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はじめに
猫のおもちゃは、運動不足やストレスを解消できる、猫の生活において重要なアイテムです。
子猫をおもちゃで遊ばせてあげたいけれど、どのおもちゃを選べばよいかわからない方も多いと思います。
ただ、おもちゃがあると猫は飼い主がいなくてもひとりで遊べるなど良い点が多い一方で、猫に合わせたおもちゃを選ばないと、目的にあっていなかったり、事故が起きてしまったりする可能性があるので注意が必要です。
この記事では、子猫におすすめのおもちゃを紹介します。
おすすめのおもちゃだけでなく、猫におもちゃが必要な理由やおもちゃの選び方・おもちゃの活用方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
猫におすすめのおもちゃ7選
まず、猫におすすめのおもちゃを7つ紹介します。
- 猫じゃらし
- ぬいぐるみ
- トンネル
- 電動おもちゃ
- 音のなるおもちゃ
- 知育おもちゃ
- 爪とぎのついたおもちゃ
それぞれ詳しく紹介しますので、愛猫にどのおもちゃを買うか検討してください。
猫じゃらし
1つ目の猫におすすめのおもちゃは猫じゃらしです。
猫じゃらしは、一番王道な猫のおもちゃであり、シンプルな構造で猫の狩猟本能を駆りたてて遊べます。
猫じゃらしの種類は、棒の先端におもちゃがついたタイプや、釣り竿のように紐の先端に猫の好むおもちゃがついているタイプなどです。
猫じゃらしは、飼い主が猫の注意を引き付けて遊ばせられるので、運動不足を解消できます。
例えば、猫じゃらしを横に素早く動かせば猫は走り回り、縦に動かせば猫をジャンプさせられるのです。
走るのとジャンプするのを併用して猫の運動量を増やし、運動不足を解消してあげましょう。
さらに、猫じゃらしは猫の狩猟本能を刺激するのに有効なおもちゃです。
猫は狩猟本能を満たせていないと、ストレスがかかってしまいます。
そのため、猫じゃらしで遊ぶときはいきなり捕まえさせるのではなく、じわじわ獲物を追い詰めさせ、狩猟本能を満たしてあげましょう。
具体的には、ベッドの下やインテリアの隙間に猫じゃらしを隠しながら動かしたり、猫じゃらしの動きに緩急をつけたりするのがおすすめです。
また、捕まえられないと結局狩猟本能を満たせないので、最後は必ず捕まえさせてあげましょう。
ただ、猫じゃらしは運動不足やストレスを解消できる一方で、誤飲や事故の可能性があります。
猫が紐を巻き付けてしまわないか、装飾が細かくて誤飲の危険性があるかを必ず確認しましょう。
ぬいぐるみ
2つ目の猫におすすめのおもちゃはぬいぐるみです。
猫はぬいぐるみを後ろ足でキックしたり噛みついたりして遊び、抱き枕のように前足で抱え込みます。
猫用のぬいぐるみは、マタタビなどが入っていて音で猫の興味を引くのです。
ぬいぐるみは尻尾が生えているものや、魚やネズミの形をしているものなどがあります。
素材はコットンやポリエステル、シリコンなど危険性が少ないものが多いです。
猫はぬいぐるみがあると、飼い主がいなくても遊ぶことができます。
さらに、ぬいぐるみも猫じゃらしと同様に猫の狩猟本能を刺激しストレスを解消することが可能です。
猫のストレス解消をぬいぐるみで促す場合は、ぬいぐるみが目的にあっているか確認してください。
例えば、猫はぬいぐるみを後ろ足で蹴ってストレスを解消しますが、ぬいぐるみが短い場合はぬいぐるみを蹴ることができません。
飼い主を蹴らずに猫がストレス解消できるようになるので、ぜひ猫の体に合わせたぬいぐるみを検討しましょう。
また、ぬいぐるみも誤飲の可能性があるので、装飾が細かいものを選ぶのはおすすめしません。
トンネル
3つ目の猫におすすめのおもちゃはトンネルです。
猫はトンネルの中でくつろいだり、出たり入ったりして遊びます。
猫は狭い空間や暗い空間で過ごしたいという潜在的な欲求をもっており、トンネルを用意するとその欲求を満たせるのです。
トンネルには、入口が2つではなく3つ以上あるものや、洞窟のように丸いもの・入ると音がなるものなど様々な種類があります。
トンネルがあると、猫は飼い主がいなくても遊ぶことが可能です。
また、トンネルは他のおもちゃと組み合わせて遊べます。
例えば、ボールをトンネルの中に転がしたり、猫じゃらしを入口の外から振ってあげるなどです。
多頭飼いの場合、トンネルを巡ってケンカするときがあるので、トンネルの近くに複数匹猫がいる際は注意しましょう。
電動おもちゃ
4つ目の猫におすすめのおもちゃは電動おもちゃです。
電動のおもちゃは自動で動き回り、猫は電動おもちゃに興味を持ち追いかけ回して遊びます。
電動おもちゃはタイマー機能があるタイプや動くスピードを選べるタイプなど様々です。
