【獣医師監修】おすすめの爪とぎ器10選!家と家具の対策にぴったり

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はじめに

猫が爪とぎをするわけ1

猫を飼う上で避けて通れないのが、爪の管理です。

家具や壁を傷つける前に、本能をみたすための適切な爪とぎを見つけることは、飼い主にとって大きな課題となります。

しかし、爪とぎはいろいろな種類が販売されており、どれが本当に効果的で猫にとって魅力的なものか判断することはとても難しいことです。

この記事では獣医師監修のもと、家と家具を守りつつ、猫が喜ぶおすすめの爪とぎ10選をご紹介します。

猫が爪とぎをする理由って何?

猫が爪とぎをするわけ2

猫が爪とぎをする行為は、単なる遊びやストレス解消だけではなく、たくさんの意味が存在します。爪とぎという本能的な行動は、猫の健康を維持するために欠かせないものです。

爪とぎをすることによって爪の健康を保ちつつ、安心感も得られています。

寝起きなどの気分を変えたいときにもする当たり前の行為です。

猫が爪とぎを必要とし当たり前にする理由を飼い主はしっかり理解し、適切な爪とぎの環境を整えてあげる必要があります。

マーキング

猫が爪とぎをする理由の一つは、マーキングです。マーキングは縄張りを主張する行為の一つとされています。

猫の肉球がある足裏には、匂いがでる「臭腺」があり、爪とぎをすることによってその匂いを特定の場所に付着させて縄張りを主張します。

また、爪を立てることで目に見える痕跡を残し、他の動物に対して「自分の場所だ」との縄張りを見せつけることにつながっています。

匂いも痕跡も猫にとっては縄張りの大切な主張や飼い主へのアピールポイントです。

できるだけ伸びをして高い場所で爪をとぎ、自分が大きく強いとのアピールをしています。

ストレスが溜まっている

猫がストレスを感じると、爪とぎをしてその不安を解消させようとします。

この行動は、猫にとって心を落ち着かせるための大切な行動で、ストレスを解消するために必要なことです。

特に生活環境が変わったり、他のペットが家族に仲間入りしたり、退屈したりといったストレスの原因がある時、猫は爪とぎをして緊張を和らげ、平常心を取り戻そうとします。

爪とぎは、猫が感じるストレスや不安を取り除く大切な行為であり、精神的な安定を得るためにとても大切です。

飼い主はこれをしっかり理解し、猫が今までになく爪とぎをしているときには、普段からストレスの原因になっているものはないかと、環境を見直す必要があるといえるでしょう。

爪のお手入れ

猫が爪とぎをする理由の中には、お手入れをしている可能性が考えられます。

猫にとってするどい爪を維持することは大切なことです。爪とぎをして古い爪の外層をはがし、新しい鋭い爪を出します。

狩りをする猫は、爪とぎをすることによって、爪が伸びすぎることを防いだり、狩りをする際に獲物を仕留めたり自分を守る手段として、常に爪を最適な状態に保つために必要とされてきました。

