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【獣医師監修】足が短い猫8選!飼う時のポイントや注意点もご紹介

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はじめに

足の短い猫は、その独特で特別な外見から、多くの人に人気となっています。

この記事では、足の短い猫の紹介や、その特徴、飼育上の注意点などについて解説を行っています。

これから猫を飼うことを考えている方々にとって、有益な情報となるので、ぜひこの記事をご活用ください。

足が短い猫の飼育ポイント

足が短い猫を飼育するためには、いくつかの注意点があります。

たとえば、足が短い猫は通常の猫と比べて歩幅が小さく激しい運動ができません。

そのため、キャットタワーや段差に登るのが難しいことを考慮して環境を作るとよいでしょう。

また、彼らは肥満になりやすいので、適切な食事管理を行って肥満にならないように注意をする必要があります。

足が短い猫を飼育するためには、その身体的な特徴を理解した上で、工夫をする必要があります。

キャットタワーや段差は低めにする

まず、キャットタワーや段差は低めに配置するようにしましょう。

足が短い猫は、その身体的な特徴から高い場所に登るのが難しいです。

そのため、彼らがストレスを感じずに、安全に遊べるような環境作りが必要です。

たとえば、キャットタワーの高さを調整することや、段差には踏み台などを置くことで歩きやすくするなどの工夫をすると良いでしょう。

肥満に注意する

足が短い猫は、通常の猫に比べて運動量が少なくなってしまうので、肥満になりやすい性質があります。

また、足が短い猫種は、その身体的な構造から足関節や背骨に負担がかかりやすい傾向があるため、肥満が健康へ与える影響が通常の猫よりも大きいと言えます。

肥満を防ぐためには、適切な食事管理と定期的な運動を行うことが大切です。

ただし、足が短い猫の場合には、足の関節が弱いため、単純に運動量を増やすことはオススメしません。

たとえば、部屋の中で動き回れるスペースを増やして歩く移動量を増やしたり、食事の量と質を調整する等といった、自然な方法で無理なく肥満防止を行うのが良いでしょ。

スキンシップをとる

足が短い猫は愛情深く、人懐っこい性格の傾向があるため、スキンシップをしっかりと取ることが大切です。

たとえば、定期的に撫でてあげたり、一緒に遊ぶ機会を増やすことで、猫との絆を深めるとよいでしょう。

誤飲に繋がるものは置かない

足が短い猫は好奇心が旺盛で、小さな物を誤って飲み込む可能性があります。

そのため、誤飲に繋がるものは置かないことも大切です。

たとえば、小さな玩具や細かい部品などを床に置かず、高い場所や蓋ができる容器にしまっておくこととよいでしょう。

また、人間の食べ物や観葉植物も誤飲のリスクがあるので、同様にしまってしまうか、食べ物ではないことを躾けで覚えさせるようにしましょう。

足が短い猫8種類

この記事では、足が短い猫8選を紹介します。

足が短い猫のずんぐりとした体型は愛らしさを引き立て、多くの人々に人気となっております。

マンチカン

足の短い猫1

マンチカンは短い足と丸い顔が特徴で、その可愛らしい容姿が人気の猫種です。

一方で、その小柄な体格からは想像できないほどの活発な性格もしており、常に新しい遊びを求めます。

また、人懐っこい一面も強いため、飼い主や家族との触れ合いを好む傾向があります。

特徴

マンチカンは足が短い猫種の代表的な猫と言えます。

彼らの脚の短さは遺伝的特性によるもので、それがマンチカンの最大の特徴となっています。

しかし、その脚の短さにもかかわらず、マンチカンは非常に活発で遊び好きな性格をしており、その愛らしい外見と親しみやすい性格が、多くの飼い主に愛されています。

ペットとしては短足のマンチカンが人気ですが、この足の長さは交配により表れる特徴であるため、通常の猫と同じくらいの長さのマンチカンも多く存在します。

それらのマンチカンは、短足のマンチカンに比べて、安く購入することができます。

注意点

マンチカンを飼う際の注意点は、その特殊な体型に関する健康リスクです。

彼らは短い脚を持っているため、関節に関連する問題が起こったり、負担がかかっている傾向があります。

そのため、運動を過剰に行わないことや、家庭内環境の中で高低差や段差を控えるなどの工夫が必要です。

平均価格

マンチカンの平均価格は15〜30万円ほどです。

また、マンチカンの場合には、足の長さによっても大きく金額が異なります。

ペットとしては短足のマンチカンが人気ですが、この足の長さは交配により表れる特徴であるため、通常の足の長さのマンチカンも多く存在しており、それらのマンチカンは、短足のマンチカンに比べて、半分程度の金額で購入することができます。

