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- はじめに
- まずマンチカンの性格や特徴は?
- マンチカンは一人暮らしでも飼える?飼えない?
- マンチカンの”飼い方”
- マンチカンのしつけ方は?
- マンチカンを飼う前に準備するもの
- マンチカンの価格相場
- マンチカンを飼う際の注意点
- まとめ
はじめに
この記事では、マンチカンに関することについて、さまざまな情報を紹介しています。
まずは、基本情報となるマンチカンの性格や特徴について細かく分析し、詳細な情報をまとめました。
つぎに、一人暮らしでも飼えるのかという疑問を解決し、飼い方のポイントについても詳しく解説しています。
さらに、しつけ方の注意点、飼い方の注意点、飼う前に準備するものなどに着目し、必要な情報をまとめました。
まずマンチカンの性格や特徴は?
マンチカンの性格や特徴について、情報を簡潔にまとめました。
次の項目で、それぞれ詳しく見ていきましょう。
性格
マンチカンは、甘えん坊で人懐っこい性格が好まれており、多くの飼い主さんから人気を得ている品種です。
具体的には、以下のような傾向があります。
性別問わず共通している性格
マンチカンは、基本的にフレンドリーな傾向が強いです。
性別に関係なく遊ぶことが大好きで、協調性が高く、順応性もあり、誰とでも仲良くできる性格をしています。
- 甘えん坊
- 穏やか
- 優しい
- おとなしい
- 人懐っこい
- 明るい
- 陽気
- 活発
- 社交的
- 友好的
- 積極的
- 協調性が高い
- 順応性がある
- 遊び好き
- 好奇心旺盛
- 賢い
- 飼い主さんに従順
- 飼い主さんに依存する傾向が強い
- 同居家族や初めて会った人にも懐いてくれる
- 先住猫や新入りの猫とも問題なく仲良くしてくれる
- 他の動物と共存しやすいため多頭飼いに向いている
ただし個体差や飼育環境によっては、多少の違いが生じます。
あくまでも目安として、参考にする程度にとどめてください。
オスの性格
性別の違いにおける大きな相違はありません。
しかし、よく観察してみると、オスには以下のような傾向を示す場合があります。
- メスよりも甘えん坊なところがある
- メスよりも好奇心が旺盛で、悪戯好きな一面がある
- メスよりも体が大きい傾向にあり、比較的活発で、運動量が多い
- メスよりも自分の存在を強くアピールしたがり、飼い主さんへの依存度が強い傾向がある
ただし個体差や飼育環境によっては、多少の違いが生じます。
あくまでも目安として、参考にする程度にとどめてください。
メスの性格
性別の違いにおける大きな相違はありません。
しかし、よく観察してみると、メスには以下のような傾向を示す場合があります。
- オスよりもおっとりしているところがある
- オスよりも思慮深く、冷静で警戒心が強い一面がある
- オスよりも体が小さい傾向にあり、比較的穏和で、運動量が少ない
- オスよりもマイペースで、飼い主さんに甘えはするが一定の距離を置きたがる傾向がある
ただし個体差や飼育環境によっては、多少の違いが生じます。
あくまでも目安として、参考にする程度にとどめてください。
特徴
マンチカンには、以下のような特徴があります。
体型・体重・体高・体長
マンチカンの体型はセミフォーリンタイプです。
やや小さめの細身ボディで、丸みのある顔をしています。
発達した骨格と筋肉をもち、肉付きがよく、ずっしりと重みのある体が特徴的です。
- 体重:オスは約3.0~4.5kg程度/メスは約2.5~3.5kg程度
- 体高:性別に関わらず、約16〜20cm程度
- 体長:性別に関わらず、約30〜40cm程度
個体差にもよりますが、オスよりもメスのほうが体が小さい傾向があるでしょう。
足の長さ
マンチカンには、短足マンチカンと長足マンチカンがいます。
- 短足が生まれる割合は、全体の約20~30%程度
- 短足マンチカンは希少価値が高いため、需要が多く、人気も高いです