家の中で飼われている猫であっても、狩りをする本能が残っている猫は、このメンテナンスを大切とします。

特に若い猫はこまめに爪とぎを行います。

猫が爪研ぎをすることは、身体的な健康維持にとって重要な習慣です。

爪が引っかかりやすい場所でも安全に動けるように、爪のケアは大切です。

飼い主はこの本能的な行動を理解して、爪とぎをしてほしくないところではやらないよう、猫のために爪とぎがしやすい環境を整えてあげることが大切です。

【しつけ】爪とぎ場所以外で爪とぎをしないように

猫が爪とぎをするわけ3

爪とぎをする理由を理解している飼い主は、爪とぎをしてもいい場所以外で爪とぎをする姿を見てしまうと心配になるものです。

しかし、猫にとって爪とぎは自然な行動であり、これを完全に止めることはできません。

大切なことは、猫が適切な場所で爪とぎをするように誘導することです。

実際爪とぎは、止めさせるのではなく「してもいい場所だけ」でするように飼い主が導いてあげることが基本です。

そのため子猫の頃に爪とぎをする動作を始めたら、すぐに爪とぎを用意してあげる必要があります。

しかし、用意していても適切な場所以外でいてしまうこともあるのが現実です。

以下、猫が適切な場所以外で爪とぎをした時どのようにすればいいか、しないようにするためにはどのようなことをすればいいかを紹介します。

その場でダメと伝えて移動させる

猫が家具や壁など、不適切な場所で爪とぎを始めたら、すぐに「ダメ」と優しくはっきり伝える必要があります。

猫に、その行動がいけないことだと理解させるためにはすぐに行動することが大切となってきます。

言葉をかけた後、猫を優しく確実に爪とぎが許されている場所に移動させ、覚えさせましょう。

これを繰り返すことにより、爪とぎをしてもいい場所を少しずつ理解してくれます。

ここで大切となってくることは、絶対に怒鳴ったり叩いたりしないことです。

怒鳴ったり叩いたりすることは、猫に恐怖心を抱かせます。

そのため、信頼関係を損ねる原因になったり、怖いという思いばかりが残ってしまうことになり、爪とぎの場所が悪かったのだと理解できない可能性があるからです。

大切な家具や壁などを傷つけられ、大きな声で怒りたい気持ちはわかりますが、それをグッとおさえ、飼い主は冷静な対応を心がける必要があります。

定期的な爪切り

定期的な爪切りは、猫が不適切な場所で爪とぎする行為を減らす役割があります。

猫の爪が長くなりすぎると不快感を感じ、その不快を解消するためにどこでも爪とぎをしようとしてしまいます。

爪切りをして、爪を適切な長さに保つことで、その行動を軽減できます。

しかし、爪切りをする行為は猫にとってストレスの原因となるものです。

子猫の頃から定期的にスキンシップをとりつつ爪切りをすることで、少しでも爪切りという行為に慣れさせてあげる必要があります。

爪切りを定期的に行うことで、猫の爪の健康を保ちつつ、大切な家具や壁へのダメージを減らすことにつながります。

予防グッズを使用する

猫が不適切な場所での爪とぎをしないようにするためには、予防グッズの活用も効果的です。

猫の本能に訴え、家具や壁を保護するためのさまざまなアイテムが販売されています。

これらのグッズをうまく活用し、猫が爪とぎをする場所を自然と制限してみましょう。

はがせるタイプ猫の爪とぎ防止シート

猫が爪とぎをするわけ4

半透明の傷や汚れを防止できるシートです。

半透明なので貼った境目も目立たず、見た目も悪くなりません。

猫が爪とぎをしてしまう前に貼っておくことをおすすめします。

ヒッカキノン100

猫が爪とぎをするわけ5

爪とぎ防止用のスプレーも販売されています。

猫の嫌いな臭いがついているスプレーなので、爪とぎをしてほしくない場所にあらかじめスプレーしておくと良いでしょう。

ソファーカバー 犬猫対策

猫が爪とぎをするわけ6

爪とぎを防止するために、大切なソファーにカバーをかけることも有効的な手段の一つです。

ソファー全体を覆うことによって、大切なソファーに爪とぎをされたとしてもソファーを守ることに役立ちます。

カバーも色々な種類や色があり、各家庭のインテリアにマッチしたものが選べることでしょう。

猫にとって爪とぎ器は必要不可欠|爪とぎ器の選び方!

猫が爪とぎをするわけ7

猫を飼う際には、爪とぎの準備が必要不可欠です。

猫は本能的に爪とぎをする動物であり、爪とぎを与えなければ、家具や壁が傷つく原因となります。

爪とぎを選ぶ際は、猫のサイズや好み、活動レベルに合わせてどのようなものを与えればいいか考えてあげましょう。

一般的に、縦型と横型の爪とぎがあり、縦型は立って爪とぎを好む猫に向いています。

一方横型は、地面に寝転がりながら使うのを好む猫に適しています。

また色々な形のものが販売されており、インテリアとしても楽しめるものを見つけることも可能です。

そのほか、素材にも注目してみましょう。

ダンボール製品は比較的安く購入でき、猫が音を楽しめるといわれています。

麻製品は少し値段は高くなりますが、その分耐久性に優れています。

爪とぎを置く場所も大切で、猫がよくくつろいでいる場所や、通り道に置くことで、爪とぎを自然に使うように促せます。

おしゃれな爪とぎ器10選!

