健康

【獣医師監修】猫が元気がない時は病気?よくある症状や病院に連れて行った方が良い症状を解説

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はじめに

愛猫が元気がなくていつもと様子が違う時、どうすればいいのかわからなくなる飼い主の方が多いです。

しかし、そんな時こそしっかり様子を観察し、適切に動かなければいけません。

猫は言葉で辛い気持ちを伝えることができないので、飼い主の方は猫が見せるサインを見落とさないでください。

今回は猫が元気のない時に見られる様子や習性、原因を紹介します。

愛猫に同じ様子はないか?動物病院に連れて行くべきか?を判断する時にぜひ参考にしてください。

猫の元気がない時は病気が心配?

猫に元気がない場合は、何かしらの異常が起こっている可能性が高いです。

病気なのかストレスなのかなど色々な理由が考えられますが、もしも病気だった場合はすぐに治療を開始する必要があります。

早期発見・早期治療開始が何より1番大事なので、何か異変を感じたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

猫は体調が悪いのを隠す習性がある

猫は体調が悪いことを隠す習性があります。

いつもより動きが少なくなったり、常に人目につかない場所を選んでいるようなら体調不良を疑いましょう。

狭いところに入って隠れる

猫は体調が悪いと、へそ天をしたりのびのびとした格好で休むことがなくなる傾向にあります。

狭いところに入ってお腹を守るように丸まっていたり、香箱座りをしたままうたた寝をする姿を見ることが多いです。

狭いところに隠れている時は、体調不良を疑いましょう。

押入れなどから出てこなくなる

猫は体調が悪いことを周りに悟られることを嫌がるため、どこかが痛い・身体がしんどい時は普段以上に警戒心が高くなります。

警戒心が高まると本能的に身を隠そうとするため、周囲に体調不良を悟られないように押し入れなどの目立たない場所に隠れることが多いです。

いつもと違う部屋にいる

猫は体調が悪くなると、誰とも関わらないようにします。

普段は使わないような部屋にいたり、いつもと違う場所にいることが多いです。

あまり気付きにくい行動ですが、普段いる場所に近づかない時は身体に異常が起きていることを疑いましょう。

猫に元気がない時の症状とよくある病気の種類

猫が元気がない時に見られる症状と病気について解説します。

症状によっては病気かどうか特定するのが難しい場合もあるので、猫に何かしらいつもと違う症状が見られる場合は動物病院へ連れて行くのが安心です。

食欲がない

猫は体調が悪い時、食欲がなくなることが多いです。

体調が悪いことに気付かれないために餌を食べているフリをしますが、実際に食べられていなかったり食べる量が減ってしまいます。

ほとんどの病気で食欲不振が見られるため、考えられる原因は様々です。

猫が食欲ない時に考えられる病気の種類考えられる病気
消化器の病気
  • 胃捻転
  • 腸閉塞
  • 慢性胃炎
  • 巨大結腸症
  • 便秘
肝臓系の病気
  • 急性肝炎
  • 慢性肝炎
  • 肝硬変
  • 脂肪肝
  • 門脈体循環シャント
  • 胆管肝炎症候群
ウィルス感染症
  • 猫ウィルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウィルス感染症
  • 猫白血病ウィルス感染症
口腔の病気
  • 口内炎
  • 不正咬合
  • 歯周病
その他の病気
  • 熱中症
  • 異物誤飲
  • 認知症
  • 膵炎
  • 胆嚢障害
  • 肺炎
  • 溶血性貧血
  • 悪性腫瘍

病気のせいで身体がしんどくて食べれないのか、口の中に痛みがあって食べるのを避けているのか素人の判断では見抜くことが難しいです。

まずは原因を特定する必要があるので、動物病院に連れて行きましょう。

食欲不振を放っておくと、栄養不足になり症状がどんどん悪化する可能性があります。

異常が見られない場合は、ストレスが原因の場合もあるのでチェックしてください。

  • 容器が汚れていないか
  • 食事する場所が汚くないか
  • 周りが騒がしい
  • いつもいない人の出入りが激しい

猫はデリケートな動物なので清潔でない時や、周りが騒がしくて落ち着いて食事ができる状態ではないと餌を食べなくなります。

もし病気が原因でない場合は、周りの環境を確認して改善してあげましょう。

発熱

猫が発熱した時に考えられる病気を紹介します。

猫が発熱した時に考えられる病気の種類考えられる病気
ウイルス感染症
  • 猫カリシウイルス感染症(猫風邪)
  • 猫白血病ウイルス(FeLV)感染症
  • 猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫伝染性腹膜炎(FIP)
その他の病気
  • 異物誤飲
  • 悪性腫瘍
  • 熱中症
  • ワクチンの接種後の副作用

