豆知識

ビションフリーゼはどんな性格をしている?オスとメスの性格の違いもご紹介

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はじめに

 ビションフリーぜはまるで綿飴のように真っ白でフワフワした毛が特徴です。そのフワフワした毛と愛らしい瞳に魅了された人も多いのではないでしょうか。女性のメイクに使用する丸くて白いパフのようなカットは、「パウダーパフカット」とも呼ばれ、ビションフリーゼ特有の可愛らしさがあります。

 今回はそんな天使のように真っ白で人気のビションフリーゼについて解説していきます。

ビションフリーゼの性格

 ビションフリーゼはどのような性格なのでしょうか。

これからビションビションフリーゼを飼おうと考えている方は気になるところです。また、現在ビションフリーゼの子を家族に迎えている方もその子の性格を知れば、さらに良い関係を築いていけることでしょう。

活発な性格

 ビションフリーゼは小型犬ですが、とても活発な性格です。とても遊び好きで、どんなものにも興味を示してくれます。お散歩に連れて行くのは当たり前ですが、時にはドッグランなどの屋外で思い切り遊ばせてあげることで、ストレス解消、健康維持に繋がります。小型犬の中でも運動量を多く必要とする犬種です。1日2回、1回20分〜30分のお散歩は欠かさずに連れていきましょう。

甘えん坊

 ビションフリーゼはとても甘えん坊な性格です。飼い主さんのことが大好きで、とても人懐っこいです。飼い主さんの言うことはきちんと聞きます。愛情深い性格の持ち主なので、飼い主さんが愛情をかければかけるほど、倍の愛情で答えてくれます。飼い主さんの生活に合わせることができるので、飼いやすい犬種でもあります。人との触れ合いが大好きなので、子犬のころから積極的にいろんな人に会わせてあげてください。

 甘えん坊な愛犬はとても可愛いですが、注意するべきことがあります。それは分離不安症です。甘えん坊で可愛いからといって、愛犬とべったりしすぎたり、甘やかしすぎると起こりやすいです。少し飼い主さんと離れただけで声が枯れるまで鳴いてしまったり、粗相をしてしまいます。ご飯を食べたあと、お散歩のあとなどに少しケージに入れてあげるなどして、愛犬も飼い主さんも自分の時間を大切にし、適切な距離を保つことで分離不安症を防ぐことができます。

しつけをしやすい犬種

 犬を飼う時に重要視することの一つにしつけのしやすさが挙げられます。特に最近は室内飼いを推奨されていますので、一緒に暮らして行く中でしつけは避けて通れない道です。しつけについて、初めて犬を飼うという人は特に不安でしょう。

 ビションフリーゼはとても賢く、しつけをしやすい犬種です。しつけがしやすい犬種ランキングでは必ず上位に入っています。

オスとメスでの性格の違い

 ビションフリーゼのオスとメスではどのような性格の違いがあるのでしょうか。

 それぞれの性格の特徴を知ることで、愛犬にあった接し方が見つかるでしょう。また、これからビションフリーゼの子をお家に迎えたいと考えている方は、オスとメス、どちらがあなたに合うか知っておくことも大事でしょう。

オスの性格と特徴

 オスのビションフリーゼはメスよりも甘えん坊な子が多いです。飼い主さんとのスキンシップが大好きで活発です。飼い主さんとのスキンシップが不足すると、ストレスを溜め込んでしまいます。その影響でご飯を吐いてしまったり、酷い場合は血尿がでたりするなどの身体的な症状として現れることもあります。ストレスを溜め込んでしまうことのないように適度なスキンシップを大事にしてあげるようにしましょう。

 また、オスはメスよりも体が大きく成長する子が多いです。ビションフリーゼの成犬の体重は平均約5キロほどです。オスはそれよりも大きく成長する子もいるので、メスのビションフリーゼの子の倍の体重になる子もいます。

メスの性格と特徴

 ビションフリーゼのメスはオスよりも自立心があります。飼い主さんに対して愛情深いところはオスとメスで変わりませんが、メスの方がしっかり者です。仕事で長い時間一緒に過ごす事が難しいという飼い主さんは、自立心がありしっかり者のメスの子と相性がピッタリです。1人でのお留守番が得意なメスですが、家に帰宅したら、きちんと褒めて十分にスキンシップの時間をとってあげてくださいね。

