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- はじめに
- ペットホテルとは?
- ペットホテルはどこにある?
- ペットホテルの相場
- ペットホテルの選び方ポイント
- 第一種動物取扱業の登録と動物取扱責任者の設置を確認
- 預けられる猫の条件が合っているか
- 猫が過ごす環境をチェック
- セキュリティがしっかりしているか
- スタッフは24時間常駐しているか
- 体調が悪くなった時のサポート体制
- ペットホテルに持っていくと良いもの
- まとめ
はじめに
ペットホテルは旅行や帰省をする時に猫を預けられる便利なサービスです。
使ってみたいと考える一方で、料金相場が気になる方は多いと思います。
ただ、猫を預ける場合はペットホテルの料金だけで決めてはいけません。
様々な観点からペットホテルをチェックし、愛猫にあったペットホテルを選ぶ必要があるのです。
今回は、猫のペットホテルについて詳しく紹介します。
料金相場だけでなく、ペットホテルの選び方や持っていくべきものを紹介しているので、ペットホテルを検討している方はぜひ参考にしてください。
ペットホテルとは?
ペットホテルは、飼い主が旅行や出張などで自宅を離れる際に、犬や猫などを安心して預けられる施設です。
一般的には、犬と猫の両方を受け入れるペットホテルがありますが、猫を対象とした施設も増えています。
ペットホテルでは、専門のスタッフが丁寧にケアし、快適な環境でペットを預かってくれるのが特徴的です。
個別のケージや部屋が用意されており、猫がストレスを感じずに過ごせるように工夫されています。
また、猫用のトイレや快適な寝床が整えられ、食事も飼い主からの指示通りに提供可能です。
さらに、ペットホテルでは猫たちが楽しめるアクティビティを用意している場合もあります。
このように、ペットホテルでは自宅と同じような環境で猫を預けられるのです。
ペットホテルはどこにある?
次に、ペットホテルはどこにあるかを紹介します。
- ペットホテル専門店
- 動物病院
- ペットショップ
- トリミングサロン
それぞれの特徴を紹介するので、愛猫がどのペットホテルに合っているかチェックしましょう。
ペットホテル専門店
まず、ペットホテル専門店で飼い主は猫を預けられます。
ペットホテルは、都市圏にみられる場合が多いです。
また、ペットホテル専門店はペットの宿泊に特化した施設なので、他のペットホテルとは異なります。
具体的には、犬や猫などのペットを預かるための設備やサービス、スタッフが豊富です。
ペットホテル専門店は、オンラインで予約ができる場合が多く、ペットの種類やサービス内容によって様々なプランが用意されているので、愛猫にあったプランを選択しましょう。
動物病院に併設
次に、ペットホテルは動物病院に併設されている場合もあります。
動物病院と併設されているペットホテルは、獣医師などの専門スタッフが常駐しているので安心です。
飼い主は猫が健康上の問題を抱えている場合でも、適切な治療を受けられます。
具体的には、ペットホテルが動物病院に併設していると、ホテル滞在中に健康チェックや予防接種の更新、必要に応じた医療処置などを行える場合があるのです。
ただ、動物病院に併設しているペットホテルは、夜間に人が不在な場合もあるので注意しましょう。
ペットショップ
3つ目に、ペットホテルはペットショップに併設しているケースがあります。
ペットショップの場合、ペットを飼育している施設内にペットホテルのエリアが設けられている場合が多いです。
ペットショップでは、購入や譲渡したペットの一時的な預かりや宿泊ができます。
一方で、ペットショップは主にペット用品の販売や動物の販売を行っているため、専門的なサービスがない場合もあるので注意しましょう。
ペットショップは、飼い主はペットの宿泊予約やサービスの利用を簡単にできます。
トリミングサロン
最後に、ペットホテルはトリミングサロンに併設されている場合があります。
トリミングサロンにペットホテルがある場合、ペットを預ける期間中にトリミングの依頼が可能です。
そして、飼い主はトリミングサロンに預けて戻った際、清潔で整った状態の愛猫を迎えられます。
