ラガマフィンはどうやって飼うのが正解なの?事前に準備するものも合わせてご紹介

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はじめに

ラガマフィン1

ラガマフィンは室内飼いができて、常に一緒に居れる方や遊んでくれる家族が多い方におすすめな猫種になります。

上品でゴージャスな見た目のラガマフィンですが、性格はとても人懐っこく甘えん坊で抱っこが大好きなので、たくさん構ってあげてください。

今回この記事では、ラガマフィンの特徴や飼い方・事前に準備する環境やアイテムを詳しく紹介しています。

自分の家庭に合っているのか、ストレスを与えないで生活できる準備はできているか、この記事を読んで確認してください。

今ラガマフィンを飼っている方にも、これから家族に迎え入れようと考えている方にも有益な内容になるので、ぜひ最後まで読んで愛猫と幸せな毎日を過ごしましょう。

ラガマフィン2

まずラガマフィンの性格や特徴は?

まずは、ラガマフィンの性格や特徴を解説します。

ラガマフィンは、猫には珍しく構って欲しい甘えん坊なところが、たまらなく可愛い猫種なのでぜひチェックしてください。

性格

ラガマフィンは、穏やかで大人しく、とても優しい性格をしています。

人と触れ合うことが大好きな甘えん坊なところもあり、猫には珍しく構ってもらったり抱っこされることも大好きです。

そんな甘え上手な姿に、たまらない愛らしさを感じる飼い主の方も多いです。

また、好奇心が旺盛で遊び好きな一面もあるので、おもちゃを出すとすぐに興味を示します。

威嚇することもなく一緒に遊びを楽しめるし、優しいので小さいお子さんがいるご家庭でも安心です。

運動量は多くなく、室内でまったり飼い主の膝に乗って過ごすことも好きなので、家族の一員として癒してくれること間違いなしです。

特徴

ラガマフィンは、体重5〜9㎏・体高は45〜60㎝と大型で、長毛の猫種になります。

クルミ型で少し吊り上がった目が上品さを出しており、フワフワの長毛はゴージャスな印象です。

まだ日本に来たばかりなので珍しい猫種ですが、近年人気が高まっています。

ルーツはラグドールにペルシャ・ヒマラヤンなどの長毛の猫種を掛け合わせて誕生したと言われており、2011年に正式にラガマフィンと名付けられました。

ラガマフィン3

ラガマフィンは一人暮らしでも飼える?飼えない?

ラガマフィンは、甘えん坊で構って欲しいタイプなので、お留守番には向いていません。

1人暮らしの方でも、在宅ワークの方や家にいる時間が長い方は問題ないです。

寂しい思いをさせてストレスを貯めてしまうと、健康にも影響してきてしまうので、まずは飼う前にストレスを与えずに飼える環境を整えましょう。

精神的なストレスだけでなく、愛猫が急に具合が悪くなった時にも、すぐに対応できる環境が望ましいです。

ラガマフィン4

ラガマフィンの”飼い方”

ラガマフィンを飼うなら、ストレスのない環境や適度に運動ができる環境を準備してあげることが大事です。

また、飼い主には常に構って欲しいところがあるので、1日のうちに1回は最低でも遊んであげましょう。

ラガマフィンの飼い方については、下記にそれぞれ詳しくまとめたので参考にしてください。

できるだけストレスの無い環境にしてあげる

ラガマフィンを飼う時に1番気を付けてあげてほしい事は、ストレスの無い環境を整えてあげることです。

まず、なるべく人目につかず、1人でゆっくりできる場所を作ってあげましょう。

ラガマフィンは、構ってもらうのが好きと言っても、落ち着きたい時や身を隠して安心したい時があります。

体が大きい猫種なので、なるべく広めのスペースを取って動き回れるようにしてあげてください。

猫は外敵から身を守る習性を持っているので、高めの位置に部屋を見渡せるような場所を用意してあげるのもおすすめです。

適度に運動できる環境にする

ラガマフィンを飼う時は、適度に運動ができる環境を用意してあげましょう。

室内飼いに向いている猫種ですが、体が大きいため十分なスペースがないと運動不足になってしまいます。

もしも狭いスペースで飼うならば、キャットタワーなどを用意してあげるのがおすすめです。

キャットタワーや高さのあるゲージを用意して、上下運動を自然とさせることにより運動不足解消ができます。

1日に1回は遊びに付き合ってあげる

ラガマフィンは、好奇心が旺盛で遊ぶことが大好きなので1日1回は遊びに付き合ってあげましょう。

オモチャを見ると、反応して飛び寄ってくるのでたくさん構ってあげてください。

運動不足解消にも繋がりますし、構ってもらえた満足度でストレス発散にもなります。

また、飼い主とコミュニケーションが取れるので、信頼を深めることにも繋がります。

信頼関係が深まると言う事を聞いてくれますし、しつけもしやすくなるので、ぜひたくさん遊んで良い関係を築きましょう。

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ラガマフィンのしつけ方は?

