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- はじめに
- まずメイン・クーンの性格や特徴は?
- メイン・クーンは一人暮らしでも飼える?飼えない?
- メイン・クーンの”飼い方”
- メイン・クーンのしつけ方は?
- メイン・クーンを飼う前に準備するもの
- メイン・クーンの価格相場
- メイン・クーンを飼う際の注意点
- まとめ
はじめに
この記事では、メイン・クーンの飼い方について、さまざまな観点から解説しています。
まずは最初に、メイン・クーンの性格や特徴などの基本情報に関して分析し、細部にわたる情報をまとめました。
つぎに、一人暮らしでメイン・クーンを飼うことは可能なのかを解説し、併せて注意点についても言及しています。
さらに、飼い方に関するポイント、しつけるときの注意点、事前に用意しておきたい備品や消耗品、飼い方の注意点についても、詳しくまとめました。
まずメイン・クーンの性格や特徴は?
メイン・クーンは、ヨーロッパから北米に伝来した大型の猫種です。
メイン・クーンは大型猫の代表格で、成長期間は1〜3年かかるとされており、ゆっくりと長い年数をかけて成猫になります。
次の項目で、メイン・クーンの性格や特徴を詳しく説明します。
性格
ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)という異名を持つメイン・クーンは、巨体から感じられる強い印象に反して、穏やかで優しい気質をしています。
具体的には、以下のような傾向があります。
性別問わず共通している性格
- 穏やか
- 優しい
- 温厚
- 人懐っこい
- 愛嬌がある
- 甘えん坊
- 気まぐれ
- マイペース
- 活発
- 社交的
- 友好的
- 我慢強い
- 協調性がある
- 順応性がある
- 環境適応能力に優れている
- 知能が高い
- 知的好奇心が強い
- 学習能力に長けている
- 人間に対してフレンドリー
- 小さな子供に対しても寛容である
- 先住猫や新入りの猫とも仲良くできる
- 多頭飼いが可能
- 飼い主さんに従順で忠実
- 飼い主さんと一緒にいることを好み、時間を共有したがる傾向がある
- 必要以上に構われるのは少し苦手で、程よい距離感を好む傾向がある
ただし個体差や飼育環境によっても多少の違いが生じるため、あくまでも目安として参考にしてください。
オスの性格
メイン・クーンは、性別で異なる性格をしています。
基本的な気質は同じですが、大きな相違点として以下のような傾向があるでしょう。
- メスよりも甘えん坊
- メスよりも人懐っこい
- メスよりも好奇心が旺盛
- メスよりも活発でやんちゃなところがある
- メスよりも飼い主さんに求める愛情が強い傾向がある
ただし個体差や飼育環境によっても多少の違いが生じるため、あくまでも目安として参考にしてください。
メスの性格
メイン・クーンは、性別で異なる性格をしています。
基本的な気質は同じですが、大きな相違点として以下のような傾向があるでしょう。
- オスよりも穏やか
- オスよりも冷静沈着
- オスよりも自立心が強い
- オスよりもマイペースで気まぐれなところがある
- オスよりも飼い主さんとは一定の距離感を保つ傾向がある
ただし個体差や飼育環境によっても多少の違いが生じるため、あくまでも目安として参考にしてください。
特徴
メイン・クーンには、以下のような特徴があります。
体型・体重・体高・体長
メイン・クーンの体型は、ロング&サブスタンシャルタイプに分類されます。
メイン・クーンは大型の猫であり、体高が高くて体長が非常に長いところが、最大の特徴です。
- 骨太
- 骨格がしっかりしている
- 筋肉質
- 肉付きがよい
- 胸部の幅が広い
- 肩幅と腰の幅がほぼ等しい
- 変形くさび型(V字)の頭部
- やや縦長の顔
- 頬骨は一般的な猫よりも高い位置にある
- マズルが一般的な猫よりも四角い
- 耳が大きい
- 耳の先端に飾り毛がある
- 尻尾が胴体よりも長い
- 尻尾の根元にある尾椎骨が太い
- 尻尾の被毛は豊かに広がり、ふさふさした印象がある
- 首回りや腹部の被毛にもボリューム感がある