また、専門のトリマーがペットの毛並みや爪の手入れ、耳掃除などを行うと、猫にとっても非常に快適です。
さらに、行き慣れたトリミングサロンであれば、猫は不安が少ない状態で過ごせます。
トリミングを合わせて行いたい場合は、トリミングサロンに併設されたペットホテルを検討しましょう。
ペットホテルの相場
次に、ペットホテルの相場を紹介します。
あらかじめ、ペットホテルの相場をチェックして、実際に選ぶ時に参考にしましょう。
料金は立地やサービスなどで違う
ペットホテルの料金は、立地や提供されるサービスの内容によって大きく異なります。
例えば、都市部や観光地などの交通の便が良い場所にあるペットホテルは、一般に料金が高めに設定されているのです。
交通の便がいい場所のペットホテルは、需要が高く施設の維持費や賃料が高くなっています。
一方で、地方の田舎や人口の少ない地域にあるペットホテルは、料金が比較的低めに設定される傾向が強いです。
また、ペットホテルの料金は提供されるサービスによっても変わります。
一般的なペットホテルでは基本的な宿泊と食事が提供されますが、他のサービスを受ける場合は追加で料金がかかるのです。
例えば、個別のケージや部屋・デイケア・トリミング・散歩サービスなどに追加料金が発生します。
また、獣医師やトリマーが常駐しているペットホテルは、料金が他の施設よりも高めの場合が多いです。
このように、ペットホテルの相場は立地や提供されるサービスの質・種類によって大きく変動します。
そのため、飼い主は料金だけでなく提供されるサービスの内容や品質もチェックしましょう。
料金の相場
ペットホテルの料金相場は、一般的に1泊3,000円から6,000円程度です。
また、一時預かりの場合は1,500円程度の料金がかかります。
ただ、先述の通り立地や提供されるサービスによってこの範囲は変動するのです。
そのため、飼い主は同じ地域のペットホテルを比較して、サービスなどによるおおよそのペットホテルの相場を確認しましょう。
ペットホテルの選び方ポイント
次に、猫のペットホテルの選び方のポイントを紹介します。
- 第一種動物取扱業の登録と動物取引責任者の設置を確認
- 預けられる猫の条件が合っているか
- 猫が過ごす環境をチェック
- セキュリティがしっかりしているか
- スタッフは24時間常駐しているか
- 体調が悪くなった時のサポート体制
それぞれ具体的に紹介するので、選ぶ際はポイントを押さえたペットホテルに預けましょう。
第一種動物取扱業の登録と動物取扱責任者の設置を確認
まず、ペットホテルを選ぶ際に重要なポイントは、法令に基づいて適切に営業しているかどうかです。
具体的には、第一種動物取扱業の登録と動物取扱責任者の設置がされているかをチェックしてください。
第一種動物取扱業は、動物を預かる施設や販売する業者などが行う業務であり、適切な管理が求められます。
また、動物取扱責任者の設置も重要です。
動物取扱責任者は、施設内で動物の健康管理やケアを担当する資格を持った人物であり、常に施設内に常駐している必要があります。
ペットホテルを選ぶ際には、施設が法令を遵守し適切な管理が行われているかを確認しましょう。
預けられる猫の条件が合っているか
次に、ペットホテルを選ぶ際に重要なポイントは、預けられる猫の条件が合っているかどうかです。
まず、猫の年齢や健康状態がペットホテルの受け入れ条件に合っているかを確認しましょう。
一部のペットホテルでは、高齢の猫や持病を持つ猫・妊娠中の猫の受け入れが制限されている場合があります。
受け入れる条件はペットホテルによって異なるので、年齢や健康状態から預けられる猫の条件を事前にチェックしましょう。
猫が過ごす環境をチェック
3つ目に、ペットホテルを選ぶ際には猫が過ごす環境を十分にチェックしましょう。
ペットホテルの環境はそれぞれ全く異なるので、愛猫が環境に合わない場合もあります。
そのため、ペットホテルのページなどで詳しくチェックしたり、実際にペットホテルを訪れたりして確認しましょう。
今回は、チェックするべきポイントを具体的に紹介するのでぜひ参考にしてください。
ケージで過ごす