猫にとって爪とぎは必要不可欠です。常に部屋に置いておくものとしては部屋のインテリアにマッチしたおしゃれなものを選びたいと考えてしまうことでしょう。

機能性も優れてなおかつおしゃれな爪とぎを10選ご紹介します。

各家庭に合った、猫も飼い主も喜ぶものを見つけていきましょう。

猫のくつろぎつめとぎ 森の切り株

猫が爪とぎをするわけ8

カラーが2種類あり、どんな部屋にも馴染みやすいデザインで爪とぎだけでなく愛猫のくつろぎスペースにもなる優れものです。

ナチュラルでマットな木目のプリントも人気のポイントとなっています。

内側が全てダンボールでできており、側面と底面全てで爪が研げる仕様となっていることも猫にとっては嬉しいポイントです。

内側に爪をとぐ場所がついていることでダンボールのクズで部屋が汚れる心配がありません。

ダンボールの表面がボロボロになって爪の引っ掛かりがなくなってきたら交換時期です。

デカゴン グレージュケース付き

猫が爪とぎをするわけ9

ダンボール製品で出来ていて、爪とぎ部分を交換できるこの商品はインテリアにもマッチするとてもスタイリッシュなデザインです。

ケースに猫じゃらしを差す穴もついており、猫が楽しく遊べる工夫もされています。

爪とぎ部分に中紐が入り、ほどけにくい工夫もされていて飼い主にも優しい構造となっています。

猫用爪とぎポールタワー サボテン型 Mサイズ

猫が爪とぎをするわけ10

サボテン型の爪とぎです。

麻紐のポールなので、猫が思う存分ガリガリしても丈夫で長持ちしてくれます。

圧迫感もなく、サボテンの緑の色合いがまるで植物を置いているかのように、インテリアとして馴染みやすいと人気です。

角は丸くなっているので、ぶつかっても安心安全です。

SUV車段ボール猫スクラッチ

猫が爪とぎをするわけ11

なんとも可愛らしい車型の爪とぎです。

段ボールで作られていますが、丈夫な構造で猫が乗っても転倒を防ぎます。

小さな猫なら中に入ったり上に乗ったりしてくつろぐことができます。

スクエアつめとぎ ねこづくし

猫が爪とぎをするわけ12

シンプルでとても使いやすいスクエア型です。

大人しく可愛らしいデザインはインテリアともよく馴染みます。スクエア型なので、部屋の隅やゲージの中でも置きやすいデザインとなっています。

ダンボールの断面は、とぎくずが出にくい素材を使用しているので飼い主も安心です。

つめとぎ しまネコロング

猫が爪とぎをするわけ13

猫の形をしている立体的なかわいい爪とぎです。

従来のものより高さが低くなり、尻尾の部分が長くなりました。

段ボールの断面でしっかりガリガリ爪とぎができ、とぎくずが出にくい素材を使用していることもおすすめできるポイントです。

ねこの暮らし お花と戯れるねこちゃんが可愛いひまわりの爪とぎ

猫が爪とぎをするわけ14

なんとも可愛いひまわり型の爪とぎタワーです。

可愛いひまわりの形をしていて猫の興味を引いてくれます。取り付け方も簡単で、購入してすぐに使用できます。

ひまわりに向かって手を伸ばしている姿を想像するだけで可愛いこと間違いない爪とぎです。

飛び出すつめとぎ ねこづくし

猫が爪とぎをするわけ15

12面全てで爪がとげるスクエア型の爪とぎです。

たくさんの猫の絵が書かれた可愛らしいデザインで、表と裏、違うデザインが楽しめます。

とぎくずが出にくい素材は飼い主さんに人気です。

猫爪とぎポール にんじん改良型

猫が爪とぎをするわけ16

人参型の爪とぎはなんとも可愛らしい見た目です。

ここで猫が爪をとぐ姿は、まるで本物の人参にもたれかかっているように見えます。

力学原理に基づいて設計された安定したデザインを採用しており、丈夫で揺れにくく猫が思い切り突っ張った時にも倒れる心配はいりません。

サイザル麻とフリース布が原料として作られているため、長時間使用しても丈夫で長持ちしてくれます。

小型なのでキャットタワーよりも場所をとらず邪魔にならないこともおすすめです。

猫の爪とぎ きのこ型 天然サイザル麻紐 爪とぎポール

猫が爪とぎをするわけ17

きのこのような可愛い形の爪とぎです。

爪とぎだけでなく部屋の飾りとしても使えます。

きのこ全体に紐が巻いてありどこからでも爪とぎ可能です。

紐は天然サイザル麻で作られているため、丈夫で長持ちしてくれます。

コンパクトサイズなのでどこにでもおくことができるのがおすすめポイントです。

まとめ

猫が爪とぎをするわけ18

この記事では獣医師監修のもと、猫の健康と幸せを考えつつ、家具や家を守るおすすめの爪とぎ10選をご紹介しました。

猫が爪とぎをする理由から、適切な場所での爪とぎを促す方法もご理解いただけたかと思います。爪とぎをする行為は、猫にとっては本能なので止めることはできません。

猫が健康的に生活するために飼い主は必ず爪とぎを用意し、安心して爪とぎができる環境を整えてあげなくてはいけません。

そして、適切な場所以外で爪とぎをしてほしくないのならば、そのための対策は必要となってきます。

これらの情報をもとに、愛猫が快適に過ごし、家具や壁を保護する最適な爪とぎを見つけられれば幸いです。猫も飼い主も満足できる選択をしていきましょう。

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