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はじめに
猫が自分の膝に乗ってくれた際は飼い主にとって至福の瞬間です。
一方で、自分の膝に乗ってくれないので羨ましいと感じる方もいると思います。
猫は膝の上に乗る人を選んでいるので、飼い主は理由に合わせて対応が必要です。
今回は、猫が膝に乗る理由を詳しく紹介します。
膝の上に乗る人の特徴や乗ってもらうためのポイント、乗ってきた猫を下ろす方法を紹介しているので、膝に乗って欲しいと考える方はぜひ参考にしてください。
猫が膝の上に乗ってくる理由
はじめに、猫が膝の上に乗ってくる理由を紹介します。
- 甘えたい・かまってほしい
- 独占欲が強いため独り占めしたい
- マーキング
- 寒いため膝の上で暖まろうとしている
- 寂しい・不安である
- 居心地がいい
- 体調が悪い可能性がある
それぞれ詳しく紹介するので、なぜ猫が膝に乗ってくれるのか理解しましょう。
甘えたい・かまってほしい
まず、猫が膝の上に乗ってくれるのは甘えたりかまってほしかったりするからです。
猫にとって飼い主は母親のような存在であり、信頼しています。
そのため、飼い主の膝の上に乗って、撫でてほしい、話しかけてほしいというサインを送るのです。
飼い主の膝は猫にとって安心できる場所であり、猫は心地よい時間を過ごせます。
そして、猫は飼い主の膝の上に乗って、甘えたい気持ちを満たそうとするのです。
飼い主は、猫の甘えたい気持ちを理解し、声をかけて撫でてあげましょう。
猫は独占欲が強いため独り占めしたい
次に、猫が膝の上に乗ってくる理由は飼い主を独り占めしたいからです。
猫は元々縄張り意識が強い動物であり、自分のテリトリーを守ろうとする傾向があります。
そのため、飼い主の膝の上に乗って、猫は自分のテリトリーを確保し、他のペットや家族に自分の居場所だとアピールするのです。
また、猫は自分の体の匂いをこすりつけて、自分のものにしようとします。
猫が他の人や動物にアピールするように膝の上に乗った場合は、独占欲が理由と考えましょう。
マーキング
3つ目に、猫が膝の上に乗る理由は、マーキングです。
独占欲と似たような理由であり、猫は自分の縄張りを示すために、顔や体のあちこちに匂いをつけます。
マーキングは他の猫や動物に「これは私のテリトリー」というメッセージを送るためのものです。
飼い主の膝の上に乗ると、猫は自分の匂いを飼い主の身体に付けます。
特に、猫の顔にある分泌腺で匂いを分泌して、猫の情報や状態を他の人やペットに伝えているのです。
膝の上に乗って、猫は飼い主の膝に自分の匂いを残し、縄張りを主張しながら飼い主との絆を強めようとしています。
また、猫はストレスや不安を感じるとマーキング行動を増やす場合が多いです。
飼い主の膝の上に乗って、猫は自分の不安を解消できる場所を確保しようとします。
そして、その場所に自分の匂いを残すことで、安心感を得ようとするのです。
寒いため膝の上で温まろうとしている
4つ目の猫が膝に乗る理由は、寒いため暖まろうとしているからです。
猫は体温調節ができますが、種類によっては寒さに弱く、特に寒い季節や冷たい場所では暖かい場所を求めます。
飼い主の膝は猫にとって理想的な暖かい場所であり、膝の上でくつろぐことで体温を保ちやすくなるのです。
膝の上に乗ることで、猫は飼い主の体温を利用して暖をとることができます。
また、猫は自分の体温を飼い主の膝に放出することで、膝の上をより暖かくできるのです。
さらに、膝の上で暖まると、猫は安心感を得られます。
寒い状況下では猫もストレスを感じる場合がありますが、飼い主の膝の上で暖かさを感じると安心し、リラックスできるのです。
寂しい・不安である
5つ目に、猫が飼い主の膝の上に乗る理由は、寂しさや不安を感じているからです。
猫は独りを好むイメージのある動物ですが、飼い主が外出しているときや家の中が静かなときに、猫は寂しさや不安を感じる場合があります。
そういった場合に、飼い主の膝の上に乗って猫は安心感を得ようとするのです。
飼い主の膝の上は猫にとって安全な場所であり、一緒に過ごすと不安や寂しさを解消できます。
そして、猫は飼い主の存在を感じ、安心してくつろげるのです。
猫が飼い主を信頼しているからこそ行う行動なので、帰ってきた後に猫が飛び乗る場合は、猫に声をかけたり思いっきり撫でてあげたりしましょう。
居心地がいい
6つ目に、猫が飼い主の膝の上に乗る理由は、居心地がいいからです。
猫は柔らかくて温かい場所を好みます。
飼い主の膝はうってつけの場所であり、猫にとって非常に快適なのです。
また、膝の上でくつろぐと、猫は自分の体温を保ちやすくなります。
さらに、膝の上は猫にとってストレスなく安心できる場所です。
飼い主の膝に乗ると猫は身を寄せることができ、精神面でも安心感を得られるので、猫は居心地良く感じます。
他にも、膝の上に乗ると、猫は飼い主とのコミュニケーションが可能です。
飼い主と一緒にいる時間を満喫できるので、さらに猫は居心地良く感じます。
体調が悪い可能性がある
最後に、猫が膝の上に乗ってくる理由は体調が悪いからです。
猫は体調が悪いときや不快な症状を感じているときに、飼い主の近くに寄り添いたがります。
そして、飼い主の近くで猫は不調を伝えようとするのです。
不調のサインとしては、元気がない・食欲がない・異常な行動が見られるなどがあります。
また、猫は不快な症状を膝の上で和らげようとする場合も多いです。
猫は体温を上げて体の不調を和らげようとする場合があります。
膝の上に乗っている猫の様子がいつもと違う場合は、猫の体調が悪い可能性を疑いましょう。
猫は膝の上に乗る人を選んでる?
