豆知識

コーギーはどんな性格をしている?オスとメスの性格の違いもご紹介

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はじめに

胴長短足の容姿に大きな耳、そしてぷりぷりとしたお尻が特徴のコーギーは日本でも人気が高く、飼われている方やお散歩しているコーギーをよく見かけるという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなコーギーについての特徴やオスとメスの性格の違い、飼い方のコツなどを詳しくご紹介します。

コーギーを飼われている方やこれから飼いたいと考えている方は是非参考にしてください。

コーギーの性格

まず、コーギーの性格についてご紹介します。

  • 運動能力が高い
  • 利口で忠実
  • 社交的

一般的にコーギーはこのような性格の子が多いです。

足が短くて可愛らしい見た目のコーギーが、とても足が速いと聞くと驚く方もいるかもしれません。賢くて、友好的な性格もコーギーの魅力のひとつです。

それぞれの性格について詳しく解説していきます。

運動能力が高い

基本的にコーギーは筋肉質な体つきで、がっしりとした体型をしています。

運動神経は抜群で、何かを追いかけて遊んだり走り回ったりすることが大好きです。

スタミナも豊富で、疲れ知らずなので時々ドッグランなど広い場所で走らせてあげると良いでしょう。

運動が好きなので、毎日の散歩も1回30分以上は必要になります。運動が足りていないとコーギーにとって大きなストレスになりますし、ストレスから問題行動をしてしまうこともあります。

運動不足は肥満にも繋がりますので、毎日適度に運動させてあげましょう。

利口で忠実

コーギーはとても利口で、忠実な性格です。もともとは牧羊犬として活躍していたことから、自ら判断して行動する自己判断力も優れています。

飼い主からの指示を理解して実行する能力がとても高いコーギーですが、良いことだけではなく悪いことも覚えてしまうため、自分がリーダーだと認識してしまうと飼い主の言うことを聞かなくなってしまいます。

とにかく頭がいい犬種なので、飼い始めたら早いうちからしつけをしっかりと行うことが大切です。

飼い主を信頼してリーダーだと認めれば、とても忠実でよく言うことを聞いてくれるようになります。

社交的

社交的で明るい性格のコーギーは、初めての人にも怖がらずに近づいていくことができます。他の犬や他の動物とも仲良くできる子が多く、一緒に遊ぶことも大好きです。

とても友好的なコーギーは家族との時間や、飼い主と一緒に居る時間を好みますので、コミュニケーションの時間はしっかりと取るようにしましょう。

小さい子供の遊び相手としても相性が良いので、ボールなどで一緒に遊ぶこともできます。

オスとメスでの性格の違い

コーギーは他の犬種と比べて、オスとメスで体格の差はほとんどありません。

見た目はほぼ同じですが、性格にはオスとメスで違いはあるのでしょうか。

  • オスの性格と特徴
  • メスの性格と特徴

ここでは、オスとメスそれぞれの性格と特徴について解説していきます。

オスの性格と特徴

コーギーのオスは、メスと比べるとやんちゃで甘えん坊な性格をしています。

ほとんどどの犬種もそうですがメスよりも縄張り意識が高く、攻撃性も高い傾向があります。

警戒心が高いため外の物音に吠えたり、他の犬に吠えることもありますが、しっかりとしつけができていれば吠え癖は改善していくでしょう。

飼い主の後ろをついて歩いたり、飼い主の外出時にクーンと寂しそうに鳴いたりと甘えん坊な一面もあります。

メスの性格と特徴

メスはオスと比べると落ち着いていて冷静です。

飼い主に従順で、メスの方がしつけやすいともいわれていますが、好き嫌いがはっきりしていたり、頑固な一面も見られます。

メスは自立心が強く、1人で過ごすことを好む子も多いので、その子の性格にもよりますがオスと比べると甘えてくることは少ないかもしれません。

おっとりしていて、優しく落ち着いた性格のメスが多いです。

コーギーの特徴

コーギーは、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークとウェルシュ・コーギー・カーディガンという2種類に分類されますが、日本で飼われているのはほとんどがペンブロークです。