- 長足が生まれる割合は、全体の約70~80%程度
- 長足マンチカンには、長足タイプと中足タイプの2つがあります
- 長足タイプは、一般的な猫の足と同等の長さです
- 中足タイプは、短足と長足の中間程度の長さです
被毛
マンチカンには、短毛種と長毛種のどちらもいます。
長毛種は、短毛種に比べて被毛が長く、ふわふわとした印象です。
毛色
マンチカンの毛色はバリエーションが多く、以下のような種類があります。
- ホワイト
- クリーム
- レッド
- ブルー
- ブラウン
- ブラック
- シルバー
- ゴールデン
- キャラメル
- タビー(縞模様)
- バイカラー(2色の毛柄)
- キャリコ(白黒茶の3色)
- トライカラー(白黒茶の3色)※黒と茶が縞模様
- トーティ(黒、茶またはオレンジなど赤系の色)※2つの色が不規則に入り混じった毛柄
- ブラックスモーク(毛先が黒/根本は白/グラデーション模様)
- クリームスモーク(毛先が濃いクリーム/根元は白/グラデーション模様)
- ポインテッド(顔、耳、しっぽ、手足などの末端にだけ色がある毛柄)
- その他あらゆる毛色
品種
マンチカンには、以下6つの品種があります。
- マンチカン(純血種/常染色体優性遺伝による突然変異で生まれた猫種)
- ミヌエット(マンチカンとペルシャ系の猫種との異種交配で生まれた猫種)
- キンカロー(マンチカンとアメリカンカールとの異種交配で生まれた猫種)
- バンビーノ(マンチカンとスフィンクスとの異種交配で生まれた猫種)
- スクークム(マンチカンとラパーマとの異種交配で生まれた猫種)
- ラムキン(マンチカンとセルカークレックスとの異種交配で生まれた猫種)
マンチカンは一人暮らしでも飼える?飼えない?
飼い主さんが一人暮らしだとしても、比較的トラブルなく飼えるでしょう。
マンチカンは飼い主さんに従順で、温厚かつ協調性が高く、甘えん坊な性格をしています。
初めて猫に触れる人にも懐きやすく、非常に飼いやすいことからも、とても高い人気を得ている猫種です。
一人暮らしでも飼える理由
猫は、1日のうち約80%程度を寝て過ごすため、一人暮らしでも飼いやすいペットです。
一般的に、猫は1日の大半を寝て過ごします。
- 成猫の睡眠時間は約14時間程度
- 子猫の睡眠時間は約20時間程度
- 高齢期の猫は20時間以上寝ることもあります
マンチカンは、猫科に分類される動物です。
一般的な猫と同様に、1日あたり平均17時間程度の睡眠をとる傾向にあるでしょう。
夜行性であるため、日中は眠っていることが多いです。
お勤めなどで昼間に出かけることが多い飼い主さんでも、比較的問題なく飼えます。
家を空けることが多い場合には、飼い主さんの目が届かないところで怪我をしないよう、安心かつ安全に過ごせる環境を整えてください。
多頭飼いも視野に入れよう
日常的に、飼い主さんが留守しがちにすることが多い場合には、多頭飼いを視野に入れてみるのもよいでしょう。
マンチカンは甘えん坊な性格なので、寂しさからストレスを感じることがないよう配慮する必要があります。
可能なかぎり、なるべく傍にいる時間を確保し、一緒に遊んであげるなどのコミュニケーションを取るようにしてください。
本来、猫は単独行動を好むため、1匹で飼っても問題はありません。
しかし遊び相手がいれば、留守番しているときの寂しさが減り、運動不足にもなりにくいというメリットがあります。
また同居猫が遊び相手になることで、マンチカンの性格の1つである「飼い主への依存度」が減ることも期待できます。
マンチカンは協調性が高い一面があるため、先住猫や新入りの猫とも問題なく仲良くできる可能性が高いでしょう。
ただし個体差によっては上手くいかないケースもあるため、多頭飼いをするときは、それぞれの性格や相性などを慎重に判断してください。
マンチカンの”飼い方”
マンチカンを飼うときは、以下のポイントを念頭に置いておく必要があります。
- できるだけストレスの無い環境にしてあげる
