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毛の長い猫を飼いたい人必見!人気猫種3選!

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はじめに

この記事では、毛の長い猫を飼いたい人には見逃せない、必見の情報を満載しています。

長毛種として絶大な人気を誇る猫たちを3種類に厳選して、それぞれ詳しい内容をまとめました。

飼い方のポイントやお手入れのポイントなども分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

長毛種の魅力とは?

長毛種の猫は、以下の3つの特徴により、多くの人々の心を惹きつけています。

  • 触り心地が抜群
  • 豪華な見た目
  • 可愛い

飼い主さんは、まるで不思議な魔法でもかけられたかのごとく夢中になってしまうでしょう。

猫のことを愛してやまない気持ちが強く引き出され、余すところなく魅了されてしまうのは間違いありません。

次の項目で、それぞれのチャームポイントについて詳しく紹介しています。

長毛種の魅力を、ぜひ文章で感じてください。

触り心地が抜群

長毛種の猫が持つ魅力の1つは、その触り心地の良さです。

ふわふわした柔らかい毛並みに手を触れて、頬ずりし、その長い被毛に顔を埋めていると、なぜだかホッとするような気がします。

ゆっくりと浸透するように心が満たされていく感覚があり、その優しい心地よさは代えがたい癒しになるでしょう。

また寒い季節には、猫のほうから飼い主さんの体に身を寄せてくれることがあります。

密度の高いロングヘアに包み込まれる温もりと触り心地は、毛足の長い毛布に包まれているかのように暖かいです。

その触り心地の気持ちよさに、誰しも虜になることは間違いないでしょう。

豪華な見た目

長毛種の猫は、その美しい毛並みと豪華な見た目で高い人気を誇っています。

長い被毛は光沢があり、華やかで美しく、とても素晴らしいです。

ラグジュアリーな毛皮のコートであるかのような印象があり、クロテンやミンクにも負けず劣らずの高品質な贅沢さを感じさせます。

また長毛種の猫は、おっとりした物静かな性格であることが多く、奥ゆかしい上品さを感じさせる優雅な佇まいも魅力的です。

まるで王侯貴族のような豪華な見た目に、思わず平身低頭で跪いてしまいたくなるほどに、多くの飼い主さんの心を鷲掴みにしています。

可愛い

長毛種の猫の魅力の1つは、なんといってもその可愛らしさが挙げられるでしょう。

長毛種の猫が可愛いと言われる理由は、その愛らしい外見や優雅な雰囲気にあります。

長い毛並みやふさふさの尾、大きな目など、ぬいぐるみより何倍も愛らしい容姿が人々を魅了し、多くの心を掴んで離しません。

また長毛種の猫は温厚な性格が多く、その穏やかさや人懐っこさ、甘えん坊なところも可愛らしく、愛される要素が強いと言えるでしょう。

その愛らしい仕草や表情に突き動かされて、無意識のうちに抱きしめてしまいそうになるほど、飼い主さんの心を優しく癒やしてくれます。

長毛種の人気猫種3選

長毛種の猫には、さまざまな種類があります。

なかでも人気を誇る代表的な長毛種として挙げられる猫は、以下の3種類です。

  • ノルウェージャンフォレストキャット
  • ペルシャ
  • メインクーン

次の項目で、それぞれの写真を交えながら、その原産地や起源説について紹介しています。

ぜひ参考にしてください。

ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャットの原産地は、北欧のノルウェーです。

その厚い被毛は、外層が粗く内層の密度が高いという特徴があり、寒冷な気候に適応したものとなっています。

北欧の厳しい自然環境に適応した歴史を持ち、その歴史は4000年前にもさかのぼるとされており、古くから存在している猫です。

しかし科学的な証拠に基づいた明確な情報が公表されておらず、正確な起源については明らかになっていません。

そのルーツは諸説あり、提唱されている主張のなかには以下のような5つの説があります。

起源説1.最も有力な説の一つは「自然淘汰説」です。

この説では、北欧神話に登場するほど古い時代から、ノルウェーの森林地帯や山岳地帯に生息しており、その古代の猫が祖先であると唱えています。

北欧の寒冷気候という厳しい自然環境に適応し、自然淘汰によって長い毛と丈夫な体という特徴を持つようになったと考えられており、この説が最も支持されているようです。

