましょう。寒い冬はあたたかいクッションや犬用の服を着せるなどして、身体を暖めてあげてください。

パグのおすすめの購入方法

パグは、それほど運動量が多い犬ではありませんが太りやすい犬種であるため適度な運動や食事についてもしっかりと管理することが重要です。ここからはパグを飼うにあたっておすすめの購入方法について紹介します。「どこでパグをお迎えに行こうか」「どこが自分に適しているのだろう」という疑問を解決するための参考にしてください。

ブリーダーからの購入

パグを飼う方法として、ブリーダーからの購入が挙げられます。ブリーダーから購入するメリットは、親犬や兄弟の様子を見ることができる点です。気になっている犬の毛色や性格を、親犬や兄弟の様子から予測することができるでしょう。また、遺伝性の疾患についても確認することができます。

また、初めて犬を飼う方は「犬に関しての知識があまりなくて不安」といった方もいるでしょう。知識豊富なブリーダーと話すうちに、犬の有益な情報についてアドバイスしてくれる機会もあるので安心です。

ブリーダーから犬を購入する場合、自分でブリーダーの元へ足を運ぶ必要があります。そのため、気になっている犬が遠方のブリーダーの元にいる場合は、会いに行くのに時間がかかってしまうでしょう。日頃運転しない方や、あまり行ったことない地域に行く場合は少しハードルが高くなってしまう可能性があります。

ペットショップからの購入

犬を飼うにあたって1番最初に思い浮かぶのがペットショップからの購入でしょう。好きな時に立ち寄ることができ、様々な犬種を見ることができるペットショップは初めて犬を飼う方にも利用しやすい場所です。また、気になる犬がいたら抱っこや撫でさせてもらえるので犬の様子を間近で確認することができるでしょう。

また、ペットショップにはドッグフードや犬用のおやつ、散歩用のハーネスなど犬に関するグッズも数多く取り揃えられています。「ドッグフードも色んな種類があってどれを飼えばいいかわからない」「犬を飼うにあたって何を揃えたらいいのかな」と迷う方も、ペットショップの店員さんと相談しながら選ぶことができるでしょう。スターターセットを準備しているペットショップもあるので、初めて犬を飼う方も安心です。

ペットショップは、ブリーダーと異なり親犬や兄弟の情報がほとんどないので、どのような性格なのか将来どのくらいの大きさに育つのか見極めるのが難しいでしょう。また、ペットショップは多くの人や動物が利用するので感染症のリスクも高いといえます。ゲージがあまりにも汚れていたり、衛生的に不安があるペットショップで購入するのはあまりおすすめできません。

レスキューやシェルターからの譲渡

レスキューやシェルターは、殺処分の対象となる犬を新しい飼い主さんへの元へ送り出すための施設です。シェルターには、獣医師やトレーナーが在籍しているため病気の治療や犬にとって大切なしつけも行っています。

「シェルターにいる犬は人に懐かない子が多そう」というイメージを持つ方も多いと思いますが、全員がそうではありません。迷い犬や過去に辛い経験をした犬が多く、人が怖い存在だと思っている犬もいますが、中には人と遊ぶのが好きな犬やだんだん人と打ち解けられる犬もいます。

また、ブリーダーやペットショップから購入するよりもレスキューやシェルターから購入する方が費用を抑えられるでしょう。「保健所」や「愛護センター」のような自治体が運営している施設か、「保護団体」のように民間が運営している施設なのかによって費用が異なります。また、それぞれ譲渡の条件も異なるので、迎えに行こうとしている施設はどちらなのかよく確認してから行くようにしましょう。

まとめ

特徴的な顔とユーモラス溢れるパグは、犬の中でも大変人気な犬種です。性格もオスとメスで少し差はありますが、基本的におとなしく人懐っこい性格であるため初めての方にも飼いやすいでしょう。しかし、太りやすい体質であるため適度な運動や食事管理に気を付けなければなりません。パグといつまでも幸せな生活を送るためにも、性格や特徴について理解して飼うようにしましょう。

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