- 適度に運動できる環境にする
- 1日に1回は遊びに付き合ってあげる
次の項目で、それぞれ詳しく見ていきましょう。
できるだけストレスの無い環境にしてあげる
マンチカンが快適に過ごせるために、できるだけストレスが無い状態になるよう、生活環境を工夫してください。
安心できる環境を整える
マンチカンが安心して過ごせるように、生活環境を整えましょう。
- 自由に行き来ができるよう、部屋の数を十分に確保する(2~3部屋以上を推奨)
- いつでも逃げ込めるように、狭い場所を用意する(タンスの奥、ベッドの下など)
- お気に入りの場所にキャットタワーを置く(窓際に設置する、タンスと隣り合わせで設置するなど)
- お気に入りの場所に爪とぎを置く(倒れたり揺れたりしない安定した場所を推奨)
- お気に入りの場所があれば、寝床として提供する(ソファの上、ベッドの上など)
- お気に入りの食器を使う(食べやすい高さに調整できる食器台、脚付のフードボウルなど)
- お気に入りの場所にトイレを置く(風通しのよい場所や換気がしやすい場所を推奨)
安全面に配慮する
マンチカンが怪我をしないように、安全面に配慮することが大切です。
- 転倒防止グッズを使って、家具が倒れたり落ちてきたりしないよう、しっかり固定しておく
- 出入り口や通路を塞いでしまわないよう、なるべく普段から荷物を置かないようにする
- コードチューブやケーブルボックスなどを使って、電気コードの安全対策を行う
ストレスを減らす
マンチカンが不満や心労を感じないよう、ストレスを減らす工夫をしましょう。
- 好んで食べるドライフードを与える
- 水分補給のためにもウェットフードを与える
- ご褒美のおやつとして、猫用チュール、魚のフリーズドライなどを与える
- 相性のよいトイレ砂を用意する(紙製、木製、炭、茶、おから、シリカゲル、鉱物系などから選ぶ)
- お気に入りのおもちゃを幾つか用意しておく(猫じゃらし、ぬいぐるみなど)
- お気に入りの猫用ベッドを幾つか用意する(オープン型、ドーム型、ソファ型、ハンモック型など)
- お気に入りの爪とぎを幾つか配置する(麻素材、段ボール素材、デニム素材、カーペット素材など)
- お気に入りのキャットタワーを配置する(安定感のある据え置きタイプがおすすめです)
室温管理
マンチカンは寒さに弱いため、とくに冬場は快適な室温を保つことが大切です。
- ・マンチカンが快適に過ごせる室温は、28℃設定が推奨されています
- ・エアコンの風向きを調整して、なるべく体に直接当たらないよう注意しましょう
- ・夏場は脱水症状などに注意して、その都度、温度を調整してください
- ・冬場は体調変化などに注意して、その都度、温度を調整してください
- ・とくに冬場は体調を崩しやすいため、暖かいブランケットや猫用コタツなども併用しましょう
適度に運動できる環境にする
マンチカンは、比較的太りやすい猫種なので、適度に運動できる環境を整えてあげることが大切です。
次の項目で具体例を見ていきましょう。
キャットタワーを設置する
マンチカンは活発な性格で、とくに上下運動を好む傾向にあるため、キャットタワーを用意することが推奨されています。
キャットタワーには、据え置きタイプと突っ張りタイプの2種類があります。
キャットタワーの土台となる底板は、しっかりとした厚みがあるタイプを選びましょう。
柱の数が少ないとぐらつきやすいため、複数の柱で固定できるタイプにしてください。
比較的安定性の高い、据え置きタイプがおすすめです。
マンチカンは、ジャンプ力が一般の猫よりも若干劣る傾向があります。
足腰への負担を避けるためにも、なるべく低めのキャットタワーがおすすめです。
ワイドタイプのキャットタワーを設置するときは、ペット用のステップやスロープも併せて設置しておくとよいでしょう。
スリムタイプのキャットタワーを設置するときは、片側もしくは両側にタンスを隣り合わせにして配置するのもおすすめです。