猫の平熱は38℃程度です。

40℃を超えると発熱とみなされます。

発熱の原因は病気にかかっているか、何らかの原因で身体が炎症を起こしている状態です。

ただの風邪だから様子を見ようと放置していると、異物誤飲や悪性腫瘍などが原因で命を落とす危険もあります。

特に発熱に加え、ぐったりしている様子や嘔吐や下痢の症状が見られる時は特に危険なのですぐに動物病院へ連れて行きましょう。

また、発熱にすぐに気付けるように、日頃から猫とコミュニケーションをとっておくことが大事です。

日頃からよく観察して、猫の異変にすぐに気付けるようにしましょう。

鼻水・くしゃみ

猫が鼻水を垂らしたり、くしゃみをしている時に考えられる病気を紹介します。

猫に見られる症状考えられる病気
鼻水
  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症(猫風邪)
  • 猫クラミジア感染症
  • クリプトコッカス症
  • 猫エイズウイルス感染症
くしゃみ
  • 猫ヘルペスウイルス感染症
  • 猫カリシウイルス感染症(猫風邪)
  • 猫クラミジア感染症
  • クリプトコッカス症
  • アレルギー性鼻炎
  • 副鼻腔炎

猫が鼻水を垂らしている時は、ウイルス性の病気にかかっていることが多いです。

鼻水の色が黄色か黄緑の時は細菌の感染の可能性が高く、赤やピンクで出血している時は鼻炎やケガが考えられます。

また、鼻水は癌やアレルギーでも見られる症状なので、安易に判断せずに必ず動物病院で診てもらいましょう。

猫がくしゃみをする時は、急な気温の変化や異物が入った事が原因の場合と、アレルギーや病気の場合があります。

鼻で呼吸をする猫は空気中のほこりや香水などの強い香り、冷たい空気などに反応して一時的にくしゃみをする事がありますが、何度も続く場合は病気を疑いましょう。

ウイルス性の病気にかかっている場合は、原因を特定し適切な処置をしてもらうのが大事なので、くしゃみが続く場合も動物病院へ連れて行く事がおすすめです。

下痢・嘔吐

猫が下痢や嘔吐をした時に考えられる病気を紹介します。

猫が下痢・嘔吐をした時に考えられる病気
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫伝染性腹膜炎
  • 寄生虫感染
  • 異物誤飲
  • 食物アレルギー
  • 中毒
  • 胃腸炎
  • 慢性腸炎
  • 内臓疾患
  • 内分泌系疾患
  • 腫瘍
  • 毛球症

猫が下痢・嘔吐をするのは、ストレスや腐った物を食べてしまったなどの原因から、重度な病気が原因になっている可能性まで理由は様々です。

水のような下痢・下痢や吐瀉物に出血が混じっている・1日に何度も下痢や嘔吐をする場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

下痢や嘔吐をする原因は多くあるため、すぐに原因を特定するためにも便の状態を的確に専門の獣医に伝える必要があります。

いつ・何回・どんな状態の便や吐瀉物だったかをメモしておくと良いです。

また、便や吐瀉物を持っていけるなら、周りに漏れないようにしっかり密閉して動物病院に一緒に持って行きましょう。

ウイルスや細菌が原因の場合、飼い主にも移る可能性があるので下痢や吐瀉物の処理は慎重に行ってください。

よだれを垂らしている

猫がよだれを垂らしている時に考えられる病気を紹介します。

猫が涎を垂らしている時に考えられる病気
  • 歯肉炎
  • 歯周病
  • 口内炎
  • 口腔内の腫瘍
  • 唾液腺疾患
  • 腎臓などの内臓疾患
  • 胃や腸の消化管の疾患
  • 脳神経異常
  • 異物誤飲
  • 熱中症
  • 中毒

