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猫が甘えるとどんな仕草をする?朝昼夜別でご紹介

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はじめに

猫がどんな仕草をしている時に甘えているのか分からない方も多いと思います。

猫はしっぽの動きや体のポーズ・声のトーンなどで甘えているか簡単に判別が可能です。

この記事では、猫の甘え方について詳しく紹介します。

甘える理由やサイン、朝昼夜別の甘え方についても解説しているので、猫がどんな時に甘えるのか知りたい方はぜひ参考にしてください。

猫が甘える理由とは?

猫が甘える行動を取るのは、飼い主を信頼しており、何かを求めているのを意味します。

猫は、食べ物が欲しかったり、遊んでほしかったり、構ってほしかったりする際に甘えます。

例えば、食事の前に飼い主の近くをついて回るのは、ご飯を欲しがっているからです。

猫は、飼い主がキッチンに行ったり、食事の用意を始めたりするのを見逃しません。

また、猫がおもちゃをくわえて飼い主の前に現れた場合は、遊んでほしいのが甘える理由とわかります。

さらに、猫が飼い主の邪魔をするのは構ってほしいというアピールです。

他にも、扉を開けてほしい時など、何かの要求に答えてほしい時に、猫は甘える行動を取ります。

飼い主への愛情表現

猫が甘える理由には、飼い主への愛情を表現している場合もあります。

猫が飼い主に体をスリスリしたり、飼い主の手をなめたりする際は、甘えたいとアピールするのと同時に、飼い主への愛情を伝えているのです。

他にも、飼い主をフミフミする、甘噛みする、飼い主にタッチするなどの行動で、猫は飼い主に愛情を表現してくれます。

心地よさを求める

最後に心地よさを求めて、猫が飼い主に甘える場合もあります。

例えば、飼い主がくつろいでいる時に猫が膝の上に乗ってきたり、くっついてきたりする場合です。

人の体は柔らかく、温かい体温に猫は心地よさを感じ、安心感を覚えます。

猫同士がピッタリくっついて一緒に寝るのと同じ形です。

猫がくっついてきた場合には、猫に安心感を与えられるよう、軽く撫でてあげましょう。

猫は信頼している飼い主に撫でられるとさらに心地よさを感じます。

猫が撫でられて嬉しいのは、頭・頬・顎の下・背中などですので、猫が甘えてきた場合はその部分を撫でてあげてください。

また、猫は飼い主が不在の場合や、病気を抱えている場合に不安を感じやすいです。

やたらと鳴いたり、物を落としたり、急に噛んだりして飼い主に甘えます。

そのため、飼い主は猫の状況を注意深く見て、猫の不安を解消して安心や心地よさを感じてもらうために、撫でたり声をかけたりしましょう。

猫が甘えるサインとは?