ラガマフィンは、性格が穏やかで大人しいので比較的しつけのしやすい猫種です。

しつけをするにあたって、した方が良いことと、逆にしてはいけないことを解説するので、しつけに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

した方が良いこと

しつけをするために大事なのは、愛猫としっかりコミュニケーションを取ることと、叱らなくて良い環境を作ることです。

コミュニケーションを取る

ラガマフィンは、甘えん坊で飼い主にもよく懐いてくれるので、コミュニケーションが取りやすい猫種です。

毎日コミュニケーションを取れる時間を作ると信頼関係が築けるため、飼い主の指示をよく聞いてくれるようになります。

指示を聞いてくれる事は、しつけをするにあたって最重要課題になるので、まずは意思疎通ができるように一緒に過ごせる時間を大事にしましょう。

好奇心旺盛なラガマフィンは、ゴミ箱をひっくり返してしまったり、手に噛みついてしまったりイタズラをしてしまうことがあります。

そんな時は、その場で『ダメ!』『ノー!』などの短い言葉で叱るようにしましょう。

時間が経ってからや、長い文では伝わりにくいので、注意してください。

叱らなくて良い環境を作る

植木やゴミ箱をひっくり返してしまったり、棚の上のものを落とすなど、好奇心旺盛なラガマフィンは気になったらそこにある物に触ってしまうことがあります。

そんな時に叱ってイタズラを辞めさせるだけではなく、家の中の環境を改善できないかを確認しましょう。

  • 棚の上に落ちたら困るものを置かない
  • 行動範囲内に植木や壊れるものを置かない
  • 食べ物を出したままにしない
  • ゴミ箱に蓋をつける
  • ドアを開けたままにしない
  • 倒れやすいものには転倒防止器具をつける

上記に環境の改善例を書いておきました。

お互いにストレスにならないように、飼い主も愛猫の気持ちを考えて、叱らなくて良い環境を作ってあげてください。

してはいけないこと

しつけをする時にしてはいけないのは、体罰や怖がらせて言うことを聞かせることです。

その場ではイタズラをやめるかもしれませんが、臆病な性格になってしまったり、攻撃的になってしまいます。

初めの頃は何度か失敗してしまったり、イタズラをすることもありますが、嫌な事をして言うことを聞かせるのではなく、ダメなことをしっかり教えるように心がけましょう。

ラガマフィン6

ラガマフィンを飼う前に準備するもの

ラガマフィンを飼うと決めた方は、飼う前に必要な物や環境をしっかり整えて、準備してから家族に迎え入れましょう。

これから、ラガマフィンの生活に必要な物を紹介するのでぜひ参考にしてください。

日常用品ver

まず一緒に生活するためには欠かせない日常用品です。

  • ゲージ
  • トイレ・トイレの砂
  • トイレシート
  • 爪とぎ
  • ベッド
  • 食器
  • キャリーバッグ
  • キャットタワー

ラガマフィンは基本的に室内飼いが向いている猫種です。

室内で飼う場合は、ゲージ・トイレは必ず必要になります。

ラガマフィンは綺麗好きなので、常に清潔な状態を保ってあげましょう。

外出する時にはキャリーバック、中に敷くトイレシートがあると便利です。

また、運動不足解消のためにキャットタワーや爪とぎも用意してあげるのがおすすめです。

食事ver

飼う前には、必ずその子の年齢や体重に合ったご飯や、おやつも用意しましょう。

総合栄養食

総合栄養食は、猫に必要な栄養素がバランスよく含まれているので、毎日の主食として用意してください。

基本的に総合栄養食と水があれば、必要な食事は取れます。

年齢や体重によって与える量や種類が変わるので、パッケージをよく確認して購入してください。

一般食(副食)