起源説2.この説では、先史時代(文献などの資料が存在しない時代)に、ノルウェーに移住してきた南ヨーロッパの猫が祖先であると唱えています。
起源説3.この説では、ビザンチン帝国(古代ローマ帝国)の時代に、現在のトルコからきた2種類の猫による自然交配が始まりであると唱えています。
起源説4.この説では、マン島(アイリッシュ海の中央に浮かぶ島)に生息していた猫と、メインクーン(北米原産の大型の猫)との品種改良が始まりであると唱えています。
起源説5.この説では、スカンジナビア(ノルウェー、スウェーデン、デンマーク)周辺に住んでいたバイキングと共に暮らし、農場や船上でネズミ退治をする役目を与えられ、狩りをしながら人間と共存してきたと唱えています。

ペルシャ

ペルシャ

ペルシャの原産地は、イラン、イラク、トルコ、エジプト、アフガニスタンなどの中東周辺諸国とされているようです。

温和で優しい性格と優雅な佇まいには気品があり、まるで王族のような印象を醸し出していることから、「猫の王様」という愛称で呼ばれています。

全身が豊かな被毛に包まれており、絹のような光沢がある美しい毛並みは滑らかで、とても柔らかな手触りが魅力的です。

またペルシャの顔には、トラディショナルとエクストリームという2つの種類があり、どちらも鼻が低くて愛らしい顔立ちですが、以下のような違いがあります。

トラディショナル鼻が比較的潰れておらず、目鼻立ちが整っているスマートな顔立ち
エクストリーム鼻が極端に潰れており、ぐしゃっとした印象の愛嬌ある顔立ち

ペルシャは世界最古とされる猫の品種の1つであり、かなり古い時代から存在しているとされています。

ルーツに関する情報は諸説あり、明確な定説はないようです。

起源説として提唱されている主張のなかには、以下のような5つの説があります。

起源説1.この説では、アフガニスタンに生息していた長毛の土着猫が、ペルシャのルーツの始まりであると唱えています。
起源説2.この説では、ペルシャに生息していた長毛の野生猫を、遊牧民族が飼い始めたことが始まりであると唱えています。
起源説3.この説では、イランからアフガニスタン辺りに生息していた猫と、ターキッシュアンゴラを交配させることで品種改良したと唱えています。
起源説4.この説では、1620年にイラン東部のホラーサーン地方からイタリアへ持ち込まれた猫が、ペルシャのルーツの始まりであると唱えています。
起源説5.この説では、17世紀(西暦1601年〜1700年)くらいに、トルコのアンカラを経てフランスへ持ち込まれた長毛種の猫が、ペルシャのルーツの始まりであると唱えています。

メインクーン

メインクーン

メインクーンの原産地は、アメリカ合衆国の最北東に位置する、ニューイングランド地方のメイン州です。

がっしりした巨体でありながら、非常に穏やかで人懐こい性格であることから、「ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)」という愛称が付けられており、一般的に広く認知されています。

メインクーンは耐水性を兼ね備えた分厚い被毛を持ち、水を恐れないところが特徴的です。

また光沢のあるボリュームたっぷりの豪華なロングヘアは美しく、耳の先端から生えた飾り毛が印象的で、とても愛らしい魅力があります。

メインクーンのルーツに関する伝承や逸話は複数の説が並立し、研究や議論は今もなお続いており、どれが最も有力とされているかは明確ではありません。

そのルーツは諸説あり、提唱されている主張のなかには以下のような5つの説があります。

起源説1.この説では、バイキングの舟に乗ってヨーロッパから北米に伝来し、アメリカに先住していた土着猫との自然交配が始まりであると唱えています。
起源説2.この説では、体つきや顔立ちなどの風貌が酷似していることから、メインクーンと同じ長毛で大型猫であるノルウェージャンフォレストキャットが、メインクーンの祖先であると唱えています。
起源説3.この説では、カナダ地方の野生猫とアライグマの混血であると考えられており、「メイン州のラクーン(raccoon/アライグマ)」を意味するメインクーンと名付けられたと唱えています。
起源説4.この説では、ペルシャもしくはターキッシュアンゴラが北アメリカ東部沿海地方に連れてこられたと考えられており、その猫がメインクーンの先祖であると唱えています。
起源説5.この説では、フランス革命時にマリーアントワネットがアメリカに亡命しようとしたとき、愛猫を連れて行ったところ猫だけがアメリカに辿り着き、それがメインクーンの祖先になったと唱えています。