猫がよだれを垂らしていても、リラックスしているんだなと安心してはいけません。

常によだれを垂らしていたり、継続してよだれが出るときは何らかの病気にかかっている可能性があります。

口の中の異常から内臓系の疾患まで原因は幅広く、重大な異常が隠れていることもあるのでいつもよりよだれの量が増えたと感じたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

尿の色がいつもと違う

猫の尿の色や様子がいつもと違う時に考えられる病気を紹介します。

尿の色や様子考えられる病気
尿の色がいつもより薄い黄色
  • 腎臓機能低下
  • 糖尿病
  • 尿崩症
  • 甲状腺機能亢進症
尿の色が濃いオレンジ
  • 脱水症
  • 胆管肝炎
尿の色が赤・ピンク色
  • 膀胱炎
  • 尿結石
  • タマネギ中毒
  • 免疫介在性溶血性貧血
  • 播種性血管内凝固症候群(DIC)
尿が濁っている・白いものが混じる
  • 膀胱炎
尿がキラキラ・ザラザラしてる
  • 尿結石

猫は泌尿器系の病気にかかりやすいので、常に尿の状態を把握しておくのが望ましいです。

尿は健康のバロメーターなので、体調が良くない時は尿で気付けることもあります。

特に猫は体調が悪いことを隠す傾向にあるため、なかなかいつもと様子が違うことに気付けるまでに時間がかかる可能性も高いです。

尿の回数が極端に減っていたり、排尿時に痛がって声を上げるなど行動で見られる場合は、尿の状態を必ずチェックしましょう。

サインを見逃さないためにも、日頃から尿のチェックを習慣化しておくと早期発見に繋がるので、ぜひ試してみてください。

膀胱炎が原因で排尿障害がおこると、腎臓病や尿毒症などの重度の病気を引き起こす可能性があるので、尿がいつもと違う時は早急に動物病院へ連れて行きましょう。

あまり動かない、寝ていること

猫があまり動かない・寝ている事が多い時は何らかの病気になっていたり、異常が身体に起きていて休息を必要としている場合があります。

猫の年齢動かない・寝過ぎている時に考えられる病気
成猫
  • 循環器系の疾患
  • 呼吸器系の疾患
  • 甲状腺機能低下症
子猫
  • 上皮小体亢進症
老猫
  • 腎臓の疾患
  • 脱水症

年齢によっても考えられる病気が違います。

成猫は基本的に12〜16時間の睡眠をとりますが、16時間を超える睡眠をとっていたら注意が必要です。

子猫や老猫の場合は20時間ほど寝ることもありますが、明らかに寝過ぎてる・動きたがらない時はすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

猫に元気がない時の病気以外の原因

猫に元気がない時は、病気以外の原因がある場合があります。

病院で検査をしても異常がない時は、他の原因も考えましょう。

何らかのストレスを感じている

猫に元気がない時は何らかのストレスを感じている可能性があります。

引っ越しや家族が増えるなど周囲の環境に変化がなかったか、工事や雷など猫が怖がるような大きな音が聞こえないかなどストレスの原因を見つけて排除してあげてください。

どうしても原因を排除できない場合は、焦らずに猫が慣れるまでゆっくり見守ってあげましょう。

気に入らないことがあった

猫は他の動物と喧嘩をしたり、悪いことをして飼い主に怒られたり、気に入らないことがあると大人しくなります。

部屋の隅で大人しく座っていたり、声をかけても冷たい反応をするなど猫の態度は様々です。

また、新しい置物や気に入らないものが自分のスペースに置いてある時も、警戒して大人しくなる可能性があります。

気に入らないことがあって元気がない時は無理に構わず、気持ちが落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。