- 足先が一般的な猫よりも大きい
- 足の先端に飾り毛がある
メイン・クーンは、がっしりした体型と大きさに貫禄があります。
抱き上げると、ずっしりとした重さを感じるでしょう。
- 体重:オスは約6~8kg程度/メスは約4~6kg程度
- 体高:性別に関わらず、約27〜30cm程度
- 体長:性別に関わらず、約48〜100cm程度
個体差や生活環境などにもよりますが、メスよりもオスのほうが、大きい体に育つ傾向があるでしょう。
鳴き声
メイン・クーンは基本的にあまり鳴かない猫種です。
しかし社交的な性格であり、積極的にコミュニケーションをとりたがるため、飼い主に対しては鳴き声を出すことが多いとされています。
驚いたとき、嬉しいとき、喜んでいるとき、甘えたいとき、おねだりをしたいときなどには、わりと鳴くことがあるでしょう。
メイン・クーンの鳴き声は特徴的で、喉を鳴らすときのような「クルル〜」や「キューン」といった個性的な高い声で、ささやくように鳴きます。
またメイン・クーンは猫の中でも知能が高いため、抑揚をつけた独特な鳴き方をすることで、感情表現や意思疎通をすることができると言われています。
被毛
メイン・クーンは、北米の寒い地域で暮らしていたという長い歴史を持つ猫のため、防寒のために分厚い毛質であることが特徴です。
メイン・クーンの被毛はシングルコートで、アンダーコート(下毛)がなく、オーバーコート(上毛)のみが生えています。
またメイン・クーンの被毛は、シャギーコートという特有の性質があります。
シャギーコートは毛の長さが不揃いで、光沢のある分厚い毛質であるところが特徴的です。
毛が絡みやすい傾向にあるため、定期的にブラッシングをして被毛を整えてあげましょう。
毛色
メイン・クーンの毛色はバリエーションが多く、以下のような種類があります。
- ブラウン
- レッド
- シルバー
- ブラック
- クリーム
- ブルー
- ホワイト
- タビー(縞模様)
- バイカラー(2色の毛柄)
- キャリコ(白、黒、茶の3色)
- ダイリュートキャリコ(白、薄い茶、薄い黒で構成されたパステルカラーの3色)
- トライカラー(白、黒、茶の3色)※黒と茶が縞模様
- トーティ(黒、茶またはオレンジなどの赤系)※2つの色が不規則に入り混じった毛柄
- ポインテッド(顔、耳、しっぽ、手足などの末端にだけ色がある毛柄)
- その他あらゆる毛色
メイン・クーンは一人暮らしでも飼える?飼えない?
メイン・クーンはおとなしい性格で、飼い主さんに従順であることから、しつけもしやすいという特徴があるため、一人暮らしでもメイン・クーンを飼うことは可能です。
一人暮らしでも飼える理由
- 穏やかな性格なので、留守の間に悪戯をすることは比較的少ないでしょう
- 鳴き声が小さいので、隣人に迷惑をかけることはほぼありません
- 賢いためしつけがしやすく、教えたことも数回で覚えてくれます
- 飼い主さんに従順で忠実なため、禁止したことを繰り返すことは滅多にありません
- 飼い主さんに依存しすぎることはないため、留守の間は大人しく眠ったり一人で遊んでいたりしてくれるでしょう
一人暮らしにおける注意点
- メイン・クーンは大型の猫なので、自由に動き回ることができるよう、十分なスペースを確保してください
- メイン・クーンは甘えん坊な傾向があるため、帰宅後はスキンシップを忘れないようにしましょう
- キャットタワー、トンネルタイプのおもちゃ、爪とぎなどを設置し、運動量を確保してください
- 猫じゃらし、ぬいぐるみなどで遊べるように配慮し、ストレスを与えないよう注意しましょう
- なるべく長時間の留守は避け、やむを得ないときは家族や信頼できる人に留守を頼むようにしてください
- 長期にわたる不在の場合は、信頼できるペットシッターサービスやペットホテルの利用も考慮しましょう
多頭飼いもおすすめです
もともと猫は単独行動を好む傾向にあるため、1匹で飼うことには、なんら問題はありません。
しかし同居猫がいれば、飼い主さんが不在のときの寂しさがまぎれますし、一緒に遊ぶことで運動不足の解消にもなるというメリットがあります。
メイン・クーンは協調性と順応性があり、環境適応能力にも優れているため、先住猫や新入りの猫とすぐに仲良くできるでしょう。