またスペースが許すのであれば、高低差のあるキャットタワーを2つ以上並べて配置するのも有効手段と言えます。
遊べる範囲が広がるだけでなく、ぐらついたときに飛び移ることができるため、猫にとっても飼い主さんにとっても安心できるでしょう。
キャットウォークを設置する
運動不足解消のために、適度な上下運動ができるキャットウォークを設置することも良いアイデアです。
ステップボードやハウスタイプのボックスなどを壁に取り付けるため、キャットタワーよりも安定感があります。
ジャンプがしやすいように、アイテム同士の隙間は狭めにし、なるべく低い位置に取り付けるよう配慮しましょう。
また万一の怪我に備え、衝撃吸収性が高いジェルパッドやクッションなどを床面に敷くことも検討してください。
衝撃吸収マットなどを敷いておくと、フローリングに着地したときに、猫の足への衝撃を和らげる効果があります。
足腰の関節や骨にかかる負担を軽減し、より快適な遊び場を提供してあげましょう。
1日に1回は遊びに付き合ってあげる
マンチカンを飼う場合、1日に1回は遊びに付き合う必要があるかどうかは、飼い主の生活スタイルや猫の個体差によって異なります。
ただし、マンチカンは活発で好奇心旺盛なため、適度に運動ができる環境を提供することは重要です。
とくにオスは運動量が多い傾向にあり、飼い主に依存しがちな性格も相まって、頻繁に遊びに付き合う必要があるかもしれません。
遊びに付き合う頻度の見解としては、一般的な猫の場合は1日に数回の短い遊び時間を設けることが推奨されています。
マンチカンの健康維持のためにも、なるべく1日に1回はスキンシップをとり、適度な運動と遊びを提供しましょう。
マンチカンにおすすめの遊び道具
おすすめの遊び道具としては、以下のようなものがあります。
それぞれの個体差によって好みは分かれるため、さまざまな種類をいくつか用意しておくとよいでしょう。
- 猫じゃらし(先端にエノコロ草に似せた形状のおもちゃを取り付けたタイプ)
- 猫じゃらし(先端にカシャカシャと音がするおもちゃを取り付けたタイプ)
- 猫じゃらし(先端に鳥の羽根や紐状のおもちゃなどを取り付けたタイプ)
- ぬいぐるみ(ネコキック専用の細長い形状)
- ぬいぐるみ(動物の形)
- ぬいぐるみ(魚類の形)
- ぬいぐるみ(昆虫の形)
- ぬいぐるみ(野菜の形)
- トンネルタイプのおもちゃ
- ネズミの形をしたおもちゃ
- ボール
- お手玉
- レーザーポインター
- 電動のおもちゃ
- 猫用の知育玩具
- キャットタワー
- キャットウォーク
- その他
マンチカンのしつけ方は?
マンチカンは賢い一面があり、飼い主さんに従順で聞き分けがよいため、しつけをしやすい猫種です。
個体差はありますが、適切なしつけを行うことで、よりよい関係を築くことができるでしょう。
次の項目で、しつけをするときのポイントとして、「したほうがよいこと」と「してはいけないこと」について簡潔に解説しています。
したほうがよいこと
しつけをするときには、以下のポイントに留意してください。
- 同居人がいる場合は方針を共有し、一貫したしつけを行ってください
- 悪戯をしている現場を見つけたときは、その時点で、すぐに制止しましょう
- 叱るときは、「ダメ!」や「こら!」などの短い言葉で制止する方法が効果的です
- 良い行動をしたときには、すかさず誉めて、良し悪しを覚えさせることも大切です
してはいけないこと
しつけには、時間と忍耐が必要なことを理解しておきましょう。
問題行動が改善しないからといって、けっして体罰などの暴力行為をしてはいけません。
以下のNGポイントに留意して、正しいしつけを行ってください。
- 大きな声で延々と怒鳴り続けない(こら!などの短い声を発するのは大丈夫です)
- 頭や体を叩かない(手で遮って、軽く制止する程度であれば問題ありません)
- 頭や体を揺さぶらない(骨折や内臓損傷などの危険があるため、揺さぶる行為は厳禁です)
- 頭や体を押さえつけない(触れるような感覚で、軽く頭を押さえる程度にしましょう)