次に、猫が膝に乗る時、家族によって乗る人と乗らない人に分かれる場合があると思います。
つまり、猫は膝の上に乗る人を選んでいると考えられるのです。
猫が膝の上に乗る人はどのような人か特徴を紹介するので参考にしてください。
- 信頼している人
- 静かで落ち着いている人
- 座り心地がいい人
信頼している人
まず、猫が膝の上に乗るのは、信頼している人です。
状況や個々の性格によって異なりますが、猫は飼い主を信頼していないと膝の上に乗りません。
例えば、一緒に時間を過ごす時間が多い人だったり、食事やトイレなど日頃からお世話をしたりする人は母親のように猫が認識して信頼してくれるのです。
また、猫は家族との関係性によっても膝の上に乗る人を選んでいます。
家族全員を信頼していても、特定の飼い主や家族との間に強い絆がある場合、その人の膝の上に乗ることが多くなるのです。
猫が膝の上に乗ってくれる場合、猫が信頼してくれていると理解しましょう。
静かで落ち着いている人
次に、猫が膝の上に乗るのは、静かで落ち着いている人です。
猫は落ち着いている環境を好みます。
興奮している人が周りにいると、猫は警戒心を強め、膝の上に乗ることを避けるのです。
そのため、落ち着いている人の膝の上に猫が乗る場合が多くなります。
また、猫は敏感な動物であり、大きな声で喋る人が苦手なので、静かな人の膝の上に乗る場合も多いです。
膝に乗ってもらいたい場合は、日頃から静かで落ち着いている態度を示しましょう。
座り心地がいい人
最後に、猫が膝の上に乗るのは、座り心地がいい人です。
猫が膝の上に乗る際、その人の膝の形や座り方、姿勢などが重要な要素となります。
猫は柔らかく快適な場所を好みますので、座り心地が良い人の膝に乗る場合が多いのです。
座り心地が良い人は、猫の体に対して安定感があり、猫が落ち着いてくつろげます。
また、座り心地が良い人は身体の動きが穏やかです。
さらに、膝の上で猫の体を優しくサポートできます。
例えば、膝の上にいつも柔らかいタオルをかけるなど配慮してあげると、座り心地がよいと思ってくれるのです。
膝の上に乗ってもらいたい時はどうしたらいい?
次に、猫に膝の上に乗ってもらうためのポイントを紹介します。
- おやつで膝の上に誘導する
- 膝の上に毛布など柔らかいものを敷く
- 無理強いはしない
それぞれ具体的に紹介しますので、膝の上に乗ってもらいたい方はぜひチェックしましょう。
おやつで膝の上へ誘導する
1つ目に、膝の上に乗ってもらうにはおやつで膝の上へ誘導しましょう。
まず、猫が好むおやつを用意します。
通常の猫のおやつや、特に好物とするものを用意すると効果的です。
そして、猫の目の前でおやつを見せ、手のひらに乗せて膝の上へ誘導します。
最後に、猫が膝の上に乗ったら、おやつを与えましょう。
そうすると、猫はおやつを楽しみながら、膝の上でくつろぐのを覚えられます。
猫が膝の上に乗ってくれたら、優しく声をかけてリラックスさせましょう。
猫にとって安心感を与え、膝の上に乗るといいことが起きると認識させるのが重要です。
このようなステップを繰り返して、猫が膝の上に乗る習慣を作りましょう。
膝の上に毛布など柔らかいものを敷く
次に、猫に膝の上に乗ってもらうには、膝の上に毛布など柔らかいものを敷くのが重要です。
はじめに、猫が快適に膝の上に乗れるように、柔らかくて暖かい毛布を用意します。
毛布は猫が好む素材や厚みを考慮して選びましょう。
そして、布を膝の上に敷きます。
毛布を敷く際は、猫が気持ちよく寝転がれるように、しっかりと敷き詰めるのが大切です。
さらに、膝の上に乗ってもらうために、毛布の上におもちゃやおやつを置きましょう。
また、猫に安心してもらうために優しく声をかけてあげてください。
猫が膝の上に乗ってくれたら褒めてあげましょう。
猫にとって膝の上は快適な場所であるというポジティブな経験を与えることが大切です。
無理強いはしない
最後に、膝の上に乗ってもらいたいと思っても無理強いはやめましょう。
猫が膝の上に乗りたくない場合は他の場所でくつろがせます。
猫は気分や状況によって行動が変わるので、無理強いをすると強くストレスを感じるのです。
そして、猫は飼い主に対しての信頼を無くし、関係が壊れる恐れがあります。
そのため、無理に抱き上げたり引っ張ったりするのではなく、優しく手招きしたり、膝の上に興味を持つおもちゃやおやつを置いたりして誘導しましょう。
そして、猫が自発的に膝の上に乗ってきたときには、褒めたり撫でたりしてポジティブな経験を与えます。
膝の上に乗ってもらいたいときは、猫の気持ちを尊重し、無理強いせずにゆっくりと猫との信頼関係を築いていきましょう。
膝の上に乗ってきた猫を下ろしたいときは?
