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マンチカンってどんな性格?オスとメスの違いも合わせて紹介

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はじめに

マンチカンといえば短足がすぐに想像できるくらい有名な猫です。

短い足で一生懸命走る姿は誰もが愛らしさを感じるでしょう。

マンチカンは全体的に丸みのある顔や体格をしており、猫特有の愛くるしい姿からペットとしてお迎えを検討する人が多いと思います。

アニコム調べの「家庭どうぶつ白書2022」ではマンチカンの人気ランキング4位、子猫に関しては3位と上位にあり、マンチカンの人気猫種といえるでしょう。

今回はマンチカンってどんな性格?オスとメスの違いを紹介します。

マンチカンの性格

可愛い子猫のマンチカンの画像

マンチカンは小柄な体型から大人しくクールな印象を受けますが、実は運動大好きな優しい性格です。

人や他の動物にも友好的で遊ぶことが大好きな猫です。

マンチカンの魅力と言える短足でダイナミックに動く姿は可愛いと思う反面、怪我をしないか心配になる程です。

マンチカンの大まかな性格は以下の3点です。

  • 人懐っこさと社交性
  • 好奇心旺盛
  • 遊ぶ事が大好き

この3点を理解すればマンチカンとの信頼関係は高くなるでしょう。

人懐っこさと社交性

マンチカンの魅力の一つに人懐っこさがあります。

人との関わりが上手で、自分の可愛さをアピールするのが上手い猫です。

マンチカンは社交性が高いので、初対面の人にも警戒なく挨拶をしてくれます。

宅急便の人や子供の友達が自宅にきても警戒して逃げることもありません。

人懐っこく社交性があるので賢いといえます。

トイレやご飯はすぐに覚え、爪研ぎの場所や家庭での禁止事項も根気よく続ければ覚えるでしょう。

この点からマンチカンはペットをお迎えしようと考える初心者でも飼いやすい猫といえます。

好奇心旺盛な性格

陽気な性格なので、なんでも遊びにしてしまいます。

新しいおもちゃですぐに遊んでくれたり、いつもと違う遊び方でも楽しく遊んでくれます。

一般的な猫は警戒心が強く、新しいおもちゃを用意しても逃げたり、無視をしたりしますがマンチカンは比較的早く理解して遊んでくれます。

遊ぶことが大好き

マンチカンはとにかく遊ぶことが大好きな猫です。

社交的な性格もあるので、人と遊ぶことでストレス発散になったり運動不足の解消になります。

なんでも遊びとしてとらえてしまうので、しつけをする時は毅然とした態度で行いましょう。

賢い猫なので、飼い主の態度を理解してくれます。

遊ぶことが大好きなので、留守番が苦手です。

1匹でいる時間が多い場合、遊んでもらえない事でストレスを溜める場合があります。

多頭飼いや子供のいる家庭は比較的マンチカンを飼いやすいといえます。

マンチカンの特徴

飼い主を見つめるマンチカンの画像

マンチカンの特徴はなんと言っても「短足」です。

マンチカンのルーツは「munchkin(マンチキン)」で小さい人、子供に由来しているとされています。

マンチカンが誕生したのは1944年の各世界で突然変異として誕生しました。

その後、1995年にマンチカンとして認定されました。

大きさ

マンチカンは短足以外にも中足、長足の3種類が存在します。

理由は短足同士の交配は生まれてくる子猫が死産になる可能性が高いからです。

短足のマンチカンは長足猫と掛け合わせて誕生するのが一般的です。

このためマンチカンの足の長さが3種類誕生します。

短足で有名なマンチカンですが、短足のマンチカンは全体の2割程度なんて驚きです。

毛色

マンチカンの毛色はバリエーションが豊富です。

被毛の長さも長毛種から短毛種とあり、柄もハチワレや三毛など様々あります。

とても種類が豊富なマンチカンは同じ種類がいない程と言われています。

マンチカンは様々な猫種と掛け合わせる関係で外見の種類が豊富になったとされています。

毛色はマンチカンとして認定する際に規定がないので、様々なタイプのマンチカンが存在する事になりました。