どこかに痛みを感じている

猫はケガをしている時も、痛みがあることを隠そうとします。

普段と同じように餌を食べたり、気付かれないように普段通りの行動をしようとしますが、普段より元気がなくなることが多いです。

猫の身体を触ってみて痛がる・嫌がるそぶりをしないか、皮膚を観察し出血や傷がないかを確認してください。

必死に痛みに耐えていることもあるので、異変に気づいたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

気圧や気温の変化

梅雨の時期や台風が近づいてくる時など、気圧の変化で体調を崩すことを気象病と言います。

猫にも気象病がある可能性があると言われており、中には気圧が下がっている時に食欲がなくなったりぐったりとしてしまう子がいます。

まだ気象病は浸透していませんが、台風前や気圧が下がっている時に愛猫が元気ないことが多いなら動物病院で相談するのがおすすめです。

また、猫は暑さが苦手なので気温の変化で元気がなくなることがあります。

適温は20〜28℃程度なので、部屋の温度を調節してあげてください。

老化によるもの

猫も年齢を重ねるごとに、身体はだんだん老化していきます。

動きが鈍くなったり、食事量が減ったり、寝ている時間が増えていくので、年齢に合った運動やコミュニケーションをとるようにしましょう。

すぐに病院に連れて行った方がよい症状は?

猫が元気がない時は様々な原因が考えられるため、どのタイミングで動物病院へ連れて行けばいいのか悩んでしまう事も多いです。

もしも動物病院に連れていくべきか悩んでいるのなら、下記の症状が見られた時はすぐに連れて行ってください。

危険な症状・早急に専門の獣医に見てもらった方がいい症状を紹介します。

ぐったりしている

愛猫が元気がないのに加え、動かない・ぐったりしている様子が見られる場合は、症状が悪化したり命の危険に繋がる症状が出ていることが考えられます。

身体が相当しんどい状態なので、早急に動物病院へ連れて行き適切な処置を受けましょう。

呼吸がいつもより速い

猫の通常時の呼吸は1分間に20〜40回程度ですが、寝ている時は1分間に15〜25回と少なくなります。

興奮すると一時的に荒くなることもあるので、呼吸を計るなら安静時の寝ている時が1番正確です。

呼吸は1分間に胸の上下運動が何度起こるかで測ります。

普段より呼吸の回数が早い時は、身体に異常が起きていて愛猫が苦しんでいるサインです。

日頃から愛猫の呼吸回数を把握しておき、すぐに気付けるようにしましょう。

猫の異常な呼吸の種類
  • 呼吸回数が多い
  • 肩で息をしている
  • 鼻の穴を大きく開いて呼吸をしている
  • 口を開けて呼吸している

上記のような呼吸をしていたら要注意なので、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

口を開けて口呼吸をしている時はかなり苦しい思いをしている危険な時で、呼吸回数が多く肩で息をしている時は口呼吸の一歩手前の状態です。

猫は普段鼻呼吸をする動物なので、口呼吸をしていると異常に気づきやすいですが、なるべくその前の状態の時に気付けるように普段が愛猫の様子は観察するように心がけましょう。

嘔吐下痢が激しい

猫は胸焼けをした時やグルーミングで毛玉を吐き出すときなどにも吐きますが、頻度や色で危険なサインを確認することができます。

吐瀉物の状態理由
毛玉グルーミングをした時に飲み込んだ毛が便で排泄できずに吐き出された時です。
毛球症の可能性があります。
黄色の液体黄色い液体は胆汁で、空腹時間が長いと胃液と混ざって吐いてしまうことが多いです。
ストレスなどで逆流している可能性もあります。
透明の液体・白い泡透明の液体は空腹が原因の可能性が高いです。
また、異物を誤飲した場合に唾液が過剰に出て白い泡が出ることもあります。
茶色の吐瀉物ドロドロの状態だったら、フードが消化できずに出てきてしまった可能性が高いです。
吐糞臭がする時は危険度が高いので注意が必要です。
出血した血液が時間が経ってから嘔吐物と一緒に出てくる可能性もあります。
ピンク色の吐瀉物口の中・食道・胃・腸から出血している可能性が高いです。
出血性胃腸炎や十二指腸炎の場合もあります。
血が混ざっている胃腸や肺などの呼吸器のトラブルが考えられます。
鮮やかな赤黒い血液の場合は、消化器官内の腫瘍破裂や心臓性肺水腫などの重篤なケースが多いです。
虫がいる寄生虫感染による消化器疾患の可能性が高いです。

