【獣医師監修】犬が舐めても大丈夫なハンドクリームはどれ?おすすめ10選と選び方を解説

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はじめに

愛犬との生活には、多くの楽しいことが待っています。しかし、生活していく上で、飼い主が気をつけることはたくさんあります。その中で、犬が舐めても問題のない安全なハンドクリーム選びは意外と重要です。

手の荒れや乾燥を防ぎながらも、犬にとって安全な製品を選ぶことは、愛犬とのふれあいを大切にする飼い主としての責任ともいえます。この記事では獣医師監修のもと、犬が舐めても安心なハンドクリームのおすすめ10選がどれくらい安全なものなのか詳しく解説します。この記事で、あなたと愛犬にとって、最適な商品を見つけられれば幸いです。

猫や犬が人間用ハンドクリームを舐めると危険?

猫や犬が人間用のハンドクリームを舐めると、健康リスクが生じる可能性があります。

ペットの健康を守るためには、ハンドクリームにも気をつけなくてはいけません。

そもそもペットが舐めることを想定していない

一般的に市販されているハンドクリームは、人間専用に作られており、ペットが舐めることを想定していません。これは、私たちの肌を保護したり治したりするために開発されているため、防腐剤、石油由来の界面活性剤、鉱物油、アレルギーの原因となるさまざまなペットにとって無害とは限らない成分が含まれているからです。天然由来や食べ物であっても、猫や犬が中毒を起こすものはたくさんあります。

そのため、ペットが舐めてしまう可能性がある場合は、安全性を考慮した製品選びが必要です。

猫は香りの解毒が苦手

猫は嗅覚がとても優れています。そのため、舐めること以外にも人間のハンドクリームに含まれる香りに対して注意しなければいけません。

猫の肝臓は、香料成分を分解する能力が低いため、これらの化学物質が体内に蓄積しやすく犬よりも香りの解毒が苦手です。アロマの香りがきつい部屋で飼育されていた猫が死亡する事故が実際に起こっています。

ハンドクリームを使用する場合は、ペットに無害な製品を選ぶことと同様、香りには種類がたくさんあり、実際にはどの香りがペットにとって有害かはっきりわかっていないことから、香りの少ないものを選ぶことも大切となってきます。

犬が舐めても大丈夫なハンドクリームの選び方

犬が舐めても安全なハンドクリームを選ぶ際には、さまざまなことを厳しくチェックすることが肝心です。ペットに優しい成分を選び、安全性が確認された商品を選択しましょう。

犬に有害な成分が入っていないもの

犬が舐めても安全なハンドクリームを選ぶ際の最も重要なポイントは、犬に有害な成分が含まれていないか確認することです。

ハンドクリームには、さまざまな化学由来の成分が含まれている商品があります。

防腐剤、着色料、石油系界面活性剤、アルコール、遺伝子組換え原料、鉱物油、紫外線吸収剤、旧表示指定成分などは、人間の赤ちゃん用の化粧品にも使用されることが少ないものです。

このような成分がハンドクリームに入っている場合、飼い主の手をよく舐める犬にとっても良い成分とはいえません。

そのため飼い主は、このような成分が入っていないか確認してからハンドクリームを選ぶことが大切となってきます。

強い香りがついていないもの

犬が舐めても安全なハンドクリームを選ぶ際には、強い香りがついていないものを選びましょう。モノテルペン炭化水素類、フェノール類、ケトン類は猫の飼い主には避けてもらいたい香りですが、犬にももちろん注意が必要なものです。

レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、シナモンなどハンドクリームに使われる香りはとても多くあります。

アロマが入っていないもの

アロマが入っていないものを選ぶ理由は、多くのアロマオイルが犬にとって有害な可能性があるためです。アロマの香りはとても種類が多く、実際にどれが安全でどれが危険かはっきりしていない香りもあります。そのため、このアロマの香りだけがいけないとの認識ではなく、強めの香りのものには注意しましょう。

犬は猫とは違って、植物に含まれる成分を分解できます。そのため、人間と同じようにアロマを使用することは可能ですが、人間より体の小さな犬に対して。使用量は人間の1/4〜1/2程度に抑える必要があります。