その中でも人気の毛色を4つご紹介します。

どの色の猫も好奇心旺盛で人懐っこい性格が多いです。

毛色特徴
クリーム

クリーム色のマンチカンの画像

引用:ペット保険比較のピクシー

【クリームの特徴】
人気No.1の毛色です。
カスタードクリームのような白寄りの淡い茶色をしています。
レッド

眠たそうなマンチカンの画像

引用:photoAC

【レッドの特徴】
人気No.2の毛色です。
クリームよりも濃い茶色で「茶トラ」のような模様が特徴です。
ブラウン

キャットウォークに登るマンチカンの画像

引用:photoAC

【ブラウンの特徴】
人気No.3の毛色です。
ビターチョコのような濃い茶色をしており、柄も様々あります。
キャリコ

石垣の上を歩くマンチカンの画像

引用:Unsplash

【キャリコの特徴】
人気No.4の毛色です。
三毛猫の様な3色をしており、色の濃淡は様々あります。

平均的な価格

マンチカンは人気の猫種なので価格は高めになっています。

マンチカン全体としての平均価格は約25万円になりますが人気な毛色の「クリーム」は平均価格33万円になります。

価格が異なる理由としてはマンチカンの中でも人気の毛色で短足の猫は高くなっているからです。

マンチカンの毛色や柄は様々あるので「この子可愛い!」と思える猫が見つかるはずです。

オスとメスの違い

2匹のマンチカンの画像

マンチカンも動物なのでオスやメスの違いはあります。

人間でいえば男性の価値観は自立や成果を優先し、女性の価値観は支え合いや協調を優先するようにマンチカンにもオスとメスの違いがあります。

マンチカンとしての性格は「好奇心旺盛で人懐っこい」が根幹にありますが、その中でもオスとメスの違いを紹介します。

オスの特徴

マンチカンのオスは甘えん坊でカマってちゃんです。

飼い主と一緒に遊ぶ事が大好きで、ずっと遊んでいても飽きないタイプです。

構ってもらえないとイタズラをして気を引かせようとします。

愛情を一杯与えるとその分応えてくれます。

また、マンチカンは体を動かすことや動く物に興味津々です。

オスはメスより体格がいいので運動量は多めになります。

猫と一緒に遊びたい人にはマンチカンのオスはオススメです。

メスの特徴

マンチカンのメスはクールで穏やかです。

オスとは違い、メスは気分屋である事が一番の違いです。

メスも社交性や人懐っこさはありますが、一人でいたい時間があります。

一人の時間を邪魔して遊びに誘うとどこかに隠れてしまいます。

邪魔をする飼い主が嫌いになったのでは無いので、そっとしておきましょう。

メスはオスより自立しているので、短時間の留守番は平気です。

外出の多い人や距離感を大切にしている人にマンチカンのメスはオススメです。

マンチカンを飼うポイント

白毛のマンチカンの画像

マンチカンは太りやすい体質をしているので、食事管理と運動量に気をつけましょう。

また短足なので、太ると腰の負担が増え病気になる場合もあります。

マンチカンをお迎えするにあたって必要な準備と健康管理を紹介します。

すでにマンチカンを飼っている人も参考になるでしょう。

適切な飼育環境の準備

マンチカンに限らず猫は完全室内飼いをオススメしています。

なぜなら猫は犬とは違い、帰巣本能がない猫が多いからです。

猫が何かしらの出来事でビックリして家から脱走して行方不明になる事は多々あります。

脱走しない為に常に扉を閉める癖をつけ、窓や扉の隙間を作らない様にしましょう。

マンチカンをお迎えする時に必要な物は以下の物です。

  • トイレや猫砂:トイレや猫砂は好みがあるので基本的な物で十分です。
  • キャットフード:お迎えする前から食べていたフードを用意しましょう。無理なら「総合栄養食」と記載してあるフードがオススメです。
  • キャットタワー:一般的なキャットタワーは高低差があり、登れない場合があるので短足用のタワーを用意しましょう。
  • おもちゃ:飼い主が構ってあげられない時に一人で遊べる様に準備しましょう。
  • お手入れ道具:爪切りやブラシを準備しましょう。