ペンブロークは尻尾がとても短いか根本から断尾されているのが一般的です。

現在ではイギリスを代表する犬種として世界中で親しまれているコーギーですが、コーギーにはどんな特徴があるのかご存知でしょうか。

例えばこのような特徴があります。

  • 牧畜犬として活躍していた歴史
  • しっぽがないコーギーも存在しています

「なぜコーギーのしっぽはあんなに短いの?」とか「なぜ断尾されているんだろう?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。

ここからはコーギーの歴史やコーギーのしっぽについて解説していきます。

牧畜犬として活躍していた歴史

コーギーはもともと牧畜犬でした。牛や羊、ポニーなど自分よりも体の大きな家畜たちが敷地から出て行かないように見張ったり、他の動物が入ってきた時には噛みついて追い払ったりといった仕事をこなしていました。昼は牧畜犬、夜は番犬としての仕事もする働き者です。

この時代の名残りで、コーギーには噛み癖があったり、大きな声でよく吠えるといわれています。

足は短いですが走るスピードはとても速く、俊敏に動くことができ、走ったり運動することが大好きです。

体の被毛は、風雨や厳しい気候にも耐えられるように短毛のダブルコートになっています。

牛などの家畜の足の間を移動したり、攻撃をかわすのに体高が低く足の短いコーギーは適任でした。

現在日本では牧畜犬として飼われていることはほぼ無く、ほとんどが家庭犬として飼育されていますが利口で活発、社交的といった性格のコーギーは現在も変わらずに愛され続けています。

しっぽがないコーギーも存在しています

コーギーの種類には、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークとウェルシュ・コーギー・カーディガンの2種類がありますが、カーディガンには長くふさふさしたしっぽがあります。

日本で多く飼育されているペンブロークには先天的にしっぽの無い、ナチュラルボブというコーギーも存在します。

しかし一般的には尻尾のある状態で生まれてきますので、生後まもなく獣医師が断尾しています。

断尾される理由も、昔牧畜犬だった頃に大型家畜に尻尾を踏まれて怪我や骨折をしないようにするためでした。

また、大きな耳を持つコーギーはキツネに似ているため、狩猟の際にキツネと見間違えて撃たれてしまわないように尻尾を切って区別するという目的もありました。

現在は家庭で飼育されることがほとんどなので、海外では断尾を禁止する国も増えています。日本ではまだ断尾は禁止されていませんが、今後は動物福祉の観点からしっぽを切らないコーギーが主流になっていくかもしれません。

コーギーの飼い方のコツ

ここからはコーギーを飼育される方に向けて、飼い方のコツをいくつかご紹介します。

  • 日常の運動と散歩の重要性
  • 食事や健康管理の注意点
  • 快適な居住環境の提供

コーギーを飼育する上での注意点や、気をつけるべきことを理解しておきましょう。

今コーギーと一緒に暮らしている方も、これからコーギーを迎えたいと考えている方もぜひ参考にしてください。

日常の運動と散歩の重要性

コーギーは体力があり活発なので、毎日の運動や遊びは必須です。

飼い主も、コーギーと一緒に外で遊んだり出かけたりするのが好きな人が良いでしょう。

散歩も、もちろん毎日必要です。1日2回、1回に30〜60分程を目安に散歩します。

広いドッグランで思いっきり走ったり、公園で一緒に遊ぶのもおすすめです。コーギーの胴長短足体型は腰に負担がかかりやすいため、ジャンプしたり階段を歩かせることはなるべく避けましょう。

また、足の短いコーギーは体と地面が近いため、夏の暑い時期は熱中症になりやすい犬種です。季節によって散歩の時間やコースも工夫してください。

食事や健康管理の注意点

コーギーは食べることが大好きです。食欲旺盛で飼い主の食べているものを欲しがることもあるでしょう。しかし欲しがるからといってなんでもあげていると、しつけの観点からも健康面でも良くありません。

決まった量のペットフードを与えるようにしましょう。コーギーのためにも与えすぎはNGです。

コーギーは胴長短足の体型をしているため、肥満になってしまうとお腹が地面について歩行が困難になったり足や腰に負担がかかってしまいますので太り過ぎには特に注意が必要な犬種です。標準体重は9〜12キロほどですが、体格には個体差があるので定期的に動物病院で健康診断を受けて体重が適正かどうか判断するようにしましょう。