まず、猫がペットホテルでケージで過ごす場合、ケージが清潔であるか確認しましょう。
具体的には、ケージの床や寝床、トイレなどが定期的に清掃されているかが重要です。
清潔な環境だと猫の健康を維持できるので、安心して預けられます。
また、ケージが適切なサイズであることが重要です。
猫が自由に動き回り、ストレスなく過ごせる十分なスペースが確保されているかを確認してください。
狭いケージでは猫が不快に感じる場合があります。
個室で過ごす
次に、猫がペットホテルで個室で過ごす場合も同様に、個室が清潔であるか確認しましょう。
また、ケージ内には猫がリラックスできる場所や遊び道具が提供されているかも重要です。
高い場所や隠れるスペース、おもちゃなどが用意されていると、猫がストレスを軽減し、安心して過ごすことができます。
さらに、個室が静かで穏やかな環境であるかも重要です。
外部の騒音や他の動物のストレスが猫に影響を与えないように、個室が適切に設計されているかを確認しましょう。
一緒に遊んでもらえるサービスも
3つ目に、ペットホテルに一緒に遊んでもらえるサービスがあるかどうかも重要です。
ペットホテルによっては、猫がストレスを解消し、運動不足にならないように、スタッフが猫と一緒に遊んでくれるサービスを提供している場合があります。
サービスを利用すると、猫が孤独を感じずに楽しく過ごせるのです。
そのため、ペットホテルが猫と遊ぶ時間を確保しているか、どの程度の頻度で行われているかを確認しましょう。
できれば愛猫が過ごす場所を見学しておく
ペットホテルで過ごす環境をチェックする際は、できれば愛猫が実際に過ごす場所を見学しておくのが重要です。
見学によって、猫が宿泊する部屋やケージがどのような環境であるかを直接確認できます。
宿泊場所の広さや清潔さ、快適さを見て、愛猫がストレスなく過ごせるかをチェックしてください。
また、見学の中で施設の対応や方針を直接聞けるのでそのペットホテルが信頼できるかわかります。
時間があって訪問できる距離であれば、ぜひ事前にペットホテルを見学しましょう。
見守りカメラがあるところも
最後に、ペットホテルに見守りカメラが設置されているかどうかも重要なポイントです。
見守りカメラがあると、飼い主はいつでも自宅や外出先から愛猫の様子を確認できます。
また、見守りカメラはペットホテルのスタッフがいつもペットの安全さと快適さを監視している証拠です。
愛猫の様子をいつでも確認したい場合は、見守りカメラのあるペットホテルを選びましょう。
セキュリティがしっかりしているか
ペットホテルを選ぶ際には、セキュリティがしっかりしているか確認するのも重要です。
まず、ペットホテル内のセキュリティ対策が適切に行われているかを確認しましょう。
具体的には、ペットホテルの周辺には適切なフェンスや門が設置され、外部からの侵入を防ぐ対策がされていることが重要です。
また、セキュリティが徹底されたペットホテルでは、セキュリティカメラが設置されており、24時間監視されています。
さらに、猫が安全に過ごせるように、施設内のケージや部屋が適切に保護されているかを確認しましょう。
ケージや部屋の扉がしっかりと閉まっており、猫が逃げ出したり他の動物と接触したりするケースがないように対策されているかを確認します。
他にも緊急時の対応も重要であり、火災や地震などの緊急時に備えた対策が整っているか、スタッフが適切に訓練されているかを確認しましょう。
ペットホテルのセキュリティが万全かを確認すると、愛猫を安心して預けられるのです。
スタッフは24時間常駐しているか
スタッフが24時間常駐しているかどうかも、ペットホテルを選ぶ際の重要なポイントです。
24時間体制でスタッフが常駐していると、緊急時や夜間にもペットに対応できます。
また、常駐スタッフがいると愛猫の健康状態や安全を常に監視し、必要なケアや対応を行うことも可能です。
例えば、食事や医療処置、トイレの清掃など、日常的なケアを適切なタイミングで行えます。
ペットホテルを選ぶ際には、スタッフが24時間常駐しているかどうかを確認し、愛猫が安全かつ快適に滞在できる環境を選ぶのが大切です。
体調が悪くなった時のサポート体制
