豆知識

【獣医師監修】サイベリアンはどんな性格!?特徴や性別の違いも合わせてご紹介

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はじめに

この記事では、「サイベリアンはどんな性格!?」という疑問に対する解決を目標に掲げ、有益な情報の提供を目的としています。

サイベリアンの性格として伝わっている主な情報を、大きく分けて3つに絞り、配慮すべきポイントを押さえながら、その特色について詳しくまとめました。

さらに、サイベリアン特有の「特徴」、オスとメスにおける「性格の違い」、サイベリアンの「体重、かかりやすい病気、価格相場」などについても、分かりやすく解説しています。

サイベリアンの購入を検討したい場合には、この記事の情報を参考にして、ぜひ基礎的な知識としてお役立てください。

サイベリアンの性格とは?

サイベリアンの性格や特徴1

ロシア北東部の土着猫として知られているサイベリアンは、成猫で6kgから9kgほどに育ち、オスであれば10kgを越える場合もある大型の猫です。

シベリアを中心とした極寒の地で生存してきたことから、耐寒性に優れており、防水効果のある豊かな被毛に覆われているという特徴があります。

一般的には穏和で甘えん坊とされており、犬のように従順かつ忠実で、賢さに加えて非常に忍耐強いところがあるでしょう。

サイベリアンの性格として顕著に見られる特徴には、主に以下のようなものがあります。

  • 好奇心旺盛
  • 初めての人には人見知り
  • 忍耐力が強くあまり怒らない

次の項目で、配慮すべきポイントを押さえながら、それぞれの特徴について詳しくまとめました。

好奇心旺盛

サイベリアンは好奇心旺盛で、遊ぶことや運動することを好む傾向があります。

新しいおもちゃに対して興味を持ちやすく、積極的に遊び、探検などを楽しむ姿が見られるでしょう。

一般的に、サイベリアンの好奇心旺盛な性格は、ポジティブな特性とされています。

しかし環境の変化や刺激が少ない場合には、ストレスや不安感などを引き起こすことがあるため注意が必要です。

定期的に新しいおもちゃを取り替えるようにして、適切な刺激で満足感を与え、ストレスを軽減できるような生活環境を整えるようにしてください。

複数のおもちゃを取り揃えることも大切ですが、爪とぎや猫用のベッド、キャットトンネル、キャットホイール、キャットタワーなどを用意し、安全かつ快適に過ごせる空間を作りましょう。

サイベリアンは好奇心旺盛であると同時に、遊び好きな性格を持つことでも知られているため、おもちゃは以下のようなものが適しています。

咥えたときに音が鳴るぬいぐるみ、パタパタと音がする猫じゃらし、カサカサと音がする紙製のおもちゃなど、音のなるおもちゃは興味を引きやすく、刺激を与えるのに適しているだけでなく、ストレス解消にも役立つでしょう。

また活発で運動好きでもあることから、床をコロコロと転がるボール型のおもちゃなどは、追いかけっこを楽しむのに適しています。

鈴が入ったボール、マタタビの実が入ったボールなど、音の鳴るタイプのおもちゃを使うことで、サイベリアンの運動量を増やすだけでなく、遊び心を満たすことができるでしょう。