飼い主がいなくても猫は自分で遊べるので、電動おもちゃを使用すると飼い主は自分の時間を確保できます。
また、動き回る電動おもちゃは猫の狩猟本能を満たすことができ、運動不足の解消やストレスの解消も可能です。
飼い主が不在のときに遊ばせる場合は、電池が減っていないか定期的にチェックしましょう。
音のなるおもちゃ
5つ目の猫におすすめのおもちゃは音のなるおもちゃです。
猫は音に興味をもって、おもちゃを追いかけたり転がしたりします。
音のなるおもちゃは毛糸やプラスチックが素材のボールが多く、鳥・カエル・鈴虫・コオロギのリアルな音が鳴るタイプやマタタビを入れられるタイプなど様々です。
音のなるおもちゃがあると、猫は転がして自分で遊ぶので、飼い主は自分の時間を作れます。
また、飼い主が音のなるおもちゃを転がしてあげると、猫は狩猟本能を満たせてストレス解消が可能です。
飼い主が音のなるおもちゃを使うときは、近くだけでなく遠くにも転がしてあげましょう。
ただし、おもちゃに夢中になると出られない隙間に入ったり、体をぶつけてしまったりするので、飼い主の近くで遊ばせてください。
知育おもちゃ
6つ目の猫におすすめのおもちゃは知育おもちゃです。
猫の知育おもちゃは内部にご飯やおやつを隠してあり、猫は頭を使って中身を取り出そうとします。
知育おもちゃは、手を穴に入れておやつを取り出そうとするタイプや、扉をあけておやつを取り出すタイプ、ボールを転がしておやつを取り出すタイプなど様々です。
猫は、おやつを取り出そうと夢中になるため、飼い主が不在だったり遊ぶ時間がなかったりしても、ひとりで遊べます。
また、知育おもちゃは中身を取り出しておやつを食べられると狩猟本能を満たせるのが特徴です。
食事やおやつをあげる時に知育おもちゃを使うのはおすすめですが、いつも同じものを使っていると飽きたり慣れて頭を使わなくなったりします。
そのため、知育おもちゃを使用する頻度を変えるか、複数知育おもちゃを用意するとよいでしょう。
爪とぎのついたおもちゃ
7つ目の猫におすすめのおもちゃは爪とぎのついたおもちゃです。
猫の爪は狩猟のために重要な役割を果たしており、猫は古い爪を剥がそうとするので、爪とぎが必要になります。
爪とぎのついたおもちゃは、遊びながら爪とぎができるのでおすすめです。
素材は段ボールのものが多く、爪とぎの周りでボール遊びができるタイプなどがあります。
また、猫には爪とぎをして良い場所を教える必要がありますが、爪とぎのついたおもちゃがあると遊ぶ場所と爪とぎの場所が同じなので、簡単にしつけができます。
猫が爪とぎをすると自ずとおもちゃは消耗するので、耐久性があり健康面に配慮されたおもちゃか必ずチェックしましょう。
猫におもちゃが必要な4つの理由
次に、猫におもちゃが必要な4つの理由を解説します。
- 猫とのスキンシップ
- ストレス解消
- 肥満防止
- 認知症の予防
それぞれの理由を詳しくまとめているので、4つの理由のどれかに当てはまる場合はぜひおもちゃを用意しましょう。
猫とのスキンシップ
まず、猫におもちゃが必要なのは、猫とのスキンシップを取れるからです。
猫と一緒に遊ぶと、飼い主は猫との絆を深められます。
猫とのコミュニケーションが不足すると、信頼関係を深められず猫に落ち着きがなくなるので、忙しい時でもスキンシップの時間を取りましょう。
1日1回以上で10〜15分程度猫と遊んであげるのがおすすめです。
ストレス解消
次に、猫のおもちゃが必要なのは、おもちゃでストレス解消ができるからです。
猫は体を動かせなかったり、狩猟本能を満たせなかったりするとストレスを感じます。
そのため、猫はおもちゃで体や頭を使い、獲物を捕まえる疑似体験でストレス解消ができるのです。
ストレス解消できると、猫は粗相や噛みつきなどの問題行動を減らせる可能性もあるので、おもちゃを使って猫のストレスを解消しましょう。
肥満防止
3つ目に、猫におもちゃが必要なのは、肥満を防止できるからです。
猫が室内飼いの場合、肥満になりやすく慢性的に運動不足になります。
そのため、おもちゃで活発に走り回ったり、ジャンプしたりすると運動してエネルギーを消費するので肥満防止につながるのです。
ただ、おもちゃで運動させるだけでなく、食事管理も徹底して猫の肥満を防止しましょう。
認知症の予防
最後に、認知症を予防できるのも、猫におもちゃが必要な理由です。
猫は室内飼いだと危険がない一方で、刺激が不足しているので年を重ねるにつれて認知症になる可能性があります。
おもちゃで遊ぶと脳が活性化されるので、認知症の予防が可能です。
シニア猫に体や頭を使わせて、体力の減少や認知症のリスクを減らしましょう。
いつから子猫におもちゃを与えていいの?