また、有害無害に限らず、犬が嫌う香りや刺激が強いものも避けなければいけません。

ハンドクリームを購入する際、細かく成分をチェックして問題ないと判断できたのであれば安全ですが、多くの種類のあるアロマを一つ一つ問題ないかチェックすることは大変な作業です。

最初からアロマが含まれていないものを選ぶことで、飼い主も安心してハンドクリームを使用できることから、強い香りがついていないものを選ぶとき同様、アロマが入っていないものを選ぶ方が安全といえるでしょう。

犬が舐めても大丈夫なハンドクリーム10選

愛犬が舐めても安全なハンドクリームはどのようなものがあるのかお探しだと思います。この章では、犬に優しい成分を含む、安全でハンドクリームの役割もしっかり果たしてくれるおすすめのハンドクリームを10選ご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

第1位 KindBodyCream

「カインドボディクリーム」は、ペットと共に生活する方のニーズを考え、現役トリマーが監修した商品です。無添加で安心の12種類の成分フリーを実現し、敏感肌の方にも使えるものになっています。特に、ミツロウとオリーブ果実油が肌に水分を閉じ込め、乾燥を防ぎます。また、生コラーゲンが配合されており、肌のみずみずしさを保つ助けになります。

手触りがさらさらで、塗った後すぐにペットと触れ合うこともできるため、動物を愛する全ての方におすすめの商品です。

第2位 ソンバーユ 無香料

「ソンバーユ無香料」は、自然派思考の方に好まれているスキンケア商品です。熊本産の純馬油を使用し、無添加、無香料で仕上げられています。そのため、化学成分に敏感な肌にも安心して使用可能です。

純度100%の馬油は、お肌に素早く浸透し、ベタつきを残さずにしっかりと保湿してくれます。また、トラブル肌の方や、乾燥で敏感になったお肌にも優しく作用し、日焼けによるダメージから肌を守る効果も期待できます。赤ちゃんから大人まで全ての年代が使用できる商品です。

第3位 yuzuco ハンドクリーム

「yuzuco ハンドクリーム」は、ペットと共に暮らす家庭にも安心して使える製品です。このハンドクリームは無添加で、特に動物が舐めても安全な成分を厳選しています。

また、肌にすぐに馴染む軽いテクスチャーが特徴で、ベタつきを感じさせません。手荒れを防ぎながら、しっかりと保湿効果もあり、デリケートな肌にも優しい処方となっています。

コンパクトなデザインで持ち運びも便利な「yuzucoハンドクリーム」は、毎日のケアに最適な一品です。

第4位 ロクシタン シアバター

ロクシタンのシアバターは、全身に使える万能な保湿バームです。100%自然由来のシアバターを使用しており、肌だけでなく、髪や爪、唇にも効果があらわれます。

特に、手のひらで温めるとクリーム状になり、肌にすぐに馴染むことがポイントです。乾燥が気になる部分にいつでも使え、メイク下地としても活躍します。赤ちゃんから大人まで、性別を問わず使用できるため、家族全員での使用がおすすめです。

第5位 スキンピースモイスチャライフハンドバター

「スキンピースモイスチャライフハンドバター」は、100%食べ物由来の成分で作られており、敏感肌の方や料理をする方、子育て中の方も安心して使用できる商品です。

シアバター、コメヌカオイル、オリーブオイルを配合し、肌の潤いを保つと共に保護してくれます。また、ワンタッチキャップで開閉しやすく、携帯にも便利です。キャロットエキスやヒアルロン酸などの保湿成分が豊富に含まれているため、ベタつかずにしっとりとした使い心地がおすすめです。

第6位 Supmileハンドクリーム

「Supmileハンドクリーム」は、安全で自然由来の成分にこだわった製品です。

動物由来や合成化学物質を避け、敏感肌の方や小さなお子様がいる家庭でも安心して使用できます。肌に優しい保湿成分として、ひまわり種子油やオリーブ果実油、ザクロ果実エキスなどを配合していることから、肌にスッとなじみ、ベタつかない使用感で、長時間しっとり感を保てます。