 メスのビションフリーゼはオスよりも体が小さいです。ビションフリーゼの平均体重が5キロほどですが、メスは3キロ〜4キロでも問題ありません。

ビションフリーゼの特徴

 ビションフリーゼはどのような特徴があるのでしょうか。元々はバルビーというモップのようなモコモコとした毛をもつ犬と白いシルクのような毛をもつマルチーズを交配させて誕生したのがビションフリーゼと言われています。フランス語で「ビション」とは飾る、「フリーゼ」とは縮れた毛という意味で、ビションフリーゼという名前はこの特徴的な毛から名付けられています。

 ビションフリーゼは小型犬に分類されます。体重は平均5キロ前後、体高は30センチほどです。これはあくまでも平均的な数字で、個体差が激しいので、成犬になっても超小型犬ほどの大きさにしかならない子もいれば、中型犬レベルにまで成長する子もいます。

白い巻き毛

 ビションフリーゼの特徴といえば、白い巻き毛です。丸くてフワフワした毛はまるで綿飴のようです。トイプードルのような巻き毛はなんとも可愛らしいです。小さい頃はベージュ色が混ざっていることもあります。トイプードルのように毛が抜けにくいので、ペットサロンなどで適度にカットしてもらいましょう。これぞビションフリーゼといっても過言ではないカットが「パウダーパフカット」です。顔全体を丸く仕上げるこのカットはなんとも愛らしいです。他にも、トイプードルに人気の「テディベアカット」なども楽しめます。いろんなカット方法があるので、愛犬に似合うカットを見つけるのも楽しみのひとつになるかも知れません。

黒い瞳と鼻

 ビションフリーゼは白くてフワフワな毛の中から見える黒い大きな瞳と黒い鼻がなんとも愛らしいです。

ビションフリーゼの飼い方のコツ

 ビションフリーゼはとても飼いやすく、ペット初心者におすすめの犬種です。ですが、もちろん飼い方のコツはいくつかあります。これから紹介する飼い方のコツを頭に入れて、愛犬にとってより良い環境作りを心掛けてあげましょう。

日常の運動と散歩の重要性

 ビションフリーゼは小型犬ですが、他の小型犬に比べて筋肉量が多いため運動量が必要です。1日2回、1回20分〜30分のお散歩が必要です。また、ビションフリーゼは他の犬ともすぐに仲良くなれる友好的な子が多いです。ドッグランなどに行って、お散歩以外のボール遊びやかけっこなどの遊びも積極的に取り入れていきましょう。

 運動とお散歩が重要な理由は3つほどあります。

体づくり

 私たち人間も適度な運動が健康体に繋がるように、犬も適度な運動が健康的な体づくりに直結します。外は家の中とは違い、坂や階段もあります。そこで走ったり歩いたりして、家の中では使わない筋肉を動かすことができたり、新陳代謝をあげたりします。さらに、適度な運動が犬の肥満防止になります。犬の肥満は様々な病気を引き起こす可能性を高めます。愛犬が長生きしてもらうためにも、適度な運動は必要不可欠なのです。

スキンシップ

 犬は飼い主さんとのスキンシップが大好きです。家の中でもなでなでしたり、おもちゃを使って引っ張り合いっこをしたりといろんなコミュニケーションが取れていると思います。しかし、外に連れ出して一緒に歩いたり、ドッグランで遊んだりすることで、さらに愛犬との関係が深まります。外という楽しいワクワクが詰まった冒険に連れ出してくれる飼い主さんを嫌いになるはずがありません。

いろんな刺激を与える

 外に連れ出すことで、愛犬にいろんな刺激を与える事ができます。外の様々な匂い、肉球に伝わる芝生や土、アスファルトの感覚、他の犬や人との出会い、そのひとつひとつが犬の本能をくすぐる良い刺激となります。ずっと家の中にいても新しい刺激はあまりないはずです。外に連れ出して、様々な刺激を与えてあげることで、脳や神経を活性化させることができます。人間も外に出かけるように、愛犬も外に連れ出してあげてリフレッシュさせてあげましょう。

食事や健康管理の注意点

 ビションフリーゼはどのような食事、健康管理をするべきでしょうか。

ビションフリーゼを飼っている飼い主さんを一番悩ませるのが、涙やけではないでしょうか。ビションフリーゼは涙やけになりやすい犬種です。まずは普段食べているドッグフードから涙やけ予防していきましょう。ドッグフードを選ぶときに気をつけるべき点についてまとめました。

アレルゲンとなる成分が入っていないこと

 ビションフリーゼはアレルギーを持つ子が多いです。アレルギーが原因で涙やけを起こすとは限りませんが、アレルギーの原因となる成分が入っていないドッグフードを選びましょう。