仕事の関係などで飼い主さんが留守しがちにすることが多い場合は、多頭飼いを視野に入れてみてください。
ただし個体によっては上手くいかないケースもあるため、多頭飼いをするときは、それぞれの性格や相性などを慎重に判断してください。
また多頭飼いだからとはいえ、全くコミュニケーションをとらなくてもよいというわけではありません。
なるべく一緒にいてあげる時間を確保し、おもちゃで遊んであげるなどの交流をもち、ストレスを感じることがないよう配慮する必要があります。
メイン・クーンの”飼い方”
メイン・クーンを飼うときは、以下のポイントを念頭に置いておく必要があります。
- できるだけストレスの無い環境にしてあげる
- 適度に運動できる環境にする
- 1日に1回は遊びに付き合ってあげる
次の項目で、それぞれ詳しく見ていきましょう。
できるだけストレスの無い環境にしてあげる
メイン・クーンが安心して過ごせるように配慮し、できるだけストレスが無い環境にしてあげることが必要です。
快適に過ごせるように、安全面に気を配った生活環境を整える工夫をしましょう。
具体的には、以下を参考にしてください。
安全面
電気コードは猫の気を惹きやすく、噛んでしまうことで怪我をする恐れがあるため、コードチューブやケーブルボックスなどを使って安全対策をしてください。
L型金具、突っ張り棒、粘着シート、ストッパー、着脱式移動防止ベルトなどの転倒防止用品を使って、家具が倒れないよう確実に固定しておきましょう。
なるべく普段から余計な荷物などを置かないようにして、出入り口や通路を塞いでしまわないよう注意してください。
室温管理
メイン・クーンは寒さに強い猫種のため、おおむね15℃くらいまでであれば十分に耐えられます。
しかし体調を崩さないよう、なるべく室温を20℃くらいで保つようにしてください。
メイン・クーンは寒さに強いですが暑さには弱いため、夏場はエアコンや除湿器などで室内の温度を一定に保つことが望ましいです。
室温が30℃を超えないように注意して、室温は20〜28℃、湿度は50〜60%程度となるよう配慮してください。
暑い時期は水分補給が欠かせないため、たっぷり水の入ったウォーターボウルを複数置いておくようにしましょう。
カーテンや日よけなどで直射日光が当たらないようにして、メイン・クーンが過ごせる日陰スペースを作り、自由に涼しい場所へ移動できるようにしてください。
暑い時期は空気の循環も大切です。
窓を開けて風を通す、扇風機を使う、室内の湿度を下げるために除湿器を使うなど、空気の循環をよくする工夫をしましょう。
快適な環境
メイン・クーンは活発で好奇心が強いため、部屋の数を十分に確保して、広いスペースで自由に遊べるようにしてください。
大型猫種であるため、手狭な部屋だとストレスを感じることがあるので、なるべく2〜3部屋以上の提供を推奨します。
メイン・クーンは高低差のある場所を好むため、キャットタワーやキャットウォークを設置してあげましょう。
お気に入りの場所があれば寝床として提供し、好みの爪とぎを置き、食べやすい食器を使うなど、メイン・クーンのことを第一に考えてあげましょう。
メイン・クーンは体が大きいため、トイレの中で方向転換や砂かきがしやすいように、大型猫用のトイレを設置してください。
適度に運動できる環境にする
メイン・クーンは大型の猫なので体を動かす必要があり、活発で好奇心旺盛な性格であることからも、適度な運動が必要です。
運動不足になると肥満になり、健康に悪影響を与える可能性もあるため、十分な運動量を確保できる環境にしてください。
次の項目で具体例を見ていきましょう。
- 部屋数は2〜3部屋以上を提供してください
- なるべく制限区域を少なくし、自由に行き来できるよう広めのスペースを確保しましょう
- タンス、キャビネット、チェスト、サイドコーナーなどを並べて配置し、高低差をつける工夫もおすすめです
- 上下運動ができるキャットタワーやキャットウォークを設置して、運動不足を解消してあげましょう
メイン・クーンは重量があるため、キャットタワーを選ぶときは、安定性を最も重要視してください。
突っ張りタイプはぐらつきやすいため、なるべく据え置きタイプがおすすめです。
