ブリティッシュショートヘアはどうやって飼うのが正解なの?事前に準備するものも合わせてご紹介

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はじめに

ブリティッシュショートヘアは飼いたい猫ランキングで常に上位にいる猫種です。

見た目は全体的に丸々としており、貫禄のある猫というイメージです。

ブリティッシュショートヘアの起源は紀元前の古代ローマ時代までさかのぼります。

古代ローマ軍がネズミ退治をする目的でイギリスに連れて来た猫と、イギリスの現地の猫との交配によって誕生したとされ、イギリスで最古の猫種と言われています。

ブリティッシュショートヘアの基本情報は下記になります。

原産国イギリス
成猫時の目安体重オス:4〜7kg  メス:3〜5kg
成猫時の体長40〜50cm(中〜大型)
被毛タイプダブルコート(短毛)
平均寿命14〜17歳

初心者でも飼いやすい事で有名で一人暮らしや子供のいる家庭でも安心してお迎えができます。

この記事では、ブリティッシュショートヘアを飼う方法や必要な準備を紹介します。

ブリティッシュショートヘアならではの飼い方や準備を詳しく紹介します。

まずブリティッシュショートヘアの性格や特徴は?

ブリティッシュショートヘア1

ブリティッシュショートヘアは丸々とした体格からおっとりしているイメージですが、実際はどうなのでしょうか。

ネズミ退治をしていた歴史がある猫なので、もしかしたら狩猟本能は今も残っているのでしょうか。

この章ではブリティッシュショートヘアの性格や特徴を紹介します。

性格

ブリティッシュショートヘアの性格は一言で表すと「ツンデレ」です。

猫特有のマイペースな性格をしており、かまって欲しいアピールをしたと思えばすぐに嫌がる態度をとったりします。

ブリティッシュショートヘアのツンデレに飼い主はメロメロになる事間違いなしです。

基本的に温和で落ち着いており、飼い主との関係も良好に築けます。

必要以上のスキンシップはストレスを感じるので、ある程度の距離感で接するのが良好関係の秘訣になります。

ネズミ退治をした歴史があるので、運動神経は抜群です。

狩猟本能が備わっているので、動きのある物には興味を持ちます。

好奇心が強く、我慢強い部分もあるのでお留守番をしても平気な猫です。

特徴

ブリティッシュショートヘアの特徴はなんと言っても体型と被毛です。

他の猫種と比べて丸々としていて、フワフワな毛と硬い毛が混在する短毛が魅力的な猫です。

人間の心を鷲掴みにしてくれるブリティッシュショートヘアの特徴を詳しく紹介します。

ブリティッシュショートヘアの体型

ブリティッシュショートヘアは体型や目など全体的に丸々としたフォルムが特徴です。

被毛もふわふわで全体的に「ぽっちゃり」としていますが、実は骨太で筋肉質な猫なんです。

ブリティッシュショートヘアはネズミ退治をしていた歴史があり、運動神経が抜群で動いている獲物を狩る姿はライオンの仲間なんだと実感できます。

ブリティッシュショートヘアの被毛

ブリティッシュショートヘアの被毛はフワフワな被毛と硬めの被毛が混在している「ダブルコート」が多いです。

そのため毛量が多く、換毛期には抜け毛が多いので毎日のブラッシングは欠かせません。

毛並みは他の猫種と比べてつやがあり、発色が良いのがブリティッシュショートヘアの特徴です。

毛色は多様に存在しており、中でも下記の5種類が人気になります。

ブルー

出典:photo AC

人気No.1「ブルー」
ブリティッシュショートヘアの代名詞と言われるほど人気な毛色です。
青みがかったグレーが特徴で、光の加減や光沢によって青みが強く見えます。

ブラック

出典:photo AC

人気No.3「ブラック」
黒色はペットショップで見かけることが少なく、ブリーダーからお迎えする方法が多いです。

クリーム

出典:photo AC

人気No.2「クリーム」
カスタードクリームの様な淡い茶色が特徴です。
ブリティッシュショートヘアの丸々とした体型に似合っています。

ハチワレ

出典:photo AC

「ハチワレ」
額の被毛が漢字の「八」に似ている柄が特徴です。
黒の割合が多い猫は穏やかで協調性のある性格。
白の割合が多い猫はクールでデリケートな性格。

三毛(ダイリュートキャリコ)