しかし、この説は歴史的な事実とは異なるところがあり、伝説や創作の要素が強いと思われるため、起源説というよりはフィクションやジョークの1つとして捉えたほうがよいかもしれません。

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴

ノルウェージャンフォレストキャットの特徴として、以下の3点に焦点を当てて解説しています。

  • 体重と性格
  • 飼い方のポイント
  • 気を付けたい病気

次の項目で、それぞれについて簡潔にまとめました。

ぜひ参考にしてください。

体重と性格

ノルウェージャンフォレストキャットが成猫になるまでの成長期間は、おおむね3年から5年程度かかるとされています。

ノルウェージャンフォレストキャットの体型は、ロング&サブスタンシャルタイプです。

体が大きく、筋肉質で厚い胸板とがっしりした骨格を持ち、森林での移動に適応するため前足よりも後ろ足が長いという特徴があります。

体重は以下のとおりです。

オス:約4.5~7.0kg前後
メス:約3.5~5.5kg前後

ちなみに体高と体長は以下のとおりです。

体高:約40〜60cm
体長:約40cm

数値は目安に過ぎず、個体差があり、食事管理や生活環境などによっても変動します。

あくまでも参考にする程度にとどめてください。

性格は、穏やかで甘えん坊、好奇心旺盛です。

人懐っこく、家族や他のペットとも仲良く暮らせます。

活発で、頑丈な体格と運動能力を備えており、木登りが得意です。

また水を怖がらないため、水で遊ぶことも好みます。

鳴き声が小さく、あまり鳴かないので、集合住宅での室内飼いにもおすすめです。

飼い方のポイント

ノルウェージャンフォレストキャットを飼うときの飼い方としては、以下の点に注意してください。

被毛のお手入れ

ノルウェージャンフォレストキャットは長毛なので、毎日のブラッシングが欠かせません。

ブラッシングの頻度は毎日1回〜2回、1回のブラッシング時間は3分〜5分程度を目安にしてください。

定期的にブラッシングをすることで、毛玉の防止、被毛のツヤ出し、皮膚の健康維持につながります。

運動管理

ノルウェージャンフォレストキャットは、北欧の厳しい自然環境で生き抜いてきた猫です。

運動神経が高く、高い場所に登るのが好きなので、キャットタワーやキャットウォークなどを設置してあげると喜ぶでしょう。

運動不足になると、肥満やストレス、病気につながる可能性があります。

室内を自由に歩き回れるように、広いスペースを提供し、十分な運動量を確保してください。

最低でも1室は、猫専用の部屋として与えることをおすすめします。

リビングや寝室など、他の部屋にも自由に出入りできるようにしておくとよいでしょう。

ノルウェージャンフォレストキャットは好奇心旺盛で、遊び好きな一面もあります。

猫じゃらしなどのおもちゃを用意して、遊びの時間を増やしてください。

飼い主さんと追いかけっこすることも好きなので、なるべく一緒に遊んであげる時間を確保しましょう。

食事管理

ノルウェージャンフォレストキャットは大型の猫です。

一般的な猫より食欲が旺盛なため、食事制限をしないと肥満になる可能性が高くなります。

高たんぱくで低炭水化物のフードを選び、栄養バランスのよい食事を心がけて、適切な量を与えましょう。

暑さ対策

ノルウェージャンフォレストキャットの原産地は、ノルウェーです。

寒い地域の出身であることから、暑さに弱い傾向があります。

夏場はエアコンなどで室温を適切に保ち、熱中症に注意しましょう。

しつけ

しつけをするときには、根気よく、優しく教えることが大切です。

叱るときは、怒鳴ったり、制裁を加えたり、無理強いしたりしないでください。

問題行動を事前に予防するためにも、適度な遊びを提供してストレスを解消しましょう。

気を付けたい病気

ノルウェージャンフォレストキャットは、比較的健康で、体が丈夫な品種であると言われています。

しかし遺伝性疾患も存在します。

動物病院での定期的な診察を受けて、健康状態を管理することが重要です。