一般食は、ウェットフードに多く、食事に興味のない子や食が細い子におすすめです。

総合栄養食と合わせて与えましょう。

バラエティに富んでいるので、愛猫の好みに合わせて副食として選んであげると良いです。

おやつ

おやつは、しつけやご褒美の時に与えるフードです。

あげすぎると肥満の原因になってしまうので、あげるタイミングや時間のルールを作って適量を与えましょう。

体のケアver

ラガマフィンは被毛の猫種なので、毎日の体のケアが必要です。

体のケアに必要なグッズを紹介します。

  • ブラッシングブラシ
  • 爪切り
  • 耳掃除用クリーナー
  • 目ヤニ用クリーナー
  • 歯ブラシ

ラガマフィンは長毛の猫種なので、ブラッシングは毎日行うのが理想的です。

血行が良くなり、皮膚病予防にも繋がります。

爪切り・耳掃除・目ヤニの掃除は、毎日する必要はありませんが、気になった時にすぐに対応できるように準備しておきましょう。

耳掃除や目ヤニのクリーナーは、ウェットティッシュタイプなど簡単に使えるものもあるので試してみてください。

歯ブラシは、2、3日に1回の頻度を目安にしましょう。

歯垢を放置すると、歯石や歯周病の原因になってしまうので、注意してケアしてあげてください。

その他

絶対用意しないといけないわけではないですが、用意しておくと便利なものも紹介します。

  • オモチャ
  • 消臭グッズ
  • ロールクリーナー

ラガマフィンは遊びが大好きなので、コミュニケーションを取るためにもオモチャを用意しましょう。

猫じゃらしやネズミのオモチャなど、目で追って遊ぶタイプがおすすめです。

消臭グッズやロールクリーナーは、粗相してしまった場合の臭い消しや落ちた毛を掃除するときにあると便利です。

ラガマフィン7

ラガマフィンの価格相場

ラガマフィンの平均的な価格相場は、約27万円です。

性別や毛色で細かく価格設定が変わるので、それぞれの価格相場を下記の表にまとめました。

気になる方は確認して、自分の好みに合っている子を確認してみてください。

オス約23万円
メス約30万円
レッド系約26万円
ブルー系約27万円
シルバー系約20万円
ブラウン系約24万円
キャリコ(三毛)約21万円

ラガマフィンは、基本的にオスよりメスの方が価格は高いです。

また、毛色は人気色であるレッド系・シルバー系が他の色よりも価格が高い傾向にあります。

そもそもラガマフィンは、他の種類の猫と比べても相場価格が高めです。

猫の個体価格だけでなく、準備品や生活環境を整えるためにもお金がかかるので、余裕を持って決めることをおすすめします。

ラガマフィン8

ラガマフィンを飼う際の注意点

ラガマフィンを飼う時の、注意点をそれぞれ解説します。

これから飼う予定の方も、今飼っている方もよく確認して愛猫にストレスを与えないようにしましょう。

食べ物を与えすぎないこと

ラガマフィンは、あまり運動量が多くないのに体が大きいため、維持するために食事量が多くなりがちなので、太りやすい猫種と言われています。

猫の中でも太りやすいので、特に食事の管理には気を付けましょう。

食事の種類に気を付けカロリーコントロールをしたり、食事の回数を3~4回程度に増やして、食べ過ぎを防止してあげることがおすすめです。

定期的にブラッシングなどをケアをしてあげる

ラガマフィンは、柔らかい被毛を持つ猫種なので、できれば毎日が良いですが、最低でも週に3〜4回はブラッシングしてあげましょう。

換毛期には抜け毛が増えるので、専用のブラシを使用するのがおすすめです。

猫は毛づくろいをする習性があるため、毛を飲み込み便と一緒に排出しますが、毛の量が増えると嘔吐や便秘などの症状が出る毛玉症になる危険があります。

毛玉症を未然に防ぐためにも、ブラッシングをして定期的にケアをしてあげましょう。

ラガマフィンは基本的にカットの必要はありませんが、ブラッシングを嫌がる場合は、毛玉やもつれができないようにカットしてあげてください。

家を空けるときに配慮する

ラガマフィンは、甘えん坊なタイプなのでお留守番は得意ではありません。

家を空けないといけない場合は、ストレスがなるべくたまらないように準備してあげましょう。

  • 餌と水の準備
  • 予備のトイレ
  • お部屋の環境を整える
  • オモチャなどを用意する

まず、餌や水を十分に用意してあげることが必要になります。

タイマーが付いている給餌器や、ノズルタイプの給水器がおすすめなので、準備しておきましょう。

ラガマフィンは綺麗好きなため、汚いトイレで排泄できない可能性があるので、予備にトイレを用意してあげると安心です。

戸締りをしっかりしたり、いたずらをされそうな物を片付けたり、お留守番中も安心できるようにしっかり確認してから外出しましょう。

退屈しないように、オモチャやお気に入りの遊び道具を用意してあげるのも忘れないでください。

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まとめ

今回は、ラガマフィンの特徴や飼い方、事前に準備しておくグッズ・環境を詳しく紹介しました。

これからラガマフィンを家族に迎え入れる予定の方も、今飼っている方も、この記事をぜひ参考にしてください。

愛猫にはストレスなく、元気に長生きしてほしいです。

そのために飼い主ができることは、精一杯やってあげて愛猫と幸せな生活をしてください。

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