- 時間が経過してから叱らない(その場で叱ることが、しつけの基本です)
マンチカンを飼う前に準備するもの
マンチカンを飼うことに決めたなら、事前に必要なものを準備しておき、万全の状態で迎え入れてあげましょう。
- 日常用品
- 食事
- 体のケア
- その他
次の項目で、それぞれ分かりやすく簡潔に紹介しています。
日常用品
日常の生活に必須となる用品については、以下を参考にして取り揃えてください。
フードボウル
- 素材は、陶器製、ステンレス製、プラスチック製などがあります
- 食べやすい脚付きタイプが人気です
- 留守しがちな飼い主さんであれば、自動給餌器をおすすめします
ウォーターボウル
- 素材は、陶器製、ステンレス製、プラスチック製などがあります
- 飲みやすい脚付きタイプが人気です
- 留守しがちな飼い主さんであれば、自動給水器をおすすめします
猫用トイレ
- 平たいバケツのような構造の「スタンダード・トイレ」が一般的です
- 上の段がスノコで下の段がトレーという2層構造になった「システム・トイレ」もあります
- 形状は、オープンタイプ、ハーフドームタイプ、ドームタイプの3種類があります
猫用のトイレ砂
- 紙製(吸水性に優れており、処理がしやすい)
- 木製(ヒノキやオガクズが原料のため芳香がよく、消臭力が高い)
- 炭(炭の力により、強力脱臭の効果が高い)
- 茶(茶葉の力により、抗菌と消臭の効果が高い)
- おから(食物から作られているので、安心して使用できる)
- シリカゲル(消臭効果が非常に高く、いつもサラサラで清潔)
- 鉱物系(自然の砂に近い感触なので猫が好みやすく、相性がよい)
トイレお片付けのためのグッズ
- スコップ
- 排泄物処理用消臭袋
- 箒
- 塵取り
- 消臭スプレー
- 猫用トイレマット
猫用のおもちゃ
- 猫じゃらし(先端にエノコロ草に似せた形状のおもちゃを取り付けたタイプ)
- 猫じゃらし(先端にカシャカシャと音がするおもちゃを取り付けたタイプ)
- 猫じゃらし(先端に鳥の羽根や紐状のおもちゃなどを取り付けたタイプ)
- ぬいぐるみ(ネコキック専用の細長い形状)
- ぬいぐるみ(動物の形)
- ぬいぐるみ(魚類の形)
- ぬいぐるみ(昆虫の形)
- ぬいぐるみ(野菜の形)
- トンネルタイプのおもちゃ
- ネズミの形をしたおもちゃ
- ボール
- お手玉
- レーザーポインター
- 電動のおもちゃ
- 猫用の知育玩具
- キャットタワー
- キャットウォーク
- その他
爪とぎ
- 段ボール素材
- 麻素材
- カーペット素材
- デニム素材
- 木製(桐合板)
寝床
- 猫用ベッド
- あごのせ枕
- クッション
- タオル
- ブランケット
食事
マンチカンの健康維持のために、栄養バランスがとれた食事を与える必要があります。
ウェットフードやおやつなども、各種揃えておくとよいでしょう。
ドライフード
- 総合栄養食
- 栄養バランスに優れているため、主食として与える食事に適しています
ウェットフード
- 一般食です
- ご褒美用のおやつ、ドライフードのトッピング用としておすすめです
猫用のチュール
- 一般食です
- ご褒美用のおやつ、ドライフードのトッピング用としておすすめです
- マンチカンは太りやすい猫種なので、猫用チュールの与えすぎには注意してください
魚のフリーズドライ
- 一般食です
- ご褒美用のおやつ、ドライフードのトッピング用としておすすめです
- マグロやカツオなどの魚は猫が好みやすい味ですが、与えすぎには注意してください
体のケア
爪切りやブラッシングは、定期的なケアが必要です。
併せて、肉球ケアをすることもおすすめします。
肉球は、乾燥してひび割れたり炎症を起こしたりすることがあるため、肉球専用のクリームを塗ってあげましょう。
爪切り
- ハサミタイプ
- ニッパータイプ
- ギロチンタイプ
- ピコックタイプ
- 電動ヤスリタイプ
ブラッシング用グッズ
- ラバーブラシ(短毛種の猫におすすめです)