下痢も嘔吐と同じように、頻度や色で危険な状態かを確認しましょう。

下痢の色理由
黄土色黄土色は基本的に通常の便の色味ですが、普段より濃い・薄い場合は異常ありのサインです。
ジアルジアやトリコモナスなどの原虫に感染している可能性があります。
緑色緑色の野菜を大量に食べた時以外は、胃腸障害があり消化ができていない可能性があります。
また、寄生虫や腸内に細菌が張り付いており、感染している時も緑色になります。
白・灰色胆のう障害や胆石症・急性肝炎・膵炎などを発症していて、膵臓や胆管などに問題のある可能性が高いです。
赤色大腸・肛門から出血している可能性があります。
粘液が付着している場合は、大腸性下痢症・潰瘍性腸炎・直腸がん・肛門のう破裂などが考えられます。
黒色口・鼻・胃・小腸などから出血し、直腸にいたるまでの間に赤血球が分解されて黒くなっている可能性が高いです。
また、感染症や食道などの炎症・胃や腸の異常・異物の誤飲で黒くなることもあります。

また、ほとんど水のような軟便やゼリー状の粘液が含まれる便をした時も身体に異常がある状態です。

1〜2回の嘔吐下痢は元気な時にも見られますが、何度も繰り返し異常な嘔吐下痢を繰り返す場合は早急に動物病院へ連れて行きましょう。

連れていく際は、可能なら愛猫が吐いた吐瀉物、便を持っていくと原因の特定がしやすいのでおすすめです。

体温がいつもより高い

猫を触った時にいつもより温かい気がしたら熱が出ている可能性が高いです。

猫用の体温計で肛門に3cmほど入れると計ることができます。

耳用の体温計もあり、短時間で測ることができますが計るのにコツがいるため正確に測りづらいので、日頃から使う練習をしておくのがおすすめです。

発熱の原因は色々ありますが、命に関わる可能性もあるので気付いたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

フラフラしている

猫が歩く時にふらついている時は、頭蓋内を含めた神経的な異常や重度の貧血などが考えられます。

ウイルス感染の可能性も高く脳炎・髄膜炎の可能性や、心臓病・肝臓病・腎臓病を患っており症状が出ている可能性も高いです。

歩き方が変わるのでわかりやすいので、気付いたらすぐに動物病院へ連れていくことをおすすめします。

猫が元気ない時にチェックするポイント

愛猫が元気がないなと感じた時は、普段の様子と変化がないかをチェックしましょう。

いつもと違う様子にいち早く気付くためには、普段から愛猫の生活状態を把握しておく必要があります。

チェックするべきポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

食欲と食事量の変化

  • 食事量が減った
  • いつもの時間に餌を欲しがらない
  • 餌を見ても駆け寄ってこない
  • 餌を食べる素振りはするが減っていない

排泄の状態と回数の変化

  • 水のような下痢をしている
  • 便秘が続いている
  • 便の回数が多すぎる
  • 排泄しない
  • 便の色がいつもと違う
  • 尿の色がいつもと違う

活動量と睡眠時間

  • 動きたがらない
  • オモチャで誘っても遊ばない
  • 睡眠時間が多い
  • ベットから動こうとしない

体温の変化

  • 体温が高い

呼吸の様子と異常な呼吸音の有無

  • 呼吸の回数が早い
  • 咳をしている
  • 口を開けて呼吸をしている
  • 呼吸するたびにヒューヒューと言う

チェック項目に当てはまる様子が見られる場合は、身体に異常が起きているサインです。

早期発見・早期治療開始ができるように、異常に気付いたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

まとめ

今回は猫が元気のない時に考えられる原因や病気、病院に連れていくタイミングについて解説しました。

元気がないのは身体に異常があるサインなので、見逃さずに早急な対応を心がけましょう。

他にも症状がある場合は、より危険度が高いので動物病院へ連れて行き、専門の獣医に診てもらうのが望ましいです。

愛猫のいつもと違う様子にすぐに気付いてあげられるように、日頃からコミュニケーションをよく取って常に健康状態を気にするようにしましょう。

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