出典:みんなの子猫ブリーダー

「三毛(ダイリュートキャリコ)」
ダイリュートキャリコとは薄い三毛猫という意味です。
日本猫より薄く、パステル三毛猫と言われています。

ブリティッシュショートヘアは一人暮らしでも飼える?飼えない?

ブリティッシュショートヘア7

ブリティッシュショートヘアは我慢強く、マイペースな性格なので留守の多い一人暮らしでも飼うことは可能です。

猫の特性として、干渉を嫌い自分の時間を大事にする傾向があります。

特にブリティッシュショートヘアはマイペースで過度なスキンシップにストレスを感じる猫種なので一人暮らしでもトイレや衛生面を工夫すれば飼えます。

ブリティッシュショートヘアの”飼い方”

ブリティッシュショートヘア8

ブリティッシュショートヘアの飼い方は安心できるスペースの確保が大事です。

猫は犬と違い、外へ散歩をしません。

散歩をしないので、猫が1匹で遊べる環境を確保してお迎えしましょう。

またブリティッシュショートヘアは太りやすい体質なので、タンパク質豊富で低脂肪の食事を意識して与えるのもオススメです。

できるだけストレスの無い環境にしてあげる

ブリティッシュショートヘアは我慢強い性格なので、猫がストレスを感じているか見極めが肝心です。

ブリティッシュショートヘアの性格を理解して、ストレスの無い環境を提供してあげましょう。

マイペースでツンデレな性格のブリティッシュショートヘアですが、飼い主には忠実で愛情深い側面もあります。

猫の方からかまって欲しいとアピールされたときは、スキンシップをしつつ健康状態を観察するのが良いでしょう。

適度に運動できる環境にする

ブリティッシュショートヘアは太りやすい体質なので、毎日の運動は大切です。

1人で遊べるようにキャットタワーを用意して、上下運動ができる環境を作ってあげましょう。

ネズミ退治をした歴史があるので、狩猟本能が強いです。

不規則に動くおもちゃを与えるのもオススメです。

1日に1回は遊びに付き合ってあげる

飼い主と一緒に遊ぶことも大事です。

1日15分を目安にオモチャで遊んであげるのも猫にとってストレス発散になります。

ブリティッシュショートヘアは賢く優しい性格なので人と遊ぶことも大好きです。

気分屋な部分があるので猫自身が飽きた場合は満足した事なので、遊びを終わらせてください。

ブリティッシュショートヘアのしつけ方は?