第7位 マミー ハンドクリーム

「マミーハンドクリーム」は、全ての成分が100%食品由来で作られ、無添加・低刺激性です。このため、小さなお子様から大人まで、敏感肌の方にも安心して使用できます。特に乾燥した手肌や爪、ささくれに効果的で、肌にすばやく浸透しベタつかない仕上がりが魅力的です。

無着色、無香料、防腐剤フリーで、全身に使用できるため、日常的なスキンケアにも向いています。

第8位 ルバンシュ ハンドクリーム

「ルバンシュハンドクリーム ウォーターヴェール」は、その軽やかな使用感と持続する保湿効果でおすすめです。化粧水のようにさらりとしたテクスチャーでありながら、肌にすっと吸い込まれるように浸透し、長時間潤いをキープします。また、ナノ化ヒアルロン酸を豊富に含むため、高い保湿力を発揮してくれます。食品成分100%の安全性も魅力で、食事の準備や小さなお子様、ペットに触れる前にも安心使用可能です。毎日の使用で手肌を美しく保ってくれます。

第9位 ベビーバーユマドンナ

「ベビーバーユマドンナ」は、赤ちゃんのデリケートな肌にも安全で効果的なケアができる商品です。オーガニック成分や天然成分を高配合し、低温で抽出された良質な馬油が主成分となっています。全国の産婦人科で推奨されるほど、安全性と効果が医療関係者にも認められています。

肌トラブルケアに優れており、おむつかぶれにも効果的です。2001年の発売以来、長年愛され続けています。「ベビーバーユマドンナ」は毎日のスキンケアに最適で、家族全員で安心して使用できます。

第10位 犬猫と一緒に暮らす人のためのハンドクリーム

手がガサガサになってもハンドクリームを使わずに我慢している人向けの商品です。

犬猫が飼い主の手を舐めても害の無い成分で作られており、お仕事で犬猫と多く触れ合う方にもお勧めです。

人生のほとんどを猫と共に歩んできた美容家の寺長根 愛さんが獣医師の先生と一緒に開発したアイテムです。

ハンドクリームを代用できる?

市販のハンドクリームをペットの安全性に不安を感じる場合、代わりに使用できる安全なアイテムがあります。特にペットにとって無害であるとされる成分から作られた製品を選ぶことで、犬や猫も安心して舐められます。以下、ハンドクリームの代わりに使用できる製品をご紹介します。

オリーブオイル

どこでも手に入るオリーブオイルは、天然成分であるため皮膚にも優しく、ハンドクリームとしても効果的に使用できます。普段は口にするものなので、使用に抵抗がないようです。保湿性に優れているため、乾燥した手肌に潤いを提供し、肌の柔軟性を高める効果があります。また、オリーブオイルは無添加で安全性が高いため、ペットが舐めても健康に害はありません。そのため、ペットのいる家庭でも安心して使用できるハンドクリームの代用品としておすすめです。

馬油

ドラッグストアでも購入できる馬油は、馬の脂肪から抽出される自然由来のオイルで、日本では古くから肌のケアに用いられてきました。このオイルは人間の皮膚に近い成分構成をしており、とても肌なじみが良く、保湿力が高いため、ハンドクリームとしても優れた効果を発揮してくれます。さらに馬油は天然成分のみで作られているため、ペットが舐めても有害な影響を与える心配が少ないのが安心できるポイントです。敏感肌の人でも使用していることから、オリーブオイルよりも良いと感じる方もいます。そのため、ペットのいる家庭での使用に適しており、安心して手肌のケアに利用できます。

まとめ

この記事では獣医師監修のもと、犬が舐めても安全なハンドクリーム10選と選び方について詳しくご紹介しました。

選び方のポイントは、有害成分が含まれていないこと、強い香りやアロマが入っていないことが重要です。

ハンドクリームは、さまざまな化学由来の成分が含まれている商品がたくさんあります。良い香りでとても良い商品と思えたものでも、犬にとって危険な成分が入っていると分かれば使用を中止することが一番です。

何が犬にとっていけないもので、おすすめしたハンドクリームはどのようなことが良いのか今一度考え、あなたと愛犬にとって最適なハンドクリームを見つけてください。

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