豆知識

【獣医師監修】メイン・クーンはどんな性格!?特徴や性別の違いも合わせてご紹介

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はじめに

この記事では、「メイン・クーンはどんな性格!?」という質問や疑問などの解決を目指し、有益な情報の提供を目的としています。

メイン・クーンの主な性格として知られている情報を大きく分けて3つに絞り、その特色について詳しくまとめました。

さらに、メイン・クーン特有の「身体的な特徴」、オスとメスにおける「性格の違い」、メイン・クーンの「かかりやすい病気」や「価格相場」などについても、簡潔に分かりやすく解説しています。

メイン・クーンの購入を検討したい場合には、この記事の情報を参考にして、ぜひ基礎的な知識としてお役立てください。

メイン・クーンの性格とは?

メインクーンの性格や性別の違い1

メイン・クーンの名前は、原産地であるアメリカのメイン州と、アライグマを意味するクーンに由来しており、メイン州公認の「州猫」として認定されています。

アメリカのニューイングランド地方で自然発生したことで知られており、古くから存在しているとされている猫種です。

メイン・クーンの性格として顕著に見られる特徴には、主に以下のようなものがあります。

  • 穏やかである
  • 人になつきやすい
  • 賢く遊び好き

次の項目で、配慮すべきポイントを押さえながら、それぞれの特徴について詳しくまとめました。

穏やかである

メイン・クーンは大きな体格を特徴としており、穏やかな気質で優しい性格をしていることから、「ジェントル・ジャイアント(穏やかな巨人)」という愛称で呼ばれています。

また協調性と順応性があり、聡明で学習能力に長けていることからしつけもしやすいため、家庭環境に適応しやすく飼いやすい猫です。

社交的かつ友好的で、子供や他のペットとも仲良く過ごすことができるため、多頭飼いや子供のいる家庭でも飼いやすいでしょう。

人になつきやすい

メイン・クーンは、人になつきやすい猫種として広く知られています。

おおらかで温厚な性格のため、家庭で愛されるペットとしての認知度が高く、人気のある猫種です。

一般的に甘えん坊で人懐っこいところがあり、家族との絆を大切にする性格が特徴的であることが顕著に挙げられます。

賢く遊び好き

メイン・クーンは活発で知能が高い猫種であることから、賢くて遊び好きであることが知られています。

多くの記事情報により、メイン・クーンが賢い猫として紹介されていることも、その根拠の1つと言えるでしょう。

また動画情報により、メイン・クーンが遊びに興奮して、夢中になって楽しむ様子も観察されています。

賢い猫種であるため、とくに知的な刺激を求める傾向が高く、ボール遊びなどの動くものに対して興味を示すことがあるでしょう。

たとえば鈴入りのボール、マタタビの実を入れたボールなどを与えることで、運動を促すだけでなく活動量の増加にもつながり、好奇心を満足させることもできます。

ほかにもフェザーやリボンが付いたおもちゃ、ネズミ型のおもちゃなどは、獲物の動きを真似て動かすことで狩猟本能を刺激するため、達成感を与えることができる遊びやすい玩具の1つです。

またエノコログサに似せた猫じゃらしも好む傾向にあるため、緩急を意識して振り動かすことで猫の注意を引き、楽しい遊びを提供してあげるとよいでしょう。

メイン・クーンの特徴とは?

メインクーンの性格や性別の違い2

一般的な見解として、顕著に見られるとされるメイン・クーンの身体的特徴には、主に以下のようなものがあります。

  • 足の指が6本ある
  • モフモフな毛
  • 体が大きめである

次の項目で、配慮すべきポイントを押さえながら、それぞれの特徴について詳しくまとめました。

足の指が6本ある

メイン・クーンは足の指が6本あるという説があり、この特異性のある身体的特徴は、メイン・クーンの祖先が6本指であったことに由来しています。

初期の頃によると、メイン・クーンの40%が多指症(6本指)だったことが知られていますが、現在のメイン・クーンは通常5本指の個体が多いようです。

稀に多指症のメイン・クーンが生まれても、猫の血統書を証明する団体においては、基準として多指症を公認していないため、市場に6本指のメイン・クーンが出回ることはないでしょう。

この多指症は優性遺伝で、片方の親猫が遺伝子を持っている場合に6本指の猫が生まれてくる可能性があり、近親交配が原因の1つと言われています。

アメリカ北東部には多指症の猫が多く存在したことが知られており、6本指は健康に影響を与えることはなく、猫自身が問題なく生活を送ることができるため、特別に注意する点はありません。