底板が大きくて厚みのあるもの、支柱は太めで本数が多いものを選ぶと安定感があります。
広い天板、大きなハウス、しっかり固定できるハンモックなどがあると、メイン・クーンがリラックスできる空間になるでしょう。
重さで部品が外れたり壊れたりしないよう、耐荷重が適しているかどうかもチェックしてください。
1日に1回は遊びに付き合ってあげる
メイン・クーンは人懐っこくてフレンドリーな性格をしているため、飼い主さんと一緒に遊ぶことを好みます。
ただし1日に1回は遊びに付き合う必要があるかどうかについては、公式に定められた規定があるわけではなく、遵守すべきかどうかは明確ではありません。
一般的な見解としては、1日に数回ほどの短い遊び時間を確保し、一緒に遊んであげることが推奨されています。
猫の個体差や飼い主さんのライフスタイルによっても異なるため、時間が許す範囲内で一緒に遊んであげるとよいでしょう。
メイン・クーンは知的好奇心も旺盛で、一人で遊んで楽しむことも得意なため、お気に入りのおもちゃを与えて自由に遊ばせることもおすすめです。
いくつか好みのおもちゃを用意して定期的に入れ替えたり、初めて購入するおもちゃを与えて新しい遊び方を考えさせたりさせることも、1つの手段です。
メイン・クーンの運動不足解消とストレス解消のためにも、なるべく1日に1回は適度な運動と遊びを提供し、楽しいスキンシップタイムを過ごしましょう。
メイン・クーンのしつけ方は?
引用元:pixabay
メイン・クーンは知的好奇心が強く、学習能力に長けているため、一般の猫よりもしつけがしやすいと言われています。
知能も高く賢いため、教えたことを数回で覚え、禁止したことは繰り返さない傾向があるでしょう。
とはいえ絶対に問題行動を起こさないというわけではなく、やんちゃな性格であれば悪戯をすることもあります。
しかし悪戯をしたからという理由で、暴力的な体罰などの野蛮な行為は、けっして許されることではありません。
メイン・クーンは従順で忠実という気質も持ち合わせているため、適切なしつけを行うことで、飼い主さんとの良好な関係を築くことが可能です。
次の項目で、「したほうがよいこと」と「してはいけないこと」について分析し、しつけをするときのポイントを簡潔に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
したほうがよいこと
- 同居する家族などがいる場合は、方向性を一致させて一貫したしつけを行ってください
- 悪戯をしているときは、その現場で制止し、なぜ叱られたのかを理解させましょう
- 制止するときは「こら」や「だめ」などの短い単語で叱る方法が有効的な手段です
- 誉めるべき行動をしたときは、すかさず撫でて、良し悪しを覚えさせることも重要です
してはいけないこと
- しつけの基本は「その場で叱る」ことなので、時間が経過してから叱らないでください
- 大きな声で怒鳴ることは、猫に不快感を与えるだけなので逆効果にしかなりません
- 延々といつまでも叱り続けることは怯えさせるだけであり、全く意味がありません
- やんわりと手で遮る程度にとどめて、頭や体を叩いたり殴ったりしないでください
- 軽く触れる程度にとどめて、基本的に頭や体を押さえつけないでください
- 骨折、脳の損傷、内臓の損傷などの危険性があるため、頭や体を揺さぶってはいけません
メイン・クーンを飼う前に準備するもの
ストレスなく快適に過ごしてもらうためにも、メイン・クーンを飼う前に必要となるものを買い揃えておき、準備万端の状態で迎え入れてあげましょう。
- 日常用品
- 食事
- 体のケア
- その他
それぞれについて、次の項目で詳しく紹介しているので、購入するときの参考にしてください。
日常用品
フードボウルとウォーターボウル | |
陶器製 | 重量があるため、比較的安定性が高いです。 デザイン性にも優れており、インテリアとしても使えます。 割れやすくて衝撃に弱いため、取り扱いに注意が必要です。 |
ステンレス製 | 丈夫で扱いやすく、衛生的です。 内容物が冷たく感じることがあるため、冬場の使用には適していません。 |