適切なケアと定期的な健康チェックを通じて、健康で幸せな生活を送れるようにサポートしてあげましょう。

気を付けたい病気としては、以下のようなものがあります。

  • 多発性嚢胞腎(遺伝性疾患)
  • 心臓疾患
  • 肝臓疾患
  • 尿石症
  • 毛球症
  • 歯のトラブル
  • その他

ペルシャの特徴

ペルシャの特徴として、以下の3点に焦点を当てて解説しています。

  • 体重と性格
  • 飼い方のポイント
  • 気を付けたい病気

次の項目で、それぞれについて簡潔にまとめました。

ぜひ参考にしてください。

体重と性格

ペルシャが成猫になるまでの成長期間は、一般的な猫と同様約1年程度かかるとされています。

ペルシャの体型は、コビータイプです。

手足と胴体が短く、全体的に丸みを帯びており、ぽっちゃりとした印象をしています。

体重は以下のとおりです。

オス:約3.5~6.0kg前後
メス:約2.5~5.0kg前後

ちなみに体高と体長は以下のとおりです。

体高:約23~25cm
体長:約60~80cm

数値は目安に過ぎず、個体差があり、食事管理や生活環境などによっても変動します。

あくまでも参考にする程度にとどめてください。

性格は穏やかで、おとなしい性格をしています。

飼い主さんに対して愛情深く、甘えん坊で人懐っこいです。

あまり運動が得意ではなく、室内で静かに寛いで過ごすことを好みます。

独立心や自立心が強い一面もありますが、あまり我侭を言わず、飼い主さんに従順です。

物腰が柔らかく、友好的なので、誰にでも飼いやすい猫として定評があります。

鳴き声が小さく、あまり鳴かないので、集合住宅での室内飼いにもおすすめです。

飼い方のポイント

ペルシャを飼うときの飼い方としては、以下の点に注意してください。

被毛のお手入れ

ペルシャは長毛なので、毎日のブラッシングが欠かせません。

ブラッシングの頻度は毎日1回〜2回、1回のブラッシング時間は3分〜5分程度を目安にしてください。

定期的にブラッシングをすることで、毛玉の防止、被毛のツヤ出し、皮膚の健康維持につながります。

運動管理

ペルシャは、呼吸器や心臓に負担がかかりやすい傾向があります。

運動量が多いと体調を崩しやすく、室内でじっとしていることが多いでしょう。

しかし運動不足になると、肥満やストレス、病気につながる可能性があります。

運動を全くしないわけでないので、室内を自由に歩き回れるように、広いスペースを確保しましょう。

ペルシャは好奇心旺盛な一面もあるので、キャットタワーやおもちゃを用意して、遊びの時間を増やしてあげましょう。

食事管理

ペルシャは、あまり運動を好みません。

活動的ではないため、太りやすい傾向があるので、肥満にならないよう注意が必要です。

高たんぱく・低炭水化物のフードを選び、栄養バランスのよい食事を心がけて、適切な量を与えましょう。

暑さ対策

ペルシャは短頭種であるため、暑さに弱い傾向があります。

夏場はエアコンなどで室温を適切に保ち、熱中症に注意しましょう。

しつけ

しつけをするときには、根気よく、優しく教えることが大切です。

叱るときは、怒鳴ったり、制裁を加えたり、無理強いしたりしないでください。

問題行動を事前に予防するためにも、適度な遊びを提供してストレスを解消しましょう。

気を付けたい病気

ペルシャは筋肉が発達しており、丈夫な体質であることから、比較的長生きできる品種であると言われています。

ただし親のどちらかに多発性嚢胞腎の遺伝子があると、50%の確率で受け継がれてしまうとされており、遺伝子疾患が発病する危険性もあるでしょう。

動物病院での定期的な診察や遺伝子検査を受けて、健康状態を管理することが重要です。

適切なケアと定期的な健康チェックを通じて、健康で幸せな生活を送れるようにサポートしてあげましょう。

また鼻の短い短頭種は慢性鼻炎が起こりやすいと言われているため、目や鼻の病気にかからないよう、頻繁に顔を拭いてあげる必要があります。

気を付けたい病気としては、以下のようなものがあります。