最後に、愛猫の体調が悪くなった時のサポート体制があるかもペットサロンを選ぶ際に重要なポイントです。
まず、ペットホテルが獣医師と提携しているかどうかを確認しましょう。
獣医師との提携がある場合、愛猫が体調不良になった際にすぐに適切な医療ケアを受けられます。
もしくはペットホテルに獣医師が常駐しているか、または至急治療を受けられる体制が整っているかを確認しましょう。
次に、スタッフが愛猫の健康状態を常に監視しているかどうかを確認します。
愛猫の様子や食欲、排泄状況などが適切にチェックされ、体調が崩れた際に早めに気づけるかどうかが重要です。
このように、愛猫の体調が崩れた際には、適切なサポート体制が整っているペットホテルを選びましょう。
ペットホテルに持っていくと良いもの
次に、ペットホテルに持っていくと良いものを紹介します。
- お気に入りのおもちゃ
- 飼い主の匂いがついているもの
- 使用済みの猫砂
- 普段食べているキャットフード
それぞれ具体的に紹介しますので、ペットホテルに持って行けるように準備しましょう。
お気に入りのおもちゃ
まず、愛猫をペットホテルに預ける際、お気に入りのおもちゃを持っていけると良いです。
お気に入りのおもちゃは、愛猫が新しい環境で安心感を得るのに役立ちます。
馴染みのあるおもちゃがあれば、愛猫は自宅のような安心した気持ちで過ごせるのです。
また、おもちゃを使って遊ぶとストレスを軽減し、愛猫の心身の健康をサポートできます。
ただし、ペットホテルに持参するおもちゃは小さすぎないように気をつけましょう。
小さなおもちゃは誤飲のリスクがありますので、安全性を考慮して選ぶのが重要です。
飼い主の匂いがついているもの
次に、ペットホテルに持っていくと良いものは飼い主の匂いがついたアイテムです。
飼い主の匂いがついたアイテムがあると、愛猫が新しい環境の不安を解消できます。
例えば、飼い主の着用したTシャツやタオル、布団の一部など、日常的に愛猫が馴染みのあるものを持参することが効果的です。
これらのアイテムには、飼い主の香りが付着しているため、愛猫は自宅の匂いを感じられます。
また、飼い主の匂いがついたアイテムは、愛猫が安心して眠るのにも役立つのです。
使用済みの猫砂
3つ目にペットホテルに持っていくと良いものは使用済みの猫砂です。
使用済みの猫砂で、愛猫は自分の馴染んだ匂いを感じ、新しい環境にすぐに慣れることができます。
猫は環境の変化に敏感であり、特にトイレの匂いは自分のテリトリーを示すために重要です。
使用済みの猫砂を持っていくと、愛猫はペットホテルでも自分のトイレの場所として認識しやすくなります。
さらに、使用済みの猫砂を持参すると、愛猫のトイレの習慣を維持しやすいです。
新しい猫砂に慣れるまでの間、愛猫がトイレを我慢せず安心して排泄できます。
普段食べているキャットフード
最後に、ペットホテルに持っていくとよいものは普段食べているキャットフードです。
愛猫が普段食べているキャットフードを持っていくと、食事の変化によるストレスを軽減できます。
新しい環境では、食事が変わると愛猫が不安を感じる場合がありますが、愛猫が慣れ親しんだキャットフードを与えると安心できるのです。
また、普段食べているキャットフードで愛猫が摂取する栄養が変わらないので、健康を維持しやすくなります。
まとめ
猫のペットホテルは専門店や動物病院・ペットショップ・トリミングサロンにあり、飼い主がいない間でも、食事や排泄のケアをしてくれる施設です。
料金相場は地域やサービスによって異なりますが、1泊あたり3,000円〜6,000円ほどで利用できます。
ペットホテルを選ぶ際は、第一種動物取扱業の登録と動物取扱責任者の設置があるか確認し、愛猫が預けられる条件か確認しましょう。
また、できれば愛猫が過ごす環境を見学し、サポート体制が万全でストレスなく安心できる環境かチェックしてください。
また、猫が安心して過ごせるように、お気に入りのおもちゃや飼い主の匂いがついているもの・使用済みの猫砂・普段食べているキャットフードなどを持参すると良いです。
ペットホテルを様々な側面からチェックしたり自分にできる準備を行ったりして、愛猫が少しでもストレスを感じないように努めましょう。