好奇心旺盛なサイベリアンを飼育する上での注意点としては、探求心を追求して家の中や外の環境を探検しようとする性質に配慮する必要があります。

家の中にある危険な場所に立ち入らないよう配慮し、家の外に飛び出して迷子になることがないよう注意するためにも、以下のような対策を心がけましょう。

危険な場所や外に通じる場所へのアクセスを制限してください。

たとえば洗濯機や乾燥機などの蓋は、必ず閉めるように習慣化することをおすすめします。

猫が外に飛び出してしまわないよう、また防犯の意味でも、必ず窓や扉を施錠しましょう。

比較的簡単に対処できる有益な手段としては、アクセス制限をするためのペットフェンスや、飛び出しを防止するためのペットゲートなどの設置を推奨します。

これらの点に留意することで、好奇心と探求心が旺盛なサイベリアンとの暮らしを、より安全かつ円滑な環境に整えることができるでしょう。

初めての人には人見知り

一般的な見解として、サイベリアンは活発で遊び好きな性格を持ちつつも、穏やかで親しみやすく、友好的で人懐っこい一面があるとされています。

また犬のように忠実で、知的かつ社交的な性格を持つことで知られていますが、初めて対面する人に対しては、ときとして警戒心を示す場合があるでしょう。

サイベリアンはテリトリー意識が強いため、認知していない見知らぬ人に対しては慎重な姿勢を示し、初めのうちは人見知りをするような態度をとります。

初対面の人がテリトリー内に入ってきた場合、仲間として把握していないことから、危険がないか様子を見定め、安全性の確認を目的として警戒心を示すのです。

初めは距離を取ることで、自分のペースで新しい環境や人との接触を調整していることが考えられるため、ゆっくりと信頼関係を築くようにしましょう。

無理に接触しすぎないよう気を配り、サイベリアンの不安を和らげることに努め、警戒心を解くためにも優しく接し、徐々に信頼関係を深めていくようにしてください。

またサイベリアンはプライバシーを重視する傾向があるため、なるべく騒がしい場所を避け、静かで落ち着いた環境を提供することも重要です。

ストレスを軽減するためにも、安心して休息できる場所や安全に隠れることができる場所を提供し、適切なスペースとプライバシーの確保にも配慮してください。

忍耐力が強くあまり怒らない

ロシア原産のサイベリアンは、否応なしに過酷な環境での生活を生き抜くことを求められ、厳しい寒さに耐え忍ぶ生活に適応していくことで、忍耐力を養ったものと考えられます。

サイベリアンは、一般的に穏和で愛情深い性格をしている傾向が高く、滅多なことでは怒らない優しいところが特徴的です。

基本的な性質として従順な姿勢を示すことが多く、社交的かつ友好的な性格であるところも、その忍耐力を支えていると言えるでしょう。

サイベリアンの特徴とは?

サイベリアンの性格や特徴2

寒冷地での生活に適応し、極寒の過酷な環境を生き抜いてきたサイベリアンには、以下のような特徴があります。

  • 猫アレルギーが出にくい
  • 筋肉質でがっしりしている
  • 毛量がありふわふわである

次の項目で、配慮すべきポイントを押さえながら、それぞれの特徴について詳しくまとめました。

猫アレルギーが出にくい

サイベリアンは、猫アレルギーが出にくい品種として広く知られています。

その根拠は、サイベリアンの皮膚や唾液に含まれるアレルゲン物質の量が、他の猫種よりも少ないためです。

アレルゲン物質とされるタンパク質には、「Fel d1」「Fel d2」「Fel d3」「Fel d4」などの種類があります。

このなかでも、猫の皮膚に含まれる「Fel d1」と、猫の唾液に含まれる「Fel d4」が猫アレルギーの原因です。

猫が毛繕いをすることでアレルゲン物質が皮膚や被毛に付着し、空気中を漂う猫の毛を吸うことで、免疫が過剰に反応することが原因とされています。

アメリカの非営利団体により、他の猫に比べてタンパク質の量が少ない研究データが発表されたことで、「サイベリアンは猫アレルギーが出にくい」と言われるようになりました。