  • 多発性嚢胞腎(遺伝性疾患)
  • 肥大型心筋症
  • 短頭種気道症候群
  • 眼瞼内反
  • 流涙症
  • 毛球症
  • 尿石症
  • 潰瘍性口内炎
  • 過敏性皮膚炎
  • その他

メインクーンの特徴

メインクーンの特徴として、以下の3点に焦点を当てて解説しています。

  • 体重と性格
  • 飼い方のポイント
  • 気を付けたい病気

次の項目で、それぞれについて簡潔にまとめました。

ぜひ参考にしてください。

体重と性格

メインクーンが成猫になるまでの成長期間は、おおむね3年から5年程度かかるとされています。

メインクーンの体型は、ロング&サブスタンシャルタイプです。

筋肉質で体が大きく、がっしりとした骨格を持ち、胸幅が広く腰の幅も広い、胴は長めで横から見ると筒形に見えるという特徴があります。

体重は以下のとおりです。

オス:約6~8kg程度
メス:約4~6kg程度

ちなみに体高と体長は以下のとおりです。

体高:約27〜30cm
体長:約48〜100cm

数値は目安に過ぎず、個体差があり、食事管理や生活環境などによっても変動します。

あくまでも参考にする程度にとどめてください。

性格は温厚で、優しい性格をしています。

活発で、好奇心旺盛な一面もあり、遊ぶことが大好きです。

水を怖がらないため、水で遊ぶことを好む傾向もあります。

飼い主さんに従順かつ忠実なので、禁止したことを繰り返すことは滅多にないでしょう。

知能が高く、学習能力に長けているため、しつけもしやすいです。

協調性があり、順応性にあるため、家族や他のペットとも仲良くしてくれます。

鳴き声が小さく、あまり鳴かないので、集合住宅での室内飼いにもおすすめです。

飼い方のポイント

メインクーンを飼うときの飼い方としては、以下の点に注意してください。

被毛のお手入れ

メインクーンは長毛なので、毎日のブラッシングが欠かせません。

ブラッシングの頻度は毎日1回〜2回、1回のブラッシング時間は3分〜5分程度を目安にしてください。

定期的にブラッシングをすることで、毛玉の防止、被毛のツヤ出し、皮膚の健康維持につながります。

運動管理

メインクーンは活発な性格で、運動することを好む傾向があります。

室内を自由に歩き回れるように、広いスペースを確保しましょう。

また好奇心旺盛で、遊び好きな一面もあります。

キャットタワーやおもちゃなど遊べるアイテムを提供して、運動量を増やしてください。

飼い主さんと追いかけっこすることも好きなので、なるべく一緒に遊んであげる時間を確保しましょう。

食事管理

メインクーンは大型の猫です。

一般的な猫より食欲が旺盛なため、食事制限をしないと肥満になる可能性が高くなります。

高たんぱく・低炭水化物のフードを選び、栄養バランスのよい食事を心がけて、適切な量を与えましょう。

暑さ対策

メインクーンの原産地は、アメリカのメイン州です。

寒い地域の出身であることから、暑さに弱い傾向があります。

夏場はエアコンなどで室温を適切に保ち、熱中症に注意しましょう。

しつけ

しつけをするときには、根気よく、優しく教えることが大切です。

叱るときは、怒鳴ったり、制裁を加えたり、無理強いしたりしないでください。

問題行動を事前に予防するためにも、適度な遊びを提供してストレスを解消しましょう。

気を付けたい病気

メインクーンは、比較的健康で、体が丈夫な品種であると言われています。

しかし遺伝性疾患が多いともされているため、一般的な猫に比べて寿命が短い傾向があるでしょう。

動物病院での定期的な診察や遺伝子検査を受けて、健康状態を管理することが重要です。

適切なケアと定期的な健康チェックを通じて、健康で幸せな生活を送れるようにサポートしてあげましょう。

気を付けたい病気としては、以下のようなものがあります。

  • 多発性嚢胞腎(遺伝性疾患)
  • 肥大型心筋症
  • 脊髄性筋委縮症(遺伝性疾患)
  • 毛球症
  • 熱中症
  • 尿石症
  • 股関節形成不全
  • ピルビン酸キナーゼ欠損症(遺伝性疾患)
  • その他