モフモフな毛

メイン・クーンは、毛が1層のみで構成されたシングルコートの猫種であり、2層構造のダブルコートではないとされています。

毛の長さが不揃いで、分厚い毛質を持つ「シャギーコート」という特徴的な被毛を持つため、一部ではダブルコートと勘違いする人もいるようです。

豊かなロングヘアが魅力的で、見た目にも柔らかそうな印象を持ち、モフモフな毛が大きな特徴の1つと言えるでしょう。

代表的な毛色には、ホワイト、ブラック、ブラウン、レッド、シルバー、クリーム、ブルーなどの単色を始め、レッドタビーやブラウンタビーなどの縞模様、バイカラー(2色)、キャリコ(3色)、ダイリュートキャリコ(淡い色の3色)などがあります。

一般的にメイン・クーンは長毛種として知られていますが、なかには短毛種のメイン・クーンも存在し、その個体によっては毛質が異なることもあるでしょう。

体が大きめである

メイン・クーンは、大きな体格をしているところが最大の特徴です。

具体的な体重の数値としては、オスの成猫は6kgから9kg程度、メスの成猫は3kgから6kg程度に達することが示されています。

個体差により異なるため、遺伝的な要因や環境的な要因などによっては、平均よりも大きく成長する場合もあるでしょう。

とくにオスのなかには、10kgを超える個体が見られることもあり、他の猫種よりも大きく成長する点が大きな特徴の1つです。

メイン・クーンの飼いやすさ

メインクーンの性格や性別の違い3

メイン・クーンが飼いやすいと言われる理由は、人懐っこくて甘えん坊で、温厚かつ友好的な性格が好まれるためです。

賢く社交的な性格から、新しい環境にも適応しやすい特徴があり、家族や他のペットとも仲良く過ごすことができます。

注意点としては、メイン・クーンは大きな体格を持つため十分な広さが必要であることを理解し、適切なスペースを与えて、運動を促す環境を整えましょう。

また大食いの傾向があるため、肥満にならないように食事管理に気を配り、適切な栄養バランスを保つことを心がけてください。

これらの注意点を考慮しながら適切なケアを提供することで、メイン・クーンとの健康的で幸せな生活を送ることができるでしょう。

オスとメスの性格の違い

メインクーンの性格や性別の違い4

メイン・クーンの性格において、オスとメスで違いがあるかどうかについては、個体差や環境要因による影響が大きいため一概には言えません。

基本的には、穏やかで社交的かつ友好的な性格を持ち、家族や他のペットとも仲良く過ごすことができますが、性別に関わらず個体による違いは生じます。

またオスとメスで性格の違いを感じるときもありますが、性別が大きく要因している可能性はあるものの、個体差や生活環境などによるものと考えたほうがよい場合もあるでしょう。

必ずしも一律的にオスとメスによる決定的な違いがあるとは言えず、性別による顕著な違いが見られるかどうかを結論付けることは難しいです。

オス

メイン・クーンのオスは、メスよりも若干甘えん坊なところがあり、活動的かつ好奇心旺盛でもあるため、遊ぶことを好む傾向にあります。

飼い主さんに懐きやすく、同居するペットとも仲良くしてくれますが、大型猫のため力が強いので、遊び相手となる猫や子供が怪我をしないよう配慮することが大切です。

メス

メイン・クーンのメスは、オスよりも若干マイペースなところが多く見られ、慎重かつ冷静で、感情を表に出すことが少ない傾向にあります。

飼い主さんに対する愛情は深いですが、一定の距離を保ちつつ愛情を示し、単独行動を好むことが多いことから、独立心があるという意見もあります。

大きさや体重は?