また「オスよりもメス」、「被毛の色が濃い個体より色が薄い個体」のほうが、アレルギー物質が少ないとする意見もあります。

ただし個体差などにより異なる可能性もあるため、「サイベリアンであれば必ず猫アレルギーが出ない」という保証があるわけではありません。

筋肉質でがっしりしている

サイベリアンは全体的に丸みがある体形で、「ロング&サブスタンシャル」タイプに分類されています。

骨太かつ筋肉質で、がっしりとした骨格とたくましい筋肉を持ち、体重は成猫で6kgから9kgほど、オスであれば10kgを越える場合もある大型の猫です。

毛量がありふわふわである

サイベリアンは、ロシア北東部のシベリアを原産地とする土着猫で、毛量のあるふわふわした外観が魅力的です。

他の猫種とは異なり、珍しいトリプルコートと呼ばれる三重構造の豊かな被毛が大きな特徴として広く知られています。

一番外側に位置する上毛であるオーバーコートは、撥水性のある被毛で、他の毛よりも太く固めの剛毛です。

防水効果と外気を遮断する効果があり、寒さや水分から身を守って皮膚を保護する役割を担っています。

体温を閉じ込めるための下毛であるアンダーコートは、ふわふわとした柔らかな手触りです。

保温や保湿の効果があり、厳しい気候条件に適応するための重要な役割を果たしています。

3層目の被毛は、下毛の内側に密集しており、アンダーコートよりも短い毛です。

この特殊な三重構造のトリプルコートは、寒冷地で生き抜くために必要な機能を担っており、サイベリアン特有の特徴とされています。

ただしサイベリアンの全てに対して示されているのではなく、通常はトリプルコートではないことが一般的です。

一部の情報によると、「基本的にはダブルコートのサイベリアンが主であり、稀にトリプルコートのサイベリアンが生まれることもある」とされています。

この情報は適切であり、サイベリアンのコートタイプには個体差があるため、トリプルコートを持つ個体は稀少な存在として認識されています。

サイベリアンの飼いやすさ

サイベリアンの性格や特徴3

サイベリアンが飼いやすいと言われる理由は、温厚で穏やかな性格をしており、社交的で愛情深く、人懐っこくて甘えん坊なところが好まれるためです。

また忍耐強い性質で、あまり怒ることがないという特徴も、小さな子供がいる一般家庭でも飼いやすく、多頭飼いにも向いていることから人気があります。

さらに賢いことでも知られており、知能が高く、飼い主さんに対して従順かつ忠実なところから、しつけが比較的容易であるところも注目度が高いです。

またサイベリアンは大型猫に分類されていますが、運動量は他の大型猫種よりも少ない傾向があるとされています。

基本的にのんびりとした性格のため比較的扱いやすく、それほど広いスペースを必要としないでしょう。

このようなサイベリアンの特性により、初めて猫を飼う人にも推奨される猫種として、近年は知名度が上がっています。

オスとメスの性格の違い

サイベリアンの性格や特徴4

サイベリアンの性格については、オスとメスで微妙な差異があることが示唆されています。

ただし個体差や環境によっても異なるため、一概に全てのオスとメスで違いが生じるわけではありません。

次の項目で、オスとメスを比較したときの微妙な違いについて、分かりやすく簡潔にまとめました。

オス

サイベリアンのオスは、メスよりも従順な姿勢をとる傾向が高いとされています。

甘えん坊なタイプが顕著に見られ、飼い主さんに対して積極的に寄り添いがちになることが多いでしょう。

人懐っこいところがあり、新しい環境や訪問者に対して、警戒心を示すことは少なく、開放的に接する傾向もあります。

メス

サイベリアンのメスは、従順ながらも控えめで、オスよりも平然とした態度を示す傾向があるとされています。

新しい環境や訪問者に対しては警戒心を示し、気に入った人など特定の人にだけ甘えるところがあるでしょう。

愛情深いながらも、一定の距離を保ちつつ愛情を示すことが多く、忍耐強くてあまり怒らないという特性もあります。

大きさや体重は?

サイベリアンの性格や特徴5

サイベリアンは、成猫になるまでのスピードに時間を要し、成長過程で徐々に体格が変化していくという特徴があります。

通常において、成猫の大きさに達するまでには、おおむね3年から4年程度かかることが一般的です。

次の項目で、サイベリアンの体長と体重について、平均的な数値を簡潔にまとめました。

ただし個体差や環境要因によって異なるため、目安として参考にする程度にとどめてください。

体長(成猫の場合)

サイベリアン(大人の猫の場合)における体長は、70cm程度とされています。

体重(成猫の場合)

サイベリアン(大人の猫の場合)における体重は、6kgから9kg程度とされています。

体長(子猫の場合)

サイベリアン(子猫の場合)の体長は、50cm程度とされています。

体重(子猫の場合)

サイベリアン(子猫の場合)の体重は、3kgから4kg程度とされています。

サイベリアンがかかりやすい病気は?

サイベリアンの性格や特徴6

サイベリアンは、遺伝的要因が関与し、肥大型心筋症にかかりやすい傾向にあることが広く知られています。

肥大型心筋症は、心筋(心臓の筋肉)が肥大して厚くなり、全身に十分な血液を送り出せなくなることで、正常な機能を妨げる可能性がある疾患です。

他にも、サイベリアンがかかりやすい病気として、以下の疾患が挙げられます。

  • 猫風邪
  • 尿石症
  • ピルビン酸キナーゼ欠損症

次の項目で、注意すべきポイントを押さえながら、それぞれの疾患に関する情報について詳しくまとめました。

猫風邪

サイベリアンが猫風邪を発症したときには、以下のような症状が現れます。

鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目ヤニなどが主な症状として現れ、発熱や食欲不振を伴うこともあるでしょう。