次に、猫が膝の上に乗ってくれても、猫を下ろしたいときがあると思います。
猫を下ろす時は下記ポイントを押さえた対応が重要です。
- 突然動かない
- おやつやおもちゃで気を引く
- 体制を変える
- 毛布に包んで下ろす
それぞれ具体的に紹介しますので、猫を下ろしたいときにぜひ試してみてください。
突然動かない
まず、膝の上に乗ってきた猫を下ろすときには、突然動くのはやめましょう。
飼い主が突然動くと猫は驚いてストレスを感じます。
そのため、突然猫を下ろすのではなく、静かに合図を送ってください。
猫に優しく声をかけたり、手で軽く撫でたりして、下ろす意思を伝えるのが大切です。
そして、猫を下ろす際には、急いで動かさずにゆっくりと体を起こします。
猫を下ろすときは、猫が落ち着きやすい場所や、慣れ親しんだ場所に移動させてください。
おやつやおもちゃで気を引く
次に、膝の上に乗っている猫を下ろすときには、おやつやおもちゃで気を引きましょう。
猫が普段から好んで食べるおやつや、特に興味を持つものを用意すると効果的です。
猫が膝の上に乗っている間に、おやつを与えて気を引きましょう。
そして、おやつを手のひらに乗せて猫の興味を引きつけ、少しずつ手前に移動させます。
おやつと同様に、猫が興味を持つおもちゃを使って気を引くことも有効です。
最後に、おやつやおもちゃを膝の上でない場所に起き、猫を膝から移動させてください。
飼い主が移動させるのではなく、あくまで猫が自発的に膝から下りるのが好ましいです。
体勢を変える
3つ目に、膝の上に乗ってきた猫を下ろしたいとき、体勢を変えることが有効です。
はじめに、猫が膝の上に乗っている間は急がず、ゆっくりと体を起こしてください。
急に動くと猫が驚いてしまうので、なるべく静かに行動します。
膝を立てると、猫はバランスを崩しやすくなるので、ゆっくりと膝を立てて猫のバランスを崩し、自然な流れで膝から下りやすい状態にしましょう。
また、膝から少し身を乗り出すと、猫は違和感を覚え下りてくれる場合があります。
膝の上に乗ってきた猫を下ろしたいときは、体勢を繰り返し変えて猫が自然に膝から降りやすい状況を作りましょう。
毛布に包んで下ろす
最後に、膝の上に乗ってきた猫を下ろす時は、毛布に包んで下ろす方法が有効です。
まず、猫を包むための柔らかい毛布を用意しましょう。
猫が落ち着くような素材や大きさの毛布を選ぶのが重要です。
そして、猫が膝の上に乗っている間に、毛布を優しく猫の体にかけて包みます。
そうすると、猫は包まれた感覚で安心して落ち着くのです。
毛布に猫を包んだら、ゆっくりと膝から体を動かしましょう。
膝から移動したら、猫を安全な場所に移動させます。
ベッドなど猫が落ち着いて過ごせる場所に移動しましょう。
猫が落ち着いた場所に移動したら、毛布から優しく解放します。
毛布をゆっくりと猫の体から外し、猫が自由に動けるようにしてください。
まとめ
猫が膝の上に乗るのは、信頼する飼い主に寂しさから甘えたり、独り占めしようとマーキングしたりするからです。
また、飼い主の膝の上は温かいので居心地が良く、猫が乗る場合もあります。
他にも、体調不良をアピールしている場合があるので、猫の様子を細かくチェックしましょう。
猫が膝に乗るのは、信頼している人・静かで落ち着いている人・座り心地がいい人です。
そのため、膝の上に乗ってもらうには猫に信頼してもらう必要があります。
そして、おやつで誘導したり毛布などを用意したりして、膝の上はポジティブな経験ができて居心地が良い場所だと猫に認識させましょう。
また、猫を膝の上から下ろしたい場合は、突然動かず体勢を変えながら、猫に下りる準備をしてもらうのが大切です。
猫にとって過ごしやすい環境を作り、膝の上に乗ってもらいましょう。