快適な居住環境の提供

体高が低いため、人混みの中では気付かれずに踏まれてしまう可能性もあります。

ペットカートやキャリーバッグなどに入れて移動した方が良い場合もあるので、うまく活用しましょう。

コーギーは家族と過ごす時間がとても好きなので、家族のいる部屋に犬用ベッドやお気に入りのブランケットなどを置いてあげると安心して休むことができます。

1人で過ごすことが好きな子もいますので、反応を見てコーギーにとって快適な環境にしてあげることが大切です。

コーギーのおすすめの購入方法

新しくコーギーを家族に迎えたいと言う場合、「どこからお迎えしよう?」と悩んでしまう人も多いかもしれません。ここでは3パターンの購入方法をご紹介します。

  • ブリーダーからの購入
  • ペットショップからの購入
  • レスキューやシェルターからの譲渡

それぞれのメリットやデメリットも考慮した上で購入方法を考えてみてください。

ブリーダーからの購入

ひとつ目はブリーダーから購入する方法です。

ブリーダーから購入するメリットは、その子の親や兄弟を見れる可能性があることです。親の毛色や骨格、体のパーツなどを見ることで、成犬になった時にどんな風に育つか参考になりますし、遺伝性疾患の有無についても聞くことができます。

コーギー専門のブリーダーならコーギーについての知識が豊富で、生涯飼育していくために必要な知識を教えてくれるでしょう。

ただし自分でブリーダーを探し、訪問しないといけなかったり、予約が先まで埋まってしまっていることもありますので多少時間がかかることもあります。

また、中には悪質なブリーダーもいるので注意が必要です。

利益のために不衛生な状態で犬に繁殖だけさせているブリーダーも残念ながら存在します。購入後、先天性の病気が判明したり、血統書を受け取る前に連絡が取れなくなったりといった事例も発生しています。

ブリーダーから購入する場合には、ちゃんと信頼できるブリーダーから購入するようにしましょう。

ペットショップからの購入

ペットショップはホームセンターやショッピングモールに併設されていたり、比較的行きやすい場所にあるので、いつでも好きな時に自由に行けるというところがメリットです。

取り扱っている犬種も様々で、ごはんやおやつ、犬用グッズの販売もされているので一緒に購入できて便利です。

デメリットとしては、親の情報が無いこと、ペットショップのスタッフだと知識が乏しい可能性があること、ペット同士で感染症のリスクなどがあることが考えられます。

親の情報がわからないと、出産した年齢や病気のリスクが分かりません。

衛生管理がしっかりされているか、お店に入った時の臭いはどうかなどご自身でチェックして、このショップから購入して大丈夫かどうか判断することが大切です。

レスキューやシェルターからの譲渡

最後にご紹介するのは、レスキューやシェルターから保護犬を譲渡してもらうという方法です。

何らかの理由(飼い主に捨てられた犬や、もともとブリーダーで繁殖犬として飼われていた等)で保護施設に保護されて里親を待っている犬はたくさんいます。もちろんその中にはコーギーもいますので、コーギーを飼いたいと考えている方は選択肢の一つとして検討してみてください。

ただしペットショップやブリーダーのほとんどが、子犬だけを販売しているのに対して、レスキューやシェルターからの保護犬は子犬だけとは限りません。

成犬やシニア犬も多数いますし、もともとどこかの家庭で飼育されていた犬ならある程度のしつけをされていることもあります。

事前に保護施設に問い合わせたり探してみることもできますので、一度近くのレスキューやシェルターなどの保護施設を探してみてください。

まとめ

この記事ではコーギーの特徴や性格、オスとメスの違いなどについてご紹介しました。

コーギーはもともと牧畜犬として活躍していたため、活発で運動や遊ぶことが大好きな犬です。

飼い主に忠実で、信頼関係がしっかり築けていれば頼もしいパートナーになってくれるでしょう。

飼育する上では運動量の確保や、食事管理、しつけなど注意しないといけないこともたくさんあります。

家族のことが大好きなので、一緒にたくさんお出かけしたり遊んだりして、素敵な時間を一緒に過ごしてください。

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