プラスチック製 | 軽量で扱いやすく、割れにくいという特徴があります。 傷が入りやすいため雑菌が繁殖しやすいので、定期的な交換が必要です。 |
自動給餌器 自動給水器 | 留守しがちな飼い主さんにおすすめです。 不在時でも、定期的に食事や水を提供することができます。 定期的に清掃する必要があるため、多少の手間と時間が必要です。 電気回路などが故障する可能性があるため、予備を購入しておいたほうがよいでしょう。 |
猫用トイレ | |
スタンダード・トイレ | 平たいバケツのような構造 |
システム・トイレ | 上段がスノコ、下段がトレーという2層構造 |
猫用のトイレ砂 | |
紙製 | 吸水性に優れています。 燃やせるため、ゴミの減量につながります。 小粒で飛び散りにくいため、お掃除が簡単です。 トイレに流せるタイプもあり、お手入れが簡単です。 銅イオン配合で長時間消臭し、高い抗菌効果を保つタイプもあります。 |
木製 | 軽量で持ち運びが楽です。 トイレに流せるタイプもあり、お手入れが簡単です。 燃えるゴミとして処理できるため、ゴミの減量につながります。 ヒノキやオガクズが原料のため芳香がよく、消臭力が高いです。 |
茶 | 小粒で飛び散りにくいため、お掃除が簡単です。 トイレに流せるタイプもあり、お手入れが簡単です。 茶葉のカテキンには抗菌と消臭効果があるため、ニオイを軽減することができます。 |
炭 | 小粒で飛び散りにくいため、お掃除が簡単です。 トイレに流せるタイプもあり、お手入れが簡単です。 竹炭や木炭にはニオイを吸着する性質があるため、消臭効果が期待できます。 |
おから | 小粒で飛び散りにくいため、お掃除が簡単です。 トイレに流せるタイプもあり、お手入れが簡単です。 食物から作られているので、安心して使用できます。 おからにはニオイを吸着する性質があるため、消臭効果が期待できます。 |
シリカゲル | 小粒で飛び散りにくいため、お掃除が簡単です。 トイレに流せるタイプもあり、お手入れが簡単です。 シリカゲルにはニオイを吸着する性質があるため、消臭効果が期待できます。 吸水性も高いので素早く吸収するため、いつもサラサラで清潔感があります。 |
鉱物系 | 粒が大きめで飛び散りにくいため、お掃除が簡単です。 凝固力が高いため、素早く固めることができます。 鉱物系にはニオイを吸着する性質があるため、とても消臭効果が高いです。 燃えるゴミとして処理できるため、ゴミの減量につながります。 自然の砂に近い感触で、猫が好みやすい傾向にあります。 |
トイレお片付けのためのグッズ |
スコップ 排泄物処理用の消臭袋 ほうき ちりとり 消臭スプレー 猫用トイレ用の防水マット |
猫用のおもちゃ |
キャットタワー キャットウォーク レーザーポインター トンネルの形状をしたおもちゃ 鳥の羽根が付いたおもちゃ 猫用の知育玩具 電動のおもちゃ ボール お手玉 猫じゃらし ぬいぐるみ キック専用のぬいぐるみ その他 |
爪とぎ |
段ボール素材 麻素材 カーペット素材 デニム素材 木製 |
猫用ベッド | |
オープン型 | 平らなタイプのベッドなので、寝転がってくつろぐことができます。 上部を塞ぐものがないため出入りしやすく、広々とした空間で眠ることが可能です。 |
ドーム型 | 猫の体をすっぽりと包む、かまくらタイプのベッドです。 中に入って安心してくつろぐことができ、猫のプライバシーも守ることができます。 |
ソファ型 | 猫が乗ってくつろげるように設計された、ソファ型のベッドです。 見栄えがよいため、お洒落なインテリアとしても使えます。 |
ハンモック型 | ハンモックタイプのベッドです。 壁や窓に取り付けるタイプだけでなく、脚付きの自立するタイプもあります。 |
爪とぎ兼用型 | 爪とぎとしても、寝転がるためのベッドとしても使えるツーウェイタイプです。 縦置きタイプ、横置きタイプ、ソファタイプ、ハウスタイプなどがあります。 |
寝床用のグッズ |
あごのせ枕 ぬいぐるみ タオル クッション ブランケット |
食事
メイン・クーンは大型猫であるため、過剰なカロリー摂取による肥満に注意してください。
食事の量や頻度については、市販品の外装パッケージを参照し、記載されている給餌量を目安にして調整しましょう。