- ピンブラシ(長毛種の猫におすすめです)
- スリッカーブラシ(毛玉ができやすい猫におすすめです)
- アンダーコートブラシ(毛玉の予防や地肌のマッサージにおすすめです)
- 獣毛ブラシ(被毛にツヤやハリを与えたい場合におすすめです)
- コームタイプ(毛玉をほぐしたり、毛並みを整えたり、地肌に近い部分から無駄毛を取ったりするのに適しています)
肉球クリーム
- 蜜蝋クリームがおすすめです
- 安全な無香料タイプを選ぶことをおすすめします
その他
移動の際に必要となる猫用のキャリーバッグや、一時的な非難場所として有効な猫用のペットケージも準備しておきましょう。
猫用のキャリーバッグ
子猫を迎えるときは、軽くて持ち運びやすいソフトタイプ(布製やポリエステル製)をおすすめします。
愛護団体などから成猫を迎えるときは、耐久性に優れたハードタイプ(プラスチック製)がおすすめです。
キャリーバッグの形状には、ショルダー型、カート型、リュック型があります。
徒歩で近隣に出かけるときはショルダー型、遠距離を移動するときにはカート型、自転車やバイクに乗って移動するときはリュック型がおすすめです。
猫用のペットケージ
お迎えする初日から必要になります。
安心できる居場所として与え、おうちに慣れてくれるまで快適に過ごしてもらいましょう。
危険な場所に立ち入ることを防ぐなど、安全確保にも役立ちます。
多頭飼いを始めるときにも、先住猫と新入り猫が仲良くなるまではケージが必要です。
安心して過ごせる居場所を提供することで、ストレスを軽減し、新しい家族との関係も築きやすくなります。
ケージでの生活に慣れてきたら、室内の探検や遊びを取り入れてみてください。
そのほか、お客様の来訪があるときや、怪我や病気で安静にさせる必要があるときなど、必要に応じてケージを利用しましょう。
マンチカンの価格相場
マンチカンの一般的な価格相場は以下のとおりです。
- 約10~40万円程度
価格は、性別、月齢、毛色、血統、健康状態など、個々の要素によって変動します。
短足マンチカンは希少価値が高く、需要や人気が反映されて、長足マンチカンよりも値段が高い傾向です。
またペットショップやブリーダーなど、入手先によっても価格は変動するでしょう。
- ペットショップは、維持費や保険料などが上乗せされます
- ブリーダーは、維持費や繁殖管理費などが上乗せされます
とくにブリーダーから入手するときは、親猫がキャットショーやコンテストなどで受賞している場合に、60万円以上という高額の値段がつくこともあります。
マンチカンを飼うときには、希望する特徴に合わせて、適切な価格を選ぶことが重要です。
マンチカンを飼う際の注意点
マンチカンを飼う際は、以下3つのポイントに注意してください。
- 食べ物を与えすぎないこと
- 定期的にブラッシングなどのケアをしてあげる
- 家を空けるときに配慮する
次の項目で、それぞれ詳しく見ていきましょう。
食べ物を与えすぎないこと
マンチカンは太りやすい体質です。
食べ物を与えすぎると、肥満になる可能性があります。
肥満は健康に悪影響を及ぼすため、関節炎や糖尿病など、病気のリスクを高めてしまうでしょう。
また去勢や避妊の手術後は、エネルギーの消費量が減少するため、一般的に肥満になりやすくなります。
低カロリーフードに切り替えるなど、食事量の調整が必要です。
肥満予防のためには、食べ物を与えすぎず、適切な量の食事を与えるようにしてください。
好きなタイミングで自由に食べられる置き餌は、なるべく避けたほうがよいかもしれません。
決められた時間に与えるなど、定期的な給餌スケジュールを設定しておくことを推奨します。
マンチカンの肥満は、関節トラブルや椎間板ヘルニアなどの健康問題を引き起こす可能性が高いです。
適切な食事管理を徹底し、適度な運動を提供するなどの肥満対策を行うことが重要になります。
体重オーバーなど気になることがあるときは、なるべく早めに獣医師に相談し、マンチカンの健康をサポートしてあげましょう。