猫におもちゃが必要なのは分かったけれど、いつから子猫におもちゃを与えるべきか迷う方もいると思います。
そのため、次は子猫におもちゃを与える時期を解説します。
最近子猫を飼い始めて、おもちゃを与えるタイミングで迷っている方はぜひ参考にしてください。
生後2ヶ月から
子猫におもちゃを与える場合は、生後2ヶ月から与えるのがおすすめです。
生後2ヶ月頃から、ボールを追いかけるなどのひとり遊びをし始めます。
そのため、飼い主と一緒に遊ぶためのおもちゃだけでなく、猫がひとりで遊べるおもちゃも用意してあげましょう。
猫のおもちゃの選び方のポイント
次に、猫のおもちゃの選び方のポイントを紹介します。
- 耐久性の確認
- 猫が食べたり飲み込んだりしないサイズにする
それぞれのポイントを詳しく紹介しますので、実際におもちゃを購入する際にチェックしてください。
耐久性の確認
まず、猫のおもちゃの選び方のポイントは耐久性の確認です。
猫はおもちゃを獲物と認識して遊ぶため、すぐに壊してしまう可能性があります。
また、猫が壊れたおもちゃで遊んでしまうと、猫の体を傷つけてしまうおそれがあり危険です。
そのため、おもちゃを買う際には丈夫で耐久性があるおもちゃかどうかを確認しましょう。
素材を確認したり、耐久性に関する口コミが無いかチェックしたりするのが重要です。
また、すでに壊れているおもちゃは危険ですので使用しないでください。
猫が食べたり飲み込んだりしないサイズにする
2つ目に、猫のおもちゃの選び方のポイントは、猫が食べたり飲み込んだりしないサイズにする点です。
猫は獲物を捕まえようと追いかけていると、誤って口に入れてしまう場合があります。
その時に、猫の口より大きいサイズのおもちゃであれば誤飲する危険性を減らせるのです。
そして、おもちゃのサイズだけでなく、おもちゃの材質も誤飲の危険性が無いか確認しましょう。
例えば、動物型のおもちゃで被毛がついていると、猫が気づかない間に被毛を引っ張って飲み込む可能性があります。
また、猫が誤って飲み込まないように、ひとり遊びの際もなるべく見守ってあげましょう。
こんな時におもちゃを活用しよう!
次に、猫のおもちゃの活用方法を紹介します。
- 運動不足の解消に
- 大人しくしてほしいときに
- コミュニケーションを図りたいときに
それぞれ活用できるケースを具体的にまとめているので、実際に悩みを抱えている方はぜひ実践してみてください。
運動不足解消に
1つ目の猫のおもちゃの活用方法は運動不足の解消です。
おもちゃを上下左右に動かし猫の狩猟本能を掻き立てると、猫は走ったりジャンプしたりするので、運動不足を解消できます。
また、おもちゃの動きに緩急をつけると、より動物のように見立てて猫はおもちゃを追うので、猫の狩猟本能を掻き立てることが可能です。
1日1回10〜15分程度の遊びの時間を作り、猫の運動不足を解消しましょう。
大人しくしてほしいときに
2つ目の猫のおもちゃの活用方法は、大人しくしてほしいときの気をそらさせる活用方法です。
猫のおもちゃにはひとりで遊べるものがあるので、仕事などで猫に構えず大人しくしてほしいときに活用できます。
飼い主が遊べないときに、猫が好むひとりで遊べるおもちゃを渡してあげるのが良いです。
ただし、いつも同じおもちゃを渡していると飽きてしまう場合があるので、複数のおもちゃを準備しましょう。
コミュニケーションを図りたいときに
3つ目の猫のおもちゃの活用方法は、おもちゃで猫とのコミュニケーションを図る方法です。
猫を飼い始めたときは、まだ絆を深められておらずコミュニケーション不足の場合があります。
おもちゃで一緒に遊ぶと必ずコミュニケーションを取れるので、コミュニケーションを図りたい方に最適な方法です。
まとめ
猫におすすめのおもちゃは下記の7つです。
- 猫じゃらし
- ぬいぐるみ
- トンネル
- 電動おもちゃ
- 音のなるおもちゃ
- 知育おもちゃ
- 爪とぎのついたおもちゃ
猫のおもちゃを使うと、運動不足やストレスを解消できたり、認知症を予防できたり、猫とのコミュニケーションを図れたりします。
猫にはひとり遊びができるようになる生後2ヶ月以降におもちゃを与えましょう。
また、おもちゃを選ぶ際は、誤飲する可能性がないか、耐久性に問題はないか必ず確認するのが重要です。
目的に合わせたおもちゃを猫に与え、猫との生活を楽しみましょう。