気になることがあれば、獣医師に相談することも大切です。
メイン・クーンの性格、体重、健康状態などに合わせて、適切な食事やおやつを選び、健康維持に努めましょう。
ドライフード | 栄養バランスを考えた総合栄養食であるため、主食として与える食事に適しています。 |
ウェットフード | ご褒美として与えるときのおやつ、食欲がないときのトッピング用としておすすめです。 |
猫用のチュール | ご褒美用やトッピング用としておすすめです。(過剰なカロリー摂取にならないよう、与えすぎに注意しましょう) |
魚のフリーズドライ | ご褒美用やトッピング用としておすすめです。(過剰なカロリー摂取にならないよう、与えすぎに注意しましょう) |
歯磨きおやつ | 歯磨き効果や口臭予防効果に期待ができるおやつです。(過剰摂取は健康被害のリスクがあるため、与えすぎに注意しましょう) |
体のケア
定期的なケアとして、爪切りやブラッシングが必要です。
乾燥による肉球のトラブル(ひび割れ、炎症など)が気になるときは、肉球専用のクリームの使用をおすすめします。
爪切り |
ハサミタイプ ニッパータイプ ギロチンタイプ ピコックタイプ 電動ヤスリタイプ |
ブラッシング用グッズ | |
ラバーブラシ | 短毛種の猫に推奨 |
ピンブラシ | 長毛種の猫に推奨 |
スリッカーブラシ | 毛玉ができやすい猫に推奨 |
アンダーコートブラシ | 毛玉の予防に推奨(マッサージとしても有効) |
獣毛ブラシ | 艶を出す効果があるためペットの美容に推奨(マッサージとしても有効) |
コームタイプ | 毛玉ほぐしに推奨(毛並みを整え、無駄毛を取るときにも最適) |
肉球クリーム |
蜜蝋を配合したクリームがおすすめです なるべく無香料タイプを選び、安全面に配慮しましょう ほかにも、以下のような成分を配合した肉球クリームもあります
|
その他
お迎えの初日から必要であるため、猫用のキャリーバッグと猫用のペットケージも準備しておきましょう。
猫用のキャリーバッグ
キャリーバッグの形状には、ショルダー型、カート型、リュック型の3種類があります。
ショルダー型 | 軽量なので持ち運びが楽になります。 肩にかけることで、肩や腰への負担を軽減することができるでしょう。 メッシュ素材を使用しているものが多く、通気性が良いため、ペットが快適に過ごせます。 |
カート型 | 安定性が高いため揺れにくいという特徴があります。 カートに乗せることで、ペットの負担を軽減することができるでしょう。 おやつや水を入れるスペース、小物を収納できるポケットがあるタイプもあり、便利です。 |
リュック型 | 背負うことで両手が自由に使えるため、ペットを連れての移動がしやすいです。 ペットの体重を背中に分散させることができるため、ペットの負担を軽減することができるでしょう。 メッシュ素材を使用しているものが多く、通気性が良いため、ペットが快適に過ごせます。 |
子猫を迎えるときは、軽くて持ち運びやすいソフトタイプ(布製やポリエステル製)をおすすめします。
愛護団体などから成猫を迎えるときは、耐久性に優れたハードタイプ(プラスチック製)がおすすめです。
猫用のペットケージ
迎えた初日に、安心して過ごせる居場所として与え、生活環境に慣れてくれるまで快適に過ごしてもらいましょう。
多頭飼いを始めるとき、新たに迎え入れる猫は、猫エイズや猫白血病のウイルス予防や検査、寄生虫の駆除などの対処が必要になります。
先住猫との初顔合わせまでは、一定の時間を空けることになるため、それまでは新入り猫はケージに入っていてもらいましょう。
安全を確保できる居場所を提供することで、ストレスを軽減し、新しい家族との関係もスムーズに築くことができます。
ケージに慣れたら、室内探検や遊びなどを取り入れてあげましょう。
通常は自由に室内を歩き回れるよう配慮し、一生を健康的に過ごせるよう、飼い主さんがサポートしてあげることが重要です。
来訪者があるとき、怪我をしているとき、病気で安静にさせる必要があるときなど、臨機応変に使い分けるようにしましょう。
メイン・クーンの価格相場
メイン・クーンの価格相場は、一般的には約15万円〜30万円程度です。
