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はじめに
猫好きのみなさんは、小さくて愛らしい猫に心奪われたことがたくさんあることでしょう。
小型の猫はそのコンパクトな体と可愛らしい表情で、多くの人を魅了します。
今回は獣医師監修のもと、体が小さい猫種10選をご紹介します。
それぞれの特徴や魅力にせまり、小さな体の猫について存分に味わいましょう。
小さい猫ってそもそもどのくらい?
猫には様々な種類があり、そのサイズもいろいろ存在しています。
では、一般的な猫と小さい猫ではどのような違いがあるのでしょうか?
ここでは一般的な猫と小さい猫を比較し、小さい猫が実際どれくらいなものなのか、どのような基準で「小さい」と分類されるのか詳しくみていきます。
一般的な猫
私たちがイメージする一般的な猫は中型で、3kg〜5kgほどです。
性格や活動性は猫種によって違いますが、一般的に好奇心旺盛で独立心が強い傾向があります。中型よりも大きな大型は5kg以上を基準とすることが多く、大型になってくると穏やかな性格が多い傾向です。
小型猫
小型猫は、成猫になっても体重が2kg〜3kgほどと一般的な猫種よりもとても軽く、体長も短めです。
小型猫は、小さな体格にもかかわらず活発で遊び好きな性格の個体が多い傾向があります。
小型猫はスペースをあまり取らないため、アパートなどのさほど広さのない部屋でも飼いやすいことが魅力です。
性格については、個体差があります。
全ての小型猫と中型猫は活発、大型猫は穏やかというわけではありません。あくまでも参考程度に考えておいてください。
小さい猫は色々助かる?
小さい猫にはたくさんの魅力があります。
限られたスペースでも快適に暮らせたり、食事量も少しでよかったりとさまざまです。
小さい猫を飼うことの良さを詳しく紹介します。
スペースを取りづらい
小さい猫の最大の魅力は、コンパクトなサイズ感です。
小さな体格のため、限られた場所でも飼うことが可能となります。
アパートや小さな家でも小さな猫はストレスなく過ごせるスペースを確保しやすいのが利点です。
また、猫用のベットやトイレ、遊ぶ道具なども小さいもので十分対応できるため、住空間を効率的に使用できます。
小さい猫を選ぶことで、狭い空間でも猫との生活を楽しめます。
食費代も安く済む
小さい猫を飼うもう一つの大きなメリットは、食事代が安く済む点です。
小さな猫は体格が小さいため、一般的な猫種に比べると食べる量が少なくて済みます。
そのため毎日の餌代が大幅に節約できます。
あまりピンと来ないかもしれませんが、長期間飼い続けることを考えると、この差は大きなものと考えられます。
健康を維持するための栄養素はしっかりと摂取しながらも、食費の面で経済的な負担を軽減できることは、小さな猫の大きな魅力の一つです。
隣人への影響も少ない
小さい猫を飼う利点の一つに、隣人への影響が少ないことがあげられます。
小さな体は、大きな音を立てることが少なく、多くの人が暮らすアパートや集合住宅では重要なポイントです。
小さい猫は活発で遊び好きですが、その活動もコンパクトな空間内でおさまります。
キャットタワーなどの高いところから飛び降りた時の音一つとっても、小さい猫は静かなため、下の階への騒音が少なくすむでしょう。
小さい猫を飼うときの注意点
小さい猫を飼う際には、多くの利点とともに注意すべきポイントもいくつかあります
可愛らしい小さな体には特別なケアが必要な場合も少なくありません。
小さい猫の健康を保つために、飼い主が意識すべき注意点について詳しく解説します。
体重管理
小さい猫を飼う際に特に注意したいことは体重管理です。
骨も細く骨格も小さい猫は、体重が増えると関節に負荷がかかります。
適切な体重を保つことは、健康管理につながります。
小さい猫にとって適切な体重を維持することは、長い期間健康で活動的に過ごすための鍵となるでしょう。
踏まないようにする
小さい猫を飼う際には、その小さな体が危険に晒されることがあります。
特に人が気づかず踏んでしまうリスクが高くあり、注意が必要です。
家の中を歩くときはもちろん、一緒に寝ている時に潰さないように注意しましょう。
暗がりや猫がよく隠れる場所、家具の下など、小型猫がいそうなスペースを慎重に確認することも大切です。
こういった注意は家族全員と来客にも注意を促さなくてはいけません。
おすすめの小さい猫10選!