定期的にブラッシングなどのケアをしてあげる
マンチカンには、短毛種と長毛種がいます。
それぞれの特徴に適しているブラッシング方法で、適切なお手入れをしてあげましょう。
短毛種のブラッシング
短毛種のマンチカンは、長毛種に比べて、お手入れが比較的簡単です。
- 抜け毛が多い特徴があります
- 被毛が短いため、汚れが目立ちにくい特徴もあります
- 1日に1回程度のブラッシングで問題ありません
- 短毛種には、ラバーブラシがおすすめです
- シャンプーの頻度は、半年に1回程度で問題ありません
長毛種のブラッシング
長毛種のマンチカンは、短毛種に比べて、お手入れに手間がかかる傾向が高いです。
- 抜け毛が多く、汚れがたまりやすい特徴があります
- 被毛が長いため絡まりやすく、毛玉を作りやすい特徴もあります
- 週に1〜2回のブラッシングで、毛玉を予防することができるでしょう
- 長毛種には、ピンブラシがおすすめです
- 被毛が絡まっているときは、スリッカーブラシで毛玉を解きほぐしてください
家を空けるときに配慮する
マンチカンは、一人暮らしの飼い主さんでも問題なく飼うことができる猫種です。
しかし留守番をさせるときは、安心して快適に過ごせるよう配慮してあげる必要があります。
マンチカンの健康と安全を考慮し、留守にしている間の生活環境を整えるようにしましょう。
家を空けるときは、以下のポイントに配慮してください。
留守にする時間の長さ
成猫の場合、おおむね12時間程度の留守番であれば可能です。
しかし、まだ子猫である場合や体調が優れない猫の場合は、1匹で留守番をすることに不安を感じるかもしれません。
なるべく長時間の不在は避けましょう。
やむをえない場合は、家族や信頼できる友人などに依頼し、猫と一緒に留守番してもらうようにしてください。
食事の用意
留守番をさせるときは、猫が空腹にならないよう配慮しましょう。
いつも食べ慣れているドライフードを、十分に用意してください。
ウェットフードは傷みやすいため、不在時の食事には向いていません。
水分不足にならないよう、清潔な水を十分に用意しておくことも忘れないでください。
可能であれば、自動給餌器や自動給水器の導入も視野に入れましょう。
なるべく、家族や信頼できる友人などに声をかけて留守を頼み、猫の食事管理も依頼することを推奨します。
トイレの用意
トイレの数は「猫の数+1個」が理想的とされています。
1匹につき最低2つ以上のトイレを用意しましょう。
清潔な状態を保つためにも、半日以上の留守は控えることをおすすめします。
やむをえない場合は、家族や信頼できる友人などに声をかけて留守を頼み、トイレの管理も依頼しておきましょう。
退屈予防のおもちゃ
マンチカンは活発な性格なので、留守番が長引くと退屈に感じる可能性があります。
おもちゃを幾つか目の届くところに置いておき、自由に遊べるようにしてから出かけるようにしてください。
ただし布類を食べるウールサッキング症がある場合は、おもちゃを放置しておくのは非常に危険です。
こういう場合は、家族や信頼できる友人などに声をかけて留守を頼み、マンチカンと遊んでもらえるよう依頼しましょう。
安全対策
留守番をさせるときは、危険な物や危険な場所にアクセスできないようにしてください。
外に脱出して迷子にならないよう、玄関や窓の施錠を忘れないようにしましょう。
家具を固定し、猫の手の届く範囲に割れ物などを放置しないように心がけ、安全確保に努めてください。
なるべく、家族や信頼できる友人などに依頼し、猫と一緒に留守番してもらうようにすると安心です。
まとめ
この記事では、マンチカンの基本情報となる性格や特徴について細かく分析し、詳細な情報を紹介しています。
さらに、マンチカンは一人暮らしでも飼えるのかという疑問を解決し、しつけ方の注意点、飼い方の注意点、飼う前に準備するものなど、必要なことを詳しくまとめました。
おうちにマンチカンをお迎えする前に、飼い方の基礎知識として、この記事の情報を参考にしてください。