ただし、血統の有無、性別の違い、毛色の人気度、猫の健康状態、一般的な価格帯などの要因によって、価格は変動します。
たとえば、ブラウンとレッドの毛色は人気が高いため、相場より高額になる傾向があるでしょう。
逆にクリームとキャリコの毛色は人気が低いため、相場より安価になる傾向があります。
また販売者によっても、価格が異なることがあるでしょう。
一般的に、ブリーダーから購入する場合は、ペットショップよりも安めの価格で購入することができるとされています。
ただし親猫がキャットショーなどで受賞しているなど血統書付きの場合や、珍しい毛色で生まれてきた子猫の場合には、思いもよらない高額な値段が付くこともあるでしょう。
ブリーダーを選択するにしてもペットショップを選択するにしても、どちらであっても猫の健康管理がしっかりしているところで入手することを推奨します。
メイン・クーンの育て方や飼育上に関する注意点などの疑問に対して、親身になってアドバイスしてくれるところが、優良かつ安心な販売者であると言えるでしょう。
信頼できる入手先を慎重に検討し、希望する毛色や性格なども考慮して、適切な価格で提供してくれる販売者を選ぶことが重要です。
メイン・クーンを飼う際の注意点
おうちにメイン・クーンを迎えると決めたら、飼う際の注意点として以下3つのポイントに配慮してください。
- 食べ物を与えすぎないこと
- 定期的にブラッシングなどのケアをしてあげる
- 家を空けるときに配慮する
次の項目で、それぞれ詳しく見ていきましょう。
食べ物を与えすぎないこと
メイン・クーンは太りやすい体質のため、食べ物を与えすぎないように注意しましょう。
メイン・クーンは一般的な猫よりも食欲が旺盛なので、食事制限をしないと肥満になる可能性が高くなります。
おやつを与えるときの量や注意すべきポイントは以下のとおりです。
おやつを与える量は、1日の総カロリーの1割程度にしてください。
成長期の子猫、避妊・去勢をしていない成猫、避妊・去勢をしている成猫、肥満ぎみの成猫など、それぞれの状況に応じて与える量を調整しましょう。
猫用チュールなどのおやつは、猫が食いつきやすい味付けなどの工夫がされているため、食前に与えることは避けてください。
普通の食事を食べる前におやつを与えると、その美味しさがくせになり、主食のドライフードを食べなくなる可能性があります。
おやつを与えるときは、食後や食間に与えるようにしましょう。
適切な量を守り、おやつを与えすぎないよう配慮し、栄養の過剰摂取にならないように気をつけてください。
定期的にブラッシングなどのケアをしてあげる
定期的なブラッシングを行うことで、メイン・クーンの被毛を健康的に保ち、毛玉や皮膚病を予防することができます。
- 1週間に1〜2回程度のブラッシングを目安にしてください
- 長毛種にはピンブラシが適しています
- 毛並みを整えるときはコームがおすすめです
- 被毛が絡まっているときは、スリッカーブラシで毛玉を解きほぐしてください
- 毛玉を取り除くときは、軽く引っ張るようにすると効果的です
- ブラッシング前に、猫に触れることでストレスを軽減する「保定」を行いましょう
- 頻繁にシャンプーをすると毛が傷み、皮膚トラブルの原因になることがあるため、必要以上に行わないよう注意しましょう
- ブラッシングもシャンプーも、猫が嫌がるときは無理強いせず、徐々に慣れさせるようにしてください
家を空けるときに配慮する
メイン・クーンは、一人暮らしの飼い主さんでも飼うことができる、しつけがしやすい猫種です。
甘えん坊な気質もあるため、留守番をさせるときには、落ち着いた状態でゆったりと過ごせるよう配慮してあげましょう。
メイン・クーンの安全を考慮し、留守にしている間にストレスを感じないよう、快適な生活環境を整えてください。
不在にするときは、以下のポイントに着目することが重要です。
留守にする時間の長さ
成猫の場合、おおむね12時間程度の半日くらいであれば、問題なく留守番をさせることができるでしょう。
しかし子猫の場合は、安全面などから判断しても、飼い主さんの目が届かないところで過ごさせるのは危険です。