長毛種のお手入れのポイント

長毛種の猫を飼うときは、以下のようなお手入れが必要です。

  • 毛のブラッシング
  • お風呂の頻度とシャンプーの方法
  • 目や耳のケア

次の項目で分かりやすく解説しました。

ぜひ参考にしてください。

毛のブラッシング

長毛種の猫は毛が絡まりやすいため、毎日ブラッシングすることが推奨されています。

ブラッシングを怠ると、毛球症や皮膚病などの病気になる恐れがあります。

毎日ブラッシングすることで、毛球症を予防しましょう。

しかしブラッシングは、回数が多ければよいというわけではありません。

やりすぎると、生えている毛まで抜けてしまい、猫が痛みを感じる可能性があります。

また、薄毛や脱毛、皮膚を傷つけてしまう原因にもなりかねません。

ブラッシングをする目安は3分〜5分です。

猫の機嫌などの様子を見ながら、1回3分程度、長くても5分以内にとどめてください。

ブラシの種類

ブラッシングをするときは、長毛種の猫に適したブラシを使いましょう。

ピンブラシ長毛種の猫に適しています
スリッカーブラシ毛玉や絡まった毛を解きほぐすときに適しています
コーム被毛全体を整えるときに適しており、抜け毛を取り除いたり、毛玉をほぐしたりするときにも向いています
アンダーコートブラシ毛玉の予防とマッサージに効果があります
獣毛ブラシ艶を出す美容効果があり、マッサージとしても効果があります

ピンの先が尖っているブラシは皮膚を傷つけてしまう恐れがあるので、ピンの先端が丸いブラシを選んでください。

ブラッシングの手順

ブラッシングをするときの方法としては、以下の手順を参考にしてください。

絡まった毛や毛玉を「ピンブラシ」または「コーム」でほぐす
背中から尻尾に向かって「スリッカーブラシ」でブラッシングする
顔まわりやお腹、足を「コーム」でブラッシングする
尻尾の付け根から先端に向かって「コーム」でブラッシングする
あごを持ち上げて首周りを「コーム」でブラッシングする
仕上げに「獣毛ブラシ」で全体的にブラッシングする

ブラッシングの頻度

ブラッシングの頻度は、毎日1回〜2回が目安です。

猫がリラックスしているときに、3分〜5分程度で素早く終わらせてください。

猫が嫌がるような素振りを見せたときは、すぐにやめて解放しましょう。

ブラッシングの注意点

ブラッシングは、毛の流れに沿って行うのが基本です。

力が入りすぎないように注意して、優しく撫でるようにブラッシングしてください。

背中側頭から尻尾に向けて、流れに沿ってブラシをかけましょう
側面背中からお腹に向けて、流れに沿ってブラシをかけましょう
お腹側胸から尻尾に向けて、流れに沿ってブラシをかけましょう
中心から外側に向けて、流れに沿ってブラシをかけましょう

シャンプーの頻度と方法

長毛種の猫は、毛が長いことによりセルフ・グルーミングが行き届かないため、毛が汚れやすい傾向にあります。

シャンプーの頻度

猫は基本的にシャンプーをする必要がありませんが、汚れがひどい場合はシャンプーしてもよいでしょう。

清潔に保ちたいからといって、頻繁にシャンプーをすることはやめてください。

たびたび洗うことで皮膚のpHバランスが崩れ、バリア機能が低下することで皮膚トラブルの原因となる可能性があります。

猫の皮膚はデリケートなので、適切な頻度を守りましょう。

シャンプーの手順

シャンプーをするときの方法としては、以下の手順を参考にしてください。

シャンプーをする前にブラッシングをして、毛のもつれや汚れを落としておきましょう
洗面器や桶など、全身を浸けられる容器を準備して、猫の体をゆっくりと濡らしてください
少量のお湯に溶かして、よく泡立ててから、優しくマッサージするように洗いましょう
よくすすいだ後、タオルで優しく水分を取ってください
シャンプーをした後は、タオルドライ+ドライヤーで、しっかり乾かしましょう