ミヌエット

足の短い猫2

ミヌエットは短い足と立ち耳が特徴で、小さなサイズと愛らしい容姿が魅力です。

猫の中でも特に人懐っこく甘えん坊な性格を持ち、飼い主だけではなく、他の家族や訪問者に対してもよくなつきやすい猫と言われています。

また、元々は「ナポレオン」という名称が付けられていましたが、2015年に現在の「ミヌエット」に変更されました。

特徴

ミヌエットは、愛くるしい容姿と短い足、ダブルコートのフワフワとした被毛も特徴的です。

その小さな体型と大きな目が人気であり、独特の可愛らしさを持っています。

また、とても人懐っこい性格も魅力の一つであり、家族や他のペットとも良い関係を築ける傾向があります。

そのため、猫好きな飼い主にとっては、一日中一緒に過ごすことができる理想的なパートナーとなるでしょう。

注意点

ミヌエットを飼う際の注意点は、その特殊な体型に関する健康リスクです。

彼らは短い脚を持っているため、関節に関連する問題が起こったり、負担がかかっている傾向があります。

そのため、運動を過剰に行わないことや、家庭内環境の中で高低差や段差を控えるなどの工夫が必要です。

また、ミヌエットはとても抜け毛が多い猫なので、毎日ブラッシングをして被毛のケアを行ってあげる必要があります。

平均価格

ミヌエットの平均価格は20〜30万円ほどです。

この価格は、猫の健康状態や、血統書の有無、ブリーダーの評判などによって異なります。

キンカロー

足の短い猫3

キンカローは、筋肉質でずんぐりとした体つきをした足の短い猫です。

また、その耳は後ろに反っており、この耳も魅力の一つとなっています。

性格は、人懐っこく活発で、運動量も多いため、日々の運動や遊びを十分に確保することが大切です。

この猫種は90年代頃に作られた新しい種類であり、まだ正式な猫種としては認められていないので、なかなか目にする機会は少ない珍しい猫です。

特徴

キンカローは、筋肉質でずんぐりとした体つきと、後ろに反っている耳が特徴的です。

また、非常に多様性のある猫種で、目や被毛に様々な種類があります。

特に被毛は、長毛種・短毛種のどちらも存在し、色も毛質も複数種類存在しているため、飼い主が最も好きなタイプを探すこともできるでしょう。

注意点

キンカローの注意点はいくつかあります。

まず、彼らは非常に活発で遊び好きな猫であるため、適切な運動と、好奇心を満たせるような精神的な刺激が必要です。

これらを十分に与えないと、ストレスを感じる可能性があります。

また、彼らは短い脚を持っているため、関節に関連する問題が起こったり、負担がかかっている傾向があります。

そのため、運動を過剰に行わないことや、家庭内環境の中で高低差や段差を控えるなどの工夫が必要です。

平均価格

キンカローの平均価格は10〜30万円ほどで、幅広い金額帯となります。

その理由としては、キンカローの特徴には個体差があり、短い足や耳の返りなどの特徴が出ているほど、高価となるためです。

また、この価格は、猫の健康状態や、血統書の有無、ブリーダーの評判などによっても異なります。

スクーカム

スクーカムはマンチカンとラパームを交配させた猫種です。

その特徴として、短い足とカールがかった巻き毛を持っています。

この猫種は90年代頃に作られた新しい種類であり、まだ正式な猫種としては認められていないので、なかなか目にする機会が少ない珍しい猫です。

特徴

スクーカムは短い足と巻き毛が特徴的な猫です。

この猫には短毛種と長毛種がおり、どちらも巻き毛の特徴を持っていますが、とくに長毛種の場合には、その特徴であるカール毛がはっきりと分かります。