ブリティッシュショートヘア9

ブリティッシュショートヘアは賢い猫なので、覚える事やしつけはそれほど難しくないでしょう。

猫自体、トイレやご飯は犬と異なり簡単に覚えます。

自宅での家庭ルールがある場合はある程度は覚えてくれます。

しつけができた時はしっかり褒めてあげましょう。

褒める時は耳の後ろやアゴを撫でながら言葉と態度であらわしましょう。

した方が良いこと

ブリティッシュショートヘアは賢く、周りの状況を理解するのが得意な猫です。

しつけとして硬い雰囲気で実施するより、遊びの一環でしつけをすることをオススメします。

しつけの方法として、触って欲しくない物に近づいた場合はその場ですぐに叱りましょう。

猫は後からの叱りに理解をしません。

発生した瞬間に短い単語で「だめ」や「NO」などの単語で教えましょう。

叱る単語も一つに統一し、この行為はしてはいけないという事を教えましょう。

猫のしつけは根気よく諦めず続けることが秘訣です。

してはいけないこと

しつけの方法として叩くことはしてはいけません。

叩く事で猫に恐怖心を与えてしまい、自衛の為の攻撃をする場合があります。

また、臆病な性格になってしまい、今までの信頼関係が崩れる時も可能性もあります。

また、物を投げることもしてはいけません。

投げる動作で叱られると覚えてしまい、腕を上げただけで恐怖心を与えてしまうからです。

ブリティッシュショートヘアを飼う前に準備するもの

ブリティッシュショートヘア10

ブリティッシュショートヘアを飼うことが決まったら、何を買ったら良いのでしょうか。

一般的な物や心構えをご紹介します。

猫個人の好みもあるので、ある程度準備して足りない物は後から買い足す方法がいいでしょう。

日常用品ver

ブリティッシュショートヘアの日常用品は

  • おもちゃ
  • トイレと猫砂
  • 安心できるスペースやベッド
  • 爪研ぎ

おもちゃはキャットタワーや猫じゃらしタイプのおもちゃが一般的です。

ブリティッシュショートヘアは太りやすい体質なので、運動する事は必須です。

飼い主が運動に付き合うことが一番ですが、時間やタイミングで運動に付き合うことができない場合は猫自身で遊んでもらいましょう。

キャットタワーは上下運動やプライベートスペースとして活用ができます。

猫じゃらしタイプのおもちゃは猫にとって普遍的なおもちゃといえます。

猫じゃらしの動きは猫にとって刺激的な動きであり、楽しい遊びです。

初めて猫を飼う場合は猫じゃらしタイプを準備して、好みを探りましょう。

トイレと猫砂はドラッグストアやスーパーなどでも簡単に購入が可能です。

種類が豊富なので、いつでも購入できる種類を準備するのがオススメです。

ブリティッシュショートヘアは賢い猫なので、トイレは簡単に覚えることができます。

猫砂は鉱物系や木系や紙系など様々なタイプがあり、猫自身も好みがあるので、根気よく探しましょう。

ブリティッシュショートヘアは静かに過ごす事を好む性格です。

1匹で安心できるスペースを確保しましょう。

キャットタワーの上部が寝床スペースの物を購入したり、猫ベッドを設置したり小さなスペースでも猫は満足します。

爪研ぎは猫のストレス発散道具として必要です。

猫にとって爪研ぎは爪のケア以外にストレス発散や自己主張などがあります。

いつもと違う環境や空気感を感じると猫は爪を研いで不安を和らげます。

爪研ぎの道具がない場合、ソファーやラグ、壁で爪を研いでしまう場合があるので、猫専用の爪研ぎ道具を数か所部屋に設置することをオススメします。

食事ver

ブリティッシュショートヘアは太りやすい体質なので、食事管理は大切です。

丸々とした見た目ですが、実は筋肉質な体型をしています。

ブリティッシュショートヘアは「高タンパク低脂肪」を意識した食事を与えましょう。

タンパク質とは卵や肉、魚などに多く含まれている栄養素です。

主に体の筋肉・組織のもととなり、エネルギー源としても使われます。

高タンパクな食事を摂る事で、筋肉量を維持し太りにくい体質を保てます。

脂質は、体を動かすエネルギーになる栄養素です。

そのほか、ホルモンや細胞膜の材料としても使われ、皮膚の健康維持や体温調節などに関わります。

脂質は過剰に摂取をすると体内で体脂肪へ変化するので摂取量の調節が必要です。

猫を飼うことが初めての場合、ブリティッシュショートヘア専用のご飯を準備すれば安心です。

体のケアver

動物を飼う事は健康管理も大事な飼い主の仕事です。

家の近くの動物病院の情報をチェックし、予防接種や健康診断、避妊・去勢手術ができるかを確認しましょう。