ここでは、魅力的な小さなサイズで心を掴むおすすめの小さい猫を10選紹介します。
それぞれ特徴と魅力を持つこれらの猫種は、小さいながらも魅力がいっぱいです。
家族として迎え入れる猫を選ぶ際の参考にしてみてください。
トイボブ
ロシア生まれのトイボブは、正式名称を「スキフトイボブテイル」といいます。
世界一小さな猫です。
成猫になっても2.5kgほどにしかなりません。
この記事では獣医師監修のもと、魅力溢れる小さい猫を10選ご紹介しました。
それぞれの特徴や性格を踏まえ、いかに小さい猫が可愛らしいかをお伝えできたかと思います。
小さい猫は、そのサイズ感からくる利点と注意点の両方があげられます。
それぞれの家庭にあった猫種を選び、小さい猫との幸せな時間を過ごしてください。
見た目は尻尾の小さなシャム猫のようです。
犬のような猫といわれるトイボブは、甘えん坊でとても人懐っこい性格をしています。
人懐っこさは犬以上といわれているほどで、知らない人にも抵抗なく近づくトイボブは色々な人に愛されています。
現在の平均的な価格は50万円ほどで、血統や毛色などさまざまな要因で変動します。
シンガプーラ
現存する純血種の猫では世界一小さいシンガプーラは、小さな妖精と呼ばれています。
美しい毛並みとアイラインを引いたような大きなアーモンド形の目が特徴的です。
成猫になっても小ささが目立つシンガプーラは、体重が2kg〜3.5kgほどの大きさしかありません。
シンガプーラは、好奇心が強く人も大好きで飼い主の行動を興味深く観察します。
そしていつでも構って欲しいとアピールしてきます。
飼い主と遊ぶことが大好きで警戒心も薄いシンガプーラですが、慣れていない動物や場所では臆病な一面をみせます。
多頭飼いにはあまりむいていません。
小さいシンガプーラが色々な隙間に入っていく危険があるため、注意して飼育しましょう。
シンガプーラの平均価格は21万円ほどです。
マンチカン
マンチカンは社交的で初めて猫を飼う人にも向いている猫種です。
足が短く歩く姿が可愛いと人気があります。
オスの成猫でも、大きさは3〜4kgほどと小型でメス猫に関してはそれよりも小さめです。
可愛い見た目をしているマンチカンですが、活発な性格をしています。
体は筋肉質でがっしりしており、短い足からは想像できないようなジャンプ力を見せてくれます。
走ることも得意です。
マンチカンの価格は毛色などにより変動があります。
ペットショップでの相場は12万円〜50万円ほどです。
ミヌエット
ミヌエットは、ペルシャ猫とマンチカンから異種配合して誕生しました。
両方の性格を引き継いでいます。
温厚で人懐っこく飼い主以外の人にも懐くミヌエットですが、あまりしつこくされることは好きではありません。
ミヌエットは大きさが2kg〜4kgほどです。
マンチカンの血を引いているミヌエットは筋肉質で体格もガッチリしている体型です。
平均価格は17万円ほどで、スタンダードに近いかどうか、毛色や血統なども関わってきます。
デボンレックス
大きな耳と印象的な目を持つデボンレックスは、細い体にウェーブした短い被毛を持っています。
細く筋肉質な体つきで、体重は2.5kg〜4kgほどです。
性格は好奇心旺盛で、いつも活発に活動しています。
人懐こく子犬のようといわれているデボンレックスのために、毎日最低5分〜10分は遊んであげましょう。
スキンシップを好む猫種なのでその時間がとても大切となります。
デボンレックスは皮膚病にかかりやすい猫種です。
定期的にブラッシングをしながら、皮膚に異常がないか日頃からチェックしておきましょう。
デボンレックスの平均価格は39万円ほどです。
珍しい猫種なので、ペットショップで出会えることは少ないかもしれません。
ブリーダーを探してみましょう。
ラムキン
ラムキンはフワッとした巻き毛が特徴で、子羊のような被毛をもっています。
誕生からまだ日が浅いため、世界的にも頭数が少なくとても希少です。
成長していくとともに巻き毛は変化していき、子猫の頃カールしている巻き毛は、生後16週ごろになるとストレートになり一旦抜けていきます。
その後生後8ヶ月〜10ヶ月ごろにまた巻き毛が戻ってきます。
ラムキンのもっている被毛は絡まりやすいことからお手入れを必要としますが、あまり力を入れてブラッシングをしてしまうと、トレードマークの巻き毛がなくなってしまいます。
ブラッシングをする際には、適度な力で行い、巻き毛を上手にブラッシングしてあげましょう。
体重は成猫のオスの場合2.5kg〜4kgほどで、メスの場合2kg〜3.5kgほどです。
体の小さなラムキンのために普段から部屋を綺麗に片付けておき、ラムキンが隙間に入らないよう工夫しておきましょう。
ラムキンの平均価格は30万円ほどです。
ペットショップでは取り扱われることが珍しい猫種です。ブリーダーの数も少ないので、すぐに運命の子に出会えることは難しいかもしれません。
キンカロー
日本でマンチカールと呼ばれているキンカローは、マンチカンとアメリカンカールをかけあせてできたミックスです。
可愛いカールした耳が特徴的ですが、全ての個体で耳がカールしているのではありません。
生後2週間くらいたつと徐々に丸まってくる個体と、立ち耳の個体に分かれてきます。
キンカローの成猫の体重は3kg〜6kgほどです。
運動能力にすぐれており、その小柄で短足な見た目より活発です。
活発なキンカローのために、家の中でもたくさん運動できるようキャットタワーなどを設置して、上下運動ができるようにしてあげましょう。
そして毎日の遊びも重要となってくるため、1回の遊びで10分〜20分くらいは相手をしてあげることがおすすめです。
キンカローの平均価格は15万円ほどです。
高価だと30万を超えることもあります。血統などにも関わってくるため、キンカローを迎え入れたいと考えている方は情報集めから始めてみましょう。
バンビーノ
スフィンクスとマンチカンの特徴と性格を受け継ぐバンビーノは、しわしわの体に短い四肢が特徴的です。
運動神経は抜群で飼い主と遊ぶことを好みます。
人間が好きで、穏やかで社交的なバンビーノは、しつけもしやすい猫種です。
一般的な猫と違い被毛のないバインビーノは、体から分泌した皮脂を吸収することができません。わずかにある被毛だけでは皮脂を取り除けないため、定期的に皮膚のお手入れを必要とします。
暖かくした蒸しタオルを使って全身を拭いてあげ、月に1回はお風呂で洗ってあげましょう。
バンビーノの子猫の平均価格は30万円ほどです。
こちらもペットショップではまず出会うことのできない猫種です。
ブリーダーを探してみましょう。
コーニッシュレックス
コーニッシュレックスはシングルコートの個性的な巻き毛をした猫種です。
甘えん坊で可愛らしい性格をしており、成猫になっても飼い主にべったりしている寂しがり屋な猫種です。
静かで落ち着いたコーニッシュレックスは小さい子供のいる家庭や多頭飼いには向いていません。
落ち着いてはいるものの、好奇心は旺盛で高いところに登ったり走ったりします。
たくさん運動できるようキャットタワーや背の高い家具をうまく配置して、上下運動ができるようにしてあげましょう。
また、コミュニケーションをとることが好きなコーニッシュレックスのために、1日5分以上は一緒に遊んであげましょう。
コーニッシュレックスの平均価格は18万円ほどです。
しかしコーニッシュレックスはブリーダーがとても少なく、販売される機会がほとんどありません。
上記のブリーダーサイトでも、過去に販売されたのはとても少ないのが現状です。
定期的にブリーダーの情報を確認してみましょう。
ジャパニーズボブテイル
ジャパニーズボブテイルは招き猫のモデルになった猫として有名です。
丸顔に整った鼻筋、短めの被毛と日本猫特有の外見をしています。
尻尾はポンポンのように丸く、付け根から折れ曲がっています。長さも短めです。
その長さには定義が決まっており、5cm〜7.5cmと定められています。
環境の変化にも比較的対応できるジャパニーズボブテイルは初めて猫を飼う人にもおすすめです。
ジャパニーズボブテイルの平均価格は17万円ほどです。
日本の猫のモデルになっていながらも、日本での取り扱いがほとんどなく、逆に海外で人気の猫種といえます。
国内では取り扱っているブリーダーも少ないため、海外のペットショップやブリーダーを探してみましょう。
まとめ
この記事では獣医師監修のもと、魅力溢れる小さい猫を10選ご紹介しました。
それぞれの特徴や性格を踏まえ、いかに小さい猫が可愛らしいかをお伝えできたかと思います。
小さい猫は、そのサイズ感からくる利点と注意点の両方があげられます。
それぞれの家庭にあった猫種を選び、小さい猫との幸せな時間を過ごしてください。