非常に活発で遊び好きな性格をしており、その愛らしい外見と親しみやすい性格で楽しませてくれることでしょう。

注意点

彼らは非常に活発で遊び好きな猫であるため、適切な運動と、好奇心を満たせるような精神的な刺激が必要です。

これらを十分に与えないと、ストレスを感じる可能性があります。

平均価格

スクーカムの平均価格は10〜30万円ほどで、幅広い金額帯となります。

その理由としては、スクーカムの特徴には個体差があり、短い足や巻き毛などの特徴が出ているほど、高価となるためです。

また、日本ではまだ希少な猫種であるため、購入の機会に出会えることも稀と言えます。

ジェネッタ

ジェネッタは短い手足とヒョウのような模様の被毛を持つ猫種です。

猫の可愛らしさと、野性的な一面が組み合わさり、独特の魅力を持っています。

マンチカンやベンガル、オリエンタルショートヘアーなどを交配させて作られた品種で、2000年代になって認定された新しい品種です。

猫種としてまだ歴史が浅く、現在も改良が続けられています。

特徴

ジェネッタは短い手足とヒョウのような模様が特徴の猫種です。

一般的な猫のように頭が大きく、大きな目を持った可愛らしい一面と、ヒョウ柄模様の野性的な魅力が合わさったユニークな姿をしています。

また、短くて滑らかな被毛をしており、毛の手入れは比較的簡単に行なえます。

ジェネッタは好奇心旺盛で活発な性格をしているので、飼い主や家族と一緒に遊ぶことを好みます。

注意点

ジェネッタを飼う際の注意点は、その特殊な体型に関する健康リスクです。

彼らは短い脚を持っているため、関節に関連する問題が起こったり、負担がかかっている傾向があります。

そのため、運動を過剰に行わないことや、家庭内環境の中で高低差や段差を控えるなどの工夫が必要です。

また、彼らは非常に活発で遊び好きな性格であるため、適切な運動と、好奇心を満たせるような精神的な刺激が必要です。

これらを十分に与えないと、ストレスを感じる可能性があります。

平均価格

ジェネッタの平均価格は10〜30万円ほどで、幅広い金額帯となります。

その理由としては、ジェネッタの特徴には個体差があり、足の長さやヒョウ柄模様の特徴によって金額が変わるためです。

また、ジェネッタはまだ品種としての歴史も浅く、日本ではあまり見かけないため、ブリーダーを介して探すことがオススメです。

ラムキン

ラムキンはマンチカンとセルカークレックスを交配させた猫種です。

その最大の特徴は、子羊のようにモコモコとした巻き毛の被毛で、これが猫種の名前の由来にもなっています。

この猫種は2000年代頃に作られた新しい種類であり、まだ正式な猫種としては認められていないので、なかなか目にする機会が少ない珍しい猫です。

特徴

ラムキンは、小柄でコンパクトな体型と、子羊のようなモコモコした巻き毛が特徴的です。

さらに、小さな体に対して大きな丸い目をしており、その愛らしい姿が魅力的です。

ラムキンは非常に人懐っこく、甘えん坊であると言われています。

ただ、猫種としてまだ歴史が浅く、その特徴や性格については、まだハッキリと確立はされていません。

注意点

ラムキンの注意点はいくつかあります。

まず、彼らは短い脚を持っているため、関節に関連する問題が起こったり、負担がかかっている傾向があります。

そのため、運動を過剰に行わないことや、家庭内環境の中で高低差や段差を控えるなどの工夫が必要です。

また、その特徴である巻き毛の被毛は、長く絡みやすいです。