マンチカンをお迎えする準備は、猫をお迎えする基本的な準備で大丈夫です。

キャットタワーに関しては短足のマンチカンは高低差が激しく、登れない場合があるので短足用のキャットタワーを準備しましょう。

マンチカンの被毛は長毛種から短毛種まで様々です。

猫は毛づくろいを頻繁にし体を綺麗にします。

毛づくろいで舐めとった被毛が胃に蓄積してしまう場合があります。

マンチカンのブラッシングは定期的に行う事をオススメします。

適切な食事と健康管理

マンチカンは犬のコーギーやダックスフンドの様に短足が特徴です。

短足を支え、バランス良く動くために腰のケアは必要です。

一般的な猫は運動量が多く、エネルギーの消耗が激しい動物です。

特にマンチカンは活発な猫種なのでエネルギーを補う為に「高タンパク」の食事を意識しましょう。

タンパク質はエネルギー源になるので、運動量の多いマンチカンには必須の栄養素です。

他にもタンパク質は体内でアミノ酸へ分解することで、筋肉と皮膚の生成をする要素になります。

マンチカンは太りやすい猫種なので、脂肪の取りすぎは禁物です。

脂肪は免疫機能の向上や被毛のツヤなど健康面に欠かせない栄養素ですが、取りすぎると太る原因になります。

マンチカンは太ると腰に負担がかかり「椎間板ヘルニア」になる場合があります。

日頃から体重の増加に気をつけて食事の管理をしていきましょう。

猫との適切なコミュニケーション

マンチカンは賢く好奇心旺盛なので、猫を飼うのが初めての人にも扱いやすい猫種です。

子猫のうちから遊びを通して家庭のルールを覚えさせましょう。

おしっこやうんちが上手にできたら、褒めて自信をつけさせる、手や足を噛まれた場合は「痛い」とアピールするなど、極力叱らず根気よくしつけを続ければ自然と覚えるでしょう。

マンチカンは飼い主との遊びが大好きです。

毎日遊ぶ事で運動にもなりますし、コミュニケーションにもなります。

マンチカンは人懐っこい性格なので人間から遊びに誘われると喜ぶタイプです。

毎日15分以上遊ぶ事でストレス発散や猫とのコミュニケーションを育む事ができます。

なでて被毛のツヤや脂肪のつき具合などの健康チェックも一緒に行いましょう。

マンチカンの飼い方のポイント

ご飯を食べるマンチカンの画像

マンチカンは好奇心旺盛な猫なので、なんでも触れて確かめる傾向にあります。

触れて物が倒れたり、壊れたりする場合があるので、危険な物は事前に隠したり最初から家に置かない様にしましょう。

ここではマンチカンと良好な関係を築けるための飼い方のポイントをご紹介します。

運動や遊びの提供

マンチカンは人懐っこい性格なので、一緒に遊ぶことが何より大好きです。

猫は犬とは異なり、外へ散歩をする事はなく、運動不足になる場合があります。

マンチカンが運動不足になると、肥満になるケースが多く体重を支える腰に負担をかけます。

一緒に遊ぶ事は運動不足を解消し、猫と飼い主との良好な関係を築けるのでオススメです。

飼い主にも事情があり遊べないタイミングはあります。

そのような時はマンチカンが1匹で遊べるおもちゃを用意しましょう。

特に猫は上下運動を得意とします。

ご家庭にキャットタワーを備え猫にとって安全な環境作りをしましょう。

もしくは段差をあえて作り、猫がジャンプしないといけない環境作りをしましょう。

猫の個体差や年齢にもよりますが、元気な成猫ならご飯の場所を1段高い場所に置いたり、戸建の場合は2階を遊び場とし1階をトイレやご飯場所など工夫するのもオススメです。