ブリティッシュショートヘアは体格が良く、平均寿命は14年〜17年と長生きする猫種ですが、かかりつけの病院を決めておき、いざという時に備えましょう。

また、住んでいる地方自治体によっては避妊・去勢手術に補助金が出る場合があるので、検討してみてはいかがでしょうか。

その他

猫を病院や帰省などで外へ連れ出す際に必要な、キャリーケースを準備しましょう。

犬とは異なり、猫は散歩をしません。

たまにリードを付けて散歩する猫を見かけますが、ほとんどの猫は散歩を嫌います。

キャリーケースのタイプは肩にかけるリュック型やケース型、ショルダー型などたくさんありますが、猫が落ち着けて飼い主も手軽に移動できるタイプを用意しましょう。

ブリティッシュショートヘアの価格相場

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ブリティッシュショートヘア通常の価格は15万円〜30万円ですが、毛色のタイプによって価格が異なります。

価格が最も高い毛色タイプは「ダイリュートキャリコ」で30万円という相場です。

ダイリュートキャリコは薄い三毛猫タイプの毛色で希少性が高いため相場が高くなっています。ブリティッシュショートヘアの先祖はブルーのみでしたが、突然変異により様々な模様が誕生したとされています。

また、ペットショップとブリーダーによっても価格は変動します。

ペットショップで購入する方が保険や仲介手数料が含まれるので費用が高くなります。

ブリーダーから購入する際は血縁関係や生まれてからの生育状況がわかるというメリットもあります。

ブリティッシュショートヘアを飼う際の注意点

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ブリティッシュショートヘアは比較的飼いやすい猫ですが、注意しないといけない事もあります。

ブリティッシュショートヘアの性質を理解して、猫にとってストレスのない環境を提供してあげましょう。

食べ物を与えすぎないこと

ブリティッシュショートヘアは太りやすい体質の猫です。

基本的に体重や年齢にあった食事量を与えていれば問題ありません。

しつけや夜泣き防止などで与えるおやつには注意が必要です。

事前におやつを与える予定がある時はご飯の量を少し減らしたり、運動をたくさん付き合ったり工夫が必要です。

定期的にブラッシングなどをケアをしてあげる

猫もブランシングが必要です。

昔は自分で体を舐めて体を綺麗にするから必要ないとされていましたが、現代は触診や愛情表現の観点からブラッシングを推奨しています。

ブリティッシュショートヘアの場合は最低でも2日に1回を目安にブラッシングを行ってください。

ブリティッシュショートヘアは毛量が多い割に抜け毛が少ない猫種です。

舐めた時に飲み込んだ毛が胃腸を通過して便として排出されない場合、胃にたまってしまいます。

吐いてスッキリできればいいですが、吐けない猫も中にはいます。

吐けない場合は「毛球症」になる場合があるので、抜け毛が少ないブリティッシュショートヘアもブラッシングは必要です。

家を空けるときに配慮する

日中仕事をしていると、どうしても猫1匹になってしまいます。

ブリティッシュショートヘアは我慢強い性格なので、留守番に向いた猫ですが室内環境を整える事は必要です。

家を空けるときに配慮する点で1番は「室内気温」です。

特に夏場や冬場は室内を25℃前後に保つことをオススメします。

夏場の締め切った室内では50℃近くまで気温が上がる場合があります。

ブリティッシュショートヘアはイギリスが発祥の地なので、寒さには比較的強いですが、暑さには弱いです。

せめてエアコンを一つ稼働させ、ドアを開けて移動できるようにしてから外出するようにしましょう。猫自身が移動でき、快適に留守番ができます。

また、留守番をさせる時間が長い場合はトイレの個数を増やしたり、設定した時間にご飯が出る自動給餌器やお水のお皿の数を増やしたりしましょう。

まとめ

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 ブリティッシュショートヘアは愛らしい体型と飼い主に忠実な性格が魅力的な猫です。

人との距離感を大事にしており、自立した猫として飼いやすい面もあります。

一人暮らしで寂しい時、家でブリティッシュショートヘアが待っていると思うと寂しさが吹き飛びます。

健康管理や衛生管理をしっかり注意していれば長く付き合える猫種です。

ブリティッシュショートヘアは人にとって良きパートナーとして活躍してくれること間違いなしです。

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