そのため、一日に一回以上こまめなブラッシングが必要となりますが、強い力で行ってしまうとカールが薄れてしまうため、力加減にも注意が必要です。

平均価格

ラムキンの平均価格は20〜30万円ほどです。

珍しい猫種のため、金額はやや高めとなっていますが、この価格は、猫の健康状態や、血統書の有無、ブリーダーの評判などによって異なります。

バンビーノ

足の短い猫4

バンビーノは、被毛がとても短くほとんど裸のような姿をしている猫種です。

マンチカンとスフィンクスを交配させて作られた猫種で、くさび型の顔や、大きく尖った耳は、スフィンクス由来の魅力を感じさせてくれます。

その特徴から、皮膚の保護や手入れが必要で、飼育する難易度は高いといえます。

特徴

バンビーノは、マンチカンとスフィンクスを交配させて作られた猫種で、両者の特徴である短い足とほとんど無毛の皮膚を持っています。

特に、全身がほぼ無毛であるため、ほとんど裸のような姿をしています。

また、愛情深く人懐っこい性格をしており、飼い主や家族と一緒に過ごすことを好みます。

注意点

バンビーノを飼育する際には、その短い足と、裸のような肌に注意する必要があります。

まず、足が短く、通常の猫よりも高い場所に到達することが難しいため、飼育環境の中では、高い場所にも登ることができるように踏み台や家具を配置することが大切です。

また、彼らの肌は非常に敏感であり、外部からの刺激を受けやすいため、日焼けや皮膚の乾燥、紫外線などから保護する必要があります。

さらに、彼らは寒さに弱い傾向があるため、適切な温度管理も必要となります。

平均価格

バンビーノの平均価格は30〜40万円ほどです。

珍しい猫種のため、金額はやや高めとなっていますが、この価格は、猫の健康状態や、血統書の有無、ブリーダーの評判などによって異なります。

ミンスキン

ミンスキンは、被毛がとても短くほとんど裸のような姿をしている猫種です。

マンチカンとスフィンクスを交配させて作られた猫種で、丸みのある顔や、大きな目は、マンチカン由来の可愛らしさを感じさせてくれます。

その特徴から、皮膚の保護や手入れが必要で、飼育する難易度は高いといえます。

とても新しい猫種で、2000年頃から品種として認められ始めました。

猫種としてまだ歴史が浅く、日本では、まだあまり見かけない猫種となります。

特徴

ミンスキンは、マンチカンとスフィンクスを交配させて作られた猫種で、両者の特徴である短い足とほとんど無毛の皮膚を持っています。

身体の多くの部分が無毛ですが、わずかな毛が頭部や足先にのみ残っているような独特な外観をしています。

注意点

ミンスキンの注意点は、皮膚の露出による日焼けや寒さに敏感であることです。

彼らの肌は非常に敏感であり、外部からの刺激を受けやすいため、日焼けや皮膚の乾燥、紫外線などから保護する必要があります。

また、乾燥した環境や冷たい気候で飼育すると、皮膚の健康が損なわれる可能性があるため、肌の保湿を定期的に行うことも必要になります。

平均価格

ミンスキンの平均価格は40〜60万円ほどです。

珍しい猫種であり、金額は高めとなっていますが、日本では非常に珍しく、ブリーダーを介しての購入できる機会も稀です。

まとめ

この記事で紹介したように、足が短い猫を飼育する際には、適切な環境づくりや健康管理などの注意が必要です。

各種類の特徴や注意点を理解して、愛情を持って接することが大切です。

愛情を持って適切なケアを行うことで、猫との幸せな共同生活を楽しむことができるでしょう。

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