シャンプーの注意点

シャンプーをするときは、以下の注意点に配慮してください。

シャンプーをするときは、人肌程度のぬるま湯を使用してください
シャワーの水圧は「弱」にして、シャワーヘッドを猫の体に当てながら洗いましょう
シャンプー剤を、猫の体に直接かけないでください
目、耳、口の中に、水やシャンプーが入らないように注意しましょう
猫が怖がったり驚いたりしないよう、落ち着いて接し、静かな環境を保ってください

シャンプーの種類

猫用のシャンプーには、次のような種類があります。

通常のシャンプー:汚れを落とし、スキンケアなどの美容を目的とする洗浄に適しています
薬用のシャンプー:皮膚トラブルに対処するための有効成分が含まれています
コンディショナー:被毛の表面をコーティングして、保湿する効果があります
トリートメント:被毛の内部に浸透し、補修すると同時に柔らかくする効果があります
ドライシャンプー:洗浄液を付けてブラッシングするだけで、汚れを落とすことができます

シャンプーの選び方

猫用のシャンプーを選ぶときは、以下の基準を考慮すると良いでしょう。

pH値:猫の皮膚のpH値は人間と異なるため、猫用のシャンプーを選んでください
低刺激:猫の皮膚は繊細なため、低刺激のシャンプーを選びましょう
無香料:猫の嗅覚は鋭いので、香りの強すぎないシャンプーが適しています
安全性: 猫の皮膚や体に悪影響を及ぼす可能性のある成分が含まれていないシャンプーを選びましょう

皮膚トラブルがあるときは獣医師に相談し、指導を受けながら薬用シャンプーを検討することが推奨されています。

目や耳のケア

長毛種の猫は、目や耳に被毛が触れることで汚れが溜まりやすいため、定期的な目や耳のケアが必要です。

次の項目で、具体的なケアの方法について簡潔に解説しています。

ぜひ参考にしてください。

目の周囲に汚れや目やにが付着しているときは、ペット用の目やにケアシートやペット用のウェットティッシュで拭き取ってあげてください。

目や目の周りを傷つけないように、力を入れず、そっと優しく拭き取りましょう。

人間用の目薬を猫に使用する行為は、けっしてしないでください

成分や分量などの違いなどがあるため、悪化や炎症などにつながってしまいます。

目やにがひどい場合や、黄色や黄緑色の目やにが出ている場合は、すみやかに動物病院を受診してください。

病状などによって、外用薬や内服薬などが処方されます。

病院で処方された目薬などの使用方法については、用法容量を守り、獣医師の指示に従ってください。

耳には自浄作用があるため、頻繁な耳のケアは必要ありません。

汚れが気になるときは、ペット用の耳垢ケアシートやペット用のウェットティッシュで拭き取ってあげてください。

ただし力を入れて強く擦ったり、奥まで拭き取ろうとしたりはしないでください。

見える範囲だけを、優しく拭き取りましょう。

市販で販売されているイヤークリーナー(耳掃除用洗浄液)の使用は、あまり推奨できません。

市販の洗浄液を使用するときは、成分などについて獣医師に相談したほうがよいでしょう。

耳垢が溜まっているときや、耳から強い異臭がするときは、すみやかに動物病院を受診してください。

病状などによって、外用薬や内服薬などが処方されます。

病院で処方された耳洗浄液などの使用方法については、用法容量を守り、獣医師の指示に従ってください。

まとめ

この記事では、毛の長い猫を飼いたい人にとって見逃せない、必見となる情報を満載しています。

長毛種として高い人気を得ている猫たちを3種類に厳選して、それぞれの起源や特徴などについて詳しい内容をまとめています。

飼い方のポイントやお手入れのポイントなどの基礎知識として、ぜひ参考にしてください。

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