猫風邪の原因は、ウイルス性呼吸器感染症によるものであり、病状が悪化すると肺炎に波及する可能性があるため危険です。

呼吸器にウイルスが感染することで引き起こされる疾患のため、他の猫との接触やウイルスの拡散によって感染が広がる可能性があります。

早期の診断と適切な治療が重要であり、予防接種や適切な衛生管理を行うことで、感染リスクを低減することができるでしょう。

定期的に健康診断を受けるように努め、猫風邪を発症したときは様子を看過することなく、すみやかに獣医師の診断を受けて適切な治療を行ってください。

尿石症

サイベリアンは、遺伝的要因により尿石症にかかりやすい傾向がある猫種の一つとされています。

尿石症は、尿路結石が原因で起こる疾患です。

尿石症を発症すると、頻尿、排尿困難、血尿、異臭のある尿、腹部の痛みや不快感、尿意を催すものの少量しか排尿できない、活動量の低下、食欲不振といった症状が現れます。

尿石症に対する予防策として、湧き水タイプの自動給水機を利用することで水を常に用意し、水を飲む習慣を促すことが有効手段の1つです。

また尿路結石の原因となる成分を避けるためにも、獣医師に相談して適切な食事プランを立て、バランスの取れた栄養管理を行うことを推奨します。

定期的な健康診断や尿検査を受けることで予防策の見直しに努め、必要に応じて獣医師の指導に従い、早期発見と適切な治療に努めましょう。

ピルビン酸キナーゼ欠損症

遺伝的な要因によって引き起こされるピルビン酸キナーゼ欠損症は、常染色体の劣性遺伝で受け継がれるため、特定の猫種や個体に発症リスクがあるとされています。

サイベリアンがピルビン酸キナーゼ欠損症にかかりやすい理由については、遺伝的な要因が原因とされています。

この疾患は、ピルビン酸キナーゼという酵素が不足することで、赤血球が正常な形態を保つことができず、貧血を引き起こす病気です。

ピルビン酸キナーゼ欠損症を発症すると、疲れやすくなる、運動への興味が低下する、口腔粘膜の蒼白化、心臓の収縮期雑音、脾腫や肝腫、黄疸などの症状が現れます。

予防や治療の導入としては、遺伝子検査を行い、ピルビン酸キナーゼ欠損症の保因者であるかの確認をすることから始めましょう。

保因者とは、遺伝的な要因によって疾患の遺伝子を保有している個体のことです。

片方の親猫が保因者である場合、遺伝子を持っているだけで、病気を発症することはありません。

保因者は、疾患の遺伝子を1つ保有していますが、もう1つの遺伝子が正常であるため、病気が発現しない健康な個体です。

ただし保因者同士の交配によって疾患が発現するリスクが高まる可能性があります。

したがって保因者の場合は繁殖に用いないようにすることで、本疾患を予防することが重要です。

日頃から定期的な健康診断を行い、疾患の早期発見に努め、適切な栄養管理や健康管理を心がけましょう。

ピルビン酸キナーゼ欠損症の症状が見られた場合には、すみやかに獣医師の診断を受け、適切な治療法を選択してください。

可愛いサイベリアンと出会う方法

サイベリアンの性格や特徴7

ペットショップ、ブリーダー、保護施設やシェルターなど、サイベリアンと出会う方法は幾つかあります。

しかし、どの選択肢を選んだとしても、必ずしも、豊かな被毛を持つサイベリアンに出会うことが保証されるわけではありません。

サイベリアンの被毛の豊かさは品種の特徴ですが、個体差により被毛の長さや密度、毛の色や模様、手触りなど、それぞれの個体で異なります。

魅力的な被毛を持つ可愛いらしさも重要なポイントですが、被毛の特性に注目するだけでなく、性格、健康状態、環境への適応能力なども考慮しましょう。

ペットショップ

サイベリアンは一般的に珍しい猫種ではありますが、日本国内の一部のペットショップや専門店では見かけることができます。

ただし地域や店舗によっては、サイベリアンを取り扱っていない場合もあることを事前に把握しておきましょう。

近くのペットショップに来店してサイベリアンがいないか直接確かめるか、もしくは電話連絡を入れてサイベリアンを取り扱っていないか尋ねてみてください。

ペットショップの価格相場

サイベリアンを取り扱っているペットショップの価格相場は、約10万円から90万円程度とされています。

ただし情報元によっては、約20万円から40万円程度を示唆している場合もあり、一概には言えません。