環境への配慮

猫への環境の配慮は家の環境と直結します。

室内飼いの猫にとって家の環境が居心地の良し悪しを決めると言っても過言ではないでしょう。

猫にとって良い環境とはどんな環境でしょうか。

食事への配慮

マンチカンの食事は「高タンパク」を意識した食事を与えましょう。

短足で太りやすいマンチカンは肥満は大敵です。

肥満になると腰への負担がかかり、椎間板ヘルニアになる可能性が高くなります。

タンパク質で筋肉をつけることで運動を持続し、被毛のツヤや皮膚の健康を保つ食生活を心がけましょう。

運動

マンチカンにとって運動をすることは愛情表現の一つです。

人懐っこく、好奇心旺盛なマンチカンは一緒に遊ぶ事が大好きな猫種です。

一緒に遊ぶことによって信頼関係が強くなり、猫にとって安心できる生活ができるとされます。

また、マンチカンは活発な性格ですが小柄なので運動量は多くはいりません。

マンションの一室でも1日10分遊ぶだけで十分の運動量をとるとこができます。

室内の安全管理

好奇心旺盛なマンチカンに危険がない様に室内の安全管理は必要です。

室内の安全管理は下記の点に気をつけましょう。

  • 床周りの温度管理
  • 脱走防止
  • 危険物の排除

猫にとって気温の調節は脱水症状を予防するのに必要な管理です。

マンチカンは短足なので、地表の温度の影響を受けやすくなっています。

夏場の地表は人間の体感温度よりも暑く、室内でも40℃近くまで暑くなります。

また、冬場の冷たい空気は重いので地表に溜まりエアコンをつけてても暖かくなりにくいです。

このように地表の温度を調節するのにサーキューレーターを設置して空気の循環をするのがオススメです。

またマンチカンは短足の可愛い足で壁をよじ登って遊ぶ事があります。

好奇心で窓の冊子や扉をよじ登って、空いているスペースから脱走をする可能性もあります。脱走防止の為に窓や扉に触れるときは近くに猫がいないか確認をし、脱走防止の為に閉め切るのがいいでしょう。

好奇心旺盛なマンチカンは何にでも触れたり近づいたりします。

昨今の節約ブームでお風呂のお湯を数日間抜かない家庭が多くありますが、マンチカンにとって危険な事です。

短足のマンチカンは湯船の内側がどのような状態かわかりません。

よじ登って誤って湯船の中に転倒した場合、溺れてしまうケースがあります。

猫がいる家庭はお風呂のお湯は抜いておくことをオススメします。

定期的な獣医の診察

猫の年齢や持病によって受診する回数は異なります。

一般的に2〜4ヶ月の子猫はワクチン接種などで半年で約2回受診が必要になります。

成猫から6歳ごろまでは病気にかからなければ1年に1回の受診になります。

怪我や体の異変に気がついた場合はすぐに動物病院へ受診しましょう。

7歳以降のシニア猫になると半年に1回の受診をオススメします。

猫は7歳からシニアとなり、体の免疫や体力が低下していきます。

マンチカンの平均寿命は11歳〜12歳と一般的な猫よりも寿命が短いです。

定期的に健康状態をチェックしてもらい、長生きできるように心がけましょう。

まとめ

マンチカンは人懐っこく甘えん坊なので人との関わりを強く求める猫種です。

好奇心旺盛で社交性も備わっているので、誰とでも仲良くでき初心者でも飼いやすい猫です。

短い足で一生懸命走る姿はとても愛らしく、なんでも許せるほどです。

性別ではオスは甘えん坊、メスはクールな性格と別れていますので、「この子だ!」という猫が見つかるでしょう。

楽しいマンチカンとの生活を応援します。

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