猫は甘えたい時のサインを出すので、飼い主はそのサインで猫が甘えたいと判断できます。

猫が甘えたい時に仕草が表れるのは下記の4つです。

  • しっぽの動き
  • 体のポーズ
  • 声のトーン
  • 顔をこすりつける

それぞれの特徴についてまとめているので、猫が甘えたいサインを出しているかチェックする時に参考にしてください。

しっぽの動き

まず、猫が甘えたい時はしっぽの動きで判断できます。

具体的には、しっぽがピンと立っているかを確認しましょう。

猫は信頼している飼い主の前でしかしっぽをピンと立てません。

そのため、しっぽが立っている時は甘えたいタイミングなので、しっかりスキンシップを取ってあげましょう。

猫が喜ぶ箇所を撫でてあげ、声をかけてください。

体のポーズ

次に、体のポーズも猫が甘えたい時にサインが現れる箇所です。

例えば、お腹を見せている時の体のポーズが当てはまります。

猫などの動物にとって、お腹は弱点ですので、普段生活していてお腹を見せることはありません。

猫が飼い主にお腹を見せている場合は、降参や信頼の意思表示をしているのです。

そのため、猫がお腹を見せている時は家や飼い主に対して安心感を覚えていて、飼い主に甘えているので、撫でてあげてください。

ただ、離れた場所で猫がお腹を見せている時は、リラックスしているだけの場合もあるので注意しましょう。

また、猫が目の前に来てお腹を見せる場合は、撫でてほしいと考えられますが、猫はお腹を撫でられるのはあまり得意ではありません。

触る場所や撫で方は、猫の様子を見ながら加減してください。

声のトーン

次に、猫は声のトーンで甘えたいかどうかわかります。

具体的には、「ニャー」と高い声で鳴いたり、ゴロゴロと喉を鳴らしたりするのが甘えているサインです。

猫は、鳴くことで自分の要求に答えてもらえると理解すると、鳴くようになります。

成猫になると鳴く回数は減ってきますが、猫は飼い主を母親のように認識しており、「ニャー」と鳴いて飼い主に甘えているのです。

また、猫は心地良い時や安心している時、何かをねだる時にゴロゴロと喉を鳴らします。

猫は子猫の頃から喉を鳴らせるので、喉を鳴らす音や振動は飼い主や母猫との大切なコミュニケーション方法の1つです。

猫は、リラックスしている状態だけでなく、緊張や不安を抱えている時や、痛みや体調が悪いと感じている時に喉を鳴らす場合があります。

体調が悪い場合は、少し低いトーンで喉を鳴らす場合もあるので、猫が喉を鳴らしている時は、声のトーンや様子を見て、甘えているか判断しましょう。

顔をこすりつける

最後に、顔をこすりつけてくるのも猫が甘えたい時のサインです。

顔や頭をそっとこすりつける猫もいれば、力強くこすりつける猫もいます。

顔をこすりつける行為の意味は、仲間同士の挨拶や、親しい人への愛情表現・食べ物などのおねだりです。

また、猫の身体にあるにおい成分をこすりつけて、マーキングしている場合もあります。

猫は、飼い主を自分のものにするためにマーキングし、自分の縄張りから知らないにおいを消そうとするのです。

猫が顔をこすりつけてきた際は、何を求めているかを猫の様子から考えてあげましょう。

朝の甘え方

次に、猫は朝にどのように甘えるか紹介します。

  • 食事前の要求
  • 遊びたいサイン
  • おはようの挨拶

それぞれ詳しく解説するので、朝飼っている猫が上記の行動をしているか観察してみてください。

食事前の要求

まず、猫が朝に甘えるのは食事前の要求のケースがあります。

猫は早朝に起きて狩りをしていた動物でもあり、早起きが得意です。

そのため、猫はご飯を食べたいという気持ちが朝早くから高まります。

そして、朝の準備している時に猫は飼い主の近くをついて回り、ご飯を食べたいとアピールするのです。

遊びたいサイン

次に、遊びたいサインを示すために猫は朝に甘えるケースもあります。

こちらも同様に、猫は早朝から活動しているため、気持ちが高まり飼い主に遊びたいとアピールするのです。

飼い主の行動を邪魔してきたり、おもちゃを持ってきたりして、遊びたいと甘えてきます。

おはようの挨拶

最後に、おはようと挨拶するために猫が朝に甘えるケースもあります。

猫は挨拶するために、頭や顔をスリスリとこすりつけるのです。

猫が挨拶してくれたときには、声をかけて猫が喜ぶ場所を撫でてあげましょう。

撫でたり声をかけたりしてコミュニケーションを取ると、猫との信頼関係を深められます。

昼の甘え方

次に、猫が昼はどのように甘えるか解説します。

  • 一緒にいたいサイン
  • お腹を見せる行動

それぞれの行動やサインについて詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。

一緒にいたいサイン

まず、猫が昼に甘えるのは一緒にいたいサインの場合があります。

猫は夜行性の動物なので、昼は睡眠するなどあまり活発に過ごしません。

例えば、飼い主がリモートワークなどを昼間に行っていると、猫はぴったりとくっついてお昼寝したりします。

飼い主を信頼しており、飼い主の体温を感じてゆっくり過ごしたい時の行動なので、時々撫でてあげながら一緒に時間を過ごしましょう。

お腹を見せる行動

次に、猫はお腹を飼い主に見せて、昼に甘える場合があります。

信頼できる飼い主と過ごしていると、お腹を見せて撫でてほしいと甘えてくるのです。

ただ、昼間は猫が穏やかに過ごす時間帯なので、単にリラックスしている可能性もあります。

近くでお腹を見せてきた時は、基本はお腹以外の部分で顎下など猫が喜ぶ箇所を撫でてあげましょう。

夜の甘え方

次に、猫が夜はどのように甘えるか解説します。

  • 安心を求める
  • 一緒に寝たいサイン

それぞれ細かく行動やサインを解説しますので、参考にしてください。

安心を求める

次に、猫は安心を求めて夜に甘えるケースがあります。

飼い主が外に出かけていると猫は不安を感じるものですので、夜に帰ってきた時は安心を求めて甘えてくるのです。

具体的には、体をスリスリしたり、喉をゴロゴロ鳴らしたりして飼い主に甘えてきます。

飼い主は、猫が不在時の不安を解消できるよう、撫でてあげたり、ただいまと声をかけたり、スリスリしたりして、猫に安心感を与えてあげましょう。

一緒に寝たいサイン

最後に、猫は一緒に寝たいサインを示すために、夜甘えてくるケースがあります。

猫は信頼している飼い主と一緒に寝てリラックスした時間を過ごしたいので、一緒に寝たいサインを示すのです。

具体的には、飼い主について回ったり、ベッドに入ってきたり、膝の上に乗ってきたりして甘えてきます。

飼い主もゆったりと過ごせる時間ですので、猫と一緒に時間を過ごしましょう。

性別によって違いはあるのか?

猫の甘え方は性別によって違いがあり、オス猫の方が甘えてくる傾向が強いです。

オスは本能で動く傾向があるので、大人になっても甘えたがるオス猫が多くいます。

さらに、去勢済みのオスはアピールする対象がメスから飼い主に変わるので、より甘えが強いです。

一方、メスは自立している傾向があり、甘えたかと思えばそっぽを向いてしまうなど、気分屋の性格の子が多いです。

あくまで傾向の話ですので、飼いたい猫が見つかった場合は、オスメスの確認だけでなく、その猫特有の性格もチェックしましょう。

まとめ

猫は、何かの要求に答えてほしい時や飼い主に愛情表現を伝える時・心地よさを感じたい時に甘えます。

猫が甘えたい時の行動は、足でフミフミする・体をスリスリしてくる・甘噛みする・舐める・飼い主の邪魔をするなど様々です。

また、しっぽをピンとする・お腹を見せてくる・ニャーと鳴く・喉をゴロゴロと鳴らすなどのサインからも猫が甘えたいとわかります。

また、猫は朝・昼・夜で甘えたい時に見せるサインや求める行動が異なるので、猫の様子を見ながら撫でたり声をかけたりしてあげてください。

猫の甘える仕草を理解して、猫との楽しい生活を過ごしましょう。

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