そもそも価格相場は、猫の品質や希少性などの要素に基づいて変動しており、市場の需要と供給によって決定されます。

ペットショップやブリーダーなどの販売業者が、独自に価格設定を行うため、価格帯には大きな差が生じることが一般的です。

サイベリアンの価格設定にも、子猫の健康状態、血統書の有無、仕入先の信頼性などが反映されています。

優秀な血統や品質を受け継いでいる場合には、50万円以上の高値が付き、外観が美しく健康状態の良い子猫である場合が多いです。

ブリーダー

サイベリアンは一般的に珍しい猫種ではありますが、日本国内の一部のブリーダー、またはサイベリアン専門のブリーダーで見かけることができます。

購入するときの注意点としては、販売業者の評判などについて口コミなどで事前に確認し、信頼できるブリーダーを選ぶことが重要です。

子猫の品質や血統書の有無を確認し、適切な飼育環境で育てられた健康状態の良好な子猫を選びましょう。

購入契約書や保証内容をよく理解し、子猫の健康保証、予防接種の履歴なども確認することを推奨します。

ブリーダーと十分なコミュニケーションを取り合い、子猫に関する質問や不明点を解消しておきましょう。

子猫を迎えた後も、ブリーダーと連絡を取り合い、必要なアフターケアやサポートを受けることが重要です。

ブリーダーの価格相場

サイベリアンを取り扱っているブリーダーの価格相場は、約10万円から90万円程度とされています。

ただし情報元によっては、約25万円から40万円程度を示唆している場合もあり、一概には言えません。

販売業者の都合や猫の特徴などによって価格は異なり、豊かな毛並みが特徴のサイベリアンは、その被毛の品質や毛色の特徴などが価格決定に重要な影響を与えています。

またペットタイプとショータイプによっても価格が変動し、ショータイプのサイベリアンは高値が付くため、希少性も価格差の要因となるでしょう。

ペットタイプは、一般家庭で飼われることを目的としたタイプで、外見や血統などの基準はショータイプよりも緩やかです。

ショータイプは、スタンダードな外見や血統基準を満たした猫で、美しい外観や優れた血統、希少な特徴を持つことなどが特徴です。

里親や野良猫を迎え入れる

サイベリアンは一般的に稀少性が高い猫種であり、里親や野良猫として出会えることはありえないと言っても過言ではないでしょう。

保護施設などにサイベリアンが保護されている可能性は低いため、ペットショップやブリーダーからの購入を検討することを推奨します。

ただし期待しないことを前提に、保護施設などに連絡を入れて、サイベリアンが保護されたら伝えて欲しいと相談しておくのも1つの手段です。

なお、シェルターやボランティアなどの保護施設や保護団体は、猫を販売しているのではなく、猫を譲渡するシステム形態をとっています。

基本的に、里親制度による譲渡は無償で行われ、原則として猫そのものに対しての購入費用は発生しません。

ただし保護期間中に発生した諸経費の実費もしくは一部を、譲渡費として支払う必要があるでしょう。

諸経費には、「血液検査、ワクチン接種、去勢・不妊手術費用、その他の医療費やケアにかかる費用」などが含まれます。

譲渡費は、各々の保護施設や保護団体などによって異なり、一般的な目安としては、20,000円から60,000円程度です。

保護施設は、殺処分される猫や不幸な環境にある猫を一時的に保護しているボランティアであり、営利目的の団体ではありません。

新しく飼い主さんになってくれる人を募集し、特定の条件をクリアした人に、里親として猫を譲渡することを目的としています。

里親制度を検討するときは、純血種の猫を購入するためではなく、責任をもって不幸な猫を譲り受けることであるという認識を持ちましょう。

まとめ

この記事では、「サイベリアンの性格」についての情報について、さまざまな視点から詳しくまとめました。

サイベリアンの主な性格を3つに絞り、その特徴に焦点を当て、配慮すべきポイントを押さえながら有益な情報を提供しています。

さらに「特有の特徴」「性別による性格の違い」「かかりやすい病気」「価格相場」などについても、分かりやすく解説しました。

サイベリアンの購入を検討したい場合には、この記事の情報を参考にして、ぜひ基礎的な知識としてお役立てください。

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