動物性タンパク質が豊富に含まれているもの

 ビションフリーゼに限ったことではありませんが、犬は植物性タンパク質よりも動物性タンパク質の方が消化がしやすい生き物です。動物性タンパク質を豊富に含んでいるドックフードは価格的に高めの物が多いですが、動物性タンパク質を豊富に含んでいるドッグフードを選んであげてください。

 食事の他にも気をつける点があります。

それは日々の体のケアです。毎日の歯磨き、ブラッシング、2週間に一度の爪切り、耳掃除などお家でできるケアは欠かさずに行いましょう。日々のケアが愛犬の健康に繋がります。

また、1年に1度の健康診断には必ず連れていきましょう。病気には早期発見が大切です。犬は人のように自分の症状を言葉で伝える事ができません。ちょっとした変化でも気になったら動物病院で診てもらいましょう。

 

快適な居住環境の提供

 ビションフリーゼが快適に過ごしてくれる環境とはどのような環境なのでしょうか。

まず、ケージとトイレは常に綺麗にしてあげてください。ケージは愛犬だけの落ち着けるスペースです。また、トイレが汚いと粗相やイタズラも増えます。愛犬の専用スペースであるケージ、トイレは毎日掃除してあげましょう。

 床は滑りやすいフローリングは避けてください。愛犬が歩きやすいようにクッションフロアなどを敷いてあげることで、骨折や脱臼などのリスクを少なくする事ができます。

ビションフリーゼのおすすめの購入方法

 犬を購入する際はいくつかの方法があります。それぞれの購入方法のメリット、デメリットをよく理解してから、ご自身にあった購入方法を選んでください。

ブリーダーからの購入

 犬を繁殖し、商品として販売する人を一般的にブリーダーといいます。

ブリーダーから購入する際のメリット・デメリットとしては、下記が挙げられます。

メリット

  • 仲介業者を挟まないため、ペットショップより低価格で購入できる
  • 飼育環境にもよるが、比較的感染症や寄生虫などの感染率が低い
  • 親犬を見れる
  • 譲渡後もブリーダーに犬の病気やしつけについて質問できる
  • 飼育環境が見れる

デメリット

  • 飼いたいタイミングが合わないことが多い
  • 悪徳ブリーダーを見分けなくてはならない
  • ブリーダーから譲渡を断られる場合もある
  • ブリーダーの犬舎で対面する必要がある

ペットショップからの購入

 犬や猫、鳥など多くの動物を売っているのがペットショップです。孤立した店舗を持つお店もあれば、ショッピングセンターの中に入っているペットショップも増えてきました。ペットショップで購入する際のメリットを見ていきましょう。

メリット

  • 飼いたい時に飼いたいタイミングで購入することができる
  • ペットショップで長い間ケージに入っているため、ケージに慣れている子が多い
  • 飼育に必要なグッズがその場で揃う
  • マイクロチップやワクチン接種をお店で済ましてくれる

デメリット

  • 他の犬から感染症などをもらっている可能性がある
  • 子犬が繁殖した環境を聞いてもわからない事が多い
  • 店によって当たりはずれがある
  • 価格帯が高い

レスキューやシェルターからの譲渡

 レスキューやシェルターには多くの保護犬がいます。保護犬と聞くと、「かわいそう」「人間慣れしていない」「人に対してのトラウマがありそう」などマイナスなイメージがあります。ですが、飼い主さんからたくさんの愛情を受け、犬自身が心を開いて安心できるようになれば、お互いがかけがえのないパートナーになります。シェルターからのメリット、デメリットも見ていきましょう。

メリット

  • 譲渡会、里親募集サイト、シェルターに直接行くなどの出会い方が様々である
  • ワクチンや検査費用などの諸経費だけなので、購入費用があまりかからない
  • 子犬から成犬、幅広い年齢、多種多様な犬種と出会うことができる
  • お試しで一緒に暮らす期間をもうけてくれるところもある

デメリット

  • トラウマを抱えている子もいるため、信頼関係を築くのに時間がかかる子もいる
  • 審査基準が少し厳しい

まとめ

 いかがでしたか?

ビションフリーゼの性格や飼う上で気をつけるべきポイントも理解できたと思います。飼い主さんにベッタリ甘える姿はとても可愛くて、ついつい甘やかしてしまうこともあります。しかし、甘やかしすぎてしまうとイタズラ好きの子になってしまったり、分離不安症になってしまいます。適度な距離感を大事にしてしつけトレーニングをしましょう。

 愛犬はかけがえのない家族の一員です。

たっぷりの愛情を注いで、信頼関係を築いていきましょう。

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