また怪我や病気などで体力や気力が落ちている猫の場合は、飼い主さんがそばにいないことで寂しさをつのらせて、不安になる可能性があります。
どうしても必要なこと以外は、なるべく長時間にわたる不在は避けたほうがよいでしょう。
やむをえない場合は、家族や信頼できる友人に声をかけるか、信頼できるペットシッターサービスを利用して、猫と一緒に過ごしてもらうようにしてください。
食事の用意
猫が空腹にならないよう配慮してから出かけましょう。
普段から好んで食べ慣れているドライフードを用意し、十分に満足できるだけの量を提供してください。
ウェットフードは傷みが早いため、留守番をさせているときの食事としては不向きです。
水分不足にも注意しましょう。
清潔な水を十分に用意して、喉が渇かないように配慮することを忘れないでください。
不在にすることが多いのであれば、自動給餌器や自動給水器の導入も検討したほうがよいでしょう。
長時間の不在を避け、やむをえない場合は家族や信頼できる友人に声をかけるか、信頼できるペットシッターサービスを利用して、猫の食事管理を依頼してください。
トイレの用意
トイレは、「飼っている猫の数+1個」となるように数を調整することが理想的です。
猫の数1匹につき、最低でも2つ以上のトイレを設置してください。
メイン・クーンは体が大きく、一般的なトイレでは方向転換や砂かきがしづらい可能性があるため、大型猫用のトイレを選びましょう。
猫はキレイ好きなので、12時間以上の留守を控え、1日に1〜2回程度のトイレ掃除を実行し、清潔な状態を保つことをおすすめします。
やむをえず長時間不在にする場合は、家族や信頼できる友人に声をかけるか、信頼できるペットシッターサービスを利用して、猫のトイレ管理を依頼してください。
安全対策
留守番をさせるときは、危険が伴う可能性のある場所などに立ち入らないよう、アクセス制限をするようにしましょう。
タンス、テレビ、額縁などの家具を固定し、猫の目に留まる範囲に割れ物などを置きっぱなしにしないよう配慮し、安全確保に努めてください。
また不用意に窓が開いていると、外の音や匂いなどに好奇心をもち、飛び出していくかもしれません。
外に出れば数々の危険に身をさらしてしまうことになるため、玄関や窓などの脱出経路となる箇所の施錠を、けっして忘れないようにしましょう。
長時間の不在を避け、やむをえない場合は家族や信頼できる友人に声をかけるか、信頼できるペットシッターサービスを利用して、猫と一緒に過ごしてもらうようにしてください。
退屈予防のおもちゃ
メイン・クーンは遊び好きで、上下運動を好む傾向にあるため、退屈を持て余さないよう、おもちゃを用意してから出かけることを推奨します。
運動量を増やすことができる遊具の設置が効果的で、一番のおすすめはキャットタワーやキャットウォークです。
休息所となるハンモックの耐荷重が20kgもある頑丈タイプや、転倒防止用の帯が付いた安全タイプなど、大型猫向けのキャットタワーを選びましょう。
キャットウォークは、大型の踏み台や吊り橋などを確実に固定し、メイン・クーンが怪我をしないように注意してください。
ガサガサと音がするトンネルタイプのおもちゃ、ボールやお手玉など、好みのおもちゃを幾つか目に入る場所に置き、自由に遊べるようにしておきましょう。
ただしウールサッキング症という布類を食べる症状がある場合には、飲み込んだ布が腸閉塞を引き起こすことがあるため、おもちゃを放置しておくのは非常に危険です。
トラブルが生じる危険性があるときは、家族や信頼できる友人に声をかけるか、信頼できるペットシッターサービスを利用して、猫と一緒に過ごしてもらうようにしてください。
まとめ
この記事では、メイン・クーンの飼い方について、さまざまな情報を紹介しています。
まずはメイン・クーンの性格や特徴などの基本情報を分析し、細部にわたる情報を詳しくまとめました。
つぎに、一人暮らしでもメイン・クーンを飼うことは可能なのかという疑問に着目し、併せて注意点についても言及しています。
さらに、飼い方に関するポイント、しつけるときの注意点、事前に用意しておきたい用品類、飼い方の注意点についても、必要なことを詳しくまとめました。
メイン・クーンを飼うときの基礎知識として、ぜひ当記事の情報を参考にしてください。