メインクーンの性格や性別の違い5

メイン・クーンは、成猫の大きさになるまでに約3年から5年程度を要し、成長や発達の速度を他の猫種と比較すると、かなりゆっくりと進みます。

メイン・クーンの成長に影響を与える要因は、複数の説が挙げられており、たとえば以下のようなものが考えられるでしょう。

遺伝的要因は大きな理由の1つとして考えられており、親猫や祖父母猫の遺伝子を受け継ぐことで個体差が生じ、成長に影響を及ぼすとされています。

栄養状態も関連性があり、必要な栄養素やエネルギーの適切な摂取が成長に影響することもあるでしょう。

健康問題も考慮すべきことの1つで、内分泌系の疾患や消化器系の問題が成長に影響を及ぼす可能性があります。

またストレスも要因として考えられ、不安定な環境や他のペットとの関係が、成長に影響を与える可能性もあるでしょう。

次の項目で、メイン・クーンの体長と体重について、平均的な数値を具体的かつ簡潔にまとめました。

個体差や環境要因などにより異なるため、あくまでも目安として参考にする程度にとどめてください。

体長(大人の猫の場合)

大人の猫(3-5歳および5歳以上)の場合におけるメイン・クーンの体長は、76cmから100cm程度とされています。

体長とは、胸部から臀部までの長さのことです。

なお全長は100cmを超えることが示されており、この長さはメイン・クーン特有の特徴とされています。

全長とは、鼻先から尻尾の先端までの長さのことです。

体重(大人の猫の場合)

大人の猫(3-5歳および5歳以上)の場合におけるメイン・クーンの体重は、メスが4kgから9kg程度、オスが6kgから13kg程度とされています。

体長(子猫の場合)

子猫の場合におけるメイン・クーンの体長は、以下のとおりです。

0-6ヶ月で25cmから40cm程度、6-12ヶ月で40cmから60cm程度、1-2歳で60cmから76cm程度というデータが示されています。

体重(子猫の場合)

子猫の場合におけるメイン・クーンの体重は、以下のとおりです。

0-6ヶ月で1kgから4kg程度、6-12ヶ月で4kgから8kg程度、1-2歳で5kgから10kg程度というデータが示されています。

メイン・クーンがかかりやすい病気は?

メインクーンの性格や性別の違い6

メイン・クーンは、遺伝性の疾患にかかりやすい傾向があります。

たとえば関節異形成症や脊髄性筋萎縮症などが、遺伝性疾患の一例です。

関節異形成症は、遺伝的要因による先天的な骨の病気で、股関節の運動障害や関節炎を引き起こすことで知られています。

脊髄性筋萎縮症は、遺伝的要因による神経変性疾患の一種で、脊髄の神経が消失することにより筋力低下や運動障害を引き起こす病気です。

他にも、メイン・クーンがかかりやすい病気として、以下の疾患が挙げられます。

  • 肥大型心筋症
  • 毛球症
  • 多発性嚢胞腎(のうほうじん)

次の項目で、注意すべきポイントを押さえながら、それぞれの疾患に関する情報について詳しくまとめました。

肥大型心筋症

肥大型心筋症は、メイン・クーンに多く見られる病気であり、心臓の筋肉(心筋)が厚くなることで心臓の機能が低下する病気です。

この疾患には遺伝的要因が関与しているとされており、メイン・クーンやラグドールなどの一部の品種で、多く発症していることが知られています。

肥大型心筋症は、心室が十分に拡張することができなくなるため、十分な血液を全身に送ることができなくなる病気です。

中年齢のオスに多く発症していることが知られており、初期段階では症状がほとんど現れないことが多いでしょう。

進行すると元気がなくなったり、食欲が低下したり、呼吸困難や血栓症などの症状が現れることがあります。

重症化すると、肺水腫や不整脈、胸水貯留などの状態が引き起こされる可能性もあるため、定期的な心臓の検査が重要です。

高齢猫の場合には、腎臓や甲状腺の問題も症状の悪化に影響することがあるため、原因となる疾患の治療も併せて行う必要があります。

毛球症

毛球症は、毛玉が形成されることで引き起こされる疾患で、メイン・クーンなどの長毛種に分類される品種が、特にこの疾患にかかりやすい傾向があります。

毛繕いをしたときに飲み込んだ毛が、胃の中に溜まることで粘膜を刺激し、排出されずに胃や腸などの消化器官内で絡まり出口を塞いでしまうことがある疾患です。

比較的症状が軽度である場合には、毛球除去剤を使用して様子を見ることが一般的とされています。

動物病院で処方される毛玉除去剤を使用するか、もしくは市販の毛玉除去剤「現代製薬 猫の毛玉とり スッキリン 50g」または「アース・ペット 猫スタミノール 毛玉ケア 50g」などを与えることでも対処が可能です。

普段からの予防策としては、「ロイヤルカナン ヘアボール ケア」「サイエンスダイエット プロ 毛玉排出・便通サポート機能」などの毛球症用のフードを利用して、排出を促すことも有効手段の1つと言えるでしょう。

治療法は症状の程度や猫の個体差によって異なり、重度の場合や内科治療に反応がない場合には、外科手術が必要となることもあります。

定期的な健康診断や獣医師の指導のもとで、適切な治療法を選択することが重要です。

多発性嚢胞腎(のうほうじん)

この病気はメイン・クーンなどの一部の猫種に見られ、遺伝的要因が大きく関与しており、予防が難しい病気とされています。

多発性嚢胞腎とは、腎臓に多数の嚢胞(液体がたまった袋状の構造)を発症し、腎機能が徐々に低下していく遺伝性の疾患です。

初期段階ではほとんど症状は現れませんが、腎臓の機能が低下するため尿中の老廃物を適切に排出できず、水分や電解質のバランスが乱れるでしょう。

腎臓機能が低下するにつれて次第に進行していき、一般的な症状として、尿量の異常(増減)、体重減少、食欲不振、下痢、嘔吐などの症状が現れます。

多発性嚢胞腎の予防方法は限られているため、定期的な健康診断や早期発見・早期治療が重要であり、遺伝子検査や家族歴の確認を通じてリスクを把握し、早めの対応をすることが重要です。

家族歴とは、血縁者の中に同じ病気や関連性のある病気を発症していないかを尋ねる問診を記録したものであり、3世代にわたる親族の情報が含まれます。

日本国内の動物病院では、薬物療法や特定の食事療法を行うことにより、病気の症状を遅らせることを目的とした治療法を取る場合が多いです。

アメリカやヨーロッパなどの先進国では、猫の腎臓疾患や多発性嚢胞腎などの治療法として、猫に対する腎臓透析や腎移植手術が一部の専門的な動物病院で行われています。

これらの手術を行うためには、専門的な知識と経験を持つ獣医師による高度な医療技術と設備が必要であり、かなりの高額でもあるため一般的ではなく、ごく限られたケースで適用されます。

しかし世界各地で猫の医療技術が進歩してきていることは事実であり、特定の専門医療施設では、これらの手術が行われていることが知られています。

可愛いメイン・クーンと出会う方法

メインクーンの性格や性別の違い7

ペットショップ、ブリーダー、保護猫ボランティア、保護猫カフェなど、メイン・クーンと出会う方法は幾つかあります。

しかしどの手段を選んだとしても、必ずしも魅力的で美しい被毛を持つとは限らず、希望に合ったメイン・クーンに出会えるという保証はありません。

メイン・クーンは、豪華なロングヘアが品種の特徴ではあるものの、その被毛の豊かさ、毛の色や模様、手触りなどは、それぞれに個体差があります。

優雅な容姿を持つことは重要なポイントの1つではありますが、外観の美しさだけでなく、性格、健康状態、環境への適応能力なども検討材料として視野に含めましょう。

ペットショップ

日本国内では、メイン・クーン専門のブリーダーから購入されることが一般的であり、ペットショップで購入することは難しいとされています。

しかしメイン・クーンは非常に珍しい猫種ではあるものの、ペットショップでの取り扱いが一切全くないわけではありません。

仕入れ先からの依頼や販売店の意向などにより、多からずメイン・クーンを販売している可能性もあります。

任意のペットショップに直接来店し、キャットフードなどを購入するついでに、メイン・クーンがいないかを探してみるのも楽しいでしょう。

もしくは電話やメールなどで問い合わせて、メイン・クーンを取り扱っていないかを尋ねてみるのも1つの手段です。

ペットショップの価格相場

メイン・クーンを購入するときのペットショップにおける価格相場は、約15万円から30万円程度とされています。

ただし情報元によっては、オス約22万円、メス約19万円、全体の平均価格としては約21万円としている場合もあり、一概には言えません。

販売業者は独自に価格設定を行うことができるため、地域や店舗などにより価格帯には大きな差が生じ、市場の需要と供給によって変動します。

猫の品質、希少性、健康状態、血統書の有無、仕入先の信頼性なども価格に反映されるため、人気の毛色や特徴的な色合いの場合は価格が高くなるでしょう。

ブリーダー

日本国内でメイン・クーンを購入するときには、ブリーダーの利用が一般的とされているため、ネットで「子猫ブリーダー」と入力して検索し、メイン・クーンを専門に取り扱っているブリーダーを探すことを推奨します。

ネットのブリーダー専門サイトなどでは、利用者による口コミなどが掲載されている場合があるため、事前に販売業者の評判について確認し、信頼できるブリーダーから購入するようにしましょう。

注意点としては、ブリーダーから直接ペットを購入した際に、説明不足や契約内容の理解不足などにより、トラブルが増加していることが知られています。

購入後のトラブル発生を避けるためにも、健康状態を確実に確認し、生体保証などの説明を受け、購入契約書を必ず受け取ってください。

子猫の育て方や健康管理などの不明点があれば、ブリーダーと十分なコミュニケーションを取り合って、不安なことは必ず解消しておきましょう。

子猫を迎えた後も、必要性に応じてブリーダーに問い合わせることができる体制を整えておき、アフターケアやサポートを受けることが大切です。

ブリーダーの価格相場

メイン・クーンを購入するときのブリーダーにおける価格相場は、約13万円から50万円程度とされています。

ただし情報元によっては、オス約22万円、メス約19万円、全体の平均価格としては約21万円としている場合もあり、一概には言えません。

ブリーダーから購入する場合には、猫の品質や希少性、健康状態や血統書の有無、社会性を身につけているかどうか、適切なアドバイスや情報提供による付加価値なども、販売価格に反映されます。

人気の毛色や特徴的な色合いを持つ個体は価格が高くなり、とくにシルバー系の毛色は、高貴で品のある印象を与える色として人気があり、メイン・クーンのなかでも代表的な毛色の一つです。

なかでもシルバータビーは、ブラックとシルバーの美しいコントラストが魅力的とされており、美しい毛色や独特の個性的な外見から人気があるため、高値で取引されることが多い傾向にあります。

またブリーダーでは、ペットタイプとショータイプによっても価格が変動し、ショータイプの猫を購入する場合には、その稀少性などによっても高値が付くでしょう。

ペットタイプとは、一般家庭で飼われることを目的とした猫のことで、外見や血統などの基準はショータイプよりも緩やかです。

ショータイプとは、繁殖用やショーに出陳するための猫を指し、特定の基準や標準を満たしていることにより品質が高いため、販売価格も高く設定される傾向があります。

里親や野良猫を迎え入れる

一般的に、メイン・クーンは稀少性が高い猫種であり、捨て猫や野良猫として生きているケースは比較的少ないことから、里親として出会うことは難しいでしょう。

しかし日本国内では、特定非営利活動法人やNPO法人などが猫の保護活動を行っているため、なんらかの理由で保護している場合や、家を飛び出して迷子になったメイン・クーンを保護している可能性があるかもしれません。

ただし必ずしもメイン・クーンがいつでも保護状態にあるというわけではないため、あまり期待しないことを前提に、メイン・クーンの譲渡を希望していることを伝えて、事前に相談しておくのも1つの手段です。

なお、保護猫ボランティアや保護猫カフェなどでは、ペットショップやブリーダーとは異なり、猫を販売することを目的としていません。

里親制度による譲渡システムでは、基本的に無償で行われており、原則として猫そのものに対しての購入費用は請求されないことが一般的です。

ただし譲渡費として、保護期間中に発生した諸経費の実費もしくは一部として、20,000円から60,000円程度を支払う必要があるでしょう。

譲渡費は、各々の保護施設や保護団体などによって異なり、一般的に「血液検査に要した費用」「ワクチン接種に要した費用」「去勢・不妊手術を実施した場合の費用」などの諸経費が含まれます。

保護施設は、殺処分される猫や不幸な環境にある猫を救い、一定期間保護することを主体としているボランティアであり、営利目的の団体ではありません。

一定の条件を設けて飼い主さんになってくれる人を募集し、条件をクリアした人に猫を譲渡することで、里親になってくれることを目的としています。

里親制度を利用するときは、責任をもって不幸な猫を譲り受けるという意識を持ち、幸せな生活を提供することであるという認識を持ちましょう。

まとめ

この記事では、「メイン・クーンの性格」について、さまざまな視点から詳しい情報をまとめました。

メイン・クーンの主な性格を3つに絞り、その特徴について取り上げ、有益な内容を提供しています。

さらに「身体的な特徴」「性別による性格の違い」「かかりやすい病気」「価格相場」などについても、簡潔に解説しました。

メイン・クーンをおうちに迎え入れたい場合には、この記事の情報を参考にして、ぜひ